JP2982156B2 - 光デバイス用保護膜材料 - Google Patents

光デバイス用保護膜材料

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光デバイス用保護膜材料
に関する。さらに詳しくは、光デバイス中に用いられる
塗膜の形成材料として種々の物性に優れた熱硬化性樹脂
組成物からなる光デバイス用保護膜材料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種物品の基体表面の劣化や損傷
を防止するためにその表面に保護膜を形成することが広
く行なわれている。このような保護膜には、基体への接
着性が高く且つ塗膜が平滑で強靱であること、耐熱性お
よび耐光性が高く、長期にわたって変色などの変質をし
ないこと、耐水性および耐溶剤性が優れることが要求さ
れる。
【0003】また、近年光デバイスと総称されるよう
な、液晶表示素子(LCD)や固体撮像素子(CCD)
のような色分離フィルター(カラーフィルター)を内蔵
した素子においては、3色のカラーフィルターを形成す
る間に混色を防ぐ方法の1つとして1色形成するごとに
防染保護膜によって被覆することがしばしば行なわれ
る。このような防染保護膜には、保護膜としての上記の
如き必要な性能に加えて、さらに透明性、耐染色性およ
び塗工性が要求される。
【0004】特開昭60−217230号公報に開示さ
れた熱硬化性樹脂組成物は上記の如く諸特性を満たす保
護膜材料として有用である。
【0005】しかしながら、この熱硬化性樹脂組成物
は、上記の如く非常に優れた性能を示す塗膜を与えるも
のの溶液状態でも硬化反応が進行し、例えば室温で1週
間放置しただけでも増粘して塗布性や得られる膜厚を変
化させあるいは得られる膜質を変化させることがあっ
た。
【0006】
【発明が解決すべき課題】本発明の目的は、光デバイス
用保護膜材料を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、保護膜として備える
べき上記の如き諸性能を満たす保護膜を形成ししかも溶
液状態で例えば室温で一週間保存しても粘度変化が小さ
いかあるいは実質的に無視しうる熱硬化性樹脂組成物か
らなる光デバイス用保護膜材料を提供することにある。
【0008】本発明のさらに他の目的および利点は以下
の説明から明らかとなろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、本発明
の上記目的および利点は、(A)下記一般式(I)
【0010】
【化2】 ここで、Rは水素原子または炭素数1〜5のアルキル基
を示し、そしてmは1〜8の整数を示す、
【0011】で表される構成単位を20〜100重量%
およびこの構成単位を導入するための単量体とは異なる
単量体(但しフッ素含有エチレン性不飽和基含有化合物
を除く)によって導入される他の構成単位0〜80重量
%からなる重合体100重量部、および (B)2級窒素原子および/または3級窒素原子を含む
ヘテロ環構造を有する化合物0.1〜30重量部を含ん
でなる熱硬化性樹脂組成物からなることを特徴とする光
デバイス用保護膜材料によって達成される。
【0012】本発明の光デバイス用保護膜材料を構成す
る熱硬化性樹脂組成物は、上記の如く、(A)成分およ
び(B)成分を含有してなる。
【0013】(A)成分は上記一般式(I)で表わされ
る構成単位を少くとも20重量%含有する重合体(以下
「重合体(A)」という)である。
【0014】一般式(I)において、Rは水素原子また
は炭素数1〜5のアルキル基を示しそしてmは1〜8、
好ましくは1〜4の整数を示す。炭素数1〜5のアルキ
ル基は、直鎖状および分岐鎖状のいずれであってもよ
く、例えばメチル、エチル、n−プロピル、iso−プ
ロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチ
ル、t−ブチルおよびn−ペンチル等である。これらの
うち、メチルが特に好ましい。
【0015】一般式(I)で表される構成単位を導入す
るために使用される単量体としては、例えば(メタ)ア
クリル酸グリシジル、α−エチルアクリル酸グリシジ
ル、α−n−プロピルアクリル酸グリシジル、α−n−
ブチルアクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸−
3,4−エポキシブチル、(メタ)アクリル酸−4,5−
エポキシペンチル、(メタ)アクリル酸−6,7−エポ
キシヘプチル、α−エチルアクリル酸−6,7−エポキ
シヘプチル等を挙げることができる。これらの中で、
(メタ)アクリル酸グリシジルが好ましい。これらの単
量体は、1種単独または2種以上の組み合わせで使用す
ることができる。
【0016】これらの単量体から導入される一般式
(I)で表される構成単位は、塗膜中での架橋反応を有
効に行なうために、重合体(A)中に20〜100重量
%、特に30〜70重量%の割合で含まれていることが
好適である。
【0017】重合体(A)を構成する一般式(I)で表
される構成単位以外の他の構成単位、すなわち重合体
(A)中に好ましくは80重量%以下特に70〜30重
量%の割合で含まれ得る他の構成単位は、例えばアクリ
ル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
メタクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸
ブチル、メタクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル
酸フェニル、メタクリル酸フェニル、アクリル酸シクロ
ヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸ジ
シクロペンタニル、メタクリル酸ジシクロペンタニル、
アクリル酸ジシクロペンタニルオキシエチル、メタクリ
ル酸ジシクロペンタニルオキシエチル、アクリル酸イソ
ボロニル、メタクリル酸イソボロニルの如きアクリル酸
もしくはメタクリル酸のエステル;スチレン、α−メチ
ルスチレン、p−メチルスチレン、ビニルナフレンの如
きビニル芳香族系化合物の如き単量体の共重合によって
導入される。但し、一般式(I)で表される構成単位と
異なる他の構成単位を導入するためのこれらの単量体が
フッ素含有エチレン性不飽和基含有化合物であることは
ない。
【0018】重合体(A)の分子量は、本発明における
熱硬化制樹脂組成物の溶液を均一に塗布することが可能
である限り特に限定されないが、通常ポリスチレン換算
重量平均分子量が5,000〜300,000の範囲にあ
ることが好適であり、形成する塗膜の厚さ、塗布条件、
目的等に応じて適宜選択される。
【0019】また本発明において使用するこの重合体
(A)は、上述した構成単位を有する限りにおいて、前
述した各単量体のランダム共重合体あるいはブロック共
重合体であってよい。
【0020】(B)成分は2級窒素原子および/または
3級窒素原子を含むヘテロ環構造を有する化合物であ
る。
【0021】ヘテロ環構造を有する化合物は、重合体
(A)のエポキシ基を開環させて架橋させるのに有効で
ある。
【0022】このようなヘテロ環構造を有する化合物と
しては、例えばピロール、イミダゾール、ピラゾール、
ピリジン、ピラジン、ピリミジン、インドール、インダ
ゾール、ベンズイミダゾール、イソシアヌル酸等を例示
することができる。これらの中でも、2−メチルイミダ
ゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−ヘ
プタデシルイミダゾール、4−メチル−2−フェニルイ
ミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾール、
2−エチル−4−メチル−1−(2′−シアノエチル)
イミダゾール、2−エチル−4−メチル−1−[2′−
(3″,5″−ジアミノトリアジニル)エチル]イミダ
ゾール、ベンズイミダゾール等のイミダゾール誘導体お
よびイソシアヌル酸が好適であり、最も好適には、2−
エチル−4−メチルイミダゾール、4−メチル−2−フ
ェニルイミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダ
ゾールおよびイソシアヌル酸が使用される。これらのヘ
テロ環構造を有する化合物は、単独または2種以上の組
み合わせで使用することができ、重合体(A)100重
量部当り0.1〜30重量部、特に0.1〜10重量部の
割合で使用されることが望ましい。
【0023】本発明における熱硬化性樹脂組成物には、
上記(A)および(B)成分の他、必要に応じ、他の配
合剤例えば接着助剤、界面活性剤、帯電防止剤などを配
合することができる。
【0024】接着助剤としては、官能性シランカップリ
ング剤を例示することができる。官能性シランカップリ
ング剤としては、ビニル基、カルボキシル基、メタクリ
ロイル基、イソシアネート基、エポキシ基等の反応性置
換基を有するシランカップリング剤が好適である。その
具体例としては、トリメトキシシリル安息香酸、γ−メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリ
アセトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、γ−イ
ソシアナートプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシ
ドキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エ
ポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等を
挙げることができる。これらの官能性シランカップリン
グ剤も、単独または2種以上の組み合わせで使用するこ
とができ、重合体(A)100重量部当り0.1〜30
重量部の割合で使用されることが望ましい。
【0025】界面活性剤としてはフッ素系界面活性剤お
よびアルキレングリコール系界面活性剤を例示すること
ができる。
【0026】このフッ素系界面活性剤としては、末端、
主鎖および側鎖の少くともいずれかの部位に、フルオロ
アルキルまたはフルオロアルキレンを有する化合物が好
適である。このようなフッ素系界面活性剤としては具体
例には1,1,2,2−テトラフロロオクチル(1,1,2,
2−テトラフロロプロピル)エーテル、1,1,2,2−
テトラフロロオクチルヘキシルエーテル、オクタエチレ
ングリコールジ(1,1,2,2−テトラフロロブチル)
エーテル、ヘキサエチレングリコールジ(1,1,2,2,
3,3−ヘキサフロロペンチル)エーテル、オクタプロ
ピレングリコールジ(1,1,2,2−テトラフロロブチ
ル)エーテル、ヘキサプロピレングリコールジ(1,1,
2,2,3,3−ヘキサフロロペンチル)エーテル、パー
フロロドデシルスルホン酸ナトリウム、1,1,2,2,
8,8,9,9,10,10−デカフロロドデカン、1,1,
2,2,3,3−ヘキサフロロデカン等を挙げることがで
きる。またこれらの市販品としては、BM−1000、
BM−1100(BM Chemie社製)、メガファ
ックF142D、同F172、同F173、同F183
(大日本インキ化学工業(株)製)等を挙げることがで
きる。また、アルキレングリコール系界面活性剤として
は、主鎖および/または側鎖にエチレングリコール基、
プロピレングリコール基等のアルキレングリコール基を
有する化合物を例示することができる。これらは前述し
たフッ素系界面活性剤の代わりにあるいはそれと組み合
わせて用いられる。アルキレングリコール系界面活性剤
は組成物の塗布性を改良する効果だけでなく、組成物に
帯電防止効果を付与する場合が多く、有用である。
【0027】このようなアルキレングリコール系界面活
性剤として、具体例にはオクタエチレングリコールイソ
ブチルエーテル、ヘキサエチレングリコールイソプロピ
ルエーテル、ヘキサプロピレングリコールモノエチルエ
ーテル、ヘプタプロピレングリコールモノ−n−ブチル
エーテル、テトラエチレングリコールモノメタクリレー
ト、ヘキサプロピレングリコールモノメタクリレート等
を挙げることができる。これらの市販品として、例えば
PEG600、PEG600、PEG6000、PEG
20000、ブレンマーPE−90、同200、同35
0(日本油脂(株)製)等を挙げることができる。
【0028】これらの界面活性剤の使用量は(A)成
分、(B)成分の種類や濃度、および界面活性剤の種類
によっても好適な範囲は違うが、一般に(A)成分10
0重量部あたり0.0005〜5重量部、特に0.001
〜2重量部の範囲で使用されるのが好ましい。また帯電
防止剤を使用する場合の使用量も同様である。
【0029】本発明における熱硬化性樹脂組成物は、上
述した各成分を均一に混合することによって容易に調製
することができ、好適には適当な溶媒に溶解させて溶液
の形で使用に供される。用いる溶媒としては、重合体
(A)、ヘテロ環構造を有する化合物等の成分を均一に
溶解させることができ、且つ各成分と反応しないもので
あれば特に制限されないが、一般的には塗膜の形成のし
易さからいって、セロソルブアセテート系およびジグラ
イム系の溶剤が好適であり、特にエチルセロソルブアセ
テート、エチルカルビトールアセテート、ジエチレング
リコールジメチルエーテルおよびエチレングリコールジ
エチルエーテルが好適である。この組成物の溶液の濃度
は特に制限されず、使用目的に応じて適宜選定すること
ができるが、通常固形分濃度が5〜50重量%程度で使
用される。
【0030】また組成物の溶液の調製にあたっては、例
えば重合体(A)の溶液とヘテロ環構造を有する化合物
の溶液との2種の溶液を調製しておき、これら溶液を所
定の割合で混合することもできる。
【0031】本発明においては、上述した組成物の溶液
を、所定の基体表面に塗布し、過熱により硬化すること
によって所望の塗膜を形成することができる。
【0032】基体表面への塗布方法は特に限定されず、
例えばスプレー法、ロールコート法、回転塗布法等の各
種の方法を採用することができる。本発明の組成物の熱
硬化条件は、各成分の具体的種類、配合割合等によって
も異なるが、通常は、150〜200℃で0.2〜1.5
時間程度である。
【0033】本発明の組成物から得られる塗膜は以下の
実施例から明らかなとおり色分離フィルター防染保護
層、表面保護層を形成する光デバイス用保護膜材料とし
て好適である。
【0034】
【実施例】次に実施例によって本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれら実施例により限定されるもので
はない。
【0035】実施例1〜4 (1)重合体(A1)〜(A4)の合成:単量体100
重量部をエチルセロソルブアセテート300重量部に混
合し、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル
(AIBN)0.5重量部を添加し、80℃で3時間重
合させることで重合体濃度25重量%溶液を得た。この
溶液を溶液(A1)〜(A4)とする。重合体(A1)
〜(A4)の組成を表1に示す。
【0036】(2)組成物の調製:上記溶液(A1)〜
(A4)100重量部(重合体(A)25重量部)をエ
チルセロソルブアセテート100重量部で希釈したの
ち、表1に示す配合処方にしたがって2級窒素原子およ
び/または3級窒素原子を含むヘテロ環構造を有する化
合物および接着助剤を加え十分攪拌して組成物を得た。
これを組成物(A1)〜(A4)とした。
【0037】(3)塗膜の形成:ガラス基板上にスピン
コーターにより乾燥後の膜厚が0.4μmになるように
組成物(A1)〜(A4)を塗布し、クリーンオーブン
中150℃で30分熱硬化を行なって塗膜を形成した。
この基板をガラスとの密着性試験に用いた。
【0038】(4)塗膜とカラーフィルター材料との密
着性の評価用基板作製:2インチシリコンウェハ上に、
ゼラチン20重量%水溶液100重量部に重クロム酸カ
リウム4重量部を溶解させた溶液をスピンコーターによ
って塗布した。80℃で10分間乾燥させたのち露光し
て架橋膜を形成したのち純水で1分間現像を行なった。
この基板を乾燥窒素ガスで風乾し、カラーフィルター基
板とした。この上に組成物を(A1)〜(A4)を
(3)と同様に塗布後、熱硬化し塗膜を形成した。
【0039】(5)塗膜の評価:(3)、(4)で得た
基板を用いて以下に記す評価を行なった。結果を表2に
示す。
【0040】セロテープ剥離試験 JIS K−5400 6.15碁盤目試験に準拠し、
(3)、(4)で得られた塗膜に1mm間隔で10×1
0、計100個の碁盤目をカッターナイフで形成し、セ
ロテープにより剥離強度を測定した。100個の碁盤目
のうち、ガラス基板もしくはカラーフィルター基板表面
から剥離した個数を数えた。なお、この接着性は、剥離
した碁盤目の個数により、次の基準で評価した。 ○:5個以下 △:6〜49個 ×:50個以上
【0041】防染性 (3)で得られた基板を下記の2種の染浴に90℃で3
0分間浸漬した後、水洗して着色の有無を浸漬前後の可
視スペクトル(400〜800nm)を比較することで
判断した。すなわち浸漬前後の可視スペクトルの吸収の
変化が2%以内の場合、防染性良(○)とした。 染浴1 酸性染料(ブリリアントブルーFCF) 2g 氷酢酸 3g 蒸留水 100g 染浴2 酸性染料(スミノールミリングレッドRS、住友化学(株)製) 2g 氷酢酸 3g 蒸留水 100g
【0042】耐熱性 (3)で得られた基板を200℃で1時間クリーンオー
ブン中に置き、熱処理による着色の有無を防染性と同様
に、浸漬前後の可視スペクトルを比較することで判断し
た。
【0043】(6)組成物溶液の評価 (2)で得られた組成物を調製後25℃に保存した場合
の溶液粘度の変化を測定した。結果を図1に示す。
【0044】比較例1 実施例1で使用したヘテロ環構造を有する化合物の代わ
りにトリメリット酸無水物を用いて組成物を調製し、溶
液の評価を行なった。結果を図1に示す。
【0045】比較例2 実施例1で使用したヘテロ環構造を有する化合物の代わ
りにトリメリット酸を用いて組成物を調製し、溶液の評
価を行なった。結果を表2および図1に示す。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【発明の効果】本発明の光デバイス用保護膜材料は、基
体への接着性が高く、平滑で強靱でありしかも耐熱性お
よび防染性に優れた塗膜を与え、加えて溶液状態で長期
間保存しても粘度変化が小さいかあるいは無視しうる程
度であり取扱いにも利便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における熱硬化性樹脂組成物溶液およ
び比較組成物溶液についての粘度変化率を示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 泰明 東京都中央区築地二丁目11番24号 日本 合成ゴム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−84757(JP,A) 特開 平4−285624(JP,A) 特開 平4−164918(JP,A) 特公 昭43−29670(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 33/04 - 33/16 C08K 5/34 - 5/357 C09D 133/04 - 133/16 C08G 59/50 - 59/66 G02B 5/20 G02F 1/133

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下記一般式(I) 【化1】 ここで、Rは水素原子または炭素数1〜5のアルキル基
    を示し、そしてmは1〜8の整数を示す、 で表される構成単位を20〜100重量%およびこの構
    成単位を導入するための単量体とは異なる単量体(但し
    フッ素含有エチレン性不飽和基含有化合物を除く)によ
    って導入される他の構成単位0〜80重量%からなる
    合体100重量部、および (B)2級窒素原子および/または3級窒素原子を含む
    ヘテロ環構造を有する化合物0.1〜30重量部を含ん
    でなる熱硬化性樹脂組成物からなることを特徴とする光
    デバイス用保護膜材料。
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