JPH04134032A - 安定なイカリイン含有内服液剤 - Google Patents

安定なイカリイン含有内服液剤

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JPH04134032A
JPH04134032A JP2255735A JP25573590A JPH04134032A JP H04134032 A JPH04134032 A JP H04134032A JP 2255735 A JP2255735 A JP 2255735A JP 25573590 A JP25573590 A JP 25573590A JP H04134032 A JPH04134032 A JP H04134032A
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JP
Japan
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icariin
oral solution
solution
extract
epimedium
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JP2255735A
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English (en)
Inventor
Akihiro Yamato
大和 昭弘
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SHIGA PREF GOV SEIYAKU KK
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SHIGA PREF GOV SEIYAKU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は安定なイカリイン含有内服液剤に関し、更に詳
細には、イカリソウ中の主成分であるイカリインを化学
的安定性に含有する、たとえばイカリソウエキス含有内
服液剤等に関するものである。
(従来の技術及び 発明が解決しようとする課題) 近年、滋養強壮、肉体疲労、強精等を目的とした多種多
様の生薬等含有内服液剤が製品化され市場に出まわって
いる。
これら生薬類には種々の成分が含まれており、内服液剤
として服用した場合各々単独にあるいは協同して意図す
る薬理作用を発揮するものである。
又、生薬中の成分については化学構造が未知のものが多
いが、判明しているものもあり、これらについては薬事
法的に分析上の指標となる成分もいくらかある。
さて、イカリソウは生薬分類上「淫羊霜」とも呼ばれ、
強精、強壮等の目的で単独あるいは他の生薬類等ととも
に内服液剤に配合されている繁用生薬の一つである。産
地も日本産、中国産、朝鮮半島産等あり、成分的にはエ
ピミジン(epimidine )、イカリイン(1c
ariin )、デス−0−メチルイカリイ:/ (d
es−o−methylicariin )、マグノフ
ロリン(magnoflorine )等を含んでいる
これらの中でイカリインは化学構造が決定され、イカリ
ソウの指標物質として、純粋に単離され、各メーカーで
使用されている。又、薬理的にも抗体生成促進作用、強
壮強精作用等の作用が報告されている重要成分である。
イカリインは化学構造上、フラボン配糖体の形をとって
おり、又、フェノール性水酸基も有しているため、熱、
光、p I(条件により、加水分解、酸化等の変化をう
けやすい。この変化の程度も中性付近より酸性になるに
したがい大きくなり分解が促進することが知られている
市販内服液剤は通常pI−I 2.5〜3.5の製品が
多く、シたがってイカリソウ配合の内服液剤の場合、製
造工程中の加熱条件、pl−■条件により、イカリソウ
中のイカリインの分解がみられたり、更には、製品とな
った場合でも経時的に分解がみられ、効力の低下をきた
したり、イカリインを確認成分の指標とする確認試験が
不可能になることが応々にしてあった。したがって、安
定性の高いイカリイン含有内服液剤の提供が熱望されて
いる。
(課題を解決するための手段) 本発明者はイカリインを安定に含有する内服用液剤につ
いて研究を重ねて来た結果、液剤中にゼラチンやポリビ
ニルピロリドンなどの水溶性高分子物質を加えてもイカ
リインの安定化には特に影響が無く、陰イオン界面活性
剤を加えるとイカリインの分解が促進されるが、陽イオ
ン界面活性剤および両性界面活性剤はイカリインを著し
く安定化することを知った。しかしながら、陽イオンや
両性界面活性剤の使用は内服液剤については好ましくな
いので、さらに研究を続けた結果、非イオン界面活性剤
にもイカリインの優れた安定作用があることを発見して
本発明を完成するに至った。
即ち、本発明はイカリインを含有する内服液剤において
、非イオン界面活性剤が配合されていることを特徴とす
る安定なイカリイン含有内服液剤である。
本発明の内服液剤は水を媒体とする内服に適した液剤で
、溶液、乳濁液、けん濁液などの形に調製することがで
き、所望により、たとえば、ビタミン類、アミノ酸類、
ミネラル類、他の生薬成分、糖類、酸味料、香料等を適
宜取捨選択して配合してもよい。また炭酸ガスやアルコ
ールを含有させてもよい。液性は、好ましくはp I−
I約25〜4未満、さらに好ましくは約2.5〜3.5
に調整される。
イカリインは内服液剤中に単独に含有されていてもよい
が、一般にはイカリソウを抽出して得られるチンキ、流
エキス、軟エキス、乾燥エキスの形で内服液剤中に配合
、含有されることが多い。
所望によりイカリソウ粉末を内服液剤中にけん濁、含有
させてもよい。
非イオン界面活性剤としては、多くの場合ポリオキシア
ルキレン基を有するエステル型やエーテル型の界面活性
剤が好ましく用いられ、その例としては、ポリオキシエ
チレングリコール脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレ
ン硬化ヒマシ油類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステル類等があげられる。なお、非イオン界面活性
剤はこれらの例に限定されるものではなく、本発明の目
的を達しうる限りいずれでもよい。また、非イオン界面
活性剤1種でもよく2種以上を併用してもよい。
本発明の内服液剤中の非イオン界面活tq剤の配合量は
0.05〜5.0重量%が好ましい。
(作用及び効果) 本発明において、非イオン界面活性剤はイカリソウの有
効成分であるイカリインが内服液剤中で分解するのを抑
制する。
そのため、本発明によればイカリインを長期にわたって
安定に含有する内服液剤が提供される。
以下、実験例を挙げて本発明の詳細な説明する。
実験例1 イカリソウエキス(日本粉末薬品(株)製)を02%溶
液になるよう0.5%クエン酸緩衝液(pl(3,0)
に溶解し、各種界面活性剤及び各種高分子物質を10%
添加し検液を調製した。これらをカラスびんに入れ、6
0°C恒温にて15日間保管後、検液中のイカリイン含
量を液体クロマトグラフ法にて測定した。
表1に調製直後のイカリイン含量に対する60°C,1
5日後の残存率(%)で示した。
この結果、陽イオン界面活性剤はイカリインの化学的安
定化に非常に優れた効果を示すことがわかった。しかし
陽イオン界面活性剤は殺菌剤でもあるので内服液剤に対
して実用的ではない。又両性界面活性剤も同様に優れた
効果を示したが、内服液剤に対して実用的ではない。一
方、陰イオン界面活性剤は逆にイカリインの化学的安定
性を低下さすことがわかった。
なお、高分子物質はイカリインの化学的安定性にとくに
影響がみられなかった。
(以下余白) 実験例2 イカリソウエキス(日本粉末薬品(株)製)を02%溶
液になるよう05%クエン酸緩衝液(pH3,0)に溶
解し、各種非イオン界面活性剤を1.0%添加し検液を
調製した。これらをガラスびんに入れ、60°C恒温に
て15日間保管後、検液中のイカリイン含量を液体クロ
マトグラフ法にて測定した。表2に、調製直後のイカリ
イン含量に対する60°C915日後の残存率(%)で
示した。
この結果、非イオン界面活性剤はいずれもイカリインの
化学的安定化に優れた効果を示すことがわかった。又、
非イオン界面活性剤のいくらかは内服液剤に使用が許可
されているので、実用的でもある。
(以下゛余白) 実験例3 イカリソウエキス(日本粉末薬品(株)製)を0.2%
溶液になるよう05%クエン酸緩衝液(pH3,0)に
溶解し、非イオン界面活性剤であるポリオキシエチレン
グリコールモノステアレートを各々0.1〜4.0%添
加し検液を調製した。これらをガラスびんに入れ、60
°C恒温にて15日間保管後、検液中のイカリイン含量
を液体クロマトグラフ法にて測定した。
表3に調製直後のイカリイン含量に対する60’C,1
5日後の残存率(%)で示した。
この結果、ポリオキシエチレングリコールモノステアレ
ートの濃度とともにイカリインの安定性は向上すること
がわかった。
(以下余白) 実験例4 イカリソウエキス(日本粉末薬品(株)製)を0.2%
溶液になるよう0.5%クエン酸緩衝液(pH3,0)
に溶解し、非イオン界面活性剤であるポリオキシエチレ
ングリコールモノステアレートを10%添加し、検液を
調製した。これらをガラスびんに入れ、40°C及び5
0°C恒温にて30日間保管後、検液中のイカリイン含
量を液体クロマトグラフ法にて測定した。
表4に調製直後のイカリイン含量に対する40°C及び
50°C130日後の残存率(%)で示した。
この結果、40°C及び50°C保管の場合でも、ボッ
オキシエチレングリコールモノステアレート添加により
イカリインの優れた安定化効果はみられた。
(以下余白) (実施例) 次に実施例をあげて本発明を更に詳細に説明する。ただ
し、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない
実施例1 イカリソウエキス        150mgローヤル
ゼリー         100mg口クジヨウチンキ
         1.0ml硝酸チアミン     
      10myポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
 500mgにッコールMC0−60) 白糖      5,000mg クエン酸             290m7安息香
酸ナトリウム        18mg香 料    
          微量全 量  精製水にて30 
mlとする。
上記の各成分を精製水に溶解し、全量を30 mlとし
、本発明の安定な内服液剤を得た。(pH2,8)実施
例2 イカリソウエキス        100mg人参乾燥
エキス          50rBリン酸リボフラビ
ンナトリウム    5rr+7塩酸ピリドキシン  
       10mgニコチン酸アミド      
    50m(1カフエイン           
 som7ポリオキシエチレングリコールモノステアレ
ートにッコールMMS−40)    240m(1ポ
リオキシエチレン硬化ヒマシ油 260tB白糖   
  10,000mg クエン酸            230mg安息香酸
ナトリウム        30mg香 料     
         微量全 量  精製水にて50m1
とする。
上記の各成分を精製水に溶解し、全量を50 ml!と
し、本発明の安定な内服液剤を得た。(pH3,0)実
施例3 イカリソウ流エキス        0.4m1人参乾
燥エキス         240mpゴオウチンキ 
           0.3m1ロクジタウチンキ 
        0.5mffポリオキシエチレンソル
ビタンモノオレエートにッコールTO−10M)   
 240mg白糖      5,000mg D−ソルビトール液      3,000tBdl 
−’J :/ゴ酸           120mgク
エン酸ナトリウム        適量安息香酸ナトリ
ウム        18mg香 料        
      微量全 量  精製水にて30 nuとす
る。
上記の各成分を精製水に溶解し、クエン酸ナトリウムで
pI−I 3.1に調整し、全量を30m1とし、本発
明の安定な内服液剤を得た。
実施例4 イカリソウエキス        toomg黄精流エ
キス           0.5mffニクジュヨウ
流エキス       0.2mffハンピチンキ  
         0.3mlゴオウチンキ     
       0.3mJI!ポリオキシエチレングリ
コールモノステアレートにッコールMYS−40)  
  200mgポリオキシエチレンソルビタンモノオレ
エート(ニツ:]−ルTO−10M )    200
 m9白  糖                  
12,500mgクエン酸            1
70mg安息香酸ナトリウム        30m7
香 料              微量全 量  精
製水にて50 m6とする。
上記の各成分を精製水に溶解し、全量を50 meとし
、本発明の安定な内服液剤を得た。(p H,5,2実
施例5 イカリソウ流エキス        1.0m6硝酸チ
アミン            10myリン酸リボフ
ラビンナトリウム    5mg塩酸ピリドキシン  
       10mgニコチン酸アミド      
    50myカフェイン            
50mgポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1,000
mIi+白糖     12,000mg クエン酸            200mgクエン酸
ナトリウム        適量安息香酸ナトリウム 
       30mg香料       微量 全 量  精製水にて50mβとする。
上記の各成分を精製水に溶解し、クエン酸ナトリウムで
pH2,9に調整し、全量を50 m、f?とじ、本発
明の安定な内服液剤を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、イカリインを含有する内服液剤において、非イオン
    界面活性剤が配合されていることを特徴とする安定なイ
    カリイン含有内服液剤。 2、イカリインがイカリソウエキスとして含有される請
    求項1記載の内服液剤。 3、非イオン界面活性剤が0.05〜5.0重量%配合
    される請求項1または2記載の内服液剤。
JP2255735A 1990-09-25 1990-09-25 安定なイカリイン含有内服液剤 Pending JPH04134032A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000290186A (ja) * 1999-04-01 2000-10-17 Taisho Pharmaceut Co Ltd 液体組成物
JP2007063144A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Taisho Pharmaceut Co Ltd 液体組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60222412A (ja) * 1984-04-09 1985-11-07 Koukandou:Kk 水性液剤不溶成分の分離法

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