JPH0412931Y2 - - Google Patents

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JPH0412931Y2
JPH0412931Y2 JP1985158289U JP15828985U JPH0412931Y2 JP H0412931 Y2 JPH0412931 Y2 JP H0412931Y2 JP 1985158289 U JP1985158289 U JP 1985158289U JP 15828985 U JP15828985 U JP 15828985U JP H0412931 Y2 JPH0412931 Y2 JP H0412931Y2
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JP
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piston
lid
locking piece
casing
coil spring
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JP1985158289U
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Priority to US07/069,631 priority patent/US4792066A/en
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Priority to KR1019870700509A priority patent/KR940008752B1/ko
Priority to PCT/JP1986/000448 priority patent/WO1987002404A1/ja
Priority to EP86905403A priority patent/EP0241557B1/en
Priority to AU62884/86A priority patent/AU591173B2/en
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本考案は主としてコンクリート建造物等の壁面
内部での外装浮き出し部などに、薬剤を合理的に
注入して補強する作業に使用して効果的な薬液注
入器の改良に関する。
従来技術: コンクリート建造物において発生したクラツク
などが原因となつて誘発する壁面などの外装浮き
出し部を補修する手段として、ばね推力によつて
薬液を自動的に注入できるようにしたグリースガ
ンタイプの薬液注入器を先願考案(実願昭60−
27713号)により得たのである。ところがこの注
入器は本体ケーシング内に直接粘性の比較的高い
薬液を充填して使用するようになつていて、ケー
シング内に背後からばね推力が加えられるピスト
ンを挿入する構造にしてあるため、このピストン
をケーシング内から該ケーシング蓋体を取り外し
て薬液を充填する必要があり、しかる後にピスト
ンを元に戻して蓋体を閉じ、使用できる態勢にす
るとき、充填薬液と挿入したピストンとの間にど
うしても空気溜りが生じる。そのためピストンに
推進力を与えて薬液の注入を行なううちに、薬液
中に空気が混入したままで注入されることにな
り、当然注入部に空隙が発生して薬液の注入充填
と接着などの注入効果を阻害することになる欠点
がある。また、従来のこの種薬液注入器では、薬
液の注入開始までピストンに加える推力となるコ
イルバネを蓄勢保持させるのに、係止ピンをピス
トンロツドに設けられた孔に挿入してケーシング
の蓋体に係止ピンを当てて蓄勢保持させており、
そのために注入開始時にはその係止ピンをピスト
ンロツドから外して係止を解除しなければなら
ず、そのために係止ピンを紛失しないように始末
することや、その操作について不便であつた。
考案の目的: 本考案は斯かる問題点を解決して、薬液注入器
のケーシング本体内に薬液を充填した直後にその
ままピストンを挿入して薬液注入器を組み立て、
ケーシング内で液とピストンとの間に溜つた空気
が自動的に排出されて薬液の注入に支障を来たす
ことなく使用でき、かつ注入開始までのピストン
に加える注入加圧力の蓄勢保持とその解除との操
作が別個部品を用いずに簡単に行い得るようにし
た薬液注入器を提供することにある。
考案の構成: 本考案は、注入目的位置に装着させるための取
付け部片に螺着できる注入管を先端に備え、かつ
後端部に着脱可能に螺着される蓋体を備えた本体
ケーシングと、この本体ケーシング内に挿入する
ピストンと、このピストンの背面と前記蓋体との
間に介在させた加圧用コイルバネとを有する薬液
注入器において、 前記ピストンの背面に付設のピストンロツド
は、本体ケーシング取付けの蓋体中央から突出す
る所要長さで、その中間部に前記加圧用コイルバ
ネが圧縮状態で仮係止できる係止片が両脇に突設
され、前記蓋体のピストンロツド挿通孔の一部に
前記係止片の通過切欠きが設けてあり、本体ケー
シングの開口端からピストンの始動前位置までの
区間で、この本体ケーシング内面に空気抜き溝条
を設けた構成のものである。
実施例: 以下本考案を実施例図について詳述すれば次の
通りである。
第1図乃至第3図において、1は本体ケーシン
グであつて、透光性を備えた合成樹脂により成形
されており、一方の端面を閉じてその中央に細長
く注入管2が突設してあり、他方は開放して外周
に蓋取付け用のねじ部4が備えてある。2′は薬
液注入口、3は注入器取付けねじ部である。5は
ピストンで、弾性の大なる材料たとえば合成ゴム
により周面に複数条のシール突条5′を突出形成
して、本体ケーシング1の内周面1′に該シール
突条5′が接触摺動するように、支持ヘツド6に
被嵌装着してあり、該ピストンヘツド6の中心か
ら後部にはロツド7が一体に取付いている。8は
ピストン操作用ハンドル、9は係止片であつて、
前記ピストン5が注入開始前待機位置で後述する
コイルバネ13を蓄勢保持できるように、ピスト
ンロツド7の中間位置で両側に羽根状に形成され
て一体に設けてある。10は蓋体で、ケーシング
1に対し着脱自在に螺着してあり、中央にピスト
ンロツド挿通孔11が穿設されていて、その中心
を通つて両側に、ピストンロツド7に突設してあ
る羽根状の係止片9が通過できる細幅の切欠き1
2,12が設けてある。13はピストン5背面と
蓋体10内面との間に介挿したコイルバネであ
り、薬液注入用の推力をピストン5に付与するも
のである。15は薬液充填室である。
而して斯かる構成の薬液注入器20における本
体ケーシング1には、開口部1″端からピストン
5を後退させた状態でピストンロツド7の係止片
9を蓋体10の外側面に当接して仮係止した位置
までに、軸線方向に1乃至複数条の空気抜き溝条
14を、内面に形成してある。なお、この空気抜
き溝条14の形状についてはV形溝、浅い平形
溝、半円形溝など任意に選択できる。
図中符号30は補修壁面に取付けるための取付
け座片である。
斯くの如く構成された本考案によれば、ピスト
ンロツド7をピストン操作用ハンドル8を持つて
外側に引寄せて、係止片9を蓋体10の外側面に
当接させ、該蓋体10内面とピストン5の背面と
の間に介在させてあるコイルバネ13を圧縮状態
に保たせる。この状態で蓋体10を本体ケーシン
グ1端から外して開放し、ケーシング1内の充填
室15部に所要の薬液を充填した後(ケーシング
の外面に予め計量用の目盛を付しておくことで、
充填量を確認できる)、先に取り外しておいたピ
ストン5と蓋体10とのユニツト化されたもの
を、第4図に示すように、本体ケーシング1の開
口部1″からピストン5を挿入し、ピストンロツ
ド7を持つて押し込む。するとピストン5の前進
によつて、充填室15内に入れた薬液Cと該ピス
トン5前面との間に溜つている空気は圧縮される
ことになるので、開口部11″に通じるケーシン
グ1内周面1′の空気抜き溝条14を通つて排気
されることになり、ピストン5が薬液Cと接触し
た所定位置に到達する状態となる間に溜つていた
空気は排除され、一部薬液が空気抜き溝条14に
侵入した時点でピストン5が該溝条14刻設位置
を通過して最早漏液することのない状態となる。
従つて空気を排除した状態で注入器20を、目的
位置の取付け座片30に装着して、ピストンロツ
ド7端部のハンドル8操作により、該ピストンロ
ツド7を回動して係止片9を蓋体10の切欠き1
2に合致させることで、仮係止が解かれ、圧縮さ
れていたコイルバネ13が作動してピストン5が
推進し、注入作業ができる。なお、注入操作まで
は注入管端にシール片を貼つて液が漏出しないよ
うにして作業を行う。注入作業終了後において薬
液注入器20を再使用する場合は、ピストンロツ
ド7端部のハンドル8操作でピストンロツド7を
引いて、コイルバネ13を圧縮させ、係止片9が
蓋体10の外側に引き戻された後、ピストンロツ
ド7を回動させれば、係止片9が蓋体10の切欠
き12以外の位置に当接させ得るので、コイルバ
ネ13を蓄勢保持でき、蓋体10を本体ケーシン
グ1から取り外して使用可能な状態にできる。
考案の効果: 叙上の如く本考案によれば、粘性の高い薬液を
取扱う薬液注入器であつても、ピストンとこれに
付与する推力発生用ばねとのユニツトを着脱自在
にして、本体ケーシング内の液充填室内に溜つた
空気を、溝条に導いてピストンの装填終了時には
確実に排除でき、空気を巻込んで薬液注入される
ことなく使用できるようになつた。また、係止片
がピストンロツドに一体付設させたことにより、
ピストンの挿入から薬液の加圧注入までの係止操
作と、加圧注入開始時の係止解除操作とがピスト
ンロツドを回動させるだけで切り替えられる簡単
な構成であり、構造的にも全く無理がなく、合成
樹脂で一体成形されるのでコスト高になることも
なく、実用上の効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案薬液注入器の一実施例縦断面
図、第2図は第1図の−視断面図、第3図は
第1図の−視図、第4図は使用時の態様を示
す図である。 1……本体ケーシング、1′……ケーシング内
周面、1″……開口部、2……注入管、4……蓋
取付け用ねじ部、5……ピストン、7……ピスト
ンロツド、9……係止片、8……ピストン操作用
ハンドル、10……蓋体、12……切欠き、11
……ピストンロツド挿通孔、13……コイルバ
ネ、15……薬液充填室、20……薬液注入器、
30……取付け座片、C……薬液。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 注入目的位置に装着させるための取付け部片に
    螺着できる注入管を先端に備え、かつ後端部に着
    脱可能に螺着される蓋体を備えた本体ケーシング
    と、この本体ケーシング内に挿入するピストン
    と、このピストンの背面と前記蓋体との間に介在
    させた加圧用コイルバネとを有する薬液注入器に
    おいて、 前記ピストンの背面に付設のピストンロツド
    は、本体ケーシング取付けの蓋体中央から突出す
    る所要長さで、その中間部に前記加圧用コイルバ
    ネが圧縮状態で仮係止できる係止片が両脇に突設
    され、前記蓋体のピストンロツド挿通孔の一部に
    前記係止片の通過切欠きが設けてあり、本体ケー
    シングの開口端からピストンの始動前位置までの
    区間で、この本体ケーシング内面に空気抜き溝条
    を設けてあることを特徴とする薬液注入器。
JP1985158289U 1985-10-15 1985-10-15 Expired JPH0412931Y2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985158289U JPH0412931Y2 (ja) 1985-10-15 1985-10-15
US07/069,631 US4792066A (en) 1985-10-15 1986-09-03 Chemical liquid injector
DE8686905403T DE3684014D1 (de) 1985-10-15 1986-09-03 Einspritzvorrichtung fuer fluessigzement.
KR1019870700509A KR940008752B1 (ko) 1985-10-15 1986-09-03 약액주입기
PCT/JP1986/000448 WO1987002404A1 (en) 1985-10-15 1986-09-03 Grout injector
EP86905403A EP0241557B1 (en) 1985-10-15 1986-09-03 Grout injector
AU62884/86A AU591173B2 (en) 1985-10-15 1986-09-03 Grout injector

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JP1985158289U JPH0412931Y2 (ja) 1985-10-15 1985-10-15

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JPS6267048U JPS6267048U (ja) 1987-04-25
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ID=31081640

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JPS6267048U (ja) 1987-04-25

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