JPH0621975Y2 - 建設機械のピン固定装置 - Google Patents

建設機械のピン固定装置

Info

Publication number
JPH0621975Y2
JPH0621975Y2 JP1989069852U JP6985289U JPH0621975Y2 JP H0621975 Y2 JPH0621975 Y2 JP H0621975Y2 JP 1989069852 U JP1989069852 U JP 1989069852U JP 6985289 U JP6985289 U JP 6985289U JP H0621975 Y2 JPH0621975 Y2 JP H0621975Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
collar
attachment
elastic ring
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989069852U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0312954U (ja
Inventor
治美 福永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd filed Critical Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP1989069852U priority Critical patent/JPH0621975Y2/ja
Publication of JPH0312954U publication Critical patent/JPH0312954U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0621975Y2 publication Critical patent/JPH0621975Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、油圧ショベル等の建設機械において、アー
ム等の支持体に掘削用ショベル,バックホウあるいはバ
ケット等のエンドアタッチメントを回動自在に取り付け
るためのピン連結部におけるピン固定装置に関するもの
である。
[従来の技術] 油圧ショベル等の建設機械においては、アーム等の支持
体に作業目的に応じて、掘削用ショベル,バックホウあ
るいはバケットその他のエンドアタッチメントをピンに
より回動自在に連結するようになっている。
この取付用ピンはアタッチメントに固定されなければな
らないが、その固定手段としては第7図に示すように、
アーム等の支持体1の取付孔2およびアタッチメント3
の取付孔4を貫通する取付用ピン5の端部に直径方向の
挿入孔6を設け、アタッチメント3の側面に溶着固定さ
れたカラー7に、ボルトとダブルナットによって固定す
るのが一般的である。
また、第8図に示すように、ボルト,ナットに代えてロ
ックピン11を用い、カラー7の外周上に凹溝を設けこ
の凹溝に嵌合するストッパリング13′によりロックピ
ンの両端を包持固定するようにしたものも提案されてい
る。(実公昭56−29421公報参照) さらに別の提案として、第9図に示すように、ゴム製伸
縮自在の無端リング13″によってロックピン11を固
定するようにしたものも知られている。(実開昭63−
108457公報参照) [この考案が解決しようとする課題] しかし、第7図に示すものは、作業時に土砂によりボル
トヘッド,ナット等が破損したり、ナットが弛む危険が
あるばかりでなく、取付用ピン5の交換時にスパナ等の
工具を必要とし、また、第8図に示すものは、ストッパ
リング13′の弾性力が低下するとロックピン11が脱
落する虞れがあり、同じく取付用ピン5の交換時には工
具を用いてストッパリング13′をカラー7外周の凹溝
から取り外す必要がある等の問題点がある。
さらに、第9図に示すようなゴム製伸縮自在の無端リン
グを用いたものは、装着時には作業工具を必要としない
が、取り外す時は、カラー外周の環状凹溝内に嵌り込ん
でいるゴム製無端リング13″を、なんらかの手段によ
り摘んで溝内から外に引き出す必要があり、そのための
作業工具を必要とするばかりでなく、ゴム製無端リング
の一部を強く摘んで引き出すためその部分を損傷し易
く、また、作業時にも土砂による損傷を受け易く、ゴム
の特性として、小さな損傷による僅かな傷口でも成長が
早いため寿命が短く、土砂を作業対象とするバケット,
ショベル等のアタッチメント取付用としては使用に耐え
ないという問題点が残る。
このように、従来公知の固定手段によれば、取付用ピン
の交換時にはボルト,ナットやストッパリング等の固定
具を一旦カラーから取り外す必要があり、そのためにス
パナ等の作業工具を必要とするばかりでなく、これら固
定具が地上に落下して紛失しやすいという問題点があ
り、この問題点を解決したものは土砂により損傷しやす
く寿命が短いという別の問題点が残る。
この考案は、上記問題点を解決することを課題とするも
のであって、取付用ピンの装着時に作業工具を必要とせ
ず、さらに、ロックピンの固定具を取り外す必要がな
く、しかも長期使用に耐える固定手段を提供しようとす
るものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、前記問題点を解決するための手段を提供する
ものであって、取付用ピン5によって支持体1にアタッ
チメント3を回動自在に連結するようにした建設機械の
アタッチメント連結装置において、アタッチメント3の
側面に前記取付用ピン5の一端を挿通し得る挿入孔8を
備えたカラー7を突設し、該カラー7の外周に凹溝10
を凹設すると共に、前記ピン5およびカラー7に直径方
向の貫通孔6,9を穿設し、この貫通孔6,9に、バネ
鋼製弾性リング13を回動自在に挿着したロックピン1
1を挿通し、前記弾性リング13は、両端に折曲部13
bを形成したオーバーラップ部13aを有し、その内径
は、常時は前記凹溝10の溝径dより小径である
が、前記オーバーラップ部の長さlの範囲内で拡開可能
であって、前記カラー外周の凹溝10に嵌脱自在である
ことを特徴とする建設機械のピン連結部用ピン固定装置
を考案要旨とするものである。
[実施例] 図において、1は油圧ショベルのアーム先端の支持部で
あって、アタッチメント取付用連結ピン5の挿入孔2を
備えている。3はバケット等アタッチメントのブラケッ
ト部であって同じく挿入孔4を備えている。前記連結ピ
ン5の一端には直径方向のロックピン11挿入用貫通孔
6が穿設されている。
7は前記アタッチメント3のブラケット側面に突設され
たカラーであって、中心部に前記連結ピン5の一端を挿
通し得る挿入孔8を備え、また、直径方向に前記貫通孔
6と連通する貫通孔9が穿設され、かつ、外周には全周
に亙り凹溝10が凹設されている。
11は前記貫通孔6,9に挿入されるロックピンであっ
て、挿入孔12を介しバネ鋼製弾性リング13が回動自
在に挿着されている。
前記弾性リング13は、細い棒鋼を環状に曲げて製作さ
れたバネ鋼製のもので、オーバーラップ部13aを有
し、その内径dは前記凹溝10の溝径dより小であ
るが、オーバーラップ部13aの長さlの範囲内で拡開
することができ、凹溝10に嵌脱自在となっている。オ
ーバーラップ部13aの両端部には折曲部13bが形成
されており、この折曲部13bは、抜け止めストッパの
役割を果たすと共に、拡開時の把持部となるものであ
る。
[作用] この考案は以上のような構成であって、バケット等のア
タッチメント3と連結ピン5とを固定するときは、連結
ピン5とカラー7の貫通孔6,9を一致させてロックピ
ン11を挿入した後、弾性リング13を拡開させながら
挿着部12を中心に回動させてカラー外周の凹溝10に
嵌合させればよい。
アタッチメント3と連結ピン5のロックを解除するとき
は、図示の状態から折曲部13bを把持して弾性リング
13のオーバーラップ部13aを押し開き、弾性リング
13を拡開して凹溝10との係合を解いた後挿着部12
を中心に回動させ、ロックピン11を引き抜けばよい。
[効果] この考案によれば、ロックピン11にバネ鋼製弾性リン
グ13を回動自在に挿着し、該弾性リング13をカラー
外周の凹溝10に嵌脱自在としたことにより、取付用ピ
ンの装着時および取り外し時には、弾性リング13両端
の折曲部13bを把持してオーバーラップ部13aを拡
開すればよく、なんら作業工具を必要とせず、また、弾
性リング13は常時ロックピン11に挿着され、折曲部
13bにより抜け止めが防止されているので、ロックピ
ン11の抜き取り時に紛失の虞れなく、しかもバネ鋼製
であり装着時は凹溝10内に嵌入しているため、作業時
に土砂と接触しても損傷の虞れがなく、長期使用に耐え
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図はは本考案の実施例を示し第1図は
縦断正面図、第2図はカラーの説明図、第3図はロック
ピンの外観図、第4図は弾性リングの説明図、第5図及
び第6図は弾性リングをロックピンに挿着した状態を示
す斜視図である。 第7図,第8図,第9図は何れも従来例を示す説明図で
ある。 1:支持体 2:取付用ピンの挿入孔 3:アタッチメント 4:取付用ピンの挿入孔 5:取付用ピン 6:貫通孔 7:カラー 8:挿入孔 9:貫通孔 10:凹溝 11:ロックピン 12:(弾性リングの)挿着孔 13:弾性リング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】連結ピン(5)によって支持体(1)にアタッチ
    メント(3)を回動自在に連結するようにした建設機械の
    アタッチメント連結装置において、アタッチメント(3)
    の側面に前記連結ピン(5)の一端を挿通し得る挿入孔(8)
    を備えたカラー(7)を突設し、該カラー(7)の外周に凹溝
    (10)を凹設すると共に、前記ピン(5)およびカラー(7)に
    直径方向の貫通孔(6)(9)を穿設し、この貫通孔(6)(9)
    に、バネ鋼製弾性リング(13)を回動自在に挿着したロッ
    クピン(11)を挿通し、前記弾性リング(13)は、両端に折
    曲部(13b)を形成したオーバーラップ部(13a)を有し、そ
    の内径(d2)は、常時は前記凹溝(10)の溝径(d1)より小径
    であるが、前記オーバーラップ部の長さ(l)の範囲内
    で拡開可能であって、前記カラー外周の凹溝(10)に嵌脱
    自在であることを特徴とする建設機械のピン連結部用ピ
    ン固定装置。
JP1989069852U 1989-06-16 1989-06-16 建設機械のピン固定装置 Expired - Lifetime JPH0621975Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989069852U JPH0621975Y2 (ja) 1989-06-16 1989-06-16 建設機械のピン固定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989069852U JPH0621975Y2 (ja) 1989-06-16 1989-06-16 建設機械のピン固定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0312954U JPH0312954U (ja) 1991-02-08
JPH0621975Y2 true JPH0621975Y2 (ja) 1994-06-08

Family

ID=31605513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989069852U Expired - Lifetime JPH0621975Y2 (ja) 1989-06-16 1989-06-16 建設機械のピン固定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0621975Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63108457U (ja) * 1987-01-05 1988-07-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0312954U (ja) 1991-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070107274A1 (en) Ground engaging tool retention system
JPH0621975Y2 (ja) 建設機械のピン固定装置
JP3660530B2 (ja) 軸受装置
JP4002807B2 (ja) ブレード装置
KR100499103B1 (ko) 작업기 어태치먼트 설치 장치
JP4378206B2 (ja) 鋼管建込み用治具および鋼管沈設方法
JP2002371589A (ja) 連結ピン結合装置
JPS634125A (ja) 油圧シヨベルのアタツチメント装着装置
JP3588326B2 (ja) 鋼管装置および鋼管沈設方法
JPH057318Y2 (ja)
JP2533988Y2 (ja) シールド掘進機用シールドジャッキ
JPS5932735Y2 (ja) 連結ピンの抜け止め及び廻り止め装置
JPH0621976Y2 (ja) 建設機械のピン固定装置
JP2001152479A (ja) 建設機械の掘削装置
JPS5840131Y2 (ja) 土工用バケツトの掘削爪取付部構造
JPH04181009A (ja) ピン結合装置
JP2022054283A (ja) 建設機械のピン結合装置
JP3752644B2 (ja) 中空杭の支持装置
JP2004204677A5 (ja)
JPH0547179Y2 (ja)
JP3360208B2 (ja) 両サイドダンプバケット装置
JPH0442366Y2 (ja)
JPH10140853A (ja) 解体作業用フォーク
WO2000061485A1 (en) Grapple with universal attachment
JPH0246550Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term