JPH04131183U - 回転型パルスモータ - Google Patents

回転型パルスモータ

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JPH04131183U
JPH04131183U JP4514891U JP4514891U JPH04131183U JP H04131183 U JPH04131183 U JP H04131183U JP 4514891 U JP4514891 U JP 4514891U JP 4514891 U JP4514891 U JP 4514891U JP H04131183 U JPH04131183 U JP H04131183U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トルクの向上を図ると共にコイルの装着作業
を簡素化し、さらに価格の低減も図る。 【構成】 回転型パルスモータの二次側は、その内周面
に回転方向に沿って一定間隔Pで各々配列され、かつ互
いに回転方向へ同じ変位を有する2列の極歯が形成され
た磁性部材14,15を、一次側磁束発生部の軸方向に
沿って複数個回転方向へ順次同じ変位を有して配置し、
同モータの一次側磁束発生部は、二次側の各極歯の端面
と一定の間隙Gを隔てて対向し、外周側に二次側の回転
方向に沿って等間隔P/2で歯部と溝部とを交互に形成
し、各歯部の極性が交互に反転するように各溝部に各々
永久磁石18を挿入配置され、かつ互いに回転方向へP
/2の変位を有する2列の磁極を有する鉄心12,13
を軸方向に沿って複数個配設すると共に、各鉄心の2列
の磁極間に環状のコイル16,17が各々嵌装され、さ
らに、各鉄心が回転方向へ順次、各鉄心の数に応じた位
相差を有して配置される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば、産業用ロボットなどのFA(ファクトリーオートメーシ ョン)機器に用いられる回転型パルスモータに係り、特にトルクの向上、製作工 程の簡略化および価格の低減を図った回転型パルスモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
図11は、従来のアウタ・ロータ形の3相回転型パルスモータの磁気回路の構 成を示す図である。この図において、1は円筒状の二次側ロータであり、その内 周面に等間隔に歯部2a,2a,…が形成された磁性部材2によって構成されて いる。4は一次側ステータであり、A相磁極5A,B相磁極5B,C相磁極5C ,A*相磁極5A*(A相磁極と逆方向に励磁される磁極、以下同様),B*相 磁極5B*,C*相磁極5C*が形成された鉄心5と、これら磁極5A〜5C* に各々巻回されたコイル6A〜6C*とから構成され、上記各磁極5A〜5C* の二次側ロータ1と対向する端面には、歯部2aの形成間隔に対応させて、等間 隔に極歯が形成され、各極歯の間の凹溝には、隣り合うもの同志の極性が互いに 逆方向となるように永久磁石3,3,…が各々挿入配置されている。このような 構成の一次側ステータ4がシャフト7に固定されている。
【0003】 このような構成の回転型パルスモータにおいて、各磁極5A〜5C*に巻回さ れたコイル6A〜6C*に順次パルス電流を流すことにより、周知の原理により 二次側ロータ1がステップ状に回転する。なお、この回転型パルスモータの動作 原理は特願昭63−301965号に詳細に記載されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の回転型パルスモータにおいては次のような問題点が あった。すなわち、 一次側ステータ4の各磁極5A〜5C*の各永久磁石3,3,…は放射状に挿 入配置されるので、図12に示すように、各永久磁石3間の磁路の面積がこれら 永久磁石3のつけ根の部分8で最も小さくなり、このつけ根の部分8の面積で磁 束量が制限される。したがって、この面積に応じた磁束量を越える場合には磁気 飽和が生じ、大きなトルクを得ることができない。 磁極の数分コイル(6個)を必要とするので、重量が増加するとともに価格高 になる。 磁極に巻線を装着するのが大変であり、時間がかかる。 占積率を高くできないので、巻線作業が大変である。
【0005】 この考案は、上述した事情に鑑みてなされたもので、上述した各問題点を解決 することができる回転型パルスモータを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、円柱状の一次側磁束発生部と、前記一次側磁束発生部が内周側に 挿入配置され、前記一次側磁束発生部に対して回転自在に支持された二次側とを 有してなる回転型パルスモータであって、前記二次側は、内周面回転方向に沿っ て一定間隔Pで各々配列され、かつ互いに前記回転方向へ同じ変位を有する2列 の極歯が形成された磁性部材を、前記一次側磁束発生部の軸方向に沿って複数個 前記回転方向へ順次同じ変位を有して配置し、前記一次側磁束発生部は、前記二 次側の各極歯の端面と一定の間隙を隔てて対向し、外周側に前記二次側の回転方 向に沿って等間隔P/2で歯部と溝部とを交互に形成し、各歯部の極性が交互に 反転するように前記各溝部に各々永久磁石を挿入配置され、かつ互いに前記回転 方向へP/2の変位を有する2列の磁極を有する鉄心を軸方向に沿って複数個配 設すると共に、前記各鉄心の2列の磁極間に環状のコイルが各々嵌装され、さら に、前記各鉄心を前記回転方向へ順次前記各鉄心の数に応じた位相差を有して配 置したことを特徴とする。 前記一次側磁束発生部の鉄心の数が2個の場合はこれら鉄心間の位相差をP/ 4とし、3個の場合はこれら鉄心間の位相差をP/3とし、5個の場合はこれら 鉄心間の位相差をP/5とし、以下個数nに応じてP/nとする。 また、前記二次側の各極歯の配列と前記一次側磁束発生部の各磁極の配列とを 互いに逆の配列関係にしても良い。
【0007】
【作用】
上記構成によれば、一次側ステータの複数の鉄心の内のいずれかに嵌装された 環状のコイルに電流を流すと、その鉄心の一方の列の磁極のS極側の歯部に流入 した磁束が、永久磁石を介して隣合うN極側の歯部に流入した後、このN極側の 歯部から鉄心の内部を軸方向に沿って導かれ、該鉄心の他方の列の磁極へ流入す る。そして、S極側の歯部から永久磁石を介して隣合う歯部から流出した後、対 向する二次側の磁性部材の極歯へ流入し、該磁性部材の内部を軸方向に沿って導 かれて一次側ステータの鉄心の一方の列の磁極に戻る主磁束ループが形成される 。このように、磁気回路が軸方向に形成されるので、従来のように各永久磁石の つけ根部分で制限される磁束量以上の磁束量を通すことができ、これにより大き なトルクが得られる。さらに、環状のコイルを各鉄心の2列の磁極の間に各々嵌 装する構造としたため、コイルの使用量も少なくて済み、また装着作業が極めて 簡素化される。また、二次側ロータ内を通る磁束は外周全域を通るので、磁束密 度が低くなることから二次側ロータの厚さを薄くすることができ、低イナーシャ 化および小形化が図れる。
【0008】
【実施例】
以下、図面を参照し、この考案の実施例を説明する。 図1および図2は、この考案の第1実施例によるアウタ・ロータ形の2相回転 型パルスモータの磁気回路の構成を示す図である。これらの図において、10は 円筒状の磁性部材によって構成された二次側ロータ(二次側)であり、その内周 側にはシャフト7に固定された円柱状の一次側ステータ(一次側磁束発生部)1 1が挿入配置され、この一次側ステータ11に対して矢印M方向へ回転自在に支 持されている。
【0009】 二次側ロータ10は、その内周側に一次側ステータ11と一定の間隙Gを隔て て対向する2列の極歯14Aa〜14Yaおよび14Ab〜14Ybを有する第 1の磁性部材14と、この第1の磁性部材14の軸方向奥側(図2においては左 側)に一次側ステータ11と一定の間隙Gを隔てて対向する2列の極歯15Aa 〜15Yaおよび15Ab〜15Ybを有する第2の磁性部材15とが形成され ている。
【0010】 ここで、第1の磁性部材14の極歯14Aa〜14Yaおよび14Ab〜14 Ybの各々の間隔はPとなり、極歯14Aa〜14Yaと極歯14Ab〜14Y bは同相で配置されている。また、同様に第2の磁性部材15の極歯15Aa〜 15Yaおよび15Ab〜15Ybの各々の間隔がPで、極歯15Aa〜15Y aと極歯15Ab〜15Ybは同相で配置されている。そして、第1の磁性部材 14と第2の磁性部材15も同相で配置されている。すなわち、二次側ロータ1 0の第1、第2の磁性部材14,15は全て同相で配置されている。
【0011】 一方、一次側ステータ11は、図2に示すように、二次側ロータ10の極歯1 4Aa〜14Yaおよび14Ab〜14Ybと一定の間隙Gを隔てて各々対向す る2列の誘導子歯(歯部)12Aa〜12Yaおよび12Ab〜12Ybを有す る第1の鉄心12と、この第1の鉄心12の2列の誘導子歯12Aa〜12Ya および12Ab〜12Ybの間に嵌装される環状のコイル16とを有して構成さ れている。
【0012】 また、同様に、一次側ステータ11は、二次側ロータ10の極歯15Aa〜1 5Yaおよび15Ab〜15Ybと対向する2列の誘導子歯13Aa〜13Ya および13Ab〜13Ybを有する第2の鉄心13と、この第2の鉄心13の2 列の誘導子歯13Aa〜13Yaおよび13Ab〜13Ybの間に嵌装される環 状のコイル17とを有して構成されている。
【0013】 ここで、図3に示すように、第1の鉄心12の誘導子歯12Aa〜12Yaお よび12Ab〜12Ybの各歯間の凹溝には、隣合うもの同志の極性が互いに逆 方向となるように永久磁石18,18,…が各々挿入配置されている。そして、 誘導子歯12Aa〜12Yaおよび12Ab〜12Ybの各々の間隔はPとなっ ており、また、誘導歯12Aa〜12Yaに対して誘導子歯12Ab〜12Yb はP/2の位相差を有して配置されている。
【0014】 同様に、第2の鉄心13の誘導子歯13Aa〜13Yaおよび13Ab〜13 Ybの各歯間の凹溝にも、隣合うもの同志の極性が互いに逆方向となるように永 久磁石18,18,…が各々挿入配置されている。そして、誘導子歯13Aa〜 13Yaおよび13Ab〜13Ybの各々の間隔はPとなっており、また、誘導 子歯13Aa〜13Yaに対して誘導子歯13Ab〜13YbはP/2の位相差 を有して配置されている。
【0015】 そして、第1の鉄心12の誘導子歯12Aa〜12Yaに対して、第2の鉄心 13の誘導子歯13Aa〜13YaはP/4の位相差を有して配置され、また、 同様に第1の鉄心12の誘導子歯12Ab〜12Ybに対して、第2の鉄心13 の誘導子歯13Ab〜13YbもP/4の位相差を有して配置されている。
【0016】 以上の構成において、図4〜図7に示す順序でコイル16,17にパルス電流 を流すことによって、従来例において述べたように、周知のソーヤの原理(例え ば特願昭63−301965号参照)で二次側ロータ10がP/4ずつ歩進し、 回転する。また、逆方向にパルス電流を流すことによって、二次側ロータ10は 逆方向へP/4ずつ歩進し、回転する。
【0017】 ここで、図4〜図7に示したように、各コイル16,17にパルス電流を流し た場合に、軸方向に磁気回路が形成される。例えば、図4において、コイル16 に対して、図に示す×印から・印の方向へ所定の電流を流した場合、磁束は、一 次側ステータ11の第1の鉄心12の一方の列の磁極のS極側の誘導子歯に流入 した磁束が、永久磁石18を介して隣合うN極側の誘導子歯に流入した後、この N極側の誘導子歯から鉄心12の内部を軸方向に沿って導かれ、この鉄心12の 他方の列の磁極のS極側の誘導子歯から永久磁石18を介して隣合う誘導子歯か ら流出する。そして、対向する二次側ロータ10の磁性部材14の極歯へ流入し た後、この磁性部材14の内部を軸方向に沿って導かれ、一次側ステータ11の 鉄心12の一方の列の磁極に戻る。
【0018】 なお、上記第1実施例においては、一次側ステータ11に二つの鉄心12,1 3を設けた2相モータについて説明したが、この2相モータに限定されるもので はなく、3相、5相…と相数を増やしてもかまわない。この場合、3相モータの 場合は鉄心間の位相差はP/3になり、5相モータの場合はP/5になる。以下 、P/nになる。 また、上記実施例においては、二次側ロータ10の各極歯を全て同相にして、 一次側ステータ11の各磁極に位相差を持たせたが、この関係を逆にしても良い 。
【0019】 また、上述した第1実施例によるリニアパルスモータの駆動方法としては、前 述したパルス励磁以外に、交流によって駆動しても構わない。この場合、図8に 示すように、互いに位相が90度ずれたA相電流IaとB相電流Ibを、コイル 16とコイル17に各々供給すればよい。これにより二次側ロータ10が連続的 に回転する。
【0020】 次に、この考案の第2実施例について説明する。上述した第1実施例において は、インナ・ロータ型の回転型パルスモータに適用した場合であったが、この第 2実施例はアウタ・ロータ型パルスモータに適用したものである。この場合も第 1実施例と同様も軸方向に磁気回路が形成される。以下、図9および図10を参 照してその構成を説明する。
【0021】 これらの図において、20は円筒形状の二次側ロータであり、その回転方向に 沿って一定間隔P/2で歯部20a,20a,…と凹溝20b,20b,…とが 交互に形成され、各凹溝12bには隣合うもの同志の極性が互いに逆方向となる ように永久磁石21,21,…が各々挿入配置されている。23は一次側ステー タを構成する第1の鉄心であり、二次側ロータ20と一定の間隙Gを隔てて各々 対向する2列の誘導子歯23Aa〜23Jaおよび23Ab〜23Jbと、2列 の誘導子歯23Aa〜23Jaおよび23Ab〜23Jbの間に嵌装された環状 のコイル25とから構成されている(図10参照)。24は一次側ステータを構 成する第2の鉄心であり、上記第1の鉄心23と同様に、二次側ロータ20と一 定の間隙Gを隔てて各々対向する2列の誘導子歯24Aa〜24Jaおよび24 Ab〜24Jbと、2列の誘導子歯24Aa〜24Jaおよび24Ab〜24J bの間に嵌装された環状のコイル26とから構成されている。
【0022】 ここで、二次側ロータ20の同極に磁化された各歯部20aの間隔はPとなり 、第1の鉄心23の誘導子歯23Aaに対して、他の誘導子歯23Ba〜23J aは順次Pの変位を有して配置され、これにより、第1の鉄心23の誘導子歯2 3Aa〜14Jaは互いに位相が360度ずつ異なった位置関係となっている。 同様に、第2の鉄心24の各誘導子歯24Ab〜24Jbも互いに位相が360 度ずつ異なった位相関係となっている。さらに、第1の鉄心23の各誘導子歯2 3Aa〜23Jaに対して第2の鉄心24の各誘導子歯24Ab〜24JbはP /2の位相差を有して配置されている。 このような構成においても、上述した第1の実施例で説明した動作原理で二次 側ロータ20が回転する。
【0023】 また、この考案は、上述した実施例に限定されることなく、以下に挙げる種々 の変形が可能である。 (1)一次側ステータ11に、二次側ロータ10に対する相対移動量を検出す るセンサを設け、サーボモータとして駆動させるようにしてもよい。 (2)コギングの除去、もしくは推力波形歪の改善のために、スキュー構造と したり、同一極内における若干のピッチずらし(スキュー)を施しても構わない 。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、円柱状の一次側磁束発生部と、前記 一次側磁束発生部が内周側に挿入配置され、前記一次側磁束発生部に対して回転 自在に支持された二次側とを有してなる回転型パルスモータであって、前記二次 側は、内周面に回転方向に沿って一定間隔Pで各々配列され、かつ互いに前記回 転方向へ同じ変位を有する2列の極歯が形成された磁性部材を、前記一次側磁束 発生部の軸方向に沿って複数個前記回転方向へ順次同じ変位を有して配置し、前 記一次側磁束発生部は、前記二次側の各極歯の端面と一定の間隙を隔てて対向し 、外周側に前記二次側の回転方向に沿って等間隔P/2で歯部と溝部とを交互に 形成し、各歯部の極性が交互に反転するように前記各溝部に各々永久磁石を挿入 配置され、かつ互いに前記回転方向へP/2の変位を有する2列の磁極を有する 鉄心を軸方向に沿って複数個配設すると共に、前記各鉄心の2列の磁極間に環状 のコイルが各々嵌装され、さらに、前記各鉄心を前記回転方向へ順次前記各鉄心 の数に応じた位相差を有して配置し、前記一次側ステータの複数の鉄心の内のい ずれかに嵌装された環状のコイルに電流を流した場合に、その鉄心の一方の列の 磁極のS極側の誘導子歯に流入した磁束が、永久磁石を介して隣合うN極側の誘 導子歯に流入した後、このN極側の誘導子歯から鉄心の内部を軸方向に沿って導 かれ、該鉄心の他方の列の磁極へ流入し、そして、S極側の誘導子歯から永久磁 石を介して隣合う誘導子歯から流出した後、対向する二次側の磁性部材の極歯へ 流入し、該磁性部材の内部を軸方向に沿って導かれて一次側ステータの鉄心の一 方の列の磁極に戻る主磁束ループが形成されるようにしたので、以下に記載する 効果が得られる。 磁束が軸方向に流れるので、従来のように、磁束が各永久磁石間を軸心へ向っ ては流れず、各永久磁石間のつけ根の部分の面積に制限されることがない。この 分、磁束量を多く得ることができ、大きなトルクを得ることができる。 コイル数は相数分(実施例では2本)のみで良いので、コストの低減が図れる 。 コイル形状はリング形となるので、整列巻きが行い易く、これにより占積率が 高くなり、機械巻きも容易に行うことができる。 二次側ロータ内を通る磁束は外周全域を通るので、磁束密度が低くなることか ら、二次側ロータの厚さを薄くすることができ、低イナーシャ化および小形化が 図れる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例の磁気回路構成を示す正
面図である。
【図2】この考案の第1実施例の磁気回路構成を示す側
断面図である。
【図3】この考案の第1実施例の一部分の形状を説明す
るための平面図である。
【図4】この考案の第1実施例を動作させるための励磁
パターンを示す側断面図である。
【図5】この考案の第1実施例を動作させるための励磁
パターンを示す側断面図である。
【図6】この考案の第1実施例を動作させるための励磁
パターンを示す側断面図である。
【図7】この考案の第1実施例を動作させるための励磁
パターンを示す側断面図である。
【図8】この考案の第1実施例を交流で駆動する場合の
駆動電流波形図である。
【図9】この考案の第2実施例の磁気回路構成を示す正
面図である。
【図10】この考案の第2実施例の磁気回路構成を示す
側断面図である。
【図11】従来の回転型パルスモータの磁気回路構成を
示す正面図である。
【図12】従来の回転型パルスモータの問題点を説明す
るための一部分を拡大した正面図である。
【符号の説明】
10 二次側ロータ(二次側) 11 一次側ステータ(一次側磁束発生部) 12 第1の鉄心 12Aa〜12Ya、12Ab〜12Yb 誘導子歯 13 第2の鉄心 13Aa〜13Yb、13Ab〜13Yb 誘導子歯 14 第1の磁性部材(磁性部材) 14Aa〜14Ya,14Ab〜14Yb 極歯 15 第2の磁性部材(磁性部材) 15Aa〜15Yb,15Ab〜15Yb 極歯 16,17 コイル 18 永久磁石

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状の一次側磁束発生部と、前記一次
    側磁束発生部が内周側に挿入配置され、前記一次側磁束
    発生部に対して回転自在に支持された二次側とを有して
    なる回転型パルスモータであって、前記二次側は、内周
    面に回転方向に沿って一定間隔Pで各々配列され、かつ
    互いに前記回転方向へ同じ変位を有する2列の極歯が形
    成された磁性部材を、前記一次側磁束発生部の軸方向に
    沿って複数個前記回転方向へ順次同じ変位を有して配置
    し、前記一次側磁束発生部は、前記二次側の各極歯の端
    面と一定の間隙を隔てて対向し、外周側に前記二次側の
    回転方向に沿って等間隔P/2で歯部と溝部とを交互に
    形成し、各歯部の極性が交互に反転するように前記各溝
    部に各々永久磁石を挿入配置され、かつ互いに前記回転
    方向へP/2の変位を有する2列の磁極を有する鉄心を
    軸方向に沿って複数個配設すると共に、前記各鉄心の2
    列の磁極間に環状のコイルが各々嵌装され、さらに、前
    記各鉄心を前記回転方向へ順次前記各鉄心の数に応じた
    位相差を有して配置したことを特徴とする回転型パルス
    モータ。
  2. 【請求項2】 前記一次側磁束発生部の鉄心の数が2個
    の場合はこれら鉄心間の位相差をP/4とし、3個の場
    合はこれら鉄心間の位相差をP/3とし、5個の場合は
    これら鉄心間の位相差をP/5とし、以下個数nに応じ
    てP/nとすることを特徴とする請求項1記載の回転型
    パルスモータ。
  3. 【請求項3】 前記二次側の各極歯の配列と前記一次側
    磁束発生部の各磁極の配列とを互いに逆の配列関係にし
    たことを特徴とする請求項1または請求項2いずれかの
    項記載の回転型パルスモータ。
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