JPH04128986U - フオークリフトのボンネツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フォークリフトの始業点検を行う時，ボンネ
ットの取外し，取付けをしなければならないが，鋼板製
のものは重量が重く作業が大変なので，オペレータの負
担を軽減することを目的とする。 【構成】 軽量化するため鋼板に代替して合成樹脂でボ
ンネット１を成形すると共に，成形性の良い材質を選定
して，小物入れ４を一体成形し，伝票クリップ５の金具
もインサートし，ウエザーストリップ２の取付け部分を
樹脂リブ３で覆ったことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案はフォークリフトやショベルローダにおいて，始業点検時の容易化を 図ったボンネットの構成に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来ボンネットは鋼板で製作され，その上にシートを固定している。そのため に始業点検時の取外し，取付けに手間がかかり，重くて大変な仕事となっている 。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来の構造のボンネットでは上述のように重量があるため，始業点検時の 取外し，取付けに手間がかかり，オペレータに大きな負担となっていた。 この考案は上記不具合を解決することをその課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案は上述の課題に鑑みなされたもので，ジシクロペンタジェンと称する ２液混合型の樹脂を利用して成形することにより，軽量化が図られると共に，成 形性が良いのでウエザストリップを樹脂リブで覆うことができ，更に小物入れを 一体成形し，伝票クリップ金具をインサートした。

【０００５】

【作用】

この考案は上述の構成を採用したので，安価でかつ成形が容易にできると共に ，外観が良くなる。

【０００６】

【実施例】

つぎにこの考案の実施例を図１，図２，図３，図４を参照して説明する。 図１はこの考案によるボンネット１の形状を示す全体斜視図で，図２は下面近 くのウエザストリップ取付け部分の断面図を示している。図３はフォークリフト の全体図を示し，図４は従来のボンネットを示している。 図において，１はこの考案によるボンネット，２はウエザストリップ，３は樹 脂リブ，４は蓋付きの小物入れ，５は伝票クリップ，６はオペレータシート，ａ は従来のボンネットを表す。

【０００７】 この考案の特徴は以下の点にある。すなわちボンネット１をジシクロペンタジ ェンと称する２液混合型の合成樹脂を利用して成形したことにある。この合成樹 脂は通常の樹脂よりも型費が安くすみ，かつ成形性が良好なので，大量生産品で ない部品に適用し安い材料である。鋼板製のボンネットａを合成樹脂材料に変更 することにより，始業点検作業時の取外し，取付けが楽になる。

【０００８】 更に蓋付きの小物入れ４もボンネット１と一体成形すると共に，作業伝票など の保持用の伝票クリップ金具もインサートすることにより，特徴を持たせること ができる。 一方ウエザストリップ２が下面外周部に取付けられるが，成形性が良いことに より外側を図１，図２に示すように，樹脂リブ３で覆うことができ外観の見栄え を良くできる。

【０００９】

【考案の効果】

ボンネットの重量が軽くなるので，オペレータが始業点検作業をする際に，楽 にボンネットの取外し，取付けができると共に，通常作業時に伝票等の格納，保 持に便利な小物入れや伝票クリップが備えられ，更に外観の見栄えが良くなる利 点が生ずる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案によるボンネットの全体斜視図であ
る。

【図２】図１の側面下部のＡ−Ａに沿う断面の一部を示
す部分図である。

【図３】フォークリフトの全体図を示す。

【図４】従来のボンネットの全体斜視図を示す。

【符号の説明】

１ ボンネット ２ ウエザストリップ ３ 樹脂リブ ４ 蓋付き小物入れ ５ 伝票クリップ ６ オペレータシート

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 フォークリフトやショベルローダにおい
   て，鋼板製のボンネットを合成樹脂で代替すると共にウ
   エザストリップをリブで覆うようにし，更に小物入れを
   一体成形し，伝票クリップ金具をインサートしたことを
   特徴とする，合成樹脂で成形したフォークリフトのボン
   ネット。