JPH04131486U - 超音波洗浄、バリ取り装置に於けるリンス水の処理 手段 - Google Patents

超音波洗浄、バリ取り装置に於けるリンス水の処理 手段

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JPH04131486U
JPH04131486U JP4517091U JP4517091U JPH04131486U JP H04131486 U JPH04131486 U JP H04131486U JP 4517091 U JP4517091 U JP 4517091U JP 4517091 U JP4517091 U JP 4517091U JP H04131486 U JPH04131486 U JP H04131486U
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JP
Japan
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rinsing
water
tank
rinse
ultrasonic cleaning
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Application number
JP4517091U
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English (en)
Inventor
佳英 柴野
Original Assignee
エスアンドシー株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ワークの超音波洗浄、バリ取り装置に於けるリ
ンス水の処理手段で、液々分離膜手段によってリンス水
をリンス成分と清澄水に分離し、分離されたリンス成分
を廃棄し、清澄水を再利用する。 【構成】槽1において超音波洗浄バリ取りしたワークを
リンス槽4に移し、リンス処理し、このリンス水を分離
膜手段7に導き、リンス成分と清澄水に分離し、リンス
成分は濃縮槽9にて濃縮廃棄し、清浄水は11にてオゾ
ン殺菌した後リンス槽に再利用する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、超音波洗浄、バリ取り装置に於けるリンス水の処理手段に係わり、 更に詳しくは、ワーク等の各種加工の後、ワーク等を洗浄、バリ取り、リンス、 乾燥させるものであるが、リンス処理に用いたリンス水を処理する手段に関する 。
【0002】
【従来の技術】
周知の通り、各種電気、電子機械等の精密部品等の洗浄、バリ取りを行うため に超音波洗浄、バリ取り装置が用いられている。この超音波洗浄、バリ取り装置 は、一槽または多槽の超音波洗浄、バリ取り槽と一槽または多槽のリンス槽と乾 燥手段によって構成され、ワークを超音波洗浄、バリ取り槽で超音波洗浄、バリ 取りをし、リンス槽でリンス処理し、乾燥手段によって乾燥するものである。こ のとき、リンス水の処理が問題となる。
【0003】 上記リンス水をそのまま排水してしまうと周囲の環境を汚染したり、二次的工 害を引き起こしたりする恐れがあるものである。そこで従来よりリンス水の処理 手段が用いられていた。
【0004】 従来のリンス水の処理手段は、工場排水、生活排水の処理手段がそのまま転用 されていた。例えば、活性汚泥方式、凝集沈殿方式、活性炭吸着方式等々であっ た。
【0005】 上記活性汚泥方式とは、処理対称物を汚泥化し、それを活性化させ、好気性菌 等の作用によって分離促進する方式である。また上記凝集沈殿方式とは、凝集剤 をまき、処理対称物を凝集し、沈殿させ、それを回収する方式である。また上記 活性炭吸着方式とは、処理対称物を活性炭に吸着させ、それを取り除く方式であ る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術によれば、従来から存在するものを転用でき、ある程度の効果を あげることができるものである。
【0007】 ところが、活性汚泥方式の処理手段は、活性汚泥方式の装置自体の設備コスト が高くなり易く、運用上ランニングコストも高くなり易いという問題点があった 。また、凝集沈殿方式の処理手段は、設備コスト、ランニングコスト共に高くな り易く、運転上の操作、管理も容易ではないという問題点があった。そして、上 記活性炭吸着方式の処理手段は、活性炭自体が細菌の温床となり易く、リンス水 の再利用も難しく、管理も大変であるという問題点があった。
【0008】
【目的】
従って本考案の目的とするところは、リンス水のリンス成分のみを取り除くこ とができ、設備コスト、ランニングコスト共におさえ易く、処理操作が容易であ り、それを管理する必要のない、リンス成分を濃縮して処分できると共に、リン ス水中の水を再利用できるリンス水の処理手段を提供するにある。
【0009】
【課題を解決する為の手段】
上記目的を達成するために、本考案は次の技術的手段を有する。即ち、実施例 に対応する添付図面中の符号を用いてこれを説明すると、本考案は、超音波洗浄 、バリ取り槽によってワークを洗浄、バリ取りした後、上記ワークをリンス槽に 投入しリンス処理し、次いで乾燥手段によってワークを乾燥させる超音波洗浄、 バリ取り装置に於て、上記リンス槽4にリンス流入管6を連ね、リンス槽4から 流入したリンス成分と水より成るリンス水を液々分離膜手段7に通し、上記液々 分離膜手段7によって分離された一方のリンス成分をリンス成分流入管8により 濃縮槽9に導き廃棄し、上記液々分離膜手段7によって分離された他方の清澄水 を回収するようにしたことを特徴とする超音波洗浄、バリ取り装置に於けるリン ス水の処理手段である。
【0010】
【作用】
上記構成に基づくと、液々分離膜手段7を用いることによってリンス水をリン ス成分と清澄水に分離することができ、従ってリンス成分を濃縮できるので廃棄 し易く、清澄水は再利用が可能となるものである。
【0011】
【実施例】
次に添付図面に従い本考案の好適な実施例を詳述する。図1は超音波洗浄、バ リ取り装置の構成図であり、この超音波洗浄、バリ取り装置は、超音波洗浄、バ リ取り部分とリンス部分と乾燥部分より成っている。超音波洗浄、バリ取り部分 は超音波洗浄、バリ取り槽1と上記超音波洗浄、バリ取り槽1の内部に設置され た超音波振動子2と上記超音波振動子2を駆動せしめる超音波発振器3で構成さ れている。そして、上記超音波洗浄、バリ取り槽1には洗浄水が収容されている 。
【0012】 また、リンス部分はリンス槽4と液々分離膜手段7と濃縮槽9と殺菌手段11 と各種配管で構成され、上記リンス槽4にはリンス成分と水より成るリンス水が 収容されている。尚、本実施例ではリンス槽4は3つであるが、単槽または3槽 以外の多槽でもよい。
【0013】 そして、乾燥部分は乾燥手段5で構成されている。
【0014】 次にワークを洗浄、バリ取り、リンス、乾燥させる工程に於けるこの超音波洗 浄、バリ取り装置の作用について述べる。まず、各種加工が施されたワークを超 音波洗浄、バリ取り槽1の洗浄水中へ投入する。そして、超音波発振器3が駆動 し超音波振動子2より超音波が放射され、ワークが超音波洗浄、バリ取りされる 。
【0015】 次いで、ワークをリンス槽4のリンス水中へ投入する。そして、ワークはリン ス処理される。ここで、使用済みのリンス水はリンス水流入管6を通って液々分 離膜手段7へと流入する。そして、リンス水は上記液々分離膜手段7によってリ ンス成分と清澄水とに分離され、リンス成分はリンス成分流入管8を通って濃縮 槽9へ、清澄水は清澄水流路10へ流入する。上記濃縮槽9へ流入したリンス成 分はここで濃縮され廃棄される。他方、清澄水は清澄水流路10を通り、オゾン 等による殺菌手段11で殺菌し、循環管12を介して再びリンス槽4へ流入しリ ンス水を作る。尚、リンス槽4は3槽あり、循環管12より水が流入しオーバー フローするリンス水はオーバーフロー管13を通り、次の槽へとオーバーフロー する。
【0016】 そして、超音波洗浄、バリ取りされ、リンス処理されたワークは乾燥手段5で 乾燥し、次の工程へと進んで行く。
【0017】 本考案のリンス水の処理手段は、液々分離膜手段7を用いたものであるが、本 出願人が従来のリンス水の処理手段と比較した効果を以下に述べる。装置の大き さは20分の1以下に、設備コストは5分の1から10分の1に、ランニングコ ストは10分の1以下にすることが可能となり、この装置を運用、管理する人も 不用となり、メンテナンスも容易となる。更にリンス水のリンス成分の濃縮比は 30分の1から100分の1となり、水は再利用が可能となるものである。
【0018】 ここで、例えばリンス水の排水量を1日当り2.5から5立方メートルとする と、従来の処理手段ではBODが30から500ppm、n−hex抽出物質が 20から50ppm位となるものであった。それに対して国の環境基準はBOD が20ppm、n−hex抽出物質が10ppmであり、従来の処理手段ではこ れを越えてしまっていた。ところが、液々分離膜手段7を用いると濃縮比が30 分の1から100分の1となるので、BODが1から5ppm、n−hex抽出 物質が1.7ppm以下と国の環境基準より大きく下回る値になるものである。
【0019】
【考案の効果】 以上詳述した如く、請求項1の考案によれば、液々分離膜手段を用いることに より設備コスト、ランニングコストを低くし易く、運用、管理、メンテナンス等 が容易であると共に、リンス成分を濃縮し易くして処理がし易いという利点を有 する。
【0020】 また、請求項2の考案によれば、水を再利用することができ、省資源化を図る ことができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】液々分離膜手段を有する超音波洗浄、バリ取り
装置の構成図である。
【符号の説明】
1 超音波洗浄、バリ取り槽 4 リンス槽 5 乾燥手段 7 液々分離膜手段 9 濃縮槽 12 循環管

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波洗浄、バリ取り槽によってワーク
    を洗浄、バリ取りした後、上記ワークをリンス槽に投入
    しリンス処理し、次いで乾燥手段によってワークを乾燥
    させる超音波洗浄、バリ取り装置に於て、上記リンス槽
    4にリンス流入管6を連ね、リンス槽4から流入したリ
    ンス成分と水より成るリンス水を液々分離膜手段7に通
    し、上記液々分離膜手段7によって分離された一方のリ
    ンス成分をリンス成分流入管8により濃縮槽9に導き廃
    棄し、上記液々分離膜手段7によって分離された他方の
    清澄水を回収するようにしたことを特徴とする超音波洗
    浄、バリ取り装置に於けるリンス水の処理手段。
  2. 【請求項2】 上記液々分離膜手段7によってリンス成
    分が取り除かれた清澄水を殺菌手段11によって殺菌し
    た後、循環管12を介して上記リンス槽4へと戻しリン
    ス成分と混合させ、リンス水の水として再利用するよう
    にしたことを特徴とする請求項1の超音波洗浄、バリ取
    り装置に於けるリンス水の処理手段。
JP4517091U 1991-05-20 1991-05-20 超音波洗浄、バリ取り装置に於けるリンス水の処理 手段 Pending JPH04131486U (ja)

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Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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