JPH04131769A - サンプリング式電力計 - Google Patents

サンプリング式電力計

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JPH04131769A
JPH04131769A JP25339290A JP25339290A JPH04131769A JP H04131769 A JPH04131769 A JP H04131769A JP 25339290 A JP25339290 A JP 25339290A JP 25339290 A JP25339290 A JP 25339290A JP H04131769 A JPH04131769 A JP H04131769A
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JP
Japan
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phase
phase delay
clock
voltage
terminal
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JP25339290A
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English (en)
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Yukiyoshi Hiraishi
行好 平石
Tatsuya Fukuhara
達也 福原
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、サンプリング式電力計における位相誤差の改
善に関するものである。
〈従来の技術〉 アナログ/ディジタル変換回路を用いて、入力電圧波形
及び入力電流波形を同時刻にディジタルサンプリングし
、乗算を行って有効電力を求めるサンプリング式電力計
かある。この場合、有効電力Pは、瞬時電力(Vn−I
n)の平均値で表される。
つまり、 vn:入力電圧のサンプリング値 1n:入力t Kのサンプリング値 で表される。
ここで、電力の値は、入力電圧波形と入力電流波形の位
相も間係してくるので、サンプリング式電力計において
は、同一時刻における入力電圧波形と入力Th A波形
をサンプリングすることが肝要である。
そこで従来は、入力電圧と入力電流をディジタルサンプ
リングする2つのAD変換器に同一のクロックを加え、
サンプリングを行っていた。
〈発明が解決しようとする課題〉 従来装置は、入力端子である電圧端子、電流端子から2
つのAD変換器に至るまでの間で信号の位相遅れか発生
しないと言う前提に立っていた。しかしながら、高周波
の電力を測定しようとすると、この位相遅れが問題にな
ってくる。
この位相遅れを説明する。一般に、サンプリング式電力
計では、電圧端子、電流端子に加えられた入力電圧、入
力電流を直接AD変換器に導入することはしない、即ち
、加えられた入力電圧と入力電流は、入力回路に一旦導
入される。そこで、AD変換器が取り扱うことができる
範囲の値に変更された後、AD変換器へ導入される。こ
の入力回路は、レンジ回路を構成しており、この作用に
より大きな電力範囲を測定できる。
しかし、入力回路は、増幅器と抵抗の組み合わせより形
成され、これを通過する信号に位相遅れが発生する。し
かも、電圧端子に接続される入力回路の位相遅れ角度φ
1と、電流端子に接続される入力回路の位相遅れ角度φ
2とか異なる。位相遅れ角度(以下、適宜、位相遅れと
言う)か異なると、AD変換器の所で同一時刻にサンプ
リングを行っても、それ以前に入力電圧と入力電流に位
相遅れの差による位相誤差が生じているので、同一時刻
における入力電圧と入力電流をサンプリングしたことに
ならない。
位相遅れ角度φ1.φ2が異なる理由を述べる。
$流端子に加えられた入力電流iは、信号処理を容易に
行うことができるように、電圧信号へ変換される。即ち
、入力電流iは、電流端子に接続された入力回路内のシ
ャント抵抗に流される。シャント抵抗は、測定電流回路
へ直列に挿入されるものであるから測定電流回路の状態
を乱さないようにその抵抗値rsは、微小な値に選ばれ
る。従って、高周波領域では、シャント抵抗におけるイ
ンダクタンス分が、微小抵抗値「Sに対して無視できな
い大きさとなる。即ち、電流端子に接続される入力回路
においては、シャント抵抗におけるインダクタンス分に
より信号の位相遅れが大きくなる。
シャント抵抗における位相遅れについて説明を加える。
周波数fにおけるシャント抵抗Rは、般に次のように表
される。
R=「S+JωL 「S:純抵抗 Lニジヤント抵抗Rの自己インダクタンスω:2πf 従って、シャント抵抗Rに発生する電圧は、実数部rs
と虚数部JωLの合成ベクトルと見ることができるので
、その位相遅れφ2は、次式で表される。
φ2 = tan−’ (ωL/rs)従って、純抵抗
rsか小さいと位相遅れφは大きくなる。
一方、電圧端子に接続する入力回路はシャント抵抗を必
要としないので、信号の位相遅れは少ない。
本発明の目的は、電圧端子からAD変換器に至るまでの
信号の位相遅れ角度φ1と、電流端子からAD変換器に
至るまでの信号の位相遅れ角度φ2に差φが存在しても
、この位相差φによる位相誤差が生じないサンプリング
式電力計を提供することである。
く課題を解決するための手段〉 本発明は、上記課題を解決するために 電圧端子に加えられた入力電圧を受ける電圧入力回路+
1.2)と、 電流端子に加えられた入力電流を受ける電流入力回路(
4,5)と、 第1クロックのタイミングで電圧入力回路の出力信号を
サンプリングし、ディジタル信号へ変換する第1AD変
換手段と、 第2タロツクのタイミングで電流入力回路の出力信号を
サンプリングし、ディジタル信号へ変換する第2AD変
換手段と、 第1及び第2AD変換手段の出力データ同士の掛算を行
う掛算器と、この掛算値を導入し平均化演算を加える平
均化演算器と、からなる演算手段(8)と、 電圧端子(P1)から第1AD変換手段に至るまでの位
相遅れ角度φ1と、S流線子(P2)から第2AD変換
手段に至るまでの位相遅れ角度φ2の差φに応じ、位相
遅れの大きい方の端子へ接続されるAD変換手段に加え
るタロツクの発生タイミングを他方のクロックの発生タ
イミングより遅らせて発生させるクロック発生器f10
.11.12.13.14.15)と、からなる手段を
講じたものである。
く作用〉 クロック発生器は、電圧端子(P1)から第1Aひ変換
手段に至るまでの位相遅れ角度φ1と、電流端子(P2
)から第2AD変換手段に至るまでの位相遅れ角度φ2
の差φ(=φ1−φ2)に応じ、位相遅れ角度の大きい
方の端子へ接続されるAD変換手段に加えるタロツクの
発生タイミングを他方のクロックの発生タイミングより
遅らせて発生させる。
従って、位相差に応じて位相遅れの大きい方の信号を遅
れてサンプリングするので、位相遅れの小さい方の信号
と同一時刻における値をサンプリングしたことになる。
〈実施例〉 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明に係るサンプリング式電力計の構成例を
示す図、第2図は第1図装置の遅延線12とセレクタ1
3の具体的接続構成例を示す図、第3図は入力回路部の
周波数特性を示す図、第4図は電圧信号と電流信号の入
力回路部での位相差を示す図、第5図は本発明における
サンプリングタイミングを示す図である。
第1図において、増幅器1とレンジ切替手段2は電圧入
力回路を形成し、レンジ切替手段4と増幅器5は電流入
力回路を形成する。
電力計に加えられる入力電圧eは、通常、AD変換器3
が取扱える電圧より高いので、増幅器1のゲインは、1
以下である。増幅器1は、アンプ旧と、アンプu1の入
力抵抗r1と、アンプυ1の帰還回路に8続されな抵抗
r2.r3とスイッチS1を備えている。そしてスイッ
チS1により並列の帰還抵抗値を変え、ゲインを変化さ
せている。レンジ切替手段2は、抵抗r4. r5. 
r6とスイッチS2により抵抗分圧器を形成し、スイッ
チS2により分圧比を変えている。このように、増幅器
1のスイッチS1とレンジ切替手段2のスイッチS2を
選択することで、電圧入力回路は、入力電圧eをAD変
換器3が取扱える電圧レベルへ変換する。
一方、電流端子P1に加えられた入力電流iは、シャン
ト抵抗r8.r9とスイッチからなるレンジ切替手段4
に導入される。そこで、入力電流iは、信号処理を容易
に行うことができるように、電圧信号へ変換される。シ
ャント抵抗は、測定電流回路へ直列に挿入されるもので
あるから測定電流回路の状態を乱さないようにその抵抗
値r8. r9は、微小な値に選ばれる。従って、高周
波領域では、シャント抵抗におけるインダクタンス分が
、微小抵抗値r8. r9に対して無視できない大きさ
となり、従来と同様にインダクタンス分により信号の位
相遅れが大きくなる。しかし、本発明は後述する動作に
よりこの位相遅れによる問題を解決している。
なお、同期して動作するスイッチS3.S3°により並
列接続されるシャント抵抗値を変え、変換する電圧値を
変えている。
このように入力電流iは、レンジ切替手段4で電圧に変
換され、増幅器5にてへ〇変換器6か取り扱える電圧レ
ベルまで増幅される。この場合、通常、レンジ切替手段
4の出力電圧が小さいので、増幅器5のゲインは、1よ
り大である。増幅器5は、アングロ2と、アンプu2の
入力抵抗r11と、アンプu2の帰還回路に接続された
抵抗r12.r13とスイッチS4を備えている。そし
てスイッチs4により並列の帰還抵抗値を変え、ゲイン
を変化させている。
AD変換手段3は、加えられたタロツクsc1のタイミ
ングで電圧入力回路(レンジ切替手段2)の出力信号を
サンプリングし、ディジタル信号へ変換する。
AD変換手段6は、加えられたクロックSC2のタイミ
ングで電流入力回路の出力信号をサンプリングし、ディ
ジタル信号へ変換する。
なお、第1図では、AD変換手段を単に1個のブロック
で描いたか、このブロック内を細かく書くと、タロツク
信号のタイミングでアナログの入力信号を取り込むサン
プル・ホールド回路と、このサンプルホールド回路の出
力をディジタル値に変換するAD変換器とに分けること
かできる。
演算器Vi8は、AD変換手段3,6の出力データ同士
の掛算を行う掛算器21と、この掛算値を導入し平均化
演算を加える平均化演算器22と、から構成される。即
ち、掛算器21からは、瞬時電力(Vn・In)が出力
される。そして、平均化演算器22から、各瞬時電力を
平均した有効電力Pが得られる。
1′″′ P=震えVnln CPU 9は、演算手段8から出力される有効電力Pを
表示器17に表示するとともに、E”PROH10の内
容にしたがって、セレクタ13.15を制御し、適切な
タイミングのタロツクsc1. sc2を出力させる。
なお、E”PROH10は、電気信号により情報の消去
を行うことができるROMであり、これには予め、遅延
線12.14のどのタップ出力をセレクタ1315で選
択すべきかの情報か格納されている。
遅延線12.14は、例えば第2図に示すようにコイル
LとコンデンサCとからなる単位[C回路を各タップa
1〜an間に設けて、発振器11から導入したクロック
を成る単位遅延時間(τ=[C)ずつ遅らせる機能を持
つものである。
セレクタ13.15は、CPu9から加えられる制御信
号Stにより、遅延線12.14のタップ出力のどれか
1つを選択して取り出すものである(第2図参照)、即
ち、セレクタ13.15からは、適切なタイミング差で
発生する2つのクロックSCI 、 SC2が取り出さ
れ、それぞれAD変換手段3.6に加えられる。第2図
は遅延線12とセレクタ13の関係を示しているが、遅
延!114とセレクタ15の関係も同様である。
なお、EPROHIOと、発振器11と、遅延線12゜
14と、セレクタ13.15は、電圧端子P1からAD
変換手段3に至るまでの位相遅れ角度φ1と、電流端子
P2からAD変換手段6に至るまでの位相遅れ角度φ2
の位相差φ(=φ1−φ2)に応じ、遅れの大きい方の
端子へ接続されるAD変換手段に加えるクロックの発生
タイミングを他方のクロックの発生タイミングより遅ら
せて発生させるクロック発生器を構成している。この場
合、位相差φに相当する時間差△を一φ/2πfである
。ここで周波数でとして、第1図の電力計が保証する上
限の周波数f=f1時に対応する時間差Δtのクロック
を発生させる例で以下の説明を行うか、本発明をこれに
限定しない。
第1図装置の動作を説明する。
まず、第3図〜第5図を参照して本発明の詳細な説明す
る。増幅H1,5の周波数ニゲイン特性は、どちらもほ
ぼ同じであり、例えば第3図■であるとする。また、既
述したように一般に、シャント抵抗r8. r9による
信号の位相遅れが大きいので、電圧入力回路(1,2)
の周波数二位相特性が■、電流入力回路(4,5)のそ
れが■であるとする。従って、周波数f1(第3図参照
)で同相の入力電圧eと入力電流iを端子P1. P2
に加ノた場合、AD変換手段3,6における電圧信号■
と5電流信号aは、第4図のように位相差φか生じてい
る。第4図のように電力計の内部回路(入力回路)によ
り位相差φか生じると、電力Pは、P=E−ICO3φ
 で表されるから位相差による“COSφ、”だけ誤差
が生じる。本発明は、第5図のように電流信号aに対す
るサンプリングタイミング(S1’、S2°、S3°、
・・・)を電圧信号Vに対するそれ(81,S2,33
.・・・)よりもφ分だけ遅らせているので、同一時刻
における入力電圧eと入力電流iをサンプリングしたこ
とになる。
以下、詳しく説明する。
第1図装置において、レンジが興なるとレンジ切替手段
2,4と、増幅器1.5における抵抗の接続状態が異な
るので、レンジ毎にこれを通過する信号の位相遅れは異
なる。ここで各レンジと各スイッチとの関係は次の如く
であると仮定する。
Si   32  fs3.S3’)  34レンジ1
: オフ オフ オフ  オアレンジ2: オン オフ
 オフ  オフレンジ3: オフ オン オフ  オフ
電子部品を実装した回路における位相特性は、実装され
た個々の部品固有の特性に影響されて決められるので、
その位相特性は、実装段階で決定され、その後の特性変
動は極めて少ない。この点に基づいて本発明では、まず
、各レンジ毎に、2つのクロックSC1とSC2の適切
なタイミング差φを求め、その値をE PROH10に
格納する。
(^)各レンジ毎の適切なりロックタイミング差を決定
し、これをE PR叶に書き込む動作(1)第1図に示
すサンプリング式電力計で測定できる電力の上限の周波
数が第3図のflであると仮定する。
スイッチ31〜S4を制御して例えばレンジ1の状態に
し、周波数f1で、かつ同相(位相差O)の入力電圧e
と入力電流iを端子P1. P2に印加する。
又は位相差90°の入力電圧eと入力電流iを加える。
(2) CPIJ 9は、表示器17に示される電力P
の表示が最大となるように(位相差90°の場合は、最
小となるように)、信号stによりセレクタ13.15
で選択する遅延線12.14のタップを選ぶ、即ち、へ
〇変換手段3.6に加える(サンプリング)タロツクS
C1とSC2の時間差を変え、電力Pが最大となるよう
にする(位相差90°の場合は最小となるようにする)
。そして最大(位相差90”の場合は最小)の電力を示
した際の制御信号値st(セレクタ13、15の選択タ
ップ位置情報)と、レンジ1とを対応付けてE PRO
H10に書き込み、これを保持する。
つまり電力は、電圧と電流の位相角が0の時、最大値を
示すから(又は電圧と電流の位相角が90°の時、最小
値を示すからン、このようにしてE”PROH10に書
き込んだセレクタ13.15の選択タップ位置によれば
(これにより決定されるクロックSC1とSC2の時間
差によれば)、周波数11において、第5図に示す如<
AD変換手段3,6でサンプリングする電圧信号■と電
流信号aの位相差がゼロであることを意味している。即
ち、今、端子P1. P2に同位相の入力電圧Vと入力
電流iを加えたのであるから、同一時刻でディジタルサ
ンプリングしたことを意味している。
(3)次にスイッチS1〜S4を制御して、レンジ2゜
3、・・・の状態にし、(1)、 (2)の動作を繰り
返す。
即ち、E PROH10には、 く各レンジ:セレクタ13.15の選択タップ位1〉の
データが書き込まれる。
+8)電力測定 各レンジ毎の適切なりロックタイミング差を決定し、こ
れをE PRIMに書き込む上記(A)の動作は、通常
、電力計を製造する段階で一度行えば、その後は、行う
必要はない。電子部品を実装した回路における位相特性
は、実装段階で決定され、その後の特性変動は極めて少
ないからである。
もっとも、素子などの経時変化を考慮して、例えば一定
年月毎に(A)の操作を行ってもよい。
第1図装置において、通常の電力測定を行う場合、装置
の使用者が選択したレンジ情報は、CPU9に加えられ
る。CPU 9は、E”PROH10に格納されている
当該レンジに対応するセレクタ13.15で選択するタ
ップ位置情報を読出し、セレクタ13゜15を制御する
ので、当該レンジに適切な時間差の関係を有する2つの
クロックSC1、SC2が^D変換手段3.6に加えら
れ、同一時刻における入力電圧eと入力電流iをディジ
タルサンプリングする。
その後、演算手段8とCPU 9を経て、表示器17に
有効電力が表示される。
ここでE2PRONに書き込まれたタロツクタイミング
差のデータは、周波数が11時(電力計が保証する上限
周波数)において、′I&週なタイミングである。従っ
て、この周波数f1より低い周波数の電力を測定する場
合、最適なタイミング状態よりずれるので、同一時刻に
おける入力電圧eと入力電流lをディジタルサンプリン
グしたとは言えない。
しかし、低い周波数の信号については、このサンプリン
タタイミングのスレは、測定精度に影響しないので実質
的に問題がない。
この理由を説明する。例えば、周波数11の周期が、1
0μsの時(fl= 100にHz)、E PRO14
10に書き込まれた上述タイミング差が、1μsである
とする。即ち、このタイミング差は、位相で言えば、3
6°である。一方、f1=10 kHzの時では(周期
=100μs)、このタイミング差1μsは、位相で言
えは3.6°であり、実質的に問題がない。
なお、2つの遅延線12と14に次のような工夫を施す
と、広い範囲でかつ分解能よくクロックの発生時間差を
作り出すことができる。即ち、遅延線12と14の単位
遅延時間をそれぞれ異なる時間にする。例えば遅延線1
2の単位遅延時間がT1で、8素子構成であれば、最大
遅延時間は、8・T1となる。
これに対し、この単位遅延時間■1を更に補正できるよ
うに遅延線14の単位遅延時間■2をT2=T1/8 
 (8素子の場合)と選ぶことにより、2つのクロック
の時間差を12から8・T1まで変えることができるよ
うになる。
なお、上述において、具体的に記した数値、例えば、入
力回路のスイッチ数、遅延線の素子数、等に本発明を限
定するものでないことは明らかである。
またシャント抵抗を使用しない場合の位相遅れ、例えば
増幅器の位相遅れについても本発明か有効であることは
明白である。
上述では、2つのタロツクの発生タイミングを調整する
ためにE PROI4に格納するデータは、周波数11
時における1データのみの例で説明した。しかし他の周
波数、例えばT2. T3.・・・時における最適な2
つのクロックの発生タイミングを調整する時間差データ
もE”PROH10に格納して、測定電力の周波数によ
りこれを使い分けるようにすれば更に精度のよい電力測
定を行うことができる。
く本発明の効果〉 以上述べたように本発明によれば、次の効果が得られる
(1)入力回路での位相差を考慮するような高周波帯域
まで電力の測定を行うことができる。
(2)本発明の位相補正は、CPUが独自に処理してい
るので、人為的にボリュームやトリマの操作をすること
なく適切な位相補正かできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るサンプリング式電力計の構成例を
示す図、第2図は第1図装置のクロック発生器の要部を
示す図、第3図は入力回路部の周波数特性を示す図、第
4図は電圧信号と電流信号の入力回路部での位相差を示
す図、第5図は本発明におけるサンプリングタイミング
を示す図である。 1.5・・・増幅器、2.4・・・レンジ切替手段、3
゜6・・・AD変換手段、8・・・演算手段、10・・
・E2PROM、11・・・発振器、12.14・・・
遅延線、13.15・・・セレクタ。 第2図 /2:i址綿

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 電圧端子(P1)に加えられた入力電圧を受ける電圧入
    力回路(1、2)と、 電流端子(P2)に加えられた入力電流を受ける電流入
    力回路(4、5)と、 第1クロックのタイミングで電圧入力回路の出力信号を
    サンプリングし、ディジタル信号へ変換する第1AD変
    換手段と、 第2クロックのタイミングで電流入力回路の出力信号を
    サンプリングし、ディジタル信号へ変換する第2AD変
    換手段と、 第1及び第2AD変換手段の出力データ同士の掛算を行
    う掛算器と、この掛算値を導入し平均化演算を加える平
    均化演算器と、からなる演算手段(8)と、 電圧端子(P1)から第1AD変換手段に至るまでの位
    相遅れ角度(φ1)と、電流端子(P2)から第2AD
    変換手段に至るまでの位相遅れ角度(φ2)の差φに応
    じ、位相遅れの大きい方の端子へ接続されるAD変換手
    段に加えるクロックの発生タイミングを他方のクロック
    の発生タイミングより遅らせて発生させるクロック発生
    器(10、11、12、13、14、15)と、を備え
    たサンプリング式電力計。
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