JPH04133002A - カラーフィルターの表面保護材および表面保護層の形成法 - Google Patents

カラーフィルターの表面保護材および表面保護層の形成法

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JPH04133002A
JPH04133002A JP2256105A JP25610590A JPH04133002A JP H04133002 A JPH04133002 A JP H04133002A JP 2256105 A JP2256105 A JP 2256105A JP 25610590 A JP25610590 A JP 25610590A JP H04133002 A JPH04133002 A JP H04133002A
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JP
Japan
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color filter
surface protective
epoxy compounds
protective material
formula
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JP2256105A
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Hiroshi Kishiki
博志 岸木
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はカラーフィルターの表面保護材およびカラーフ
ィルターの表面保護層の形成法に関する。
[従来の技術] 液晶表示素子、固体撮像素子[チャージ・カップルド・
デバイス(CCD)などコなどのカラーフィルターは、
通常、染色法、印刷法および電着法などの方法により製
造されるが、一般には表面保護の目的および/または染
色法で製造される場合の防染の目的で、赤、緑、青とい
った着色層上に、保護層を形成している。従来、この表
面保護材としてはアクリル系のエポキシ樹脂が知られて
いた(例えば、特開昭61−292604号公報)。
[発明が解決しようとする課題] 上記液晶表示素子、固体撮像素子などにおいては、表示
品位、解像度などの向上のために、カラーフィルター表
面の平坦化が求められている。しかし、上記のような保
護材では、平坦化が行えないという問題があった。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記問題を解決するため鋭意検討した結
果、加熱により平坦化が可能で、かつ、耐熱性、耐薬品
性、透明性など本用途に必要とされる各種特性にも優れ
た表面保護材並びにカラーフィルターの表面保護層の形
成法を見いだし、本発明に到達した。すなわち本発明は
、一般式融粘度が5,0OOc p s以下である有機
高分子化合物(A−1)および酸無水物(B−1)を組
み合わせてなることを特徴とするカラーフィルターの表
面保護林(I);上記一般式(1)(式中、Rは水素原
子またはメチル基を表す。)で示される構成単位を有す
る有機高分子化合物(A−2) 、芳香族酸無水物(B
−2)並びにグリシジルエステルエポキシ化合物、グリ
シジルエーテルエポキシ化合物、フッ化エポキシ化合物
、グリシジルアミンエポキシ化合物、ヒダントインエポ
キシ化合物およびトリグリシジルイソシアヌレートから
なる群より選ばれる多官能エポキシ化合物(c)を組み
合わせcps以下であることを特徴とするカラーフィル
ターの表面保護材(■);並びに、表面保護材(I)ま
たは(II)をカラーフィルター上に塗布後、加熱処理
することにより、塗布膜を溶融流動させて平坦化および
硬化することを特徴とするカラーフィルターの表面保護
層の形成法である。
本発明において、該有機高分子化合物(A−1)および
(A−2)としては、一般式(1)の構成単位のみから
なる単独重合体および一般式(1)の構成単位と他の重
合性単量体1種または2種以上とを構成単位とする共重
合体が挙げられる。この他の重合性単量体としては例え
ば、アクリル酸またはメタクリル酸のエステル(アクリ
ル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
メタクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸−
n−ブチル、メタクリル酸−n−ブチル、メタクリル酸
イソブチル、メタクリル酸−t−ブチル、メタクリル酸
ヒドロキシエチル、メタクリル酸フェニルなど);並び
に、ビニル基含有芳香族化合物(スチレン、p−ヒドロ
キシスチレン、p−アセトキシスチレン、α−メチルス
チレン、p−メチルスチレン、ビニルナフタレンなど)
が挙げられる。これらのうち加熱による着色を防止する
点から、アクリル酸またはメタクリル酸のエステルが好
ましい。
一般式(1)で示される構成単位と他の重合性単量体単
位との構成比率はモル比で通常10 : 90〜100
:Oであり、好ましくは30 : To〜100 : 
Oである。
一般式(1)で示される構成単位の比率が10未満であ
ると、硬化物の耐薬品性が不充分となる。一般式(1)
で示される構成単位および他の単量体単位は、ブロック
に結合していてもランダムに結合しける溶融粘度は通常
5,000 c p s以下であり、好ましくは3,5
00c p s以下であり、特に好ましくは2.0OO
c p s以下である。5,000c p sを越える
と加熱時の平坦化性が不充分となる。(A−1)の重量
平均分子量はGPCによる測定においてポリスチレン換
算で通常500〜10,000であり、好ましくはi、
ooo〜7,000であり、特に好ましくは1,500
〜4.500である。重量平均分子量が500未満であ
れば、硬化物の耐薬品性が不充分となる。
本発明の表面保護材(II)の構成成分である該溶融粘
度は通常5,000ps以下であり、好ましくは3.5
00c p s以下であり、特に好ましくは2,000
cps以下である。(A−2)の重量平均分子量はGP
Cによる測定においてポリスチレン換算で通常500〜
15,000であり、好ましくは1,000〜7,00
0であり、特に好ましくは1,500〜4.500であ
る。重量平均分子量が500未満であれは、硬化物の耐
薬品性が不充分となる。
該有機高分子化合物(A−1)および(A−2)の合成
法としては、例えば、グリシジルメタクリレートおよび
/またはグリシジルアクリレートと必要に応じて他の重
合性単量体とを、有機過酸化物類(ベンゾイルパーオキ
サイド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ジ−t−
ブチルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、ジ
クミルパーオキサイドなど)、アゾビスイソブチロニト
リルなどの重合開始剤を用いてラジカル重合する方法、
ブチルリチウムとジフェニルエチレン、ジフェニルヘキ
シルリチウム、9−アントラセニルメチルリチウム、α
−メチルスチリルリチウムなどの有機金属化合物を重合
開始剤に用いてアニオン重合することにより(A−1)
および(A−2)を得ることができる。
本発明において酸無水物(B−1)は芳香族酸無水物(
B−2)を含み、その具体例としては、芳香族酸無水物
(B−2)  [無水フタル酸、無水トリメリド酸、無
水ピロメリト酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸、エ
チレングリコールビス(アンヒドロトリメリテート)、
グリセロールトリス(アンヒドロトリメリテート)など
コ、脂環族酸無水物(無水メチルナジック酸、テトラヒ
ドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチル
テトラヒドロ無水フタル酸、メチルへキサヒドロ無水フ
タル酸、無水クロレンディツク酸、5− (2,5−ジ
オキソテトラヒドロフリル)−3−メチル−3−シクロ
ヘキセン−1,2−ジカルボン酸無水物など)、脂肪族
酸無水物(ドデシル無水コハク酸など)などが挙げられ
る。これら酸無水物のうち好ましいものは芳香族酸無水
物である。これらの酸無水物は単独でも2種以上の組合
せでも用いることができ、例えば、共融混合物としての
利用も有用である。
本発明において該多官能エポキシ化合物(C)のうち、
該グリシジルエステルエポキシ化合物の具体例としては
、ヘキサヒドロフタル酸ジグリシジルエステル、テトラ
ヒドロフタル酸ジグリシジルエステル、4−メチルテト
ラヒドロフタル酸ジグリシジルエステル、フタル酸ジグ
リシジルエステル、ダイマー酸グリシジルエステル、ジ
グリシジル−p−安息香酸などが挙げられる。該グリシ
ジルエーテルエポキシ化合物の具体例としては、2゜2
−ビス(4−グリシジルオキシシクロヘキシル)プロパ
ン、ビスフェノールAジグリシジルエーテル、ビスフェ
ノールAアルキレンオキシド付加物ジグリシジルエーテ
ル、ビスフェノールFジグリシジルエーテル、ポリヒド
ロキシアルカンのグリシジルエーテル、ビスフェノール
Sジグリシジルエーテル、エチレングリコールジグリ、
シジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジル
エーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル
、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、シ
クロヘキサンジメタツールジグリシジルエーテルなどが
挙げられる。該フッ化エポキシ化合物の具体例としては
、ビスフェノールへキサフルオロアセトンジグリシジル
エーテル、1,3−ビス(1−(2,3−エポキシプロ
パン)−1−)リフルオロメチル−2,2,2−)リフ
ルオロエチル)ベンゼン、1.4−ビス(1−(2,3
−エポキシプロパン)−1−トリフルオロメチル−2,
2,2−)リフルオロメチル)ベンゼン、4,4−ビス
(2,3−エポキシプロポキシ)オクタフルオロビニニ
ルなどが挙げられる。該グリシジルアミンエポキシ化合
物の具体例としては、m−N、N−ジグリシジルアミノ
フェニルグリシジルエーテル、N、N−ジグリシジルア
ニリン、N、N−ジグリシジル−o−)ルイジン、N、
N。
N’ 、N’−テトラグリシジル−4,4′−ジアミノ
ジフェニルメタン、ジグリシジルトリブロモアニリンな
どが挙げられる。該ヒダントインエポキシ化合物の具体
例としては、N、N’−ジグリシジル−5,5−ジメチ
ルヒダントイン、1− (2,3−エポキシプロビル’
) −3−(2−(2,3−エポキシプロビルオキシ)
プロピル) −5,5−ジメチルヒダントイン、N、N
’−ジグリシジル−5−アミル−5−メチルヒダントイ
ン、N、N’−ジグリシジル−5,5−ペンタメチレン
ヒダントインなどが挙げられる。(C)のうち好ましい
ものは該グリシジルエステルエポキシ化合物、フッ化エ
ポキシ化合物、ヒダントインエポキシ化合物である。
本発明の表面保護材(I)における該酸無水物(B−1
)の量は該有機高分子化合物(A−1)100重量部に
対して通常1〜150重量部、好ましくは5〜120重
量部である。1重量部未満では硬化が不充分となり、1
50重量部を越えると均一な硬化膜が得られにくい。
本発明の表面保護材(II)における該芳香族酸無水物
(B−2)の量は該有機高分子化合物(A−2) 10
0重量部に対して通常1〜150重量部、好ましくは5
〜120重量部である。1重量部未満ては硬化が不充分
となり、150重量部を越えると均一な硬化膜が得られ
にくい。該多官能エポキシ化合物(C)の量は(A−2
) 100重量部に対して通常1〜200重量部、好ま
しくは1〜150重量部である。(C)の添加は接着性
などの物性の向上に有効であり、また、粘度低下剤とし
ても有効である。
本発明の表面保護材には、必要により、(D)シランカ
ップリング剤[γ−グリシドキシプロビルトリメトキシ
シラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチ
ルトリメトキシシランなどのエポキシ基含有シランカッ
プリング剤、ビニルトリメトキシシラン、γ−メタリコ
キシブロビルトリメトキシシランなどのビニル基含有シ
ランカップリング剤、γ−アミノプロピルトリメトキシ
シランなどのアミノ基含有シランカップリング剤、γ−
メルカプトプロピルトリメトキシシランなどのメルカプ
ト基含有シランカップリング剤など];(E)チタネー
トカップリング剤(イソブロピルトリイソステアロイル
チタネートイソブロビルイソステアロイルシアクリロイ
ルチタネート、イソブロビルトリメタクリロイルチタネ
・−ト、イソプロピルトリアクリロイルチタネート、ジ
イソプロピルイソステアロイル−4−アミノベンゾイル
チタネートなど);  (F)ポリシロキサン(ポリフ
ェニルメチルシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキ
サンなど)  ;  (C;)酸化防止剤[2,6−ジ
ーt−ブチル−4−メチルフェノールなどのフェノール
系酸化防止剤、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)ホスファイトなどのリン系酸化防止剤、ジラウリル
−3,3−−チオジプロピオネートなどのイオウ系酸化
防止剤など]  ;  (H)紫外線吸収剤(サリチル
酸フェニル系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸
収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、シアノアク
リレート系紫外線吸収剤、ベンゾエート系紫外線吸収剤
など)などの成分を該有機高分子化合物(A−1)また
は(A−2)100重量部に対して各々0〜150重量
部の範囲で併用することができる。
本発明の表面保護材(I)は(A−1)、(B−1)お
よび必要により(D)〜(H)などの各構成成分を、表
面保護材(II)はぐA−2)、(B−2)、(C)お
よび必要により(D)〜(H)などの各構成成分を、各
々通常、溶剤中で均一に混合して使用する。この溶剤と
しては、これらの成分を溶解し、かつ、反応しないもの
であれば特に限定されず、その具体例としてはエステル
類(エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート
、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、
エチルアセテート、ブチルアセテート、イソブチルイソ
ブチレート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル
アセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル
アセテートなど)、エーテル類(エチレングリコールジ
メチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル
、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレン
グリコールジエチルエーテル、ブチルエーテル、ジイソ
アミルエーテル、ジエチレングリコール、エチレングリ
コールモノメチルエーテルなど)、ケトン類(メチルイ
ソブチルケトン、シクロヘキサノンなど)、ハロゲン化
炭化水類(1,2−エチレンジクロリド、ジクロロベン
ゼンなど)およびこれらの混合溶剤が挙げられる。上記
混合方法にはなんら制限は無く、全構成成分を一度に溶
剤に混合してもよく、また、必要に応じて各成分1種ま
たは2種以上を同一または異種の溶剤に別々に溶解して
2種以上の溶液としたのちこれらの溶液の混合により本
発明の表面保護材とすることもできる。また溶液状の表
面保護材とする場合の濃度は、特に限定されず、使用目
的および塗布方法により適宜選択されるが、通常10〜
80重量%程度とすることが使用上好ましい。
また、無溶剤混合物とすることもてき、例えば、加熱溶
融状態、固体状態などで、充分に混合することにより溶
液混合と同様均一組成の本発明の表面保護材とすること
ができる。
本発明において該カラーフィルターとしては、液晶表示
素子、固体撮像素子などの用途に通常使用されるカラー
フィルターが挙げられ、通常、染色法、印刷法、電着法
などの方法により製造されている。
本発明の各表面保護材をカラーフィルター上に塗布する
方法を例示すると、本発明の各表面保護材を、溶液状な
いしは加熱溶融の状態でカラーフィルター上に、スピン
コード塗布、ロールコート塗布、バーコーター塗布、ス
プレー塗布、印刷塗布などの方法により、通常、塗布膜
厚0.2〜10μmとなるように塗布する。上記の方法
により塗布した後、加熱処理することにより塗布膜が溶
融流動し平坦化されるので、硬化板所要の平坦化された
硬化膜を得ることができる。加熱条件は、例えば、動す
るが、通常60〜250℃、好ましくは100〜250
°Cの硬化温度で、通常0.1分〜15時間の範囲で適
宜選択される。加熱には、循風炉1.ホットプレート、
赤外炉、遠赤外炉などを用いることができる。
このようにして形成された硬化膜は印刷法、電着法によ
りカラーフィルターを製造する場合には表面保護膜とし
て、また、染色法によりカラーフィルターを製造する場
合には表面保護膜および/または染色層の防染膜として
利用できる。
[実施例] 以下、本発明を実施例により更に説明するが、本発明は
これに限定されない。
実施例1 ポリグリシジルメタクリレート(ポリスチレン換算重量
平均分子量的2,000) 5g、無水トリメリド酸0
.5g、メチルへキサヒドロ無水フタル酸1.0gを、
エチルセロソルブアセテートとジエチレングリコールジ
メチルエーテルとの混合溶剤(混合比75:25wt%
)12gに溶解後0.2μmのフィルターで濾過し、本
発明の平坦化材を得た。1.7μmの厚さを有するカラ
ーフィルターパターンを有するガラス基板上に上記表面
保護材をスピンコードし塗布膜厚2.0μmの塗布膜を
得た。この塗布基板を空気下200℃x30分間ベーク
を行い、塗布膜の加熱硬化を行った。この膜は、可視光
(400〜800nm)の透過率が98.0%以上で良
好な透明性を示し、ITo蒸着の加熱時にクラック、シ
ワおよび着色の発生がなく良好な耐熱性、耐薬品性を示
した。上記加熱硬化前後の残留段差を評価した結果を表
−1に示す。
実施例2 ポリグリシジルメタクリレート(ポリスチレン換算重量
平均分子量的2,000) 5g、ヘキサヒドロフタル
酸ジグリシジルエステル3g、無水トリメリ)酸2gを
、エチルセロソルブアセテートとジエチレングリコール
ジメチルエーテルとの混合溶剤(混合比75:25w 
t%)18gに溶解後0.2μmのフイルターで濾過し
、本発明の平坦化材を得た。
1.7μmの厚さを有するカラーフィルターパターンを
有するガラス基板上に上記表面保護材をスピンコードし
塗布膜厚2.0μmの塗布膜を得た。この塗布基板を空
気下180°CX30分間ベークを行い、塗布膜の加熱
硬化を行った。これを実施例1と同様に残留段差を評価
した結果を表−1に示す。
実施例3 ポリグリシジルメタクリレート(ポリスチレン換算重量
平均分子量的3,000) 5g、2,2−ビス(4−
グリシジルオキシシクロヘキシル)プロパン3g、無水
トリメリ)酸2gを、エチルセロソルブアセテートとジ
エチレングリコールジメチルエーテルとの混合溶剤(混
合比75:25wt%)18gに溶解後0.2μmのフ
ィルターで濾過し、本発明の平坦化材を得た。これを実
施例2と同様に硬化膜とし残留段差を評価した結果を表
−1に示す。
実施例4 ポリグリシジルメタクリレート(ポリスチレン換算重量
平均分子量的3,000) 5g、グリセロールトリス
(アンヒドコトリメリテート)1.5gを、エチルセロ
ソルブアセテ−)12gに溶解後0.2μmのフィルタ
ーで濾過し、本発明の平坦化材を得た。
これを実施例1と同様に硬化膜とし残留段差を評価した
結果を表−1に示す。
実施例5 ポリグリシジルメタクリレート(ポリスチレン換算重量
平均分子量的3,000) 5g、 N、 N’−ジグ
リシジル−5−アミル−5−メチルヒダントイン3g、
無水トリメリド酸2gを、エチルセロソルブアセテート
とジエチレングリコールジ−メチルエーテルとの混合溶
剤(混合比75:25wt%)18gに溶解後0.2μ
mのフィルターで濾過し、本発明の平坦化材を得た。こ
れを実施例2と同様に硬化膜とし残留段差を評価した結
果を表−1に示す。
実施例6 ポリグリシジルメタクリレート(ポリスチレン換算重量
平均分子量的4,000) 5g、ヘキサヒドロフタル
酸ジグリシジルエステル3g、無水トリメリド酸2gを
、エチルセロソルブアセテートとジエチレングリコール
ジメチルエーテルとの混合溶剤(混合比75:25wt
%)18gに溶解後0.27.zmのフィルターで濾過
し、本発明の平坦化材を得た。これを実施例2と同様に
硬化膜とし残留段差を評価した結果を表−1に示す。
実施例7 ポリグリシジルアクリレート(ポリスチレン換算重量平
均分子量的3,000) 5g、 2.2−ビス(4−
グリシジルオキシシクロヘキシル)プロパン3g、無水
トリメリド酸2gを、エチルセロソルブアセテートとジ
エチレングリコールジメチルエーテルとの混合溶剤(混
合比75:25wt%)18gに溶解後0.2μmのフ
ィルターで濾過し、本発明の平坦化材を得た。これを実
施例2と同様に硬化膜とし残留段差を評価した結果を表
−1に示す。
実施例8 グリシジルメタクリレートとn−ブチルメタクリレート
の共重合物(ポリスチレン換算重量平均分子量的3,0
00、NMR測定値から算出したグリシジルメタクリレ
ートとn−ブチルメタクリレートのモル比=58 : 
42) 5g、 2.2−ビス(4−グリシジルオキシ
シクロヘキシル)プロパン3g、無水トリメリド酸2g
、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン0.5
gを、エチルセロソルブアセテートとジエチレングリコ
ールジメチルエーテルとの混合溶剤(混合比75:25
wt%) 18.5gに溶解後0.2μmのフィルター
で濾過し、本発明の平坦化材を得た。これを実施例2と
同様に硬化膜とし残留段差を評価した結果を表−1に示
す。
実施例9 実施例2で作成した組成物をガラス、基板上にスピンコ
ードし塗布膜厚2.0μmの塗布膜を得た。この基板を
空気下180°CX30分間ベークした後、スミノール
・ファスト・レッドG[住友化学(株)製コ2g、酢酸
3g、水100gからなる染色浴中に100°CX1時
間浸漬した。この基板を水洗、乾燥後の評価で染色は確
認されなかった。
比較例1 ポリグリシジルメタクリレート(ポリスチレン換算重量
平均分子量的70,000) 5g、無水トリメリト酸
2gを、エチルセロソルブアセテートとジエチレングリ
コールジメチルエーテルとの混合溶剤(混合比75:2
5wt%)12gに溶解後0.2μmのフィルターで濾
過し、ポリマー溶液を得た。これを実施例2と同様に硬
化膜とし残留段差を評価した結果を表−1に示す。
表−1 「発明の効果コ 本発明の表面保護材を用いた本発明の方法により平坦化
されたカラーフィルター保護膜層を形成することができ
、カラーフィルター表面の平坦化に対する要求にはじめ
て応えることができるようになった。これに伴い、表示
品位や解像度が向上したカラーフィルターとすることが
できる。また、形成された保護膜は耐熱性、耐薬品性、
透明性などの各種特性にも優れている。以上の効果を奏
することから、本発明の表面保護材および本発明の方法
は液晶表示素子、CCDなとのカラーフィルター用とし
て極めて有用である。
特許出願人 三洋化成工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中、Rは水素原子またはメチル基を表す。)で示さ
    れる構成単位を有し、100〜200℃以上における溶
    融粘度が5,000cps以下である有機高分子化合物
    (A−1)および酸無水物(B−1)を組み合わせてな
    ることを特徴とするカラーフィルターの表面保護材。 2、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中、Rは水素原子またはメチル基を表す。)で示さ
    れる構成単位を有する有機高分子化合物(A−2)、芳
    香族酸無水物(B−2)並びにグリシジルエステルエポ
    キシ化合物、グリシジルエーテルエポキシ化合物、フッ
    化エポキシ化合物、グリシジルアミンエポキシ化合物、
    ヒダントインエポキシ化合物およびトリグリシジルイソ
    シアヌレートからなる群より選ばれる多官能エポキシ化
    合物(C)を組み合わせてなり、構成成分中の(A−2
    )と(C)を混合した場合の100〜200における溶
    融粘度が5,000cps以下であることを特徴とする
    カラーフィルターの表面保護材。 3、請求項1または2記載の表面保護材をカラーフィル
    ター上に塗布後、加熱処理することにより、塗布膜を溶
    融流動させて平坦化および硬化することを特徴とするカ
    ラーフィルターの表面保護層の形成法。
JP2256105A 1990-09-25 1990-09-25 カラーフィルターの表面保護材および表面保護層の形成法 Pending JPH04133002A (ja)

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JP2256105A JPH04133002A (ja) 1990-09-25 1990-09-25 カラーフィルターの表面保護材および表面保護層の形成法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5677380A (en) * 1991-07-16 1997-10-14 Tosoh Corporation Planarizing material and planarizing method
JP2000143772A (ja) * 1998-11-10 2000-05-26 Jsr Corp 硬化性組成物

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