JPH04131225U - おしめ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】ネット部材がパッド部材を把持することによ
り、おしめをおしめカバーに配置したときにネット部材
とパッド部材がずれず、おしめカバーへの配置を簡単に
行うことができる。 【構成】少なくとも一端部に袋部１２を設けたネット部
材１０と、端部を前記袋部１２に介挿せしめるパッド部
材２０とを備え、ネット部材１０がパッド部材２０を把
持するようにしてある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、おしめに係るものであり、詳しくはネット部材とパッド部材を備え たおしめに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、赤ちゃん用のおしめとしては、長方形状を呈し主として排泄された小便 を吸収する吸水性のパッド部材と、横幅がパッド部材の幅の２倍もある長方形状 を呈し大便を受けるネット部材とを備えたものが使用されている。 そして、この種のおしめは、ネット部材を折り畳んでパッド部材に重ね合わせ 、ネット部材が赤ちゃんの肌に当たる側に位置するようにおしめカバーに重ね置 いて使用するものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記従来のおしめにおいては、ネット部材はパッド部材の約２倍の大きさであ り、ネット部材をパッド部材に重ね合わせるに際して、ネット部材がおしめカバ ーよりはみ出さないように気をつけて折り畳む必要があった。 また、両部材をおしめカバーに配置した後においても、ネット部材とパッド部 材がずれやすく、再度重ね置かねばならないこともあった。

【０００４】 本考案は、従来例におけるこのような問題点に鑑みてなされたものであり、そ の目的とするところは、おしめカバーへの配置が簡単で、ネット部材とパッド部 材がずれるおそれのないおしめを提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案におけるおしめは、少なくとも一端部に袋 部を設けたネット部材と、端部を前記袋部に介挿せしめるパッド部材とを備え、 ネット部材がパッド部材を把持するようにしてなるものである。

【０００６】

【作用】

ネット部材には、少なくとも一端部にパッド部材の端部を介挿するための袋部 を設けてある。 そして、パッド部材の端部をネット部材の袋部に介挿することにより、パッド 部材はネット部材に把持せしめられ、おしめカバー上において両部材がずれるこ とを防止することができる。

【０００７】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。 本考案に係るおしめは、ネット部材１０とパッド部材２０を備えている。 ネット部材１０は、使用中において赤ちゃんの肌とパッド部材２０との間に空 間を保ち、べたつくのを防ぐと共に、使用後の大便の廃棄を容易にするものであ る。このネット部材１０は、ポリ塩化ビニル等の素材をネット状に編成或いは織 成したものを使用すればよい。

【０００８】 ネット部材１０は角丸状の長方形状を呈し、その長さはおしめカバー３０のカ バー本体３１の長さ（股上前後長）より短く、その幅はカバー本体３１の幅（股 幅）より短く形成してある。 ネット部材１０の少なくとも一方の端部には、パッド部材２０の端部を介挿す るために、中央部側に開口１１を有する袋部１２を形成してある。図示例におい ては、ネット部材１０の両端部に夫々袋部１２，１２を形成したものを示してあ る。 袋部１２の開口縁部１３には、パッド部材２０を挿入しやすくするために、ラ ッパ縫い等により縁取り１４を施すのが好ましい。また、同様に、ネット部材１ ０の外周縁部にも縁取り１４を施してもよい。

【０００９】 パッド部材２０は、排泄された小便等を吸収するものであり、吸水性の素材の ものを使用すればよい。 バッド部材２０は角丸状の長方形状を呈し、その大きさはネット部材１０の外 形より若干小さく形成してある。 パッド部材２０の外周縁部には、ネット部材１０の袋部１２に挿入しやすくす るために、ラッパ縫い等により縁取り２１を施すのが好ましい。

【００１０】 次に、本考案に係るおしめの使用方法について説明する。 まず、パッド部材２０の端部をネット部材１０の袋部１２に介挿せしめる。こ れにより、パッド部材２０はネット部材１０に把持され、位置が固定されること になる。 次いで、おしめカバー３０のカバー本体３１上に、ネット部材１０が赤ちゃん 側に位置するように両部材１０，２０を配置させる。このとき、パッド部材２０ がネット部材１０に把持されているので、両部材１０，２０がずれるおそれはな い。 尚、ネット部材１０はカバー本体３１より小さく形成してあるので、ネット部 材１０がカバー本体３１及び側片３２よりはみ出ることもない。 そして、赤ちゃんのお尻にネット部材１０とパッド部材２０を配置せしめたお しめカバー３０を当て、カバー本体３１の下端部を腹上に折り返し、止帯片３３ ，３３により止めて固定すればよい。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されており、パッド部材がネット部材に把持され るので、ネット部材とパッド部材のずれを生じず、おしめカバーへの配置を簡単 に行うことができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】ネット部材及びパッド部材とおしめカバーの配
置関係を示す斜視図である。

【図２】使用中のおしめの縦断面図である。

【符号の説明】

１０ ネット部材 １２ 袋部 ２０ パッド部材 ３０ おしめカバー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも一端部に袋部を設けたネット
   部材と、端部を前記袋部に介挿せしめるパッド部材とを
   備え、ネット部材がパッド部材を把持するようにしたこ
   とを特徴とするおしめ。