JPH04134377U - ケース用施錠装置 - Google Patents

ケース用施錠装置

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JPH04134377U
JPH04134377U JP4889791U JP4889791U JPH04134377U JP H04134377 U JPH04134377 U JP H04134377U JP 4889791 U JP4889791 U JP 4889791U JP 4889791 U JP4889791 U JP 4889791U JP H04134377 U JPH04134377 U JP H04134377U
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cocking
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lock
locking
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真人 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下ケースに対して開閉自在に取付けた上ケー
スを安定した状態でロックでき、また、このロックを簡
単に外せるようにする。 【構成】 上ケース2の左右両側に板バネで造ったコッ
キングスプリング6,6を取付け、上ケース2を閉じる
と上ケース2の左右両側に設けた係止ピン1P,1Pが
上記のコッキングスプリング6,6に係合してロックす
るように構成すると共に、下ケース2に設けた錠KMに
キーKを差込んで回動すると、コッキングレバー5が横
移動して、コッキングレバー5の左右両側に設けたガイ
ド長孔5H,5Hのカム面5Hb,5Hbがコッキング
スプリング6,6を押し曲げて、係止ピン1P,1Pに
対する係合を解く。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、開閉自在に構成したケースカバーを閉じた状態にロックすることが できるケース用施錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的なケース用施錠装置は、上ケースを開閉自在に取付けた下ケース の前面中央部分にキーによって開閉作動される錠を取付けて、この錠の内側に取 付けた錠フック(コッキング)を上記のキーによって回動して上ケースに取付け た係止ピンに対して係脱させることにより、上ケースを閉じた状態に施錠したり 、或は、解錠できるように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、以上の如く構成した施錠装置は、上ケースの中央部分一ケ所を下ケー ス側にロックするように構成されているため、厚手の金属板を用いたり鋳物で一 体成形したような全体が丈夫に造られている小型ケースの施錠装置としては有効 であるが、例えばタイムレコーダとかタイムスタンプ、或は、その他の各種機器 用のケースの如く全体が大型で、而も、薄い金属板を用いたり樹脂で一体成形し たようなケースの施錠装置として使用した場合には、ロックしても上ケースにガ タツキとかユガミ等が生じて安定性が非常に悪く、直ぐに施錠の具合が悪くなっ たり壊れたりする問題があり、また、簡単にこじあけられてしまうと云った問題 もあった。
【0004】 従って本考案の技術的課題は、全体が大型で薄い金属板とか樹脂等を用いて造 られているケースの場合でも、上ケースにガタツキとかユガミ等を発生させるこ となく確りと安定した状態にロックすることができ、また、そのロックも簡単に 外すことができるように工夫したケース用施錠装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の技術的課題を解決するために本考案で講じた手段は以下の如くである。 上ケースを下ケース側に閉じると、上ケースに取付けた係止ピンが下ケースに 設けたコッキング(係止片)に係合して、上ケースを下ケース側に閉じた状態に ロックできるように構成したケース用施錠装置に於いて、 (1) 上記下ケースの内側にキー操作による錠ギヤの回転に従って左右に横移 動するコッキングレバーを取付け、また下ケースの内部両側には、上記の上ケー スを閉じると上ケースの両側に取付けた係止ピンに係合して閉じた状態を維持す る板バネ製のコッキングスプリングを取付けて、この両コッキングスプリングを 上記コッキングレバーの左右両端部に形成したガイド長孔内に挿通せしめると共 に、これ等両ガイド長孔の内側縁には、コッキングレバーを一方向に移動すると 各コッキングスプリングを係止ピンとの係合を外す方向に押し曲げるカム面を設 けること。 (2) コッキングスプリングの背面に、上ケースの閉動と共に降下して来る係 止ピンの回動通路上に向けて、該係止ピンによって押圧を受ける外側縁の部分を 下方に向けてテーパ状に広がる傾斜面としたロック片を突設すること。
【0006】
【作用】
上記の手段は以下の如く作用する。 上記(1)の要素は、下ケースの左右両側に設けたコッキングスプリングを 、同じく上ケースの左右両側に設けた係止ピンに係合させて上ケースを閉じた状 態にロックするため、この上ケースを左右2ケ所の部分で安定した状態に確りと ロックすることができるから、薄い金属板とか樹脂等を用いて大型に造ったケー スであっても、そのロック状態を安全に維持でき、また、このロック状態を解く 場合は、錠にキーを挿入して錠ギヤを回動すれば、コッキングレバーが移動して 両側のガイド長孔のカム面が両側のコッキングスプリングを押し曲げて両係止ピ ンとの係合を同時に解くため、1回の解錠操作によって左右2ケ所のロックを外 して外ケースの開放をワンタッチで簡単に行うことを可能にする。
【0007】 上記(2)の要素は、上ケースを閉じると係止ピンがロック片をテーパ状の 傾斜面に沿って押圧してコッキングスプリングを押し曲げるため、係止ピンの降 下、即ち、上ケースの閉動をコッキングスプリングに邪魔されずに円滑に進める ことができ、また、係止ピンの降下が進んでロック片に対する押圧が外れると、 コッキングスプリングがその弾性によって元の状態に戻ってロック片を係止ピン の上方に突出するため、このロック片が係止ピンを係止して上ケースの開放をロ ックすると共に、このロック片による係止ピンの係止は、前述したコッキングレ バーのガイド長孔に形成したカム面がコッキングスプリングを押し曲げることに よって外すことができるため、上ケースの開放をロック片に係合することなく円 滑に行うことを可能にする。 以上の如くであるから、上記の手段によって上述した技術的課題を解決して、 前記従来の技術の問題点を解消することができる。
【0008】
【実施例】
以下に、上述した本考案に係るケース用施錠装置の好適な実施例を添付した図 面と共に詳細に説明する。 図1は本考案に係るケース用施錠装置を実施したケースの使用例を示したもの であって、本考案を実施するケースが樹脂一体成形したタイムレコーダ用外函で ある場合は、下ケース2のヒンジ部3に開閉作動自在に取付けた上ケース1には 、例えばタイムカード用の差込口CPとか、その他タイムレコーダに必要な時刻 表示部やキー装置等が設けられ、下ケース2の内部には印字装置を始めとするタ イムレコーダの各種装置TMが取付けられて、使用時には上ケース1を下ケース 2側に閉じ、且つ、本考案の施錠装置でこれを閉じた状態にロックして使用する 仕組に成っている。
【0009】 また、図1と本考案の要部を拡大して示した図2に於いて、KMは下ケース2 の前面板2aの中央部に取付けた錠で、Kはこの錠KMの穴に差込んでロックを 解くためのキー(合鍵)を示し、このキーKを差込んで図面上時計回転方向に回 転すると、錠KMの回転部Kaが回転してこれに取付けた錠ギヤ4が同じく図面 上時計回転方向(図5参照)に回転するように構成されている。
【0010】 また、図1乃至図3に於いて2bは下ケース2の左右両側部に設けたアングル 部で、5はこれ等両側のアングル部2bに支持されて下ケース2の前面板2aの 内側に横方向に往復移動自在に取付けられたコッキングレバーであって、このコ ッキングレバー5の略中央部分には上述した錠ギヤ4に噛合するラック5aが形 成され、更に断面略コ字状に形成したその両端部5T,5Tの上面部分には、図 4の如く左右同一方向に傾斜するカム面5Hb,5Hbを設けたガイド長孔5H ,5Hが形成されている。
【0011】 上記ガイド長孔5Hの形状を更に詳しく図6並びに図7の記載に従って説明す ると、5Haは押圧面、5Hcは押圧解除面、5Hbはこれ等両面5Ha,5H cの間を結ぶ傾斜したカム面であって、これと同一形状のガイド長孔5Hがコッ キングレバー5の両先端部5T,5Tに形成されている。
【0012】 図2乃至図7に於いて、6は全体を板バネを用いて形成したコッキングスプリ ングであって、このコッキングスプリング6は直角に屈曲した上端取付片6aの 部分を、上記下ケース2の左右両側部に設けた各アングル部2bに固定した取付 台2cの天井面に固定し、且つ、その下端側を夫々上記コッキングレバー5の両 端部5T,5Tに形成したガイド長孔5H,5H内に挿通して、常時は図7の如 く真直ぐに垂下された状態でその背面を各ガイド長孔5H,5Hの押圧解除面5 Hcに接している。
【0013】 また、6b,6bは上記各コッキングスプリング6の下端側背面部の左右両側 に突設したロック片であって、このロック片6bの外側縁は下側に向って序々に テーパ状に広がる傾斜面に成っており、且つ、これ等のロック片6bは通常時に は上ケース1に取付けた係止ピン1Pの降下回動通路上に突出し、係止ピン1P が回動されて来るとこれに押されてコッキングスプリング6の全体を図2並びに 図6の状態に押し曲げ、係止ピン1Pの降下回動を可能にすると共に、係止ピン 1Pが図2に示した閉動位置に完全に降下してロック片6bに対する押圧が解か れると、コッキングスプリング6が弾性によって図7に示した真直ぐな状態に復 元して、ロック片6bの下端縁で係止ピン1Pを上から押えて上ケース1を閉動 状態、即ち、ロック状態に保持する仕組に成っている。
【0014】 上記コッキングスプリング6のロック片6bによる係止ピン1Pのロック状態 は、錠KMに図示の如くキーKを差込んで図面上時計回転方向に回動すれば、左 右のコッキングスプリング6,6が夫々図6の如く押し曲げられてロック片6b ,6bを係止ピン1Pの回動通路から後退するため、左右の係止ピン1Pに対す るロックが解かれて上ケース1の開放を可能にする。
【0015】 即ち、本考案では左右のコッキングスプリング6,6をコッキングレバー5の 両端面に形成したカム面5Hb付きのガイド長孔5H,5Hに挿通しているため 、キーKを回動して錠ギヤ4によってコッキングレバー5の全体を図面上矢印X の方向に移動すれば、各ガイド長孔5H,5Hのカム面5Hbとこれに続く押圧 面5Haによって各コッキングスプリング6が図6の如く押し曲げられるから、 各係止ピン1Pに対する各ロック片6bの係止を解いて上ケース1の開放(解錠 )を可能にすることができる。
【0016】 開放後はキーKを図面上反時計回転方向に逆回転すれば、コッキングレバー5 が図7の如く矢印Y方向に移動して押圧面5Haとカム面5Hbによるコッキン グスプリング6の押圧を解くから、コッキングスプリング6を元の真直ぐな状態 に戻して、再び係止ピン1Pの係合を可能にする。
【0017】
【考案の効果】
以上述べた次第で、本考案によれば上ケースを閉じるだけで両側の係止ピンが 各コッキングスプリングに係合してロック状態と成り、また、キーを錠に差込ん で回転すれば、コッキングレバーが移動してガイド長孔のカム面がコッキングス プリングを押し曲げて係止ピンとの係合を解くため、ロックが解かれて上ケース の開放を可能にすることができるものであるが、本考案では特に、コッキングス プリングと係止ピンを下ケースと上ケースの左右両側に設けて、上ケースを閉じ ることによってこれ等を同時にロックして施錠できるように構成したため、施錠 操作を極めて簡単に行うことができると共に、施錠をケースの両側で確りと行う ことができるため、薄い金属板を用いて成形したり、樹脂一体成形した大型ケー スの場合でも、上ケースにガタツキとかユガミ等を発生させることなく確実に閉 じた状態に保持して、優れた強度性と安全性を発揮できるものであって、キーの 回転操作によってコッキングレバーを移動して左右のロック部を同時に解錠でき る利便性を備える点と相俟って、特に、タイムレコーダを始めとする各種機器用 の樹脂一体成形ケースに実施して頗る実用性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るケース用施錠装置を実施したタイ
ムレコーダ用ケースの側面図である。
【図2】本考案の要部の構成を拡大して示した側面図で
ある。
【図3】本考案を備えたケースを底面側から見た一部破
断斜視図である。
【図4】本考案の平面図である。
【図5】本考案の要部を示した正面図である。
【図6】ロックを外した状態を示した本考案の要部斜視
図である。
【図7】ロックしている状態を示した本考案の要部斜視
図である。
【符号の説明】
1 上ケース 1P 係止ピン 2 下ケース K キー KM 錠 4 錠ギヤ 5 コッキングレバー 5H ガイド長孔 5Hb カム面 6 コッキングスプリング 6b ロック片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ケースを下ケース側に閉じると、上ケ
    ースに取付けた係止ピンが下ケースに設けたコッキング
    (係止片)に係合して、上ケースを下ケース側に閉じた
    状態にロックできるように構成したケース用施錠装置に
    於いて、上記下ケースの内側にキー操作による錠ギヤの
    回転に従って左右に横移動するコッキングレバーを取付
    け、また下ケースの内部両側には、上記の上ケースを閉
    じると上ケースの両側に取付けた係止ピンに係合して閉
    じた状態を維持する板バネ製のコッキングスプリングを
    取付けて、この両コッキングスプリングを上記コッキン
    グレバーの左右両端部に形成したガイド長孔内に挿通せ
    しめると共に、これ等両ガイド長孔の内側縁には、コッ
    キングレバーを一方向に移動すると各コッキングスプリ
    ングを係止ピンとの係合を外す方向に押し曲げるカム面
    を設けたことを特徴とするケース用施錠装置。
  2. 【請求項2】 コッキングスプリングの背面に、上ケー
    スの閉動と共に降下して来る係止ピンの回動通路上に向
    けて、該係止ピンによって押圧を受ける外側縁の部分を
    下方に向けてテーパ状に広がる傾斜面としたロック片を
    突設したことを特徴とする請求項1記載のケース用施錠
    装置。
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