JPH0413429Y2 - - Google Patents

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JPH0413429Y2
JPH0413429Y2 JP1985156520U JP15652085U JPH0413429Y2 JP H0413429 Y2 JPH0413429 Y2 JP H0413429Y2 JP 1985156520 U JP1985156520 U JP 1985156520U JP 15652085 U JP15652085 U JP 15652085U JP H0413429 Y2 JPH0413429 Y2 JP H0413429Y2
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air
chamber
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vent
oil
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば、ブレーキ等の機器類にエ
アコンプレツサによりエアを供給するエア供給経
路途中に配置されるエアタンク装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のエアタンク装置としては、第2
図に示されるようなものがある。このようなエア
タンク装置24は、エア供給システムにおけるエ
ア供給経路途中に配置されて使用されている。
一般に、エア供給システムについては、エアコ
ンプレツサ21からのエアは、エアパイプ22、
可撓性のあるエアホース23、次いでエアパイプ
22を順次に通つてエアタンク装置24に送り込
まれ、エアタンク装置24内でエアは水切りされ
た後に、エアパイプ28を通つて別のエアタンク
装置(図示省略)あるいはブレーキ等の機器類
(図示省略)に供給されているものである。
そして、エア供給システムにおいて、エアタン
ク装置24は、エアコンプレツサ21からのエア
を取り込む取入口26とエアをブレーキ等の機器
類に送り出す送出口30を備えている。エアタン
ク装置24の内部には通気口29を有する隔壁板
即ち水切り板25が配置されている。
エアタンク装置24内部は、水切り板25によ
つて2つの室即ち水分等の湿気を含む室即ちウエ
ツト室31と水切りされて乾燥した室即ちドライ
室32とに区画されている。これらの室31,3
2の底部には、それぞれドレインコツク27が設
けられている。なお、矢印Bはエア供給システム
においてエアの流れ方向を示すものである。
更に、別のこの種のエアタンク装置として、実
開昭56−76561号公報に開示されているものがあ
る。該公報に開示されたエアタンク装置、即ち、
車両用ブレーキエア系統の気液分離装置に関して
は、エアコンプレツサとブレーキ末端部に接続す
るサービスタンクとを結ぶエアライン中に、空気
導入口に逆止弁を備えたサプライタンクを介装し
てなるエア貯蔵システムに使用されるものであ
る。そして、気液分離装置はエアコンプレツサと
サプライタンクとを結ぶエアライン途中に介装し
ている。その気液分離装置は、一端が空気導入口
に接続し且つ他端がタンク本体内壁に対向するチ
ユーブをタンク本体内部に配設したものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、第2図に示した従来のエアタン
ク装置については、エアタンク装置24の内部に
水切り板25のみを設けた構造であるので、エア
コンプレツサ21におけるピストン用潤滑油がピ
ストンで押し上げられ、例えば、ミスト状態等に
なつてエアパイプ22を通つてエアタンク装置2
4内に流れ込む。
エアタンク装置24内に流れ込んだ潤滑油は、
ミスト状態等になつているために、水切り板25
が配置されているにもかかわらずに潤滑油等はエ
アと共に通気口29を通り抜けて、ブレーキ等に
おけるブレーキバルブ、リレーバルブ等の機器類
にまで流れ込み、潤滑油はそれら機器類のバル
ブ、ゴム等に対して膨潤等を発生させ、バルブ、
ゴム等が劣化して、それら機器類からエアの漏洩
等の不具合が発生する可能性があつた。
また、後者のものにおいても、気液分離装置及
びサプライタンクにはチユーブのみが設けられて
いるものであり、それらからエアが送り出される
時には、同様に、エアコンプレツサから押し上げ
られた潤滑油がミスト状態等になつてエアと混合
して一緒にそれらを通過してしまい、ブレーキ等
の機器類に達し、同様な不具合が発生する可能性
がある。
そこで、この考案の目的は、上記問題点を解決
することであり、エア供給システムに設けたエア
タンク装置内においてオイルトラツプ装置を内蔵
し、該オイルトラツプ装置の構造を上下方向に位
置を変えた通気口を備えた隔壁板で構成し、確実
にエアと混合した例えばミスト状態等の潤滑油、
水分等を完全に除去し、従来のものよりも純粋に
されたエアを送り出し、例えば、ブレーキ等の機
器類へ送り込むことができるエアタンク装置を提
供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記の問題点を解決し、上記目的
を達成するために、次のように構成されている。
即ち、この考案は、エアコンプレツサによりエア
を機器類に供給するエア供給経路途中に配置し且
つオイルトラツプ装置を内蔵したエアタンク装置
において、前記オイルトラツプ装置は、通気口を
有し且つ内部を上流側の室と下流側の室に区画す
る隔壁板、及び前記上流側の室内に位置して前記
隔壁板に固着され且つ前記通気口より下方に位置
する通気口と前記上流側の室への排出口とを有す
る前記上流側の室を更に区画する隔壁板を有する
エアタンク装置に関する。
〔作用〕
この考案によるエアタンク装置は、上記のよう
に構成されており、次のように作用する。エアコ
ンプレツサから送り出されたエアは、エアコンプ
レツサのピストンの潤滑油即ちオイル、水分等を
含んでいるが、この状態でエアタンク装置に送り
込まれる。エアタンク装置には、まずオイル等の
湿気を含んだ室即ちウエツト室にエアは入れら
れ、次いで、上流側に設けられた隔壁板の通気口
を通過する。この通気口において一部の水分及び
潤滑油即ちオイルは通過することができず、この
ウエツト室の底部に溜まる。
更に、エアは下流の隔壁室に設けられた通気口
を通過するが、この通気口は上流側のものよりも
上方に位置しているために、ミスト状態等のオイ
ル及び水分は上昇することができず、水滴状態に
なつて降下し、あるいは2枚の隔壁板によつて形
成されるオイル除去室の隔壁板の壁面に沿つて下
方に流下し、排出口からウエツト室の底部に溜ま
る。
エアは上方に位置する通気口まで上昇でき、上
昇したエアは下流側の隔壁板に設けられた通気口
を通つて水切りされた乾燥した室即ちドライ室に
入り、送出口からブレーキ等の機器類へと送り込
まれて、エア圧としての機能を果たす。
それ故に、下流に設けられた通気口を通過する
エアは完全にオイル即ち潤滑油及び水分等が除去
されており、極めて好ましい状態となつている。
言い換えると、この考案によるエアタンク装置
によれば、エアコンプレツサにより押し上げられ
た潤滑油、水分等と含むエアを、このエアタンク
装置を通すことによつて潤滑油、水分等を完全に
除去し、ブレーキ等の機器類へ純粋なエアのみを
送り出す作用を果たすことができる 〔実施例〕 以下、図面を参照して、この考案によるエアタ
ンク装置の一実施例を詳述する。第1図におい
て、このエアタンク装置が使用されているエア供
給システムが示されており、特にエアタンク装置
が全体的に符号4で示されている。エアタンク装
置4はエアコンプレツサ1とブレーキ等の機器類
(図示省略)との間に配置されている。第1図に
おいて、エア等の流体の流れ方向は矢印Aによつ
て示す。エアコンプレツサ1は、エアパイプ2及
び可撓性があるエアホース3によつてエアタンク
装置4に連絡されている。
エアタンク装置4の中には、オイルトラツプ装
置を構成する2枚の隔壁板即ちエアの流れの上流
側にオイルトラツプ板6及びその下流側に水切り
板5が配置されている。このオイルトラツプ板6
と水切り板5とによりエアタンク装置4内は3つ
の室に区切られている。
即ち、エアタンク装置4は、エアの流れの上流
側にウエツト室即ち湿気を含んだ室15、中間に
オイル除去室18及び下流側にドライ室即ち乾燥
した室16に区画されている。オイルトラツプ板
6には通気口11が設けられ、オイルトラツプ板
6の下部は曲げられて水切り板5に溶接(符号1
7で示す)等で固着されている。更に、オイルト
ラツプ板6の底部には排出口10が形成されてい
る。水切り板5には通気口9が設けられており、
この通気口9はオイルトラツプ板6の通気口11
よりも上方の位置に形成されている。更に、湿気
を含んだ室15及び乾燥した室16の底部にはド
レインコツク7がそれぞれ設けられている。
このように構成されているエア供給システムに
おいて、エアはエアコンプレツサ1により押し上
げられて、エアパイプ2、エアホース3及びエア
パイプ2を順次に矢印Aの方向に進んでエアタン
ク装置4のエアの取入口13からエアタンク装置
4へと送り込まれる。
エアコンプレツサ1によつてエアが押し上げら
れる際に、エアコンプレツサ1のピストンに使用
されている潤滑油即ちオイルも一緒に例えばミス
ト状態等になつてエアに混合して押し上げられ
る。更に、エアには水分等も含まれている。した
がつて、潤滑油、水分等を含んだ状態のエアがエ
アタンク装置4内に送り込まれることになる。
まず、エアタンク装置4の湿気を含んだ室15
に送り込まれたエアはオイルトラツプ板6に設け
られた通気口11を通つてオイル除去室18へと
流入する。この際に、潤滑油即ちオイル及び水分
の一部は通気口11を通過することができず室1
5の底部へと降下し、又はオイルトラツプ板6の
壁面に沿つて流下し、液体12となつて底部に溜
まる。オイル除去室18に流入したエアは通気口
11よりも上方の位置に形成されている水切り板
5の通気口9を通つて乾燥した室16へと送り込
まれる。
しかしながら、通気口11を通過したミスト状
態等になつた潤滑油、水分等は、重いために上方
に位置する通気口9を上昇又は押し上げられて通
過することができず、液体即ち水滴となつて降下
すると共に、オイルトラツプ板6及び水切り板5
により形成されたオイル除去室18の壁面に沿つ
て流下し、次いで、オイル除去室18の底部に設
けられた排出口10を矢印Cで示す方向に流下し
て室15の底部に液体12となつて溜まることに
なる。
それ故に、水切り板5の通気口9を通過して乾
燥した室16に入つたエアは完全に純粋に近いま
でになつており、オイル、水分等を含んでいない
状態になつている。
次いで、純粋な好ましい状態にされたエアは、
室16に設けられた送出口14からエアパイプ8
を通つて別のエアタンク装置、例えば、サービス
タンク、ブレーキ等の機器類へと送り込まれる。
エアタンク装置4の室15,16の底部に溜まつ
た水分、潤滑油等の液体12は、適宜に底部に設
けられたドレインコツク7よりエアタンク装置4
外に除去される。
〔考案の効果〕
この考案によるエアタンク装置は、上記のよう
に構成されているので、次のような効果を有す
る。即ち、エアコンプレツサから押し上げられた
エアは、たとえ潤滑油あるいは水分等を含んでい
たとしても、このエアタンク装置をエアが通過す
ることによつて、該エアタンク装置内に設けられ
たオイルトラツプ装置即ちオイルトラツプ板及び
水切り板の作用で完全にオイル即ち潤滑油、水分
等は捕獲されて除去され、純粋なエアにされるこ
とになる。
したがつて、エアは、不純物を含んでいない好
ましい状態となつてブレーキ等の機器類へ送り込
まれるので、それらの機器類の、例えば、バル
ブ、ゴム等の部材を潤滑油によつて膨潤させるよ
うなこともないので、潤滑油や水分を含んだエア
によつてこれらの機器類の故障を発生させるよう
なことがない。
しかも、この考案によるエアタンク装置は、一
方の隔壁板に上流側の隔壁板が固着された極めて
な構造であり、エアタンク装置自体の故障等もほ
とんどなく、取り扱い、メインテナンス等も簡単
である等、種々の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるエアタンク装置が使用
されているエア供給システムを示す概略図、及び
第2図は従来のエアタンク装置が使用されている
エア供給システムを示す概略図である。 1……エアコンプレツサ、2,8……エアパイ
プ(エア供給経路)、4……エアタンク装置、5
……水切り板(隔壁板)、6……オイルトラツプ
板(隔壁板)、7……ドレインコツク、9……通
気口、10……排出口、11……通気口、15…
…ウエツト室、16……ドライ室、18……オイ
ル除去室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エアコンプレツサによりエアを機器類に供給す
    るエア供給経路途中に配置し且つオイルトラツプ
    装置を内蔵したエアタンク装置において、前記オ
    イルトラツプ装置は、通気口を有し且つ内部を上
    流側の室と下流側の室に区画する隔壁板、及び前
    記上流側の室内に位置して前記隔壁板に固着され
    且つ前記通気口より下方に位置する通気口と前記
    上流側の室への排出口とを有する前記上流側の室
    を更に区画する隔壁板を有するエアタンク装置。
JP1985156520U 1985-10-15 1985-10-15 Expired JPH0413429Y2 (ja)

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JP1985156520U JPH0413429Y2 (ja) 1985-10-15 1985-10-15

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JP1985156520U JPH0413429Y2 (ja) 1985-10-15 1985-10-15

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JPS6266281U JPS6266281U (ja) 1987-04-24
JPH0413429Y2 true JPH0413429Y2 (ja) 1992-03-27

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4311171Y1 (ja) * 1964-06-01 1968-05-15

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JPS4311171Y1 (ja) * 1964-06-01 1968-05-15

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JPS6266281U (ja) 1987-04-24

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