JPH04128366U - タイムレコーダにおけるインクリボン送り機構 - Google Patents

タイムレコーダにおけるインクリボン送り機構

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JPH04128366U
JPH04128366U JP4254391U JP4254391U JPH04128366U JP H04128366 U JPH04128366 U JP H04128366U JP 4254391 U JP4254391 U JP 4254391U JP 4254391 U JP4254391 U JP 4254391U JP H04128366 U JPH04128366 U JP H04128366U
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靖則 工藤
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マツクス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 インクリボン6の送り用スプール17をワン
ウエイクラッチ機構を介して回動可能に設けられた回転
レバー33に連結し、該回転レバー33を復帰動時のプ
リンタヘッド5の側面に係合させて回動させて送り用ス
プール17をインクリボン6の送り方向に回動させる。 【効果】 インクリボン6の送りは印字終了後のプリン
タヘッド5の復帰移動途中で行なわれるから、印字自体
の品質に全く影響を及ぼさない。送り用スプール17を
回転させるために特別の動力源を必要とせず、しかも、
回転レバー33の回転には大きな力を必要としないの
で、プリンタヘッド5を駆動する電動モータ12のパワ
ーを大きなものにする必要がない。したがって、タイム
レコーダ装置全体を小形化できるほか、コストも低く抑
えられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はタイムレコーダの印字用インクリボンの巻き取り軸をプリンタヘッド の復帰動を利用して駆動するインクリボン送り機構に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】
一般にタイムレコーダにはプリンタヘッドが装設され、タイムカードに日付、 出勤時刻、退出時刻等を印字することが行なわれている。ところで、印字にはプ リンタヘッドとタイムカードとの間にインクリボンが配置されている。したがっ て、従来のタイムレコーダには、プリンタヘッドの駆動とインクリボンの回転と を一つの電動モータによって行なっていた。つまり、プリンタヘッドが作動する ときに、これに連動してインクリボンも巻き戻し作動していた。したがって、電 動モータには2つの負荷が作用しているため、容量の大きなモータが必要であっ た。
【0003】 ところが、低コストのタイムレコーダにおいては、大容量のモータを使用する ことはできない。しかし、小容量のモータを使用すると、モータにかかる負荷が 大きくなるので、プリンタヘッドの動作に支障をきたし、印字品質に問題が生じ るおそれがあり、この点の解決が望まれていた。
【0004】
【考案の目的】
本考案は前記問題点を解消し、プリンタヘッドの作動とインクリボンの送り作 動を小出力の電動モータによって充分に駆動することができるタイムレコーダに おけるインクリボン送り機構を提案することをその目的とする。
【0005】
【目的を達成するための手段】
前記目的を達成するため、本考案に係るタイムレコーダにおけるインクリボン 送り機構は、タイムレコーダ本体に形成された導入口から導入されたタイムカー ドに対してプリンタヘッドがタイムカードの表面に沿って往復動して印字するタ イムレコーダにおいて、プリンタヘッドとタイムカードとの間に配置されたイン クリボンの送り用スプールをワンウエイクラッチ機構を介して回動可能に設けら れた回転レバーに連結し、該回転レバーを復帰動時のプリンタヘッドの側面に係 合させて回動させて上記送り用スプールをインクリボンの送り方向に回動させる ことを特徴とする。
【0006】
【考案の作用、効果】
前記構成によれば、プリンタヘッドが印字動作を行なった後に復帰移動する途 中で、プリンタヘッドの側面が回転レバーの先端に係合し、押圧する。これによ り、回転レバーは回転し、ワンウエイクラッチ機構を介して送り用スプールを回 動させる。これにより、インクリボンの送りが行なわれる。このように、インク リボンの送りは印字終了後のプリンタヘッドの復帰移動途中で行なわれ、印字作 動中はインクリボンの送りが行なわれないので、印字自体の品質に全く影響を及 ぼさず、常に良好な印字が行なわれる。
【0007】 また、インクリボンの送り用スプールの回転は、プリンタヘッドの復帰移動を 利用した回転レバーの回転に基づいて行なわれるので、送り用スプールを回転さ せるために特別の動力源を必要としない。しかも、回転レバーの回転は「てこの 原理」で行なうことができ、小さな力ですむため、プリンタヘッドを駆動する電 動モータを大出力のものにする必要がない。したがって、タイムレコーダ装置全 体を小形化できるほか、コストも低く抑えられる。
【0008】
【実施例】
以下、図面によって本考案の実施例について説明する。図1において符号1は 本考案に係るタイムレコーダ本体を構成する枠体で、該枠体1の中間部には支持 板2が水平に設けられ、上記枠体1の前部には上端が開口したタイムカード3の 挿入部が形成され、該挿入部の両側にはタイムカード3の両側縁を案内する案内 溝4が上下方向に形成されている。上記支持板2には、上記案内溝4に案内され たタイムカード3に対して印字するプリンタヘッド5と、該プリンタヘッド5と タイムカード3との間に配置されるインクリボン6とが設けられているとともに 、上記プリンタヘッド5とインクリボン6を駆動する駆動機構が設けられている 。
【0009】 プリンタヘッド5はタイムレコーダ本体の枠体1の両側壁に固定されたガイド ロッド7、8に沿って往復動可能に配置され、その印字部はタイムカード3の表 面に臨んでいる。そして、プリンタヘッド5の下部は図2のように支持板2上に 配置された溝付きの送りベルト9に固定されている。この送りベルト9は、支持 板2の両側に設けられた送り歯車10、11に張設され、一方の送り歯車11は 電動モータ12の出力軸に固定された歯車13に噛合している。上記電動モータ 12は支持板2の下面に固定されている。これによってプリンタヘッド5の駆動 機構が構成され、電動モータ12を正逆転させて送りベルト9を左右に動かすこ とにより、プリンタヘッド5をスタート位置からタイムカード3の表面に沿って 往復動させることができる。往動したプリンタヘッド5は設定されたプログラム に従ってタイムカード3に印字すべき所定位置で停止し、印字動作をした後にス タート位置に復帰移動する。
【0010】 インクリボン6はプリンタヘッド5の後方に配置されたインクリボンケース1 4内に収容され、その一部はケース14の一端の排出口15から排出されてプリ ンタヘッド5とタイムカード3との間を通り、再び他端の戻り口16からケース 14(図5参照)内に収容され、更に排出口15から排出されるエンドレス構成 となっており、戻り口16の近傍に取付けられた送り用スプール17を回転させ ることによりケース14の排出口15から排出されたインクリボン6が送り用ス プール17に戻り口16からケース14内に送り込まれるようになっている。
【0011】 次に、インクリボン6の送り機構について説明する。図3に示すように、上記 送り用スプール17の中心には係合孔18が形成され、該係合孔18に臨むイン クリボン6のケース14の底部には貫通孔19が形成されている。これに対し、 支持板2の一側に配置された駆動軸20の上端はインクリボン6のケース14の 貫通孔19を貫通して送り用スプール17の係合孔18に係合している。支持板 2には図2に示すように、Z字形に屈曲した取付け板21が固定され、上記駆動 軸20はその上板部21aを貫通して上方に突出している。上記駆動軸20の下 端には筒状部20aが一体形成され、その上面には図4に示すように、断面が鋸 形で、垂直に起立する起立面22aと傾斜する傾斜面22bとが連続する凹凸部 22が形成されている。また、筒状部20aの上部には送り歯車23が回転自在 に設けられている。送り歯車23は有底筒状に形成され、底部には一対の透孔2 4(図3参照)が形成されている。送り歯車23の内側には環状体25が遊嵌さ れている。該環状体25の下面には一対の突軸26が形成され、これらの突軸2 6は上記送り歯車23の透孔24を貫通してその下方に突出し、上記筒状部20 aの上面の凹凸部22に係合している。また、上記取付け板21の上板部21a の下面と上記環状体25の上面との間にはコイルバネ27が配置されている。な お、上記筒状部20aの外面には縦溝28が形成され、枠体1に取付けられた逆 止爪部材29の一端は上記縦溝28に係合している。このため、筒状部20a及 び駆動軸20は、上記逆止爪部材29と縦溝28との係合が外れる方向には回転 できるが、逆方向には回転不可能である。
【0012】 前記構成において、送り歯車23内の環状体25の突軸26が筒状部20aの 凹凸部22と係合する場合、凹凸部22は鋸形で、垂直に起立する起立面22a と傾斜する傾斜面22bとが連続している。したがって、送り歯車23が回転す る場合、突軸26が起立面22aに係合する方向に回転すると、環状体25の突 軸26と凹凸部22との係合状態は保持されるから、送り歯車23の回転に追従 して筒状部20aも同方向に回転する。反対に、送り歯車23が逆方向に回転す ると、突軸26は凹凸部22の傾斜面22b上を摺動し、コイルバネ27に抗し て上下動しながら、凹凸部22を越えて移動する。このとき、突軸26と凹凸部 22との間の摩擦力により、筒状部20aにも回転力が付与されるが、筒状部2 0aの外面には逆止爪部材29が係合しているので、筒状部20a及び駆動軸2 0は回転することができない。このように、環状体25と凹凸部22がワンウエ イクラッチ機構を構成している。もちろん、他の方式のワンウエイクラッチ機構 を採用してもよい。
【0013】 次に、上記送り歯車23は支持板2に回転自在に配置された駆動歯車30に噛 合している。駆動歯車30の上面には一対の凸部31と孔32との嵌合により、 回転レバー33が固定されている。回転レバー33の一端33aは上記取付け板 21の上板部21aに形成された筒状の押え部34の側面を貫通してプリンタヘ ッド5の移動範囲内で、そのスタート位置側に配置されている。また、回転レバ ー33の他端33bと取付け板21の上板部21aの外側突片35との間にはバ ネ36が取付けられ、このバネ36により、回転レバー33は常時上記一端33 aがプリンタヘッド5の移動範囲中に深く入り込むように付勢されている。この ため、プリンタヘッド5が復帰移動するときに、回転レバー33の一端33aが プリンタヘッド5の側面5aに係合し、その押圧力によりバネ36に抗して回転 する。
【0014】 次に、前記構成のインクリボン6の送り機構の作動態様について説明すると、 まずプリンタヘッド5が往動するときは、回転レバー33はバネ36の力により 回転する。駆動歯車30も同じ方向に回転するので、駆動歯車30に噛合する送 り歯車23は逆方向に回転する。この回転方向は、環状体25の突軸26が筒状 部20aの傾斜面22b上を摺動する方向であり、また筒状部20aに対して逆 止爪部材29が作用する方向であるから、送り歯車23が回転しても筒状部20 aは回転しない。したがって、駆動軸20も回転しないから、送り用スプール1 7も回転せず、インクリボン6の送りも行なわれない。
【0015】 これに対し、プリンタヘッド5が印字動作を行なった後に復帰移動する途中で 、プリンタヘッド5の側面が回転レバー33の先端に係合し、先端をバネ36に 抗して押圧する。これにより、回転レバー33は回転し、駆動歯車30も同じ方 向に回転するので、駆動歯車30に噛合する送り歯車23は逆方向に回転する。 この回転方向(図1の矢印Aの方向)は、環状体25の突軸26が筒状部20a の起立面22aに係合する方向であるから、送り歯車23の回転に追従して筒状 部20aは逆止爪部材29に抗して駆動軸20とともに同方向に回転駆動される 。このため、送り用スプール17も回転し、インクリボン6は送り用スプール1 7側に引っ張られてインクリボンケース14内に収容され、同じ分だけ排出口1 5から排出される。このようにしてインクリボン6の送りが行なわれる。
【0016】 以上のように、上記インクリボン送り機構によれば、インクリボン6の送りは 印字終了後のプリンタヘッド5の復帰移動途中で行なわれ、印字作動中はインク リボン6の送りを行なわないので、印字自体の品質に全く影響を及ぼさず、常に 良好な印字が行なわれる。
【0017】 また、インクリボン6の送り用スプール17の回転は、プリンタヘッド5の復 帰移動を利用した回転レバー33の回転に基づいて行なわれるので、送り用スプ ール17を回転させるために特別の動力源を必要としない。しかも、回転レバー 33の回転は「てこの原理」で行なわれ、小さな力ですむため、プリンタヘッド 5を駆動する電動モータ12を大出力のものにする必要がない。したがって、タ イムレコーダ装置全体を小形化できるほか、コストも低く抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タイムレコーダのインクリボンの送りと印字機
構を示す平面図である。
【図2】上記インクリボンの送りと印字機構の要部の分
解斜視図である。
【図3】上記インクリボンの送り機構の要部の断面図で
ある。
【図4】駆動軸部分の分解斜視図である。
【図5】インクリボンの要部の横断面図である。
【符号の説明】
3 タイムカード 5 プリンタヘッド 6 インクリボン 17 送り用スプール 33 回転レバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイムレコーダ本体に形成された導入口
    から導入されたタイムカードに対してプリンタヘッドが
    タイムカードの表面に沿って往復動して印字するタイム
    レコーダにおいて、プリンタヘッドとタイムカードとの
    間に配置されたインクリボンの送り用スプールをワンウ
    エイクラッチ機構を介して回動可能に設けられた回転レ
    バーに連結し、該回転レバーを復帰動時のプリンタヘッ
    ドの側面に係合させて回動させて上記送り用スプールを
    インクリボンの送り方向に回動させることを特徴とする
    タイムレコーダにおけるインクリボン送り機構。
JP4254391U 1991-05-10 1991-05-10 タイムレコーダにおけるインクリボン送り機構 Expired - Lifetime JPH0739004Y2 (ja)

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JPH04128366U true JPH04128366U (ja) 1992-11-24
JPH0739004Y2 JPH0739004Y2 (ja) 1995-09-06

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