JPH04135478A - 生酒の濾過法 - Google Patents

生酒の濾過法

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JPH04135478A
JPH04135478A JP2417315A JP41731590A JPH04135478A JP H04135478 A JPH04135478 A JP H04135478A JP 2417315 A JP2417315 A JP 2417315A JP 41731590 A JP41731590 A JP 41731590A JP H04135478 A JPH04135478 A JP H04135478A
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hollow fiber
fiber membrane
sake
filtration
membrane
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JP2417315A
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Osamu Kusudo
楠戸 修
Yoshito Hamamoto
浜本 義人
Shunichiro Horio
堀尾 俊一郎
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【000月 【産業上の利用分野】 本発明は生酒の濾過法に関する。 [0002]
【従来の技術】
従来より生酒の濾過法としてはケイソウ上、木綿等によ
り濾過する方法がありまた限外濾過膜による濾過も提案
されている。 [0003]
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらケイソウ上、木綿による方法では、濾過分
画性、すなわち微小成分の濾過が十分でなく、さらに使
用後の廃棄処分もやりにくく大きな問題になっている。 また「日本醗酵下学会」昭和51年秋期大会の要旨集第
47頁に記載されているような限外濾過膜による方法は
分画性は大きく改善されるカミ処理すべき酒を循環する
ため、酒の変質が懸念される上に大量の残液が生ずるた
めに、その処理も問題となる。 また実用上の点から、装置、運転経費などが大きく望ま
しくない。 [0004]
【課題を解決するための手段】
本発明はこれらの欠点を改良したもので、生酒を平均孔
径0.01〜0.2μの微細多孔質中空繊維膜により濾
過することを特徴とする生酒の濾過法である。 [0005] 本発明によれば分画性(微小成分の除去性)はケイソウ
上、木綿に比してはるかにすぐれ、はぼ限外濾過膜と精
密濾過膜の境界領域に相当するものであり、さらに濾過
された酒の液性は良好である。また濾過方式は全濾過ま
たは循環式で行うことができ、全濾過方式では循環液が
まったく不要となるため、設備、運転経費の大巾な軽減
ができるし、循環式においても限外濾過膜に比して透過
液量が大きいため、諸経費の軽減が可能である。さらに
予想外な効果として孔径0,01〜0.2μの微細多孔
質中空繊維膜により濾過することにより、酒の「てり」
と呼ばれる液性が改善されたことがあげられる。「てり
」とは単なる透明性とは異なり、液に光をあてた時に液
の発する光沢をいうものであり、清酒においては望まし
い液性のひとつとされている。従来のケイソウ上、限外
濾過膜による酒濾過では「てり」の発生は不十分である
。 [0006] 本発明においては微細多孔質中空繊維膜で濾過した生酒
に蛋白質の凝集処理剤を加え、次にこれを平均孔径0.
01〜0.2μの微細多孔質中空繊維膜により再濾過す
る方法も含まれる。 この2段濾過法によれば、生酒に蛋白質の凝集処理剤を
加えた後、静置する必要がないので、静置のための大容
量のタンクを必要としない。 さらにまた本発明においてはこのような微細多孔質中空
繊維膜により濾過して得た酒に割水して所望のアルコー
ル濃度(15〜17%)に調整したのち、さらに平均孔
径0.01〜0.2μの微細多孔質中空繊維膜により再
濾過する方法も含まれるものである。 [0007] さらに本発明の方法によれば平均孔径0.01〜0.2
μの微細多孔質中空繊維を用いることにより、濾過効果
の点、とくに除菌性の点で従来方法にくらべはるかに優
れており、また中空繊維膜の孔径は生酒の濾過として使
用した分子量190000 (約0.005μに相当)
以下の物質を除去する従来の限外濾過膜のような極めて
微細なものではなく、ある程度の大きさを有しているの
で、中空繊維膜の孔が目詰まりして濾過能力がおちた場
合でも、濾液逆洗などにより濾過能力を再生させること
ができる。そのために中空繊維膜の寿命が長く6ケ月〜
2年間の取替えが不要である。また中空繊維膜を薬液に
より洗浄することが可能なため、濾液逆洗なとでは完全
には除去しえなかったSS分も完全に除去して膜再生を
行なうとともに、原液側及び濾過液側を間けつ的に殺菌
できるので、微生物汚染の問題はない。 [0008] 本発明で用いる中空繊維膜の平均孔径は0.01〜0.
2μであることが必須であり、0.01μ未満では目詰
まりがしやすく、またフラックスが低下し、精製能率は
著しく悪くなる。また0、2μ を超えるものではSS
分および菌の除去を完全に行なうことができない。フラ
ックスを低下させず、しかもSS分および菌の除去をよ
り完全に行なうには平均孔径0.02〜0. 2  μ
のものが好ましい。なおここにいう平均孔径とはコロイ
ダルシリカ、エマルジョン、ラテックスなど粒子径既知
の各種基準物質を中空繊維膜で濾過した際その90%が
排除される基準物質の粒子径をいう。また孔径は均一で
あることが好ましい。 [0009] 中空繊維膜としては酢酸セルローズ系、ポリアクリロニ
トリル系、ポリメタクリル酸エステル系、ポリアミド系
、ポリエステル系、ポリビニルアルコール系、エチレン
−ビニルアルゴール共重合体系、ポリオレフィン系、ポ
リスルホン系などの素材を通常の紡糸方法(湿式法、乾
式法、乾−湿式法、溶融法など)によりあげられる。 [0010] ここで系とは30モル%、場合によっては20モル%未
満の他の素材を共重合したもの、あるいは30重量%、
場合によっては20重量%未満の他の素材をブレンドし
たものを含むことを意味する。このうちとくにポリビニ
ルアルコール系の中空繊維膜が、広範囲のpH領域にわ
たって安定であることなどの理由により好ましく、さら
に濾過工程の濾過温度を高温にすれば処理速度が高まる
ため50〜90℃の熱水に耐える中空繊維膜であれば一
層望ましい。 [0011] この理由によりポリビニルアルコール系の中空繊維膜の
中でも特開昭52−21420号、同54−11738
0号などに記載されているような耐熱性がありしかも機
械的特性の優れた、たとえばグルタルアルデヒドのよう
な多価アルデヒトによる架橋化ポリビニルアルコール系
中空繊維、あるいはホルムアルデヒドのようなモノアル
デヒドとグルタルアルデヒドのような多価アルデヒドに
よる架橋化ポリビニルアルコール系中空繊維が効果的で
ある。 [0012] また中空繊維膜の外径は200〜3000μ、好ましく
は500〜2000μ、膜厚は50〜500μ、好まし
くは100〜400μである。さらに本発明においては
中空繊維膜はモジュール化されて、濾過工程において使
用される。 モジュールの型としては多数本(数十〜数十万本)の中
空繊維膜を束ねてモジュール内でU字型にしたもの、あ
るいは中空繊維束の一端を適当なシール材により一括封
止したもの、または一端を適当なシール材により中空繊
維膜を一本一本フリー状態で封止したものあるいは中空
繊維膜の両端を開口したものなどがある。 このなかでも一端をフリー状態で封止したものが好まし
い。また酒は中空横腹の内側(内圧式)あるいは外側(
外圧式)のいずれかに流すことによって濾過されるカミ
なかんずく外圧全濾過式が最適である。 [0013] また生酒を濾過して得られた酒の脱色等のために酒に加
える蛋白質の凝集処理剤とは通常用いられている活性炭
、かきしぶ、ゼラチン、ゼオライトなどである。その添
加量もたとえば活性炭の場合、通常用いられている量0
.5〜2.0g/l (清酒)である。 本発明においてはこれらの蛋白質の凝集剤を酒に加えた
のちそのまま静置させずに直ちに多孔質中空繊維膜によ
り濾過するのカミ合理化の点から最良であるが、多少の
静置時間を置くのは差し支えないし、また場合によって
は充分静置したのち、その上澄液のみを多孔質中空繊維
膜により濾過することもできる。 このようにして濾過された酒に割水し、所望のアルコー
ル濃度(1゛5〜17%)にしたのち、再び平均孔径0
.01〜0.2μの微細多孔質中空繊維膜により濾過す
ることがあるが、この場合第一段目の濾過に使用する多
孔質中空繊維膜と同じものを使用することもできるし、
また異なった多孔質中空繊維膜を使用してもよい。 このようにして得られた酒はビン詰工程へ送られて製品
となる。 [0014] また本発明においては中空繊維膜による濾過工程を濾液
により逆洗して中空繊維膜に付着した88分などを除去
することができる。また中空繊維膜による濾過工程後、
あるいは逆洗工程後に、中空繊維膜を薬液洗浄して中空
繊維膜に付着した有機物および/または無機物などを除
去することもできる。ここで薬液洗浄とは付着した有機
物および/または無機物を除去するために苛性ソーダで
処理する方法、あるいは付着した金属類を除去するため
に酸(塩酸、硫酸などの無機酸、あるいは蟻酸、修酸、
クエン酸、コハク酸、スルファミン酸などの有機酸:好
ましくは塩酸)で処理する方法、あるいは苛性ソーダで
処理し、次いで酸で処理する方法または酸で処理し、次
で苛性ソーダで処理する方法などである。とくに50〜
90℃の熱アルカリ液で膜を再生することはきわめて有
効である。また中空繊維膜による濾過工程を水洗するこ
とももちろん可能である。 [0015] これらの濾液による逆洗、薬液洗浄あるいは水洗などの
洗浄はシーケンスコントロールなどにより適宜性なうこ
とができる。たとえば濾液による逆洗を複数回行なった
あとで、必要ならば水洗も1ないし複数回行ない、薬液
洗浄を1回行なうという一連の洗浄工程をシーケンスコ
ントロールにより連続的に繰り返し、それによって中空
繊維膜による濾過工程と濾過ラインの洗浄工程とを交互
に繰り返しながら長期間安定的に運転することができる
。また濾過工程と逆洗工程をシーケンスコントロールで
連続的に繰り返し、目詰まりが多くなった所で手動で薬
洗する、いわゆるセレクトスイッチ方式で長期間安定的
に運転することもできる。 [0016]
【実施例】
次に実施例により本発明をさらに説明する。
【実施例1】 生酒に活性炭粉末0.8g/l  (清酒)およびかき
しぶ0.7ml/l  (清酒)を加え、10分間攪拌
し、それをそのままグルタルアルデヒドおよびホルムア
ルデヒドにより架橋化して得られた、耐熱性ポリビニル
アルコール系中空繊維膜(平均孔径0.04μ、均一微
細構造、外径800μ、内径400μ)を用いたモジュ
ール(中空糸束の一端をフリー状態で封止したもので、
外圧式モジュール)により濾過した。 濾過条件および結果を表1に示す。 [0017]
【比較例1】 生酒に活性炭粉末0.8g/lおよびかきしぶ0.7m
l/1  (清酒)を加え、−日装置し、上澄液をケイ
ソウ上により濾過した。 濾過条件および結果を表1に示す。 [0018]
【表1】 [0019]
【発明の効果】
以上のように本発明は生酒を平均孔径0.01〜0.2
μを有する微細多孔質中空繊維膜で濾過することにより
、濾過能力や、細菌、酵母類の除去に優れるだけでなく
、酒の品質、特に「てり」を大巾に改善することができ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生酒を平均孔径0.01〜0.2μの微細
    多孔質中空繊維膜により濾過することを特徴とする生酒
    の濾過法。
JP41731590A 1990-12-28 1990-12-28 生酒の濾過法 Expired - Lifetime JPH0655124B2 (ja)

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JPH04135478A true JPH04135478A (ja) 1992-05-08
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2352652A (en) * 1999-08-06 2001-02-07 Fsm Technologies Ltd Pre-treating hollow fibre membranes for micro-organism detection

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2352652A (en) * 1999-08-06 2001-02-07 Fsm Technologies Ltd Pre-treating hollow fibre membranes for micro-organism detection

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JPH0655124B2 (ja) 1994-07-27

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