JPH04131888U - 短絡ソケツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 背を低くすると共に、接触信頼性を向上させ
ること。 【構成】 コンタクト３を略Ｈ字型に形成し、各側片４
を下方に夫々折曲して接触片５を形成する。両接触片５
の向かい合う端面には突部６を一体に夫々形成する。両
接触片５の向かい合う突部６はポスト１３の両側面に接
触し、ポスト１３に対して両面接触となり、一対のポス
ト１３が短絡される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ポストを有するヘッダに覆設して一対のポスト間をコンタクトによ り短絡する短絡ソケットに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

図４は従来の短絡ソケット２０を示し、ボデイ２１内には導電性のコンタクト ２２が配設されており、このコンタクト２２に形成した接触片２５がボデイ２１ に穿設した孔２３内に露出して配設されている。ヘッダに設けられているポスト に短絡ソケット２０を覆設すると、ポスト２４が孔２３に挿入され、ポスト２４ がコンタクト２２の接触片２５と接触し、コンタクト２２を介して一対のポスト 間が短絡されることになる

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

かかる従来例においては、上下方向に長いコンタクト２２としているため、高 さが高いという問題があり、また、接触片２５がポストの一面のみ接触する構造 であるため、接触信頼性が低いという問題があった。 本考案は上述の点に鑑みて提供したものであって、背を低くすると共に、接触 信頼性を向上させることを目的とした短絡ソケットを提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、少なくとも一対のポストが設けられたヘッダを設け、導電性のコン タクトを配設したハウジングを形成し、ハウジングをヘッダに覆設して、コンタ クトにより一対のポストを短絡するようにした短絡ソケットにおいて、コンタク トを略Ｈ型に形成すると共に、各側片の先端を同方向に折曲してＬ型に形成し、 各側片の先端をポストの両側面に接触する接触片としたものである。

【０００５】

【作用】 而して、コンタクトの各側片をＬ型に折曲して背を低くし、また、一対の接触 片にてポストの両側面に接触するようにして、接触信頼性を向上させている。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。図１は短絡ソケット１の分 解斜視図を示し、図２は断面図を示している。短絡ソケット１は、ハウジング２ と導電性でバネ性を有するコンタクト３とで構成されている。 コンタクト３は略Ｈ字型に形成されており、各側片４を下方に夫々折曲してＬ 型に形成している。各側片４の先端を接触片５とし、両接触片５の向かい合う端 面には突部６を一体に夫々形成している。尚、側片４を下方に曲げているために 、長さが短くても、バネ定数は小さくできる。

【０００７】 コンタクト３の中央の両側には係止突起７が突設されており、上面が開口した ハウジング２の内側面の上部には上記係止突起７と係止する凹所８が形成されて いる。この凹所８の上面には係止突起７をガイドするための傾斜面９が形成して ある。ハウジング２の底部の四隅にはポストが挿入される挿入口１０が穿設され ている。

【０００８】 図３はヘッダ１１の斜視図を示し、ボデイ１２には導電性で一対のポスト１３ が複数組配列されている。ポスト１３は略Ｌ型に形成されており、基部側の端部 １４がボデイ１２の側面より突出し、外部と接続されて回路を形成するようにな っている。 ここで、一対のポスト１３とは、縦並びのポスト１３とでも良く、また、横並 びのポスト１３でも良い。短絡ソケット１をヘッダ１１の任意の一対のポスト１ ３に覆設する場合、ポスト１３は短絡ソケット１の挿入口１０を介して両接触片 ５の間に挿入される。そして、両接触片５の向かい合う突部６はポスト１３の両 側面に接触することで、ポスト１３に対して両面接触となり、一対のポスト１３ が短絡されることになる。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は上述のように、少なくとも一対のポストが設けられたヘッダを設け、 導電性のコンタクトを配設したハウジングを形成し、ハウジングをヘッダに覆設 して、コンタクトにより一対のポストを短絡するようにした短絡ソケットにおい て、コンタクトを略Ｈ型に形成すると共に、各側片の先端を同方向に折曲してＬ 型に形成し、各側片の先端をポストの両側面に接触する接触片としたものである から、コンタクトの各側片をＬ型に折曲して背を低くしていることで、全体の背 の高さを低くすることができるものであり、また、一対の接触片にてポストの両 側面に接触するようにしているため、接触信頼性を向上させることができる効果 を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例の短絡ソケットの分解斜視図で
ある。

【図２】短絡ソケットの断面図である。

【図３】ヘッダの斜視図である。

【図４】（ａ）は従来例の短絡ソケットの平面図であ
る。 （ｂ）は正面図である。 （ｃ）は断面図である。

【符号の説明】

１ 短絡ソケット ２ ハウジング ３ コンタクト ４ 側片 ５ 接触片 １１ ヘッダ １３ ポスト

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも一対のポストが設けられたヘ
   ッダを設け、導電性のコンタクトを配設したハウジング
   を形成し、ハウジングをヘッダに覆設して、コンタクト
   により一対のポストを短絡するようにした短絡ソケット
   において、コンタクトを略Ｈ型に形成すると共に、各側
   片の先端を同方向に折曲してＬ型に形成し、各側片の先
   端をポストの両側面に接触する接触片としたことを特徴
   とする短絡ソケット。