JPH04132337U - 空気調和装置の室外機 - Google Patents

空気調和装置の室外機

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JPH04132337U
JPH04132337U JP3995791U JP3995791U JPH04132337U JP H04132337 U JPH04132337 U JP H04132337U JP 3995791 U JP3995791 U JP 3995791U JP 3995791 U JP3995791 U JP 3995791U JP H04132337 U JPH04132337 U JP H04132337U
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正人 内海
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ダイキン工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ショートサーキット防止構造において、通風抵
抗および騒音を低減する。 【構成】ファンシュラウド(16)の基端部(27a)
にガイド板(31)を回動可能嵌入する。ガイド板(3
1)を、中央部が最も突出して両端にいくにしたがって
突出部分が漸減するように形成する。吹出空気が吸込空
気の流れに引かれてショートサーキットが発生しやすい
状態になった場合、ガイド板(31)が吸込口(13)
へ向かう吹出空気の流れを遮断する。他方、吸込口(1
3)に向かう空気の流れが通過する端縁位置以外の部分
にはガイド板(31)はないので、通風抵抗や送風音の
反響が起こらない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、空気調和装置の室外機に係り、とくに吹出口におけるショートサー キット防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、空気調和装置の室外機においては、建物等との間隔をできるだけ小さ くする傾向にある。そのため、ケーシングの後面や側面に設けた吸込口と建物等 の壁面との距離が十分保つことができない場合に、ショートサーキットが生じる ことがある。ショートサーキットが生じると、夏の冷房運転時には、吹出空気が そのまま吹出口に吸引される空気流れが発生するために高温の吹出空気が吸込口 に吸い込まれるようになる。このショートサーキットは室外機を複数台並列に設 置した場合や、ケーシングの側面に吸込口を設けた場合にとくに発生しやすい。 ショートサーキットが生じると、室外熱交換器が過熱するために冷媒回路の高圧 側圧力が上昇し、エネルギー効率の低下、さらには運転不能といった事態を引き 起こすという問題がある。
【0003】 そこで、従来、ショートサーキットの防止対策として、例えば実開平2−62 327号公報に開示されているように、吹出口の周縁に円筒状のリングを取り付 け、ケーシングの側面に向かう空気の流れを遮断することが行われている。
【0004】 すなわち、図6に示すように、ファンシュラウド(44)をベルマウス部(4 5)と円筒状の主導風部(46)と外拡がりのテーパー状の導風コーン(47) とで一連に形成し、該導風コーン(47)の基端と主導風部(46)との間に円 筒状の制御リング(48)を設けたものである。該制御リング(48)は、主導 風部(46)の外周に設けられた溝(49)に沿って軸方向へ移動でき、図示状 態のように、制御リング(48)を溝(49)から突出させると、吹出空気を直 線状に指向させて吹き出すことができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報の技術は、円筒状の制御リング(48)が吹出口の全 周にわたって吹出空気の流れを規制するものであるため、通風抵抗が大きくなっ たり、送風音が反響増幅されることによって騒音が発生するという問題がある。
【0006】 すなわち、図7に示すように、制御リング(48)の突出長さlが大きくなる ほどショートサーキットは漸減する反面、通風抵抗と送風音は増加してしまうと いう欠点がある。
【0007】 本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであって、ショートサーキット防止 構造において、通風抵抗および騒音を低減することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案が講じた手段は、吹出口の端縁のうち、シ ョートサーキットの空気の流れのある位置にだけガイド板を設けることにより、 通風抵抗および騒音を低減しようとするものである。
【0009】 具体的には、ケーシング(9)に吸込口(13)と吹出口(12)が開設され 、上記ケーシング(9)の内部には送風機(14)が付設された熱交換器(4) が収容されてなる空気調和装置の室外機を前提としている。
【0010】 そして、上記吹出口(12)には、該吹出口(12)における周縁の所定領域 で生じる該吹出口(12)から上記吸込口(13)に向かう空気流れに対応して 、上記吹出口(12)の端縁位置に、ガイド板(31)が外方に向けて突設され た構成となっている。
【0011】
【作用】
上記の構成により、請求項1に係る考案によれば、空気調和装置の室外機の運 転状態において、吹出口(12)より吹き出された空気が吸込空気の流れに引か れてショートサーキットが発生しやすい状態になった場合、吹出口(12)には 、吹出口(12)から吸込口(13)に向かう空気の流れが通過する端縁位置に ガイド板(31)が外方に向けて突設されているので、吸込口(13)へ向かう 吹出空気の流れが遮断される。他方、吸込口(13)に向かう空気の流れが通過 する端縁位置以外の部分にはガイド板(31)は設けられていないので、通風抵 抗や送風音の反響が起こらない。
【0012】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、ガイド板(31)により、ショートサーキッ トが発生する部分だけにおいて吹出空気の流れを規制することができ、通風抵抗 および騒音を低減しつつショートサーキットを防止することができる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
【0014】 図1に本考案を適用した、冷房専用の空気調和装置を示す。空気調和装置(1 )は、圧縮機(2)と、室外機(3)に収容された室外熱交換器(4)と、減圧 機構としてのキャピラリーチューブ(5)と、室内熱交換器(6)とを冷媒配管 (7)で接続してなる冷媒回路(8)を備えている。
【0015】 室外機(3)は、図2および図3に示すように、前後に薄い角箱状のケーシン グ(9)を有し、該ケーシング(9)内を区画壁(10)によって左右に二分さ れている。右方の機室内には、コンプレッサ(11)や制御弁および電気機器を 配置されている。左方のファン室側のケーシング(9)には、前面に吹出口(1 2)が、左側面と後面とに吸込口(13a),(13b)が形成され、該吸込口 (13a),(13b)に臨んで平面視L字状の室外熱交換器(4)が配置され ている。さらに、吹出口(12)に臨んで軸流型の室外送風機(14)の羽根車 (15)が配置されている。吸込口(12)はケーシング(9)の前面中央より やや左側に片寄った位置に形成され、吹出口(12)には、羽根車(15)の周 囲を覆うファンシュラウド(16)が配置され、該ファンシュラウド(16)の 外面は吹出グリル(17)で覆われている。なお、室外送風機(14)の羽根車 (15)は、ファンモータ(18)によって回転駆動され、また、室内熱交換器 (6)には室内送風機(19)が付設されている。
【0016】 ファンシュラウド(16)は、プラスチックの一体成形品であって、図4に示 すように、基端部(16a)から機内側へ出口ベルマウス部(25)と、円筒状 の主導風部(26)と、入口ベルマウス部(27)とが連続して形成され、上記 基端部(16a)からケーシング(9)の前面側へ固定用フランジ(29)が延 設されている。該基端部(16a)には、固定用溝(28)が周回状に形成され 、該固定用溝(28)が機内側に折曲形成された吹出口(12)の開口縁(12 a)に嵌入されている。これにより、ファンシュラウド(16)がケーシング( 9)に取り付けられている。
【0017】 さらに、上記固定用溝(28)の内側の端部(27a)には、ガイド板用溝( 30)が周回状に形成されており、ガイド板用溝(30)には、本考案の特徴と するガイド板(31)が回動可能に嵌入されている。ガイド板(31)の後端に は突起(32)が形成され、該突起(32)の弾性変形により抜け止めがなされ ている。
【0018】 ガイド板(31)の突出部分(31b)は、吹出口(12)の開口縁(12a )の全周の半分の長さに設定されており、中央部が最も突出して両端にいくにし たがって突出部分が漸減するように形成されている。これは、ショートサーキッ トの空気流れは開口縁(12a)の全周に均等に発生することは少なく、通常は 、開口縁(12a)のうち吸込空気の流れに吸引されやすい領域に、すべての吹 出空気が向かい、ショートサーキットの空気流れが発生している開口縁(12a )の領域を離れるにしたがって、ショートサーキットの勢いは弱まるからである 。
【0019】 上記室外機(3)は、図5に示すように、3台が建物等の凹状の空間に並列に 設置されている。
【0020】 次に、ガイド板(31)の作動について説明する。
【0021】 図5に示すような室外機(3)の設置状況においては、吸込口(13a),( 13b)と建物等との隙間には左側に吸込空気の流れが発生しており、ショート サーキットが発生しやすい状態になっている。しかも、この実施例では、3台の 室外機が並列に設置されているために吸込空気の風速は大きく、さらに側面側の 吸込口(13a)と吹出口(12)とが近接しているために、ショートサーキッ トがとくに発生しやすい。この場合、吹出空気は水平左方に吸引されることにな る。
【0022】 一方、ガイド板(31)を吹出口(12)の左側に回動し、ガイド板(31) の中央部が吹出口(12)の最左端になるように設定する。これにより、左方に 向かう吹出空気の流れが遮断される。他方、ガイド板(31)の中央部から両端 へ左方に流れる空気が少なくなるにしたがってガイド板(31)の突出部分も減 少すると共に、ショートサーキットが起こらない吹出口(12)の右側にはガイ ド板(31)の突出部分がないので、通風抵抗や送風音の反響が起こらない。
【0023】 したがって、この実施例では、ガイド板(31)により、ショートサーキット が発生する部分だけにおいて吹出空気の流れを規制することができ、通風抵抗や 騒音を低減しつつショートサーキットを防止することができる。
【0024】 またなお、冷媒回路(8)は、上記実施例のものに限られず、可逆運転可能な ものやマルチ型のものであってもよい。
【0025】 また、ガイド板(31)は、回動しないものであってもよく、その場合には、 ファンシュラウド(16)の一体成形品であってもよい。
【0026】 また、ガイド板(31)のガイド板用溝(30)への嵌入部分は、ガイド板( 31)の全周にわたるものであってもよく、突出部分(31a)の周長さ、突出 長さ、漸減傾向等は設計上適宜定めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示し、冷媒回路を示す回路
図である。
【図2】室外機の斜視図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】室外機のガイド板を示す要部拡大断面図であ
る。
【図5】室外機の配置を示す平面図である。
【図6】従来例のショートサーキット防止構造を示す要
部拡大断面図である。
【図7】制御リングの突出長さとショートサーキット
率、通風抵抗および送風音との関係を示す特性図であ
る。
【符号の説明】
3 室外熱交換器 9 ケーシング 12 吸込口 13 吹出口 14 室外送風機 31 ガイド板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(9)に吸込口(13)と吹
    出口(12)が開設され、上記ケーシング(9)の内部
    には送風機(14)が付設された熱交換器(4)が収容
    されてなる空気調和装置の室外機において、上記吹出口
    (12)には、該吹出口(12)における周縁の所定領
    域で生じる該吹出口(12)から上記吸込口(13)に
    向かう空気流れに対応して、上記吹出口(12)の端縁
    位置に、ガイド板(31)が外方に向けて突設されてい
    ることを特徴とする空気調和装置の室外機。
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