JPH0412936B2 - - Google Patents

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JPH0412936B2
JPH0412936B2 JP58075970A JP7597083A JPH0412936B2 JP H0412936 B2 JPH0412936 B2 JP H0412936B2 JP 58075970 A JP58075970 A JP 58075970A JP 7597083 A JP7597083 A JP 7597083A JP H0412936 B2 JPH0412936 B2 JP H0412936B2
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JP
Japan
Prior art keywords
gelatin
frozen
foam
composition
foaming
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58075970A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59203449A (ja
Inventor
Yoshinori Orihara
Hiroshi Asano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitta Gelatin Inc
Original Assignee
Nitta Gelatin Inc
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Publication date
Application filed by Nitta Gelatin Inc filed Critical Nitta Gelatin Inc
Priority to JP58075970A priority Critical patent/JPS59203449A/ja
Publication of JPS59203449A publication Critical patent/JPS59203449A/ja
Publication of JPH0412936B2 publication Critical patent/JPH0412936B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、ゼラチンと蛋白分解物とを主材とす
るゼリー化組成物で、低温にてホイツプ出来るこ
と及びホイツプ後ゲル化しない流動特性を有する
冷菓用組成物に関するものである。 従来、含泡菓子類としはマシユマロ、ババロ
ア、ムース、フロレツトなどがその代表として挙
げられる。また近年これらの含泡菓子類は冷菓類
に応用したユニークな冷菓も提供されている。そ
れら含泡菓子類の製造において、製品特性を決定
する最も重要な因子として素材の選択が挙げられ
る。特に起泡性、起泡安定性、食感性は製品の評
価における重要条件とされ、それらに最も優れた
効果を持つ主材として一般的に用いられているの
がゼラチンである。特に冷菓へ応用する起泡組成
物はキヤンデイ、クリーム類などの冷菓類との組
合せ、充填時における作業性、低温保存における
ゲル化性、凍結−解凍におけるヒートシヨツク性
そして違和感を与えない食感性などが必要条件と
されており、ゼラチンを主材とし、これにデンプ
ン、デキストリン、ガム質、CMC、ペクチン、
脂肪などの配合によるそれらの改良方法などが提
供されている。しかし、いずれの方法においても
次のような欠点がある。 優れた起泡性、起泡安定性、起泡均一性、食
感性を得るためには、主材とするゼラチンのゼ
リー強度が150ブルーム以上、好ましくは300ブ
ルーム程度のものが用いられるのでオーバラン
における温度が30℃以上であることが必要であ
る。30℃以下においては、粘度が高いため不均
一な起泡状態となり好ましい食感性が得られな
い。 オーバラン後の起泡物は温度の低下と共に粘
度が急速に上昇し、20℃においてはゲル状にな
る。それ故、充填を短時間で行う必要がある。 冷菓類への適用時において、起泡物と冷菓と
の温度差が大きいため起泡物の固定が容易でな
い。 低温保存または凍結保存状態あるいは凍結保
存状態からもどした場合、ゴム状の弾力性を有
し食感性におけるソフト性がなく違和感を与え
る。 本発明は、従来の起泡組成物の諸欠点を解消す
るため鋭意研究を重ねた結果、ゼリー強度50〜
150ブルームの範囲のゼラチンと蛋白質分解物と
を主材とするゼリー化組成物を−3℃〜25℃の範
囲内で起泡化でき、その起泡物の全固形質含有量
が40〜55重量%であり、かつゲル化しないで流動
性を有する特性を付与させることによつて上記の
問題点を解消することが出来ることを見出した。 すなわち、本発明はゼリー化組成物としてゼリ
ー強度が50〜150ブルームの範囲のゼラチンを2
〜4重量%と、大豆蛋白分解物または/および水
溶性ゼラチン0.5〜1.5重量%を主材とし、必要に
応じて発泡及び起泡を容易にし、かつそれを助長
する粘性を付与するためのガム質及び嗜好のため
の糖質、乳化剤、酸味料、香料、色素並びに起泡
助剤などを配合する。この組成物は次の特徴を有
する。 ()−3℃〜25℃の範囲において100〜150%
のオーバランが得られること。()得られた起
泡物の全固形質含有量が40〜55重量%であるこ
と。()この起泡物は20℃で30分間、又は10℃
で10分間の流動性があること。 上記の得られた起泡物の特徴は冷菓類との適用
時における充填を容易にする。かつ、セツト後の
低温保存状態または凍結保存状態あるいは凍結保
存状態からもどした時の起泡物はゴム感を与えな
い適度な弾力性、及び安定性を有し、口当り、食
感性、冷菓類との結着性及び調和に優れた冷菓含
泡製品が得られた。 本発明において主材として使用するゼラチンと
大豆蛋白分解物、水溶性ゼラチンについて、ゼラ
チンとは動物の皮、骨、腱などのコラーゲンを含
む原料の熱水可溶化において、そのゼリー強度を
50〜150ブルームに調整したものであり、また大
豆蛋白分解物と水溶性ゼラチンはそれぞれ単独ま
たは併用して使用することができる。大豆蛋白分
解物とは、大豆蛋白質を熱変性または/および酵
素などを用いて加水分解処理して得たものであ
る。 また水溶性ゼラチンとは、動物の皮、骨、腱な
どのコラーゲンを含む原料を熱、加圧、酸、アル
カリ、酵素処理などによるコラーゲン加水分解物
質でその分子量が1000〜30000の範囲に調整され
たものである。 また、その他の配合材料であるガム質とは、ロ
ーカストビーンガム、グアガム、タマリント種
子、ザンタンガムなどがあり、糖質とは砂糖、水
アメ、異性化糖、粉アメ、デキストリンなどがあ
り、乳化剤とはレシチン、モノグリセライド脂肪
酸エステル、しよ糖脂肪酸エステルなどである。 その他有機酸味料、香料、色素、起泡助剤など
が適宜使用される。 以下に、本発明の冷菓類への応用における特徴
について述べる。 クリーム、キヤンデー類の内部充填物 ジヤム、あん類の代替として本発明のゼリー化
組成物から得られた起泡物を充填する。この充填
における特徴としては()色味が自由に選択出
来ること。()低温または凍結状態においても
クリーム、キヤンデー類との調和のとれたソフト
な食感であることがあげられる。 リツプルソースとしての利用 −3℃〜25℃の範囲でオーバランした起泡物を
冷菓類にリツプルソースとして利用する。この利
用における特徴としては()色味が自由に付け
られること。()起泡物が低温であるので、あ
らゆる冷菓に調和のとれた食感性を与えることが
あげられる。 クリーム、キヤンデーなどのバー物のコーテ
イング 低温で起泡化して得た起泡物をクリーム、キヤ
ンデーなどの表面の一部または全面にコーテイン
グする。(A)厚くコーテイングした場合の特徴とし
ては()色味が自由に付けられる。()ボリ
ユームアツプすることが出来る。()歯切れが
良いためクリーム、キヤンデーとの調和がとれ違
和感を与えない。()クリーム、キヤンデーと
の結着性が優れているためコーテイング層だけ脱
離することがない。(B)薄くコーテイングした場合
の特徴としては、()色味が自由に付けられる。
()クランチなどの付着において、他の方法よ
り付着率が高く、かつ外れにくい。()皮膜感
を与えない。(C)全面にコーテイングした場合クリ
ーム、キヤンデーなどのヒートシヨツク保護膜と
なり、融解阻止およびたれを防止する。 以上のように、本発明の冷菓用含泡組成物はユ
ニークな冷菓含泡製品を得ることが出来る。 以下に本発明の実施例について説明する。 実施例 1 ゼラチン20g(ゼリー強度100ブルーム)およ
び大豆蛋白分解物質5gならびに砂糖200g、ガ
ム質2g、乳化剤1gを粉体状で均一に混合す
る。次に水470g、水アメ300gを加え80℃まで加
熱し完全に溶解させゼリー化組成物のシロツプを
得る。シロツプを25℃まで冷却し香料および酸味
料、色素を添加し、攪拌容器に移し自転、公転駆
動式タテ型ミキサー(品川製作所製)を用いて泡
立具(ホイツパー)で高速(120rpm)で2分間、
低速(70rpm)で3分間ホイツプする。 得られる起泡物の特性は下記のようである。
【表】 以上で得られた起泡物を、通常行なわれている
方法にてクリームおよびキヤンデーの内部に充填
するに、クリームおよびキヤンデーに支障をもた
らすことなく容易に流入することが出来、また凍
結後の食感はクリームおよびキヤンデーに調和し
たソフトな冷菓含泡製品を得た。 また、上記の起泡物をクリームおよびキヤンデ
ーのバー物に通常行なわれているチヨコレートコ
ーテイングと同じ方法で全面コーテイングする
に、クリームおよびキヤンデーに支障をもたらす
ことなく用に付着することが出来た。また厚さも
チヨコレートと同じ程度のものから、かなりのボ
リユームのあるものまで得ることが出来た。また
凍結保存状態からもどした時コーテイング層だけ
脱離することなくクリーム、キヤンデーに対する
保護膜としてヒートシヨツク性があり、また、た
れの防止において効果があつた。また食感性にお
いてもクリーム、キヤンデーと調和のとれた歯切
れの良いユニークな冷菓含泡製品を得た。 実施例 2 ゼラチン18g(ゼリー強度130ブルーム)およ
びコラーゲン蛋白分解物質(分子量8000)8g、
砂糖180g、ガム質1.8g、乳化剤0.8gを粉体状
で均一に混合する。次に水510g、および水アメ
280gを加え、70℃まで加熱してゼリー化組成物
のシロツプを得る。このシロツプを25℃以下に冷
却し、香料、酸味料、色素を添加しフリーザーを
用いて1分間オーバランさせる。 得られた起泡物の特性は下記のようである。
【表】 以上で得られた起泡物は、コーンカツプにソフ
トクリームと同じように充填するに、ソフトクリ
ームと同じ食感のものを得た。 また、清涼飲料などにクリームを浮かべるのと
同じ方法で用いるとユニークなクリーム様清涼飲
料を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 −3℃〜25℃におけるオーバランが100〜150
    %でその組成物であるゼラチンと大豆蛋白分解物
    または/および水溶性ゼラチンを主材とする起泡
    物の固形含有量が40〜50重量%であり、かつ流動
    性を保持することを特徴とする冷菓用含泡組成
    物。 2 1の組成物は、ゼリー強度50〜150ブルーム
    のゼラチンと大豆蛋白分解物または/および水溶
    性ゼラチンを主材とし、これにガム質、糖質、乳
    化剤、酸味料、香料、色素、起泡補助剤などを配
    合する特許請求範囲第1項記載の冷菓用組成物。
JP58075970A 1983-04-28 1983-04-28 冷菓用含泡組成物 Granted JPS59203449A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58075970A JPS59203449A (ja) 1983-04-28 1983-04-28 冷菓用含泡組成物

Applications Claiming Priority (1)

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JP58075970A JPS59203449A (ja) 1983-04-28 1983-04-28 冷菓用含泡組成物

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Publication Number Publication Date
JPS59203449A JPS59203449A (ja) 1984-11-17
JPH0412936B2 true JPH0412936B2 (ja) 1992-03-06

Family

ID=13591592

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JP58075970A Granted JPS59203449A (ja) 1983-04-28 1983-04-28 冷菓用含泡組成物

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WO2015129574A1 (ja) 2014-02-26 2015-09-03 日本碍子株式会社 貫通孔を有する絶縁基板

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JPS5551534A (en) * 1978-09-22 1980-04-15 Aerospatiale Preparation of conduit

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