JPH04134438U - 破砕機のごみ巻き込み防止装置 - Google Patents

破砕機のごみ巻き込み防止装置

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JPH04134438U
JPH04134438U JP3993091U JP3993091U JPH04134438U JP H04134438 U JPH04134438 U JP H04134438U JP 3993091 U JP3993091 U JP 3993091U JP 3993091 U JP3993091 U JP 3993091U JP H04134438 U JPH04134438 U JP H04134438U
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JP
Japan
Prior art keywords
screw
crushed
housing
screws
entrainment prevention
Prior art date
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Pending
Application number
JP3993091U
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English (en)
Inventor
新平 犬飼
善弘 林
克博 江頭
浩一 岡本
Original Assignee
新明和工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ごみ巻き込み防止部材によりスクリューの一端
部とハウジングの側壁との隙間に入り込もうとする被破
砕物を除去し、スクリューの円滑な作動を図る。 【構成】スクリュー3の少なくとも送り方向始端となる
一端の円周部にハウジング2の側壁と摺接するごみ巻き
込み防止部材35が設けられてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複数本のスクリューを備えた破砕機において、スクリューの端部と ハウジングの側壁との間にできた隙間にごみが巻き込まれるのを防止するごみ巻 き込み防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上部に投入口が形成されるとともに底部に排出口が形成されたハウジン グ内に、例えば2本のスクリューを同一水平面上に平行に隣接して軸支し、これ らスクリューを上記投入口から投入した被破砕物を内側へ巻き込む方向に且つ送 り方向が同方向となるように駆動させるように構成された破砕機が提供されてお り、投入口から投入した被破砕物をこれらスクリューで破砕して排出口から排出 していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の破砕機では、スクリューの端部とハウジングの側壁 との間にできた隙間に紙類やひも状の固形物が巻き込んでスクリューの回転能力 を低下させるという不具合があり、この場合には、破砕作業を中断し、巻き込ん だごみを除去する必要があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の破砕機のごみ巻き込み防止装置は、上部に投入口が形成されるととも に底部に排出口が形成されたハウジング内に、複数本のスクリューが平行に隣接 して軸支された破砕機において、前記スクリューの少なくとも送り方向始端とな る一端の円周部に前記ハウジングの側壁と摺接するごみ巻き込み防止部材が設け られたものである。
【0005】
【作用】 スクリューの一端円周部に前記ハウジングの側壁と摺接するごみ巻き込み防止 部材を設け、このごみ巻き込み防止部材をスクリューの回転とともにハウジング の側壁に摺接させながら回転させることで、スクリューの一端部とハウジングの 側壁との隙間に入り込もうとする被破砕物を除去する。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。なお、本例では2軸スク リュー式の破砕機を例に採って説明する。
【0007】 図1は、本考案に係る破砕機の全体構成を示している。
【0008】 同図において2は、破砕機1のハウジングで、ハウジング2の上部は投入口2 1として開口されている。ハウジング2内には、2本のスクリュー3,3が同一 水平面上に平行に隣接して配設されている。これらスクリュー3,3の一端部に は、それぞれモータ33が連結されており、このモータ33により2本のスクリ ュー3,3が上記投入口21から投入した被破砕物を内側へ巻き込む方向に且つ 送り方向が相互に逆方向に回転駆動するように構成されている。そして、前記ハ ウジング2の底部22には前記スクリュー3,3により送られた被破砕物を排出 するための排出口23,23(図4参照)が形成されている。
【0009】 前記スクリュー3,3の送り方向始端となる一端の円周部にはごみ巻き込み防 止部材35が設けられている。
【0010】 ごみ巻き込み防止部材35は、図2に示すように、前記スクリュー3,3の一 端円周部に固設された取付部材36と、取付部材36に設けられ先端縁部がハウ ジング2の側壁に摺接する摺接部材37とから構成されている。
【0011】 摺接部材37は、例えばゴムなどの可撓性を有する板状のものが用いられてお り、スクリュー3の回転に伴ってハウジング2の側壁を摺接しながら回転するこ とでスクリュー3の一端部とハウジング2との隙間Sへの被破砕物の巻き込みを 防止する。
【0012】 また、前記2本のスクリュー3,3間の上方には、図3及び図4に示すように 、分配板4が設けられている。分配板4は、投入された被破砕物を各スクリュー 3、3側に分配するよう上端部が凸状41に形成されたもので、スクリュー3, 3と略平行に配設され、その長手方向の両端がハウジング2の内壁に固着されて いる。
【0013】 分配板4の底部には、長手方向の両側縁に固定刃51,51を有する上側カッ タ5が設けられている。上側カッタ5の各固定刃51,51は、その長手方向が 凹凸状に形成されており、各スクリュー3の刃31に近接して配置され、この固 定刃51,51と各スクリュー3の刃31とでここを通過する被破砕物を破砕す る。
【0014】 また、ハウジング2の両側壁には、図3及び図4に示すように、一側縁に固定 刃61を有する側方カッタ6がスクリュー3,3の軸方向と同方向に配設されて いる。側方カッタ6の固定刃61は、その長手方向が凹凸状に形成されており、 各スクリュー3の刃31に近接して配置され、この固定刃61,61と各スクリ ュー3の刃31とでここを通過する被破砕物を破砕する。
【0015】 さらに、ハウジング2の底部22の中央には、図3に示すように、両側縁に固 定刃71,71を有する下側カッタ7が取付部材8を介してスクリュー3,3の 軸方向と同方向に配設されている。下側カッタ7の固定刃71,71は、その長 手方向が凹凸状に形成されており、上記取付部材8によりスクリュー3,3間の 下方に且つ各スクリュー3の刃31に近接して配置され、この固定刃71,71 と各スクリュー3の刃31とでここを通過する被破砕物を破砕する。
【0016】 取付部材8は、下側カッタ7を所定の位置に配置するとともに、被破砕物がこ の部分(底部22の中央)に残留するのを防止している。
【0017】 また、ハウジング2の底部22には、図3及び図4に示すように、複数の分割 固定刃9が各スクリュー3の刃31に近接するよう突設されている。本例では、 分割固定刃9は、スクリュー3の回転方向に3分割されるとともに、この3分割 されたものがスクリュー3の送り方向に3列に配置されており、これら分割固定 刃9とスクリュー3の刃31とでここを通過する被破砕物を破砕する。なお、分 割固定刃9の数及び配設位置は本例に限定されるものでない。
【0018】 さらに、前記排出口23に対応するハウジング2の上部には、該排出口23と 略同じ大きさの傾斜板25(図3にのみ図示)が設けられている。傾斜板25は 投入した排出口23上方の被破砕物が破砕されずに直接排出口23から落下して しまうことを防止する。
【0019】 次に、このように構成された破砕機の動作について説明する。
【0020】 投入口21から投入された被破砕物は、分配板4により左右のスクリュー3, 3に分配される。そして、各スクリュー3,3が被破砕物を内側へ巻き込む方向 に回転していることにより、被破砕物が上側カッタ5の固定刃51,51とスク リュー3の刃31とでスクリュー3,3間に噛み込まない程度に粗く破砕されな がらスクリュー3,3間に入り、これらスクリュー3,3間で細かく破砕される 。
【0021】 ここで、被破砕物の投入時において、排出口23上方の傾斜板25上に落ちた 被破砕物は、この傾斜板25よりスクリュー3,3間に案内されて破砕されるこ とになり、排出口23の上方に投入された被破砕物が破砕されずに排出口23か ら直接排出されることを防止している。
【0022】 スクリュー3,3間で破砕された被破砕物は各スクリュー3の送り方向にそれ ぞれ送られ、各排出口23,23から排出される。
【0023】 このような被破砕物の破砕時において、スクリュー3,3間を通過した被破砕 物は、被破砕物の重量と各スクリュー3による下向きの回転力により下側カッタ 7に送られ、下側カッタ7の固定刃71,71と各スクリュー3の刃31とでさ らに破砕される。
【0024】 また、上記下側カッタ7の固定刃71と各スクリュー3の刃31とを通過した 被破砕物の一部は、各スクリュー3により各排出口23へ送られる途中の分割固 定刃9を通過する時にも、この分割固定刃9と各スクリュー3の刃31とでも破 砕される。
【0025】 さらに、前記分割固定刃9,9の間を各スクリュー3の回転力により上方に掻 揚げられた被破砕物は、側方カッタ6の固定刃61と各スクリュー3の刃31と の間でも破砕される。
【0026】 上述したように、上側カッタ5の固定刃51と各スクリュー3の刃31とで投 入された被破砕物を予め粗く破砕した後にスクリュー3,3間に送ることで、ス クリュー3,3間に投入された被破砕物が噛み込んでスクリュー3,3を停止さ せるという不具合を防止できるとともに、スクリュー3,3間での破砕や、各ス クリュー3と各カッタ5,6,7の固定刃51,61,71及び分割固定刃9と による破砕により被破砕物をより細かく破砕した状態で排出口23から排出する ことができる。
【0027】 ここで、上述した破砕機1による被破砕物の破砕時において、スクリュー3の 一端円周部に固設されたごみ巻き込み防止部材35は、スクリュー3の回転に伴 ってハウジング2の側壁を摺動しながら回転するため、このスクリュー3の一端 部とハウジング2との隙間Sに入り込もうとする被破砕物を除去することになり 、この隙間Sへの被破砕物の巻き込みを防止することができる。
【0028】 なお、本例では、2軸スクリュー式の破砕機1を例に採って説明したが、本考 案の破砕機は、2軸スクリュー式のものに限らず、スクリュー3,3間の下方に さらにスクリューを設けた3軸スクリュー式のものなど多軸スクリュー式のもの に適用することができる。
【0029】 また、本例では ごみ巻き込み防止部材35をスクリュー3,3の送り方向始 端となる一端にのみ設けたものを示したが、ごみ巻き込み防止部材35をスクリ ュー3,3の両端に設けても良い。
【0030】 このように構成された破砕機1は、例えばシュートなどを介して投入されるご み貯留装置の投入部に設けられ、この破砕機によりごみを破砕した後にごみ貯留 装置に貯留するものなどに適用される。
【0031】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案の破砕機のごみ巻き込み防止装置によれば、ごみ巻 き込み防止部材によりスクリューの一端部とハウジングの側壁との隙間に入り込 もうとする被破砕物を除去することができ、この隙間への被破砕物の巻き込みを 防止することができ、スクリューの円滑な作動を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る破砕機の全体構成を示す斜視図で
ある。
【図2】ごみ巻き込み防止部材及びその周辺部を示す拡
大の側面図である。
【図3】破砕機の断面図である。
【図4】スクリューを省略した破砕機の平面図である。
【符号の説明】
1 破砕機 2 ハウジング 21 投入口 23 排出口 3 スクリュー 35 ごみ巻き込み防止部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岡本 浩一 兵庫県西宮市田近野町6−107 新明和工 業株式会社開発技術本部内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に投入口が形成されるとともに底部
    に排出口が形成されたハウジング内に、複数本のスクリ
    ューが平行に隣接して軸支された破砕機において、前記
    スクリューの少なくとも送り方向始端となる一端の円周
    部に前記ハウジングの側壁と摺接するごみ巻き込み防止
    部材が設けられたことを特徴とする破砕機のごみ巻き込
    み防止装置。
JP3993091U 1991-05-30 1991-05-30 破砕機のごみ巻き込み防止装置 Pending JPH04134438U (ja)

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