JPH04130394U - カーブ推進工法用管継手の構造 - Google Patents

カーブ推進工法用管継手の構造

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JPH04130394U
JPH04130394U JP3507591U JP3507591U JPH04130394U JP H04130394 U JPH04130394 U JP H04130394U JP 3507591 U JP3507591 U JP 3507591U JP 3507591 U JP3507591 U JP 3507591U JP H04130394 U JPH04130394 U JP H04130394U
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JP
Japan
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socket
end surface
adapter
pipe
adapters
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Pending
Application number
JP3507591U
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English (en)
Inventor
静夫 井上
祥己 桜井
直也 田中
耕造 西崎
洋三 和泉
Original Assignee
株式会社クボタ
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 推進工法用管をカーブに沿って推進させた場
合であっても、推進力の伝達部に応力集中が生じないよ
うにして、十分な推進力を負荷可能とする。 【構成】 推進力を伝達するための挿口4の先端面10と
受口3の奥端面7との間に、一対の環状のアダプタ11、
12が配置される。各アダプタ11、12は、周方向の一か所
における軸心方向の最厚部13から、180 度隔たった最薄
部14に向けて、徐々に厚さが変化する。アダプタ11、12
どうしを互いに軸心まわりに相対的に回転変位させるこ
とで、その端面16どうしがなす角が変化する。 【効果】 推進の際の継手部の屈曲角が変化しても、両
アダプタ11、12の端面16どうしがなす角を変化させて、
これに対応できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、カーブ推進工法用管継手の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
管を地中に推進させて敷設する推進工法が、一般に知られている。この推進工 法に用いられる管として、図4に示されるような管継手を有したものが知られて いる。ここで、1、2は互いに接続される一対の管であり、一方の管1の端部に は受口3が、また他方の管2の端部には、受口3の内部に挿入される挿口4が、 それぞれ形成されている。受口3の内周には、挿口4の外周との間で圧縮すべき 環状のシール材5を収容するための環状溝6と、この環状溝6よりも奥側の位置 における管径方向の奥端面7とが形成されている。管1、2の外周には外装コン クリート8が打設され、この外装コンクリート8のさらに外周には、受口3の最 大外径部と面一になる円筒状の外装板9が設けられている。
【0003】 このような構成の管継手を有する管1、2をカーブに沿って推進させると、図 示のように受口3と挿口4との間で屈曲が生じる。これらの管1、2を真直に推 進させるときは、挿口4の先端面10が全周にわたって管厚の全体で奥端面7に接 触するために、挿口4側から受口3側への大きな推進力伝達面積を得ることがで きる。しかし、図示のように屈曲が生じた場合には、カーブの内側における挿口 4の先端面10のごく一部分しか奥端面7に接触しなくなり、応力集中が生じるお それがある。そのため、真直推進時よりも小さな推進力しか負荷させることがで きないという問題点がある。
【0004】 この問題点を解決するため、たとえば実開昭60−18190 号公報や実開昭60− 70694 号公報では、受口の奥端面と挿口の先端面との間に環状のディスタンスピ ースを配置している。このディスタンスピースは、周方向の一か所に軸心方向の 最厚部を有するとともに、この最厚部から半周隔てた周方向の他の一か所に軸心 方向の最薄部を有し、かつ最厚部と最薄部との間で徐々に厚さが変化するように 構成されている。このような構成によれば、管継手が屈曲したときであっても、 挿口受口間で全周にわたって推進力を伝達することができ、上述のような問題点 を解決することが可能となる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このようなものでは、今度は真直に推進させたいときに同様の問題が 生じ、また推進中にカーブの曲率が変化したときにも対応できないという新たな 問題点が生じる。
【0006】 そこで本考案はこのような問題点を解決し、いかなる曲率のカーブに沿って推 進させたときであっても、また真直に推進させたときであっても、応力集中が生 じることなしに良好に推進力を伝達できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、挿口の先端面と受口の奥端面との間に、一 端面どうしが互いに接触する環状の第1および第2のアダプタを配置し、各アダ プタは、それぞれ周方向の一か所に軸心方向の最厚部を有するとともに、この最 厚部から半周隔てた周方向の他の一か所に軸心方向の最薄部を有し、かつ最厚部 と最薄部との間で徐々に厚さが変化するように構成され、さらに各アダプタは、 互いに軸心まわりに相対的に回転変位させることで、その他端面どうしがなす角 を変更可能とされた構成としたものである。
【0008】
【作用】
このような構成によれば、両アダプタを互いに軸心回りに相対的に回転変位さ せることで、これら両アダプタの他端面どうしがなす角が、0度から所定角度ま での範囲で徐々に変化する。したがって、推進中にカーブの曲率が変化したり、 あるいは真直に推進することになったりして、受口の奥端面と挿口の先端面との なす角に変化が生じても、両アダプタどうしを互いに相対的に回転変位させるこ とでこれに対応可能で、これら挿口の先端面と受口の奥端面との間で常に全周に わたる推進力の伝達が行われることになる。
【0009】
【実施例】
図1において、受口3の奥端面7と挿口4の先端面10との間には、一対の環状 のアダプタ11、12が配置されている。図2に示すように、各アダプタ11、12は、 それぞれ周方向の一か所に軸心方向の最厚部13を有するとともに、この最厚部13 から半周隔てた周方向の他の一か所に軸心方向の最薄部14を有し、かつ最厚部13 と最薄部14との間で徐々に厚さが変化するように構成されている。すなわち、各 アダプタ11、12は、その一方の端面15がその軸心と垂直に形成されるとともに、 その他方の端面16が、軸心と垂直な方向に対し、所定の角度φをなすように形成 されている。この角度φは、0.5 度程度である。そして、互いの端面16どうしが 接した状態で、図1に示す所定位置に配置される。
【0010】 両アダプタ11、12は、その軸心まわりに互いに相対的に回転変位可能である。 このため、両アダプタ11、12の内面には、回転を行わせるための治具取付穴17な どが形成されている。そして、両アダプタ11、12を互いに相対的に回転変位させ ることによって、端面15どうしがなす角を、0から、図3に示す2φまでの範囲 の任意の値に設定可能である。
【0011】 このような構成において、管1、2の推進に際しては、その管継手の屈曲角に 合わせてアダプタ11、12を相対的に回転させ、この屈曲角によって変化する奥端 面7と先端面10との隙間間隔に順応させる。こうすることで、真直推進中にカー ブ部を通過したり、あるいはカーブ推進中にその曲率が変化したりした場合であ っても、先端面10と奥端面7との間で、常に全周わたって推進力を伝達すること が可能となる。このための調整は、両アダプタ11、12を相対的に回転させるだけ ですみ、簡単な治具で対応することができる。また、アダプタ11、12は、構造が 簡単であり、その強度も大きい。
【0012】 なお上述のように、アダプタの軸心に対し端面16がなす角φは0.5 度程度であ るため、この端面16どうしの接触部に作用する摩擦の摩擦角よりも十分に小さく なる。このため、推進力の作用によって両アダプタ11、12どうしが相対的に回転 することはなく、安定した状態でのカーブ推進が可能になる。
【0013】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によると、両アダプタを互いに軸心回りに相対的に回 転変位させることで、これら両アダプタの端面どうしがなす角を0度から所定角 度までの範囲で徐々に変化させることができる。したがって、推進中にカーブの 曲率が変化したり、あるいは真直に推進することになったりして、受口の奥端面 と挿口の先端面とのなす角に変化が生じても、両アダプタどうしを互いに相対的 に回転変位させることでこれに対応させることができ、これら挿口の先端面と受 口の奥端面との間で常に全周にわたって推進力を伝達させることができて、安定 した状態で推進を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のカーブ推進工法用管継手の
構造を示す断面図である。
【図2】図1における両アダプタの一部切り欠き拡大図
である。
【図3】図2の両アダプタを互いに相対的に180 度回転
させた状態を示す図である。
【図4】従来の推進工法用の管継手の構造を示す断面図
である。
【符号の説明】
3 受口 4 挿口 7 奥端面 10 先端面 11 アダプタ 12 アダプタ 13 最厚部 14 最薄部 15 端面 16 端面
フロントページの続き (72)考案者 西崎 耕造 大阪府大阪市浪速区敷津東1丁目2番47号 株式会社クボタ内 (72)考案者 和泉 洋三 大阪府大阪市浪速区敷津東1丁目2番47号 株式会社クボタ内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の管の端部に形成された受口の内部
    に他方の管の先端の挿口が挿入され、この挿口の先端面
    から受口の奥端面に向けて推進力が伝達されることで、
    地中におけるカーブ状の経路に沿い推進されて敷設され
    る管の管継手の構造であって、前記挿口の先端面と受口
    の奥端面との間に、一端面どうしが互いに接触する環状
    の第1および第2のアダプタを配置し、各アダプタは、
    それぞれ周方向の一か所に軸心方向の最厚部を有すると
    ともに、この最厚部から半周隔てた周方向の他の一か所
    に軸心方向の最薄部を有し、かつ最厚部と最薄部との間
    で徐々に厚さが変化するように構成され、さらに各アダ
    プタは、互いに軸心まわりに相対的に回転変位させるこ
    とで、その他端面どうしがなす角を変更可能とされてい
    ることを特徴とするカーブ推進工法用管継手の構造。
JP3507591U 1991-05-20 1991-05-20 カーブ推進工法用管継手の構造 Pending JPH04130394U (ja)

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