JPH04117980U - 管継手の過大屈曲の防止構造 - Google Patents

管継手の過大屈曲の防止構造

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JPH04117980U
JPH04117980U JP2195891U JP2195891U JPH04117980U JP H04117980 U JPH04117980 U JP H04117980U JP 2195891 U JP2195891 U JP 2195891U JP 2195891 U JP2195891 U JP 2195891U JP H04117980 U JPH04117980 U JP H04117980U
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JP
Japan
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socket
lock ring
protrusion
pipe
contact
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Pending
Application number
JP2195891U
Other languages
English (en)
Inventor
静夫 井上
祥己 桜井
直也 田中
博保 大浜
Original Assignee
株式会社クボタ
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 推進工法に用いられる管継手の推力伝達部に
おける過大な剪断力の発生を防止する。 【構成】 管1の受口3の奥端面8から一定距離Lをお
いた部分の内周にロックリング10を装着する。管2の挿
口4の先端部の外周に環状の突起部13を形成する。受口
3と挿口4とがある角度θまで屈曲したしたときには、
突起部13とロックリング10とが接触することで、それ以
上の屈曲が防止される。 【効果】 管継手が一定以上に大きく屈曲することを防
止できるため、受口3と挿口4との間の推力伝達部にお
ける過大な剪断力の発生を防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は管継手の過大屈曲の防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
管を地中に推進させて敷設する推進工法が、一般に知られている。この推進工 法に用いられる管継手の一種として、一方の管の端部に形成された受口の内部に 他方の管の先端の挿口を挿入し、この挿口の端面を受口の奥端面に接触させるこ とで、挿口側からの推進力を受口側へ伝達するようにしたものがある。このよう な推進工法用の管を曲線に沿って推進させると、管継手における受口と挿口との 間で屈曲が生じる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、継手部を屈曲させた状態で推進を行う場合において、屈曲角があまり 大きくなり過ぎると、推進力を負荷させたときに、推力伝達部すなわち挿口の先 端と受口の奥端との接触部に過大な剪断力が発生し、この推力伝達部に剪断破壊 が生じるおそれがある。
【0004】 そこで本考案はこのような問題点を解決し、推力伝達部における過大な剪断力 の発生を防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、受口の奥端から一定距離をおいた部分の内 周にロックリングを装着するとともに、挿口の先端の外周に環状の突起部を形成 して、これら受口と挿口とがある角度まで屈曲したときに前記突起部とロックリ ングとが接触することで、それ以上の屈曲を行えないように構成したものである 。
【0006】
【作用】
このような構成によれば、突起部とロックリングとの接触によって受口と挿口 との屈曲角度を一定範囲に制限するため、管を推進させたときに受口と挿口との 間の推力伝達部に過大な剪断力が発生することが防止される。また突起部とロッ クリングとが接触することによって、受口と挿口との抜け出しが防止される。
【0007】
【実施例】
図1において、1、2は互いに接続される一対の管であり、一方の管1の端部 には受口3が、また他方の管2の端部には、受口3の内部に挿入される挿口4が 、それぞれ形成されている。受口3の内周には、挿口4の外周との間で圧縮すべ き環状のシール材5を収容するための環状溝6と、この環状溝6よりも奥側の位 置における環状の内周面7と、この内周面7よりもさらに奥側の位置における管 径方向の奥端面8とが形成されている。
【0008】 奥端面8から受口3の開口端に向けてある程度の距離Lだけ離れた位置におけ る内周面7の部分には、環状のロックリング収容溝9が形成されている。このロ ックリング収容溝9には、横断面が矩形で開き勝手に形成された周方向ひとつ割 りのロックリング10が収容されている。このロックリング10は、受口3の外面か ら収容溝9に向けてねじ込まれる周方向複数位置のセットボルト11によって、所 定の口径になるまで縮径される。
【0009】 挿口4の先端面12は、この挿口4を受口3の内部に挿入したときに奥端面8に 接触可能とされている。挿口4の先端部の外周には、横断面が矩形の環状の突起 部13が設けられている。この突起部13は、挿口4に溶接されるなどによって先端 面12と面一とされ、この先端面12と一緒に奥端面8に接触可能である。
【0010】 このような構成において、継手部の接合に際しては、まず受口3の環状溝6に 開いた状態のロックリング10をはめ込み、かつ環状溝6にシール材5を預け入れ る。この状態で挿口4を受口3の内部に挿入すると、突起部13がシール材5を押 し拡げて、このシール材5の位置を通過する。またロックリング10が開いた状態 にあるため、突起部13は、このロックリング10に当たることなく、このロックリ ング10の位置を通過する。突起部13がロックリング10の位置を通過したなら、セ ットボルト11をねじ込むことによってこのロックリング10を縮径させる。これに より継手部の接合が完了するが、このときの状態を図1において実線で示す。
【0011】 管を地中に推進させて敷設する際には、挿口4の先端面12および突起部13を受 口3の奥端面8に接触させて、挿口4側から受口3側へ推力を伝達する。管を曲 線に沿って推進させると、継手部の受口3と挿口4との間で屈曲が生じる。図1 において仮想線で示すように、継手部がある角度θまで屈曲すると、突起部13と 縮径されたロックリング10とが接触して、それ以上の屈曲は行えなくなる。この ため、大きな屈曲が起こって、先端面12および突起部13と奥端面8との接触部に て構成される推力伝達部に過大な剪断力が生じ、剪断破壊が生じるような事態の 発生が防止される。最大屈曲角度θは、奥端面8からロックリング10までの距離 Lによって、任意に設定可能である。
【0012】 また突起部13とロックリング10とが接触することによって、受口3と挿口4と の抜け出しが防止される。
【0013】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によると、受口の奥端から一定距離をおいた部分の内 周にロックリングを装着するとともに、挿口の先端の外周に環状の突起部を形成 して、これら受口と挿口とがある角度まで屈曲したときに前記突起部とロックリ ングとが接触することで、それ以上の屈曲を行えないように構成したため、管を 推進させたときに受口と挿口との間の推力伝達部に過大な剪断力が発生すること を防止できる。また突起部とロックリングとが接触することによって、受口と挿 口との抜け出しを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の管継手の過大屈曲の防止構
造の断面図である。
【符号の説明】
1 管 2 管 3 受口 4 挿口 8 奥端面 10 ロックリング 13 突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大浜 博保 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管端に形成された受口の内部に挿口を挿
    入する管継手において、受口の奥端から一定距離をおい
    た部分の内周にロックリングを装着するとともに、挿口
    の先端の外周に環状の突起部を形成して、これら受口と
    挿口とがある角度まで屈曲したときに前記突起部とロッ
    クリングとが接触することで、それ以上の屈曲を行えな
    いように構成したことを特徴とする管継手の過大屈曲の
    防止構造。
JP2195891U 1991-04-05 1991-04-05 管継手の過大屈曲の防止構造 Pending JPH04117980U (ja)

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JP2195891U JPH04117980U (ja) 1991-04-05 1991-04-05 管継手の過大屈曲の防止構造

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JPH04117980U true JPH04117980U (ja) 1992-10-22

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