JPH04132117U - 釘孔付き瓦 - Google Patents

釘孔付き瓦

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Publication number
JPH04132117U
JPH04132117U JP3937391U JP3937391U JPH04132117U JP H04132117 U JPH04132117 U JP H04132117U JP 3937391 U JP3937391 U JP 3937391U JP 3937391 U JP3937391 U JP 3937391U JP H04132117 U JPH04132117 U JP H04132117U
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JP
Japan
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tile
tiles
nail
nail holes
ridge
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Pending
Application number
JP3937391U
Other languages
English (en)
Inventor
修司 山岡
猛 川口
Original Assignee
積水化学工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】棟側の瓦と軒側の瓦との重なり代を大きくとっ
ても瓦を破損することなく釘を打てるとともに、その釘
打ち効果を有効に発揮させることができる釘孔付き瓦を
提供することを目的としている。 【構成】瓦1を野地板等の葺設面3に固定するための釘
を打ち込む釘孔21,22,23が屋根の幅方向に隣合
う瓦1の一側端部が重ねられる部分に穿設されている瓦
1において、前記釘孔21,22,23が瓦1の軒側か
ら棟側に向かって適宜間隔で複数個設けられているか、
長孔に形成されている構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、野地板等の葺設面へ瓦を固定するための釘孔が設けられている瓦に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、平型瓦と呼ばれる平板状瓦は、一般に、図4にみるように、瓦4の一側 端に葺き上げる時に隣合う瓦4の他側端の重合部41が重なる被重合部42が設 けられていて、この被重合部42の軒側よりに釘孔43が設けられている。また 、瓦4の棟側端部44にも釘打ち部45が設けられている。
【0003】 そして、釘打ち部45の釘孔46および被重合部の釘孔43に釘を打ちつけて 野地板等の葺設面に瓦4を固定して風で飛ばされたりずれたりしないようにしつ つ葺いて行くようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、瓦4は、軒側の瓦4の棟側端縁に棟側の瓦の軒側端縁を上方から被 せるように葺いていくのであるが、屋根の流れ方向に瓦が揃うように被さり代を 調整すると、棟側の瓦4が軒側の瓦4の上に被さりすぎて、図5のように釘孔4 3が軒側の瓦4の上側に載ってしまい、釘5を無理に打とうとしたら、軒側の瓦 4に割れなどの破損が生じるため、釘5が打てなくなってしまうことがある。
【0005】 一方、被重合部42の釘孔43を棟側よりに設けておけば、上記のような問題 は解消されるのであるが、被重合部42の釘孔43に釘5を打ち込むことによっ てその瓦自体を葺設面3に固定するだけでなく、棟側瓦4の軒側端縁を軒側瓦の 棟側端縁にしっかりと密着させる働きもあり、あまり、軒側瓦から離れた位置に 釘5を打ち込んでもその効果が十分に発揮できない。
【0006】 本考案は、このような事情に鑑みて、棟側の瓦と軒側の瓦との重なり代を大き くとっても瓦を破損することなく釘を打てるとともに、その釘打ち効果を有効に 発揮させることができる釘孔付き瓦を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、このような目的を達成するために、瓦を野地板等の葺設面に固定す るための釘を打ち込む釘孔が屋根の幅方向に隣合う瓦の一側端部が重ねられる部 分に穿設されている瓦において、前記釘孔が瓦の軒側から棟側に向かって適宜間 隔で複数個設けられているか、長孔に形成されていることを特徴とする釘孔付き 瓦を要旨としている。
【0008】
【作用】
上記構成によれば、棟側瓦の重ね合わせが大きくなり、軒側に位置する釘孔が 軒側瓦の上にかかって釘を打てなくなると、軒側瓦にかからず、その釘孔より棟 側に位置し出来るだけ軒側瓦に直近の釘孔に釘を打ち込むことで、瓦を野地板等 にしっかりと固定することができる。
【0009】
【実施例】
以下に、本考案を、その実施例をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。 図1は、本考案にかかる釘孔付き瓦の1実施例をあらわしている。 図にみるように、この瓦1は、その表面の一側部(図では右側)が被重合部1 1として段落ち状に肉薄になって、図ではあらわしていないが、その裏面の他側 部(図では左側)が重合部12として段落ち状に肉薄になっている。
【0010】 被重合部11には、瓦1の軒側端部から棟側に向かって3つの釘孔21,22 ,23が縦列して設けられている。なお、図では釘孔21,22,23は、貫通 していないが、予め貫通していても構わない。 また、図中、24は瓦1の棟側端部に設けられた釘打ち部であって、瓦1表面 より少し膨出していおり、棟側瓦を葺いた時に棟側瓦の軒側端部が上方から被さ り、隠れるようになっている。25は釘打ち部24に設けられた釘孔である。
【0011】 この瓦1は、棟側に位置する瓦1の軒側の瓦1に対する重なり代が少ない時は 、図2にみるように、一番軒側に位置する釘孔21を介して野地板3に釘5を打 ち込むことができる。 一方、重なり代が大きくなるにつれて、1番目の釘孔21が軒側の瓦1端縁に かかり釘5を打てなくなると、図3にみるように、軒側の瓦1の上にかからず、 できるだけ軒側の瓦1に近い位置の釘孔22を選択し、この釘孔22を介して葺 設面3に釘5をそれぞれ打ち込むことによって葺設面3に固定することができる ようになっている。
【0012】 なお、この瓦1は、特に限定されないが、たとえば、公知のセメント,骨材, 補強繊維、および、水等を混合して得られた組成物を押出成形、プレス成形等の 成形法を用いて成形し養生硬化させて得ることができる。 本考案にかかる釘孔付き瓦は、上記の実施例に限定されない。上記の実施例で は、釘孔が3個穿設されていたが、4個以上でも構わない。また、軒側から棟側 に向かう長孔を1つ設けるようにしても構わない。
【0013】
【考案の効果】
本考案にかかる釘孔付き瓦は、以上のように構成されているので、棟側瓦の重 ね合わせが大きくなり、軒側の釘孔が軒側瓦の上にかかって釘を打てなくなると 、その釘孔より上の棟側の軒側瓦にかからず、できるだけ軒側瓦に近い釘孔を選 択して釘を打ち込み、瓦を葺設面に固定することができる。
【0014】 したがって、重なり代が大きくなっても釘打ち部を自由に選択して瓦を破損し たりすることなく釘の効果を有効に発揮するように打ちつけることができるよう になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案にかかる瓦の1実施例をあらわす平面
図である。
【図2】図1の瓦の重ね代が少ない時の葺いていく途中
の状態をあらわす側断面図である。
【図3】図1の瓦の重ね代が大きい時の葺いていく途中
の状態をあらわす側断面図である。
【図4】従来の瓦の1例をあらわす平面図である。
【図5】従来の瓦の葺いていく途中の状態をあらわす側
断面図である。
【符号の説明】
1 瓦 3 葺設面 5 釘 11 被重合部 21 釘孔 22 釘孔 23 釘孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】瓦を野地板等の葺設面に固定するための釘
    を打ち込む釘孔が屋根の幅方向に隣合う瓦の一側端部が
    重ねられる部分に穿設されている瓦において、前記釘孔
    が瓦の軒側から棟側に向かって適宜間隔で複数個設けら
    れているか、長孔に形成されていることを特徴とする釘
    孔付き瓦。
JP3937391U 1991-05-29 1991-05-29 釘孔付き瓦 Pending JPH04132117U (ja)

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JP3937391U JPH04132117U (ja) 1991-05-29 1991-05-29 釘孔付き瓦

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JP3937391U JPH04132117U (ja) 1991-05-29 1991-05-29 釘孔付き瓦

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002227345A (ja) * 2000-11-29 2002-08-14 Kubota Corp 屋根瓦

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002227345A (ja) * 2000-11-29 2002-08-14 Kubota Corp 屋根瓦
JP4516709B2 (ja) * 2000-11-29 2010-08-04 クボタ松下電工外装株式会社 屋根瓦

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