JPH04132725A - ポリイソシアネート - Google Patents

ポリイソシアネート

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JPH04132725A
JPH04132725A JP2251849A JP25184990A JPH04132725A JP H04132725 A JPH04132725 A JP H04132725A JP 2251849 A JP2251849 A JP 2251849A JP 25184990 A JP25184990 A JP 25184990A JP H04132725 A JPH04132725 A JP H04132725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyisocyanate
reaction
catalyst
isocyanurate
diisocyanate
Prior art date
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Pending
Application number
JP2251849A
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English (en)
Inventor
Hideki Sakai
秀樹 坂井
Kazuki Saka
和樹 坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04132725A publication Critical patent/JPH04132725A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、粉体塗料のイソシアネート成分として新規で
有用なポリイソシアネートに関するものであり、さらに
詳細には、イソホロンジイソシアネートにヘキサメチレ
ンジイソシアネートを少量混合して反応させたのち、公
知のブロック化剤でブロック化したイソシアヌレート構
造をもつポリイソシアネートに関するものである。
〔従来の技術〕
ポリウレタン粉体塗料のイソシアネート成分として、主
としてイソホロンジイソシアネートのブロック体か使用
されている。しかし、このブロックポリイソシアネート
は、塗膜が脆いという欠点を有している。
そこで、ポリウレタン粉体塗料分野においては、塗膜強
度が強く、かつ優れた耐候性を有したポリウレタン粉体
塗料を提供しうるブロックポリイソシアネートの出現を
かねてから要望されていた。
その具体的な対策として、これまでにイソホロンジイソ
シアネートとヘキサメチレンジイソシアネートをモル比
でl:4〜4:1の範囲内で混合して反応させたポリイ
ソシアネートが特開昭57−78460号公報で提案さ
れている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、このポリイソシアネートは、通常液体であり、
また常温で固体の組成のものでも夏場にブロッキングを
起こしてしまうという問題点があり、粉体塗料として使
用するには好ましくない。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上述した従来技術の問題に鑑み、塗膜強
度が強く、かつ夏場でもブロッキングを起こさないポリ
イソシアネートを求めて鋭意検討した結果、特定のジイ
ソシアネートを反応させて得られるイソシアヌレート構
造をもつポリイソシアネートが上述の目的にかなうもの
であることを見いだし、本発明を完成した。
即ち、本発明は、イソホロンジイソシアネートとヘキサ
メチレンジイソシアネートのモル比が81 : 19〜
95:5の範囲内にある混合物を、イソシアヌレート化
触媒の存在下で反応させたのちブロック化したイソシア
ヌレート構造を有するポリイソシアネートに関するもの
である。
本発明のポリイソシアネートは、イソホロンジイソシア
ネートとヘキサメチレンジイソシアネートのモル比が8
1 : 19〜95二5、好ましくは81 : 19〜
90:10の範囲内にある混合物をイソシアヌレート化
触媒によるジイソシアネートの環状3量化反応を行い、
余剰の未反応物を除去精製したのち、公知のブロック化
剤によりブロック化反応することにより得られる。
ここで、イソホロンジイソシアネートのモル比か95%
を越えると、ポリマーの融点か高すぎて脆い塗膜しか得
られない。また、イソホロンジイソシアネートのモル比
か81%未満ては、ポリマーの融点が低すぎて、夏場に
ブロッキングを起こしてしまう。
イソシアヌレート化反応は熱安定性の低い環状2量体で
あるウレトジオン構造を経由するか、または副反応とし
てウレトジオン構造のものを併発すると一般に言われて
いる。そのため、反応を低転化率で停止した場合、製品
中のウレトジオン濃度が高くなりやすい。したがって、
製品中のウレトジオン含有量を抑えるため、触媒として
はウレトジオン残留の少ないものを選択する必要がある
かかる条件に好適な触媒としては、■例えば、テトラメ
チルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、テトラ
ブチルアンモニウム等のテトラアルキルアンモニウムの
ハイドロオキサイドや有機弱酸塩、■例えば、トリメチ
ルヒドロキシプロピルアンモニウム、トリメチルヒドロ
キシエチルアンモニウム、トリエチルヒドロキシプロピ
ルアンモニウム、トリエチルヒドロキシエチルアンモニ
ウム等のヒドロキシアルキルアンモニウムのハイドロオ
キサイドや有機弱酸塩、■例えば、酢酸、カプロン酸、
オクチル酸、ミリスチン酸等のアルキルカルボン酸のア
ルカリ金属塩、および■上記アルキルカルボン酸の錫、
亜鉛、鉛等の金属塩、■例えば、ヘキサメチルジシラザ
ン等のアミノシリル基含有化合物等が挙げられる。
触媒濃度は使用する触媒および反応濃度により異なるが
、通常、ジイソシアネートに対して10〜1.0001
)pmの範囲から選択される。
本発明のポリイソシアネートを得るためには、反応の進
行を初期で停止することが望ましい。しかしながら、イ
ソシアネート基の環状3量体は、初期の反応速度か非常
に速いため、反応の進行を初期で停止することは困難が
伴い、反応条件、特に触媒の添加量および添加方法に関
しては、慎重に選択する必要かある。例えば、触媒の一
定時間毎の分割添加方法等が好適なものとして推奨され
る。
反応は溶媒を用いても、用いなくてもよい。溶媒を用い
る際には当然、イソシアネート基に対し反応活性をもた
ない溶剤を選択すべきである。溶剤の具体例としては、
トルエンやキシレン等の芳香族炭化水素類や酢酸エチル
、酢酸ブチル等のエステル類が挙げられる。
反応温度は通常20〜160°C1好ましくは40〜1
20°Cの範囲から選ばれる。
反応の進行は反応液のNC0%測定、赤外分光測定、屈
折率測定等で追跡することかできる。
また、イソシアヌレートへの転化反応か進みすぎると、
生成物の粘度か上昇し、イソシアヌレート環状3量体含
有量が低下して、目的とする物性の製品が得られないた
め、反応の転化率はおおむね25%以下に止めるのか望
ましい。
反応か目的の転化率に達したならば、例えば、硫酸、リ
ン酸等の触媒失活剤を添加し、反応を停止する。反応を
停止後、必要であれば失活触媒を辞去した後、過剰のジ
イソシアネートを除去する。
このジイソシアネートの除去は、例えば、薄膜蒸発罐や
溶剤抽出法により行われる。
ブロック化反応は、ポリイソシアネート化合物に対し、
過剰のブロック化剤を用いて反応させ、反応後に残る遊
離NGO含有量が2重量%以下にすることが好ましい。
ブロック化剤としては、例えばフェノール類、アルコー
ル類、アセト酢酸エチルエステル、ラクタム類、トリア
ゾール類等が挙げられる。また、反応時に、例えばエス
テル系、ケトン系、芳香族炭化水素系などのイソシアネ
ート基と反応しない適当な溶剤を用いることも可能であ
る。
反応温度は、60〜120°Cの範囲が好ましく、また
亜鉛アセチルアセトネートのような触媒を使用して反応
を促進することも可能である。
〔実施例〕
以下、実施例によりさらに具体的に説明するか、本発明
は実施例により限定されるものではない。
なお、製品の物性値は以下の方法により求めた。
酸価および水酸基価は、JIS−KOO70に準じて行
った。
融点測定は、示唆走査熱量計(セイコー電子工業■製)
を用いて行った。
IR測測定、フーリエ変換赤外分光光度計(島津製作所
製)を用いて岩塩板塗布法にて行った。
参考例1 ポリエステルの製造 ジメチルテレフタレート388部、ネオペンチルグリコ
ール312部およびトリメチロールプロパン40部の混
合物を180〜200°Cに加熱し、生成するメタノー
ルを連続的に系外に除去しながら4時間反応させた。つ
いで、無水フタル酸148部を加え副生ずる水を分離除
去しながら更に240°Cで4時間反応させると酸価5
.0、水酸基価67.0、融点90〜100℃のポリエ
ステル樹脂が得られた。
実施例1 攪拌器、冷却管、温度計を取り付けた四つ目フラスコに
イソホロンジイソシアネート(以下IPDIと略記する
) 850 gと、ヘキサメチレンジイソシアネート(
以下HDIと略記する) 150 g(IPDI/HD
Iのモル比=81/19) 、及び溶媒としてエチレン
グリコールモノメチルエーテルアセテート400gを仕
込み、攪拌下60°Cに保ったまま、触媒としてテトラ
メチルアンモニウムカブリエート0.2gを分割して3
0分毎に加えた。
4時間イソシアヌレート化反応を行った後、停止剤とし
て89%リン酸0.15部gを加え反応を停止させた。
得られた反応液から失活触媒であるテトラメチルアンモ
ニウム・リン酸塩を 別したのち、薄膜蒸発罐で過剰の
IPDI、HDIおよび溶媒を除去した。
この生成物を130〜140℃のもとてニーダ中で60
0gのε−カプロラクタムを加えて反応させ、融点範囲
が105〜115°Cの固体生成物を得た。この生成物
のIR測測定行ったところ、1680cm−’付近にイ
ソシアヌレート環の吸収が見られた。
得られたポリイソシアネートと、参考例1で得たポリエ
ステルを粉砕し、NGO10H比=1にな比法1に混合
する。これにレベリング剤、白色顔料、充填剤を加えて
、エツジランナー中で十分に混合し、次に押出機中で1
00〜130°Cにおいて均質化する。冷却後、押出物
を砕き、ペグミルで100μ以下の粒度まで粉砕する。
こうして得られた粉末を、静電粉末塗装用装置を用いて
軟鋼板に60KVで80〜100μの膜厚になるように
静電塗装し、循環空気乾燥語中で180℃の温度で焼付
けを行った。その結果、第1表に示したように良好な硬
化塗膜が得られた。
実施例2 I PD I  900g5HD I  100g (
I PD I/MDIのモル比= 87/ 13)を実
施例1の方法に従って反応させ、融点範囲118〜12
5°Cの固体生成物を得た。この生成物のIR測測定行
ったところ、1680an−’付近にイソシアヌレート
環の吸収が見られた。
得られたポリイソシアネートと参考例1で得たポリエス
テルを実施例1の方法に従って混合し焼付けを行った。
その結果、第1表に示したように良好な硬化塗膜か得ら
れた。
比較例I I PD I  1000 gのみを実施例1の方法に
従って反応させ、融点範囲145〜158°Cの固体生
成物を得た。この生成物のIR測測定行ったところ、1
680cm−’付近にイソシアヌレート環の吸収が見ら
れた。
得られたポリイソシアネートと参考例1で得たポリエス
テルを実施例1の方法に従って混合し焼付けを行ったと
ころ、硬くて脆い塗膜しか得られなかった。
比較例2 I PD I 550g、 HD I 450g (I
 PD I/HDIのモル比=48152)を実施例1
の方法に従って反応させ、融点範囲60〜70°Cの固
体生成物を得た。この生成物のIR測測定行ったところ
、1680an−’付近にイソシアヌレート環の吸収が
見られた。
しかし、このポリイソシアネートは粉砕後4゜°C雰囲
気下に2週間放置したところ塊状化してしまった。
以上、比較例1.2のサンプルの評価結果をまとめて第
1表に示す。
第  1  表 表中の測定のうち、エリクセン試験および耐衝撃性は、
JIS−に5400に準じて行った。
粉体の貯蔵安定性は、サンプルを40’C雰囲気下に2
週間放置した後の状態を目視判定した。
〔発明の効果〕
本発明のポリイソシアネートは、夏場でもブロッキング
を起こすことなく、かつ、イソホロンジイソシアネート
単独から得られるポリイソシアネトに比べて、塗膜強度
が強い。そのうえ優れた耐熱性をも有しているため、粉
体塗料用硬化剤として極めて有用である。
さらに、イソホロンジイソシアネート単独から得られる
ポリイソシアネートよりも融点が低いという利点を有し
ているため、低い温度で解離するブロック化剤と反応さ
せれば、より低い温度で焼付は可能な粉体塗料を設計す
ることも可能である。
特許出願人  旭化成工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. イソホロンジイソシアネートとヘキサメチレンジイソシ
    アネートのモル比が81:19〜95:5の範囲内にあ
    る混合物を、イソシアヌレート化触媒の存在下で反応さ
    せたのちブロック化したイソシアヌレート構造を有する
    ポリイソシアネート。
JP2251849A 1990-09-25 1990-09-25 ポリイソシアネート Pending JPH04132725A (ja)

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