JPH0413579Y2 - - Google Patents

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JPH0413579Y2
JPH0413579Y2 JP1984039711U JP3971184U JPH0413579Y2 JP H0413579 Y2 JPH0413579 Y2 JP H0413579Y2 JP 1984039711 U JP1984039711 U JP 1984039711U JP 3971184 U JP3971184 U JP 3971184U JP H0413579 Y2 JPH0413579 Y2 JP H0413579Y2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/05Compression system with heat exchange between particular parts of the system
    • F25B2400/052Compression system with heat exchange between particular parts of the system between the capillary tube and another part of the refrigeration cycle

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  • Temperature-Responsive Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、冷凍冷房装置に用いられる膨張弁の
感温筒の取付構造に関する。
(従来技術の問題点) 従来周知の圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器か
らなる冷凍サイクルを形成する冷凍冷房装置にお
いて、自動車用冷房装置等のように、冷房負荷の
変動または自動車エンジンによつて駆動される圧
縮機の回転数の変動が激しい冷房装置では、冷房
装置を効率よく作動させるために、温度作動式の
膨張弁を採用している。この温度作動式の膨張弁
は、蒸発器出口付近の冷媒配管に取付けられ、こ
の部分の冷媒温度を検出する感温筒を有してお
り、蒸発器から出る冷媒の飽和蒸気と過熱蒸発と
の温度差(過熱度)が一定になるように冷媒流量
を制御している。
この場合、従来の感温筒は熱伝導率の大きい黄
銅等の金属製であり、蒸発器の出口側冷媒配管に
直接接触させて取付けられているため、冷媒配管
内の冷媒温度(圧力)が若干変動するだけで、感
温筒はその温度(圧力)変化に敏感に反応して膨
張弁の感度を頻繁に変化せしめ、ついには膨張弁
のハンチング現象を引き起こすという問題があつ
た。
そこで、膨張弁の安定した動作を得るために、
感温筒に伝熱抵抗となる樹脂製チユーブを被覆し
たものが知られている。
しかし、単に樹脂製チユーブを被覆するだけで
は、感温筒の温度感知が鈍くなり過ぎてしまい、
冷凍サイクルの過渡時、例えば冷媒圧縮器の起動
時の冷媒温度の急激な低下に追従できなくなり、
膨張弁の作動遅れ等が生じ、冷房装置の効率よい
作動が阻害されるという問題が生じてしまう。
(考案の目的) そこで、本考案は熱伝導率の小さい熱伝達遅延
部材と、熱伝導率の大きい熱伝達促進部材とを介
して感温筒を蒸発器出口側の冷媒配管に熱伝達可
能に取付けることにより、冷房負荷の変動に対し
て良好な膨張弁の作動が得られるようにすること
を目的とする。
(実施例) 以下本考案を図に示す実施例によつて説明す
る。
従来周知のように、例えばカーエアコンや冷凍
車では蒸気圧縮式冷凍方式が採用されている。こ
の冷凍方式は冷媒ガスを高温高圧に圧縮する圧縮
機と、圧縮器によつて圧縮された冷媒を液化する
凝縮器と、液化した冷媒を急激に膨張させ低温低
圧の霧状冷媒にする膨張弁と、霧状冷媒を蒸発さ
せることにより、周囲空気を冷却する蒸発器とか
らなる冷凍サイクルを循環させることにより冷
房、冷凍を行なうものである。
この場合、上気膨張弁は、例えば冷房負荷の変
動が大きいカーエアコン等では温度作動式の膨張
弁を使用している。この温度作動式膨張弁10は
第1図に示すように、蒸発器20の出口側の冷媒
配管21に接触させられ、冷媒温度を検出する感
温筒30を具備しており、感温筒30内に封入さ
れているフロンガスをキヤピラリーチユーブ31
によつて膨張弁10の作動室11内に導き、ダイ
ヤフラム12を作動させるようにしている。ダイ
ヤフラム12には、冷媒流量を調節するニードル
弁13が接続されており、このニードル弁13
は、弁を閉じる方向に付勢されたスプリング14
によつて押圧されている。
なお、第1図において、10aは膨張弁の冷媒
入口を示し、10bは冷媒出口を示し、20aは
蒸発器20の飽和蒸気部分を示し、20bは過熱
蒸気部分を示している。
この第1図において、 pf:感温筒30内のガス圧力 ps:スプリング14の押圧力 pe:蒸発器20内の蒸発圧力 とすると、作動中の冷房装置の蒸発圧力が安定
しているときには、 pf=pe+ps が成り立ち、ニードル弁13はその時の開度で静
止しており、冷媒の流量は一定保たれるようにな
つている。
ここで、冷房負荷が大きくなると(蒸発器の吸
入空気温度が高くなる)、冷媒は早く蒸発し、蒸
発器20出口における冷媒の温度が高くなる。従
つて、感温筒30内の温度および圧力が高くな
り、ダイヤフラム12は下方に押される。このダ
イヤフラム12の変位はニードル弁13の開度を
大きくして蒸発器20に流入する冷媒の量を多く
する。
また、反対に冷房負荷が小さくなると、過熱蒸
気部分20bの長さが短くなり、感温筒30内の
圧力が低下し、ニードル弁13の開度は小さくな
る。
次に、上記感温筒30の取付構造について詳細
に説明する。
第2図および第3図は、感温筒30の取付構造
の第1実施例を示し、蒸発器20の出口側配管2
1には、感温筒30を取付けるための円弧状凹部
21aが形成されている。感温筒30は、第2図
および第3図に示す如く、良好で均一な熱伝導が
得られるように銅等の熱伝導率の高い金属をコイ
ル状に成形したものであり、感温筒30は、厚さ
が30μ〜100μ程度で熱伝導率が小さく、熱収縮性
の樹脂チユーブ3によつて包まれている。この樹
脂チユーブ3は、周方向では全周に渡り、長手方
向では全長に渡つて感温筒30を包みこんでお
り、冷媒配管21の熱が感温筒30に伝達するの
を遅延させる熱伝達遅延部材としての働きを有す
る。この樹脂チユーブ3の外側は、厚さ0.05〜
0.5mm程度で、アルミニウム等の熱伝導率の高い
熱伝達促進部材として働く金属箔テープ4で覆わ
れており、樹脂チユーブ3と金属箔テープ4は接
着剤によつて密着されている。第2,3図中、符
号5はステンレス等の金属製のクランプであり、
樹脂チユーブ3及び金属箔テープ4で包まれた感
温筒30を冷媒配管21の凹部21aに弾性力に
よつて密着固定している。符号6は例えばポリウ
レタンよりなる断熱材でその内面6aに接着材が
付いており、冷媒配管21、およびクランプ5に
よつて冷媒配管21に取付けられた感温筒30を
包みこんで周囲から断熱している。
なお、上述第1実施例では金属箔テープ4は周
方向では、全周にわたり、また長手方向では、全
長にわたつて感温筒30を包み込んでいるが、周
方向では、冷媒配管21の凹部21aに接触して
いれば、1/3周から全周、また長手方向では1/2か
ら全長を包み込んでもよい。
本実施例は上記の構成からよくわかるように冷
媒配管21及び金属箔テープ4は、ともに熱伝導
性に優れた金属であるため、この両者間の熱伝達
は、冷媒配管21と金属箔4の接触面積の大小に
よらず、良好に行なわれる。また、金属箔テープ
4と感温筒30の熱伝達は、金属箔テープ4の全
周より、熱抵抗となる熱収縮性樹脂チユーブ3を
介して感温筒2へ行なわれる。
このことにより、冷媒配管21と金属箔テープ
4の接触面積の影響、つまり両者の形状の影響を
受けず、冷媒配管21より感温筒30への適度の
熱伝達性能が得られる。
また、本実施例によれば、樹脂チユーブ3およ
び金属箔テープ4は本実施に耐え得る充分な厚
み、強度を有しており、しかも2重構造であるた
め、どちらかが何らかの原因によつて万一破れる
ようなことがあつても感温筒30が冷媒配管21
に直接接触する恐れがないため、品質管理上極め
て大きな信頼性が得られるという特徴を有してい
る。
次に感温筒30の取付構造の第2実施例につい
て説明する。
本実施例は、第4図および第5図に示すように
前記実施例の金属箔テープ4の代わりに、熱伝導
性の優れた、例えばアルミ粉配合の接着剤7を冷
媒配管21と熱収縮性樹脂チユーブ3の間に介在
させ、前記実施例と同様の効果を得るものであ
る。また、接着剤7は、冷媒配管21と熱収縮性
樹脂チユーブ3の間〓を埋める役割をはたすもの
であり、カーボンを配合したゴム等の熱先導性の
優れた弾性材でもよい。
次に、感温筒30の取付構造の第3実施例につ
いて説明する。
本実施例は、第6図および第7図に示すように
第1,2の実施例の熱収縮性樹脂チユーブ3は使
用せず、冷媒配管21と感温筒30の間に適度な
熱伝導率を有するシート材8を介在させるもので
ある。シート材8としては、具体的には、厚さ3
〜10μ程度の熱伝導率の低い薄肉ポリエステルフ
イルムを熱を加えながら、熱伝導率の高い金属箔
に厚着した2層成形のシート材が適用できる。ま
たシート材8は、片面に接着材をつけ、これを冷
媒配管21又は、感温筒30に貼り付け固定する
と感温筒30の冷媒配管21への組付作業が良く
なる。
また、シート材8をチユーブ材に形成すれば、
より均一な熱伝達性が得られる。
以上の実施例では、冷媒配管21に接触する金
属箔テープ4、シート材8の金属箔部分は、接触
面の形状の影響を受けないため、冷媒配管21の
凹部21aの形状は、本実施例のものに限らず
種々の変形が可能である。
なお、第3の実施例においてシート材8は、熱
伝導率の異なる2種の材料を2層成形する他に適
度の熱伝導率を有する薄肉ポリエステルフイル
ム、またはシリコンゴムシートをそれ単体で感温
筒30を被覆するようにしてもよい。
(考案の効果) 以上述べたように本考案によれば、蒸発器の出
口付近の冷媒配管内の冷媒温度は、冷媒配管の円
弧状凹部により良好に熱伝達促進部材に速やかに
伝達された後、熱抵抗となる熱伝達遅延部材によ
つて感温筒に伝達されるようになつているため、
冷媒配管から感温筒への適度の熱伝達特性が得ら
れ、従つて膨張弁は冷房負荷によつて蒸発器出口
付近の冷媒温度が変化しても、常に安定した動作
が得られるという効果がある。
また、感温筒、熱伝達遅延部材及び熱伝達促進
部材を断熱材によつて覆つており、感温筒、熱伝
達遅延部材及び熱伝達促進部材は外部からの温度
の影響を受けず冷媒配管内の冷媒温度のみによつ
て反応するため、さらに安定した動作が得られる
という効果がある。
しかも、膨張弁の作動が安定しているため、冷
房装置も常に良好な冷房感を提供でき、製品の信
頼性が向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は全て本考案の実施例を示し、第1図は、
本考案の膨張弁の作動原理を説明する原理図、第
2図は、感温筒の取付構造の第1実施例を示す断
面図、第3図は第2図の−断面図、第4図は
感温筒の取付構造の第2実施例を示す断面図、第
5図は第4図の−断面図、第6図は感温筒の
取付構造の第3実施例を示す断面図、第7図は第
6図の−断面図である。 3……樹脂チユーブ(熱伝達遅延部材)、4…
…金属箔テープ(熱伝達促進部材)、5……クラ
ンプ、6……断熱材、7……熱伝達接着剤、8…
…2層成形シート剤、10……膨張弁、21……
冷媒配管、30……感温筒。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 冷凍サイクルを構成する冷媒蒸発器の出口側配
    管上の円弧状凹部に配設され、前記冷媒蒸発器の
    出口側配管の冷媒温度を検出する熱伝動率の高い
    コイル状の感温筒を有し、この感温筒の検出する
    冷媒温度に応じて弁の開度を調整し、前記蒸発器
    内にて冷媒を膨張せしめるように構成された膨張
    弁において、 前記感温筒の外周囲を覆うように設けられ、前
    記蒸発器の出口側配管の冷媒からの前記感温筒へ
    の熱伝達を遅延させる熱伝達遅延部材と、 この熱伝達遅延部材の外周囲を覆うとともに、
    前記蒸発器の出口側配管の円弧状凹部に面接触す
    るように設けられ、前記蒸発器の出口側配管の冷
    媒からの前記熱伝達遅延部材への熱伝達を促進さ
    せる熱伝達促進部材と、 前記感温筒、前記熱伝達遅延部材、前記熱伝達
    促進部材、及び前記出口側配管を覆うとともに、
    外部からの熱を遮断する断熱材と、 を備えることを特徴とする冷凍装置の膨張弁。
JP3971184U 1984-03-19 1984-03-19 冷凍装置の膨張弁 Granted JPS60151064U (ja)

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JPS60151064U JPS60151064U (ja) 1985-10-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017053516A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 ジョンソンコントロールズ ヒタチ エア コンディショニング テクノロジー(ホンコン)リミテッド 冷凍サイクル装置の熱交換器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57154569A (en) * 1981-03-17 1982-09-24 Saginomiya Seisakusho Inc Expansion valve

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JPS57154569A (en) * 1981-03-17 1982-09-24 Saginomiya Seisakusho Inc Expansion valve

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