JP3082852U - ペットの生理用パンツ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この考案は、全体の形態を包み式にすること
により、可及的にサイズのフリー化を諮り、また、パッ
ト吸収型にすることによって、汚れた部分を適宜、容易
に交換を可能にすることにより、常に清潔を保持し、悪
臭の発生を除去するペットの生理用パンツの提供。 【解決手段】 首・背および尻の一部を覆う主部２と、
尻の一部および股間を覆う股間覆部３を上下に縦長に接
続し、前記主部２の両側外縁２ａ、２ｂに、先端が掛合
接続して環状の腹部になる胴前左側連結部４ａと、胴前
右側連結部４ｂを夫々左右に突出して接続し、その掛合
接続外面に前記股間覆部３の下端を掛合接続してパンツ
体を構成し、前記主部２の上縁２ｃに左右端が掛合して
環状になる首バンド５を接続してなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が属する技術分野】

この考案は、動物、特に犬等のペットの生理用パンツに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

近年、ペットとして、例えば、犬を飼うことが多くなり、愛玩用であるために 、室内で生活を共にするようになった。そこで、例えば、雌犬では、生理時に室 内の汚損、臭気が問題になり、それらの対策として、例えば、犬用のパンツが各 種提案されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の提案されている、例えば、犬の生理用パンツでは、いわゆるパンツ式で あるために着用が面倒であった。また、パンツ式であるため、適用範囲の大きさ が限定されるため、犬種、大きさに合わせて、大、中、小等と、多数種のサイズ を用意する必要があり、商品化が困難であった。また、全体を使い捨てにするこ とは、多大の出費を伴うものであった。

【０００４】 この考案は、かかる従来の欠点を解消しようと為されたものであって、第１に 、全体の形態を包み式にすることにより、可及的にサイズのフリー化を諮るもの である。第２に、パット吸収型にすることによって、汚れた部分を適宜、容易に 交換を可能にすることにより、常に清潔を保持し、悪臭の発生を除去するもので ある等を目的にするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

首・背および尻の一部を覆う主部と、尻の一部および股間を覆う股間覆部を上 下に縦長に接続し、前記主部の両側外縁に接続して環状の腹部となると共に、そ の外面に前記股間覆部の下端を掛合接続してパンツ体を構成し、前記主部の上縁 に左右端が掛合して環状になる首バンドを接続してなるペットの生理用パンツに ある。

【０００６】 首・背および尻の一部を覆う主部と、尻の一部および股間を覆う股間覆部を上 下に縦長に接続し、前記主部の両側外縁に、先端が掛合接続して環状の腹部にな る胴前左側連結部と、胴前右側連結部を夫々左右に突出して接続し、その掛合接 続外面に前記股間覆部の下端を掛合接続してパンツ体を構成し、前記主部の上縁 に左右端が掛合して環状になる首バンドを接続してなるペットの生理用パンツに ある。

【０００７】 股間覆部の上端と接続する主部の下端に、横長または縦長の尻尾孔を開口して もよいものである。

【０００８】 股間覆部は、外面に一般の布地、内面に網地としてもよいものである。

【０００９】 股間覆部は、両側縁をテープで袋縫いを行い内部にゴム紐を縮小内臓し、股間 覆部の両側縁を縮み隆起させ、内側を凹陥させ、吸収パットを貼着収容してもよ いものである。

【００１０】

【考案の実施の形態】

首・背および尻の一部を覆う主部と、尻の一部および股間を覆う股間覆部を上 下に縦長に接続し、前記主部の両側外縁に、先端が掛合接続して環状の腹部にな ると共に、その外面に前記股間覆部の下端を掛合接続してパンツ体を構成する胴 前左側連結部と、胴前右側連結部を夫々左右に突出して接続し、前記股間覆部の 上端と接続する前記主部の下端に、横長の尻尾孔を開口し、前記股間覆部は、外 面に一般の布地、内面に網地とし、かつ、その股間覆部は、両側縁をテープで袋 縫いを行い内部にゴム紐を縮小内臓し、股間覆部の両側縁を縮み隆起させ、内側 を凹陥させ、吸収パットを収容し、かつ吸収パットの外面に塗布されている感圧 性接着剤と、網地の接着性と、剥離性を所要に維持して貼着可能とし、前記主部 の上縁に左右端が掛合して環状になる首バンドを接続してなるペットの生理用パ ンツ。

【００１１】

【実施例】

以下、この考案のペットの生理用パンツ１を実施例である図面により説明する と、先ず、その外形については、図１および図２の展開図により、次に、部片の 接続構造については、図３により説明する。

【００１２】 図１および図２に示すように、首・背および尻の一部を覆う主部２と、尻の一 部および股間を覆う股間覆部３を上下に縦長に接続し、主部２の両側外縁２ａ、 ２ｂに、先端が掛合接続して環状の腹部になると共に、前記股間覆部３の下端を 掛合接続してパンツ体を構成する胴前左側連結部４ａと、胴前右側連結部４ｂを 夫々左右に突出して接続し、主部２の上縁２ｃに左右端が掛合して環状になる首 バンド５を接続してなるものである。

【００１３】 前記主部２の下端と、前記股間覆部３の上端の接続部に、尻尾孔６が開口され ている。前記実施例では、尻尾孔６は横長に開口している。

【００１４】 前記胴前左側連結部４ａと、胴前右側連結部４ｂは、基端部に所要幅のニット 生地７ａ、７ｂを介在し、適度の伸縮性を得て無理な締め付けを無くしている。 そして、その胴前左側連結部４ａの先端側内面に、胴前右側連結部４ｂとの右接 続用ベルベットファスナー８ａ１を配備し、反対の胴前右側連結部４ｂの先端側 内面に、胴前左側連結部４ａとの左接続用ベルベットファスナー８ｂを配備し、 さらに、胴前左側連結部４ａの先端側外面に、股間覆部接続用ベルベットファス ナー８ａ２を配備している。

【００１５】 前記股間覆部接続用ベルベットファスナー８ａ２は、平行する部片を左右に離 隔して縦長に、左接続用ベルベットファスナー８ｂは、平行する部片を上下に離 隔して横長に、夫々配備している。

【００１６】 前記股間覆部３は、図３に示すように、外面に一般の布地３ａ、内面に網地３ ｂとし、その両側縁をテープ９で袋縫いを行い内部にゴム紐１０を縮小内臓し、 股間覆部３の両側縁を縮み隆起させ、内側を凹陥させ、吸収パット１１を収容し 、かつ吸収パット１１の外面に塗布されている感圧性接着材と、網地３ｂの接着 性と、剥離性を所要に維持し、貼着している。また、前記股間覆部３の下端内面 に配備する股間覆部下端接続用ベルベットファスナー１２ａ、１２ｂは、上下に 離隔し、かつ横長に形成している。この股間覆部下端接続用ベルベットファスナ ー１２ａ、１２ｂは、前記胴前左側連結部４ａの先端側外面に、股間覆部接続用 ベルベットファスナー８ａ２に掛着する。

【００１７】 前記首バンド５は、左端の内面に接続用ベルベットファスナー１３ａを、反対 の右端の外面に接続用ベルベットファスナー１３ｂを配備している。

【００１８】 図５に示す第２実施例のペットの生理用パンツ１４のように、縦長の尻尾孔１ ５としてもよいものである。この場合において、補強のために、例えば、首・背 および尻の一部を覆う主部１６の下端を所要幅折り返し、２重として、この中央 部に前記尻尾孔１５を開口させてなるものである。他の部分は、ペットの生理用 パンツ１と同様に構成している。

【００１９】 図６および図７に示す第３実施例のペットの生理用パンツ１７は、ペットの生 理用パンツ１における胴前左側連結部４ａと、胴前右側連結部４ｂと対応する腹 部１９を縫着等により首・背および尻の一部を覆う主部１８と接続して筒状に構 成した実施例である。腹部１９の外面に股間覆部下端接続用ベルベットファスナ ー２０ａ、２０ｂが、ペットの生理用パンツ１と同様に配備されて、股間覆部２ １の下端内面に配備される股間覆部下端ベルベットファスナー２２と掛合してパ ンツ体を構成する。図示の尻尾孔２３は横長であるが、縦長にも構成できるもの である。

【００２０】 なお、２４ａ、２４ｂは、ニット生地部であり、伸縮性を確保している。

【００２１】

【考案の効果】

この考案のペットの生理用パンツは、以上のように、第１に、首・背および尻 の一部を覆う主部と、尻の一部および股間を覆う股間覆部を上下に縦長に接続し 、主部の両側外縁に、先端が掛合接続して環状の腹部になると共に、前記股間覆 部の下端を掛合接続してパンツ体を構成する胴前左側連結部と、胴前右側連結部 を夫々左右に突出して接続し、主部の上縁に左右端が掛合して環状になる首バン ドを接続してなるものであるから、全体の形態が包み式に構成され、可及的にサ イズのフリー化を諮ることができる。第２に、胴前左側連結部と、胴前右側連結 部の中間にニット地等の伸縮地を介在させることに伸縮性を得て、締め付け力を 軽減し、良好なフィット性を図ることができる。第３に、股間覆部の内面生地を 網地にすることによって、吸収パットとの接着性と、剥離性を所要に維持し、所 要の密着性を確保して吸収し、また汚れた吸収パット部分を適宜、容易に交換を 可能にすることにより、常に清潔を保持し、悪臭の発生を除去することができる のである。第４に主部の上縁に首バンドが一体に接続しているから、ペットの首 に巻き付けることにより、下方へのずれ落ちをなくし、吸収パットの定位置保持 に効果のあるものである。第５に、この考案のペットの生理用パンツは、ペット への着脱が極めて容易である。

【図面の簡単な説明】

【図１】図面は、この考案のペットの生理用パンツの実
施例を示す展開内面図である。

【図２】同じく、反対の展開外面図である。

【図３】同じく、第１図のＡ−Ａ線に沿う概略縦断面図
である。

【図４】同じく、全体を構成する部片の一例を示す分解
展開図である。

【図５】前記この考案のペットの生理用パンツの実施例
において、尻尾を出す透孔を縦型に形成した実施例の展
開内面図である。

【図６】この考案のペットの生理用パンツの他の実施例
を示す展開内面図である。

【図７】同じく、第５図のＢ−Ｂ線に沿う概略縦断面図
である。

【符号の説明】

１ ペットの生理用パンツ ２ 主部 ２ａ 左側外縁 ２ｂ 右側外縁 ２ｃ 上縁 ３ 股間覆部 ３ａ 布地 ３ｂ 網地 ４ａ 胴前左側連結部 ４ｂ 胴前右側連結部 ５ 首バンド ６ 尻尾孔 ７ａ ニット生地 ７ｂ ニット生地 ８ａ１ 右接続用ベルベットファスナー ８ａ２ 股間覆部接続用ベルベットファスナー ８ｂ 左接続用ベルベットファスナー ９ テープ １０ ゴム紐 １１ 吸収パット １２ａ 股間覆部下端接続用ベルベットファスナー １２ｂ 股間覆部下端接続用ベルベットファスナー １３ａ 接続用ベルベットファスナー １３ｂ 接続用ベルベットファスナー １４ 第２実施例のペットの生理用パンツ １５ 尻尾孔 １６ 主部 １７ 第３実施例のペットの生理用パンツ １８ 主部 １９ 腹部 ２０ａ 股間覆部下端接続用ベルベットファスナー ２０ｂ 股間覆部下端接続用ベルベットファスナー ２１ 股間覆部 ２２ 股間覆部下端ベルベットファスナー ２３ 尻尾孔 ２４ａ ニット生地部 ２４ｂ ニット生地部

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 首・背および尻の一部を覆う主部と、尻
   の一部および股間を覆う股間覆部を上下に縦長に接続
   し、前記主部の両側外縁に接続して環状の腹部となると
   共に、その外面に前記股間覆部の下端を掛合接続してパ
   ンツ体を構成し、前記主部の上縁に左右端が掛合して環
   状になる首バンドを接続してなるペットの生理用パン
   ツ。
2. 【請求項２】 首・背および尻の一部を覆う主部と、尻
   の一部および股間を覆う股間覆部を上下に縦長に接続
   し、前記主部の両側外縁に、先端が掛合接続して環状の
   腹部になる胴前左側連結部と、胴前右側連結部を夫々左
   右に突出して接続し、その掛合接続外面に前記股間覆部
   の下端を掛合接続してパンツ体を構成し、前記主部の上
   縁に左右端が掛合して環状になる首バンドを接続してな
   るペットの生理用パンツ。
3. 【請求項３】 股間覆部の上端と接続する主部の下端
   に、横長または縦長の尻尾孔を開口してなる請求項１ま
   たは請求項２のペットの生理用パンツ。
4. 【請求項４】 股間覆部は、外面に一般の布地、内面に
   網地としてなる請求項１、請求項２または請求項３のペ
   ットの生理用パンツ。
5. 【請求項５】 股間覆部は、両側縁をテープで袋縫いを
   行い内部にゴム紐を縮小内臓し、股間覆部の両側縁を縮
   み隆起させ、内側を凹陥させ、吸収パットを貼着収容し
   てなる請求項１、請求項２、請求項３または請求項４の
   ペットの生理用パンツ。