JPH04130391U - シールド掘進機用シールドジヤツキ - Google Patents

シールド掘進機用シールドジヤツキ

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JPH04130391U
JPH04130391U JP4410391U JP4410391U JPH04130391U JP H04130391 U JPH04130391 U JP H04130391U JP 4410391 U JP4410391 U JP 4410391U JP 4410391 U JP4410391 U JP 4410391U JP H04130391 U JPH04130391 U JP H04130391U
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shield
shoe
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修介 水野
譲 吉田
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石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 急カーブのトンネルを掘進する際のジャッキ
シューとセグメントとの大きなずれの発生を防止して、
急カーブのトンネル掘進時でもジャッキシューが確実に
セグメントの前端面を押圧できるようにする。 【構成】 シールド掘進機1に取り付けたシールドジャ
ッキ本体10と、該シールドジャッキ本体10のロッド
頭部11に取り付けたジャッキシュー21とを有し、ジ
ャッキシュー21によりセグメント8の前端面16を押
圧することによりシールド掘進機1の掘進を行なうよう
にしたシールドジャッキ6において、前記シールドジャ
ッキ本体10のロッド頭部11に、前記ジャッキシュー
21をシールド掘進機1の半径方向に位置変更可能に取
り付け、ジャッキシュー21が常にセグメント8を安定
して押圧できるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、屈曲掘進を行なうのに適したシールド掘進機用シールドジャッキに 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
曲線トンネルをシールド工法で掘進する一例として、前胴と後胴とを屈曲可能 に結合したシールド掘進機を用いることが行なわれている。
【0003】 図4は上記シールド掘進機の一例を示す切断側面図であって、シールド掘進機 1は前胴2及び後胴3を備えていて、前胴2の前端にはカッタ4が回転自在に取 り付けらけており、カッタ4の後方は、前胴2に取り付けてあるバルクヘッド5 で区画されている。シールド掘進機1は後胴3の周方向に複数個設けてあるシー ルドジャッキ6を伸張することによってセグメントを反力にとって前進し、前胴 2と後胴3との間に周方向に複数個設けてある中折れジャッキ7を選択的に伸縮 することによって、図5に示すように前胴2と後胴3とが屈曲するようになって いる。
【0004】 前記シールドジャッキ6は、図5,6に示すようにシールド掘進機1の構造上 シールド掘進機1の周壁から少し離れた中心側に備えられており、これに対して セグメント8は最外側に沿って組み立てられる。従って、ジャッキシュー9はシ ールドジャッキ本体10に対して距離Lだけシールド掘進機の半径方向に偏心さ せた状態でロッド頭部11に取り付けるようにしており、このためにロッド頭部 11は外側に曲って延びた形状を有している。
【0005】 従来のジャッキシュー9は、上記したように外側に曲ったロッド頭部11に溶 接14などによって一体に取り付けたシュー取り付け具12に、球面継手13を 介して連結した構成を有しており、ジャッキシュー9が球面継手13に対して回 転することによりジャッキシュー9の押圧面15がセグメント8の前端面16に ぴったり接してセグメント8を押すようになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のシールド掘進機においては、次のような問題を有し ていた。
【0007】 即ち、図5に示すようにシールド掘進機1が曲率半径の小さい急カーブのトン ネル17を掘進する際に、シールド掘進機1の後胴3に取り付けられているシー ルドジャッキ6のジャッキシュー9と、組み立てられたセグメント8との間にず れが生じる。この時、カーブしているトンネル17の曲率半径の小さい側におい て、ジャッキシュー9とセグメント8とのずれが大きくなる。そのためにジャッ キシュー9の押圧面15がセグメント8から外れそうになって、僅かに係ってい るだけとなるような場合があり(図6の実線状態)、この場合にはジャッキシュ ー9が不安定な状態となり、セグメント8の一部に異常な負荷が作用してセグメ ント8に亀裂を生じさせたり破損を生じさせる等の問題を有していた。また近年 、更に急激なカーブのトンネル17を掘進する要求があり、このような場合には ジャッキシュー9がセグメント8から完全に外れてしまうことも考えられる。
【0008】 本考案は、上述の実情に鑑みてなしたもので、急カーブのトンネルを掘進する 際に、シールドジャッキのジャッキシューと、組み立てられたセグメントとの間 にずれが生じた場合にも、セグメントの前端面をジャッキシューにより確実に押 圧することができるようにした、シールド掘進機用シールドジャッキを提供する ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、シールド掘進機に取り付けたシールドジャッキ本体と、該シールド ジャッキ本体のロッド頭部に取り付けたジャッキシューとを有し、ジャッキシュ ーによりセグメントの前端面を押圧することによりシールド掘進機の掘進を行な うようにしたシールドジャッキにおいて、前記シールドジャッキ本体のロッド頭 部に、前記ジャッキシューをシールド掘進機の半径方向に位置変更可能に取り付 けたことを特徴とするシールド掘進機用シールドジャッキ、に係るものである。
【0010】
【作用】
本考案では、通常の直線或いは僅かなカーブのトンネルを掘進する場合は、ジ ャッキシューをロッド頭部に対してシールド掘進機の半径方向外側に位置するよ う取り付けて、ジャッキシューがセグメントを押圧できるようにして掘進を行な い、急カーブのトンネルを掘進する際には、ジャッキシューとセグメントのずれ に応じてロッド頭部に対するジャッキシューの取り付け位置をシールド掘進機の 半径方向内側に変更し、急カーブのトンネル掘進時でもジャッキシューが確実に セグメントの前端面を押圧できるようにする。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 図1、図2は、本考案の一実施例を示すもので、図中、図6と同一の構成部分 については同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0013】 シールドジャッキ本体10のロッド頭部11の後側面18に、シールド掘進機 1の半径方向に所要の間隔をおいて複数の取り付け穴19,20を形成する。又 、ジャッキシュー21のシュー取り付け具22に、前記取り付け穴19,20に 着脱可能な凸部23を形成し、前記シュー取り付け具22の凸部23を前記任意 の取り付け穴19,20にはめ合わせてピン24などで固定できるようにしてあ る。
【0014】 本考案では、通常の直線或いは僅かなカーブのトンネルを掘進する場合は、図 1に示すように従来と同様の位置、即ちジャッキシュー21の位置がロッド頭部 11に対してシールド掘進機1の半径方向外側位置となるように、シュー取り付 け具22の凸部23を外側の取り付け穴19に差し込んでピン24により固定し た状態とし、これによりジャッキシュー21の押圧面15がセグメント8の前端 面16を確実に押圧するようにしている。
【0015】 急カーブのトンネルを掘進しようとすると、前記図5に示したようにカーブし ているトンネル17の曲率半径の小さい内側において、ジャッキシュー21とセ グメント8とのずれが大きくなる。このため、急カーブのトンネル17を掘進す る際には、前記図1の外側の取り付け穴19に取り付けられているシュー取り付 け具22を抜き取り、シユー取り付け具22の凸部23を内側の取り付け穴20 に差し込んでピン24などにて固定することにより、ジャッキシュー21をシー ルド掘進機1の半径方向に位置変更する。これにより、ジャッキシュー21の押 圧面15は確実にセグメント8の前端面16を押圧するようになる。
【0016】 従って、急カーブのトンネル掘進時にセグメント8に偏った負荷が作用してセ グメント8に亀裂を生じさせたり破損させたりするようなことが防止される。
【0017】 図3は本考案の他の実施例を示すもので、シールドジャッキ本体10のロッド 頭部11の後側面18に複数のボルト穴25を設け、該ボルト穴25に取り付け ボルト26を介してシュー取り付け具27を取り付け、取り付けボルト26の抜 き差しによってジャッキシュー28の取り付け位置をシールド掘進機1の半径方 向に変更可能としている点以外は前記実施例と全く同様であり、従って前記実施 例とまったく同一の作用効果を奏することができる。
【0018】 尚、本考案は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、ロッド頭部の後 側面に形成する取り付け穴及びボルト穴の数、形成位置などは種々変更し得るこ と、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは 勿論である。
【0019】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案のシールド掘進機用シールドジャッキによれば、 シールドジャッキ本体のロッド頭部に対し、ジャッキシューをシールド掘進機の 半径方向に位置変更可能に構成しているので、、急カーブのトンネルを掘進する 際にシールドジャッキと組み立てられたセグメントとのずれが生じた場合にも、 ジャッキシューの取り付け位置を変更することによって、ジャッキシューにより 確実にセグメントを押圧することができ、よって従来のように偏った負荷がセグ メントに作用してセグメントに亀裂が生じたりセグメントが破損するような問題 の発生を確実に防止することができる優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1のジャッキシューの取り付け位置を変更し
た状態を示す側面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す側面図である。
【図4】曲線トンネルを掘進するシールド掘進機の一例
を示す切断側面図である。
【図5】図4のシールド掘進機により曲線トンネルを掘
進している状態を示す平面図である。
【図6】従来のシールドジャッキの一例を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1 シールド掘進機 6 シールドジャッキ 8 セグメント 10 シールドジャッキ本体 11 ロッド頭部 16 前端面 21 ジャッキシュー 28 ジャッキシュー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド掘進機に取り付けたシールドジ
    ャッキ本体と、該シールドジャッキ本体のロッド頭部に
    取り付けたジャッキシューとを有し、ジャッキシューに
    よりセグメントの前端面を押圧することによりシールド
    掘進機の掘進を行なうようにしたシールドジャッキにお
    いて、前記シールドジャッキ本体のロッド頭部に、前記
    ジャッキシューをシールド掘進機の半径方向に位置変更
    可能に取り付けたことを特徴とするシールド掘進機用シ
    ールドジャッキ。
JP4410391U 1991-05-16 1991-05-16 シールド掘進機用シールドジャッキ Expired - Fee Related JP2533988Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013100683A (ja) * 2011-11-08 2013-05-23 Okumura Corp 急曲線施工用シールド掘進機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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