JPH04127459U - ステイールラミネートガスケツト - Google Patents

ステイールラミネートガスケツト

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JPH04127459U
JPH04127459U JP197891U JP197891U JPH04127459U JP H04127459 U JPH04127459 U JP H04127459U JP 197891 U JP197891 U JP 197891U JP 197891 U JP197891 U JP 197891U JP H04127459 U JPH04127459 U JP H04127459U
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JP
Japan
Prior art keywords
gasket
hole
seal
seal bead
sealing part
Prior art date
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Pending
Application number
JP197891U
Other languages
English (en)
Inventor
睦男 西本
Original Assignee
いすゞ自動車株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 シールビードを設けたシール部を有するシリ
ンダヘッドガスケットにおいて、平坦な部分の柔軟性を
増すことにより、シールビードと平坦部との圧縮特性の
バランスを得ることを容易にして、ガスケット設計の自
由度を増加させ、開発期間の短縮を図り、しかも、製造
手段の変更を少なくしたシリンダヘッドガスケットを提
供する。 【構成】 少なくともシリンダ穴2を含むシールする穴
の周囲に、金属板にシールビードを形成したシール部を
設けて金属積層形ガスケットの長所を保持し、その他の
平坦な部分にゴム状弾性体からなるシート26を配置し
て平坦部の柔軟性を確保し、シールビードとの圧縮特性
のバランスを容易に配分可能として、シール性能がよ
く、しかも、ガスケットの寿命を長くすることを容易に
し、両表面を金属板から成る表面板20,22で覆って
シール部とゴム状弾性体とを一体とすると共に、接合面
とのなじみ性を保つようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内燃機関用のスティールラミネートガスケットに関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関のシリンダヘッドとシリンダボディとの間には、これらの間から燃焼 ガスや冷却水などが洩れないように、シリンダヘッドガスケットが介装されてい る。そして、従来のシリンダヘッドガスケット1は、例えば、図3〜図4に示す ように、シリンダ穴2、プッシュロッド穴4、水穴6、油穴8及びボルト穴10 の各穴を設け、中板12の両側にシールビード14を設けたシールビード板16 を、図のように積層し、一方の金属板16に、金属補助板18を介してシールビ ード14に達する金属板から成る表面板20を積層し、他方の金属板16に積層 した金属板から成る表面板22を、シリンダ穴2の周囲で折り返し、シールビー ド14を覆うように表面板20の上に重ね合わせて重ね部24を形成したものが 使用されている。
【0003】 また、別の従来技術として、実開昭59−182652号公報は、2枚の金属 板の間に、サンドイッチ状に粘弾性のある高分子材料や、膨脹黒鉛を挟んで形成 した複合材料から成る積層板の表面に、表面材をコーティングした内燃機関用ガ スケットを開示している。前記粘弾性材料は、ゴム、石綿、イオウ、テトラメチ ルチウラムジスルフィド、ジベンゾリアジルジスルフィドの混合物を加熱処理し たものなどであり、また、表面材として室温加硫タイプのシリコーンゴムを厚く コーティングしたものを例示している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、シリンダヘッドガスケットには、高温高圧のシリンダ穴と低温低圧 のその他の穴とが設けてあり、しかも、前記のその他の穴は、ヘッドボルト位置 に対して必ずしも締め付け圧が均等に掛る位置とはなっていない。したがって、 ヘッドボルトで締め付けた際に、各穴のシールビード、及び、平坦な部分のそれ ぞれにバランスよく面圧を発生させる必要がある。この平坦部は、ガスケットの 締め付け時に、殆ど圧縮されないので、シールビードに予め設定された荷重以上 に負担を掛けないように余分な荷重を支え、シールビードがへたるのを防止する 。
【0005】 したがって、シールビードと平坦部の圧縮特性の設定を誤ると、へたりの大き なガスケットとなったり、シール面圧の不足したガスケットとなったりする。し かも、最終的にこのバランスを決定するためには、エンジンに試作ガスケットを 取り付け、試作と評価とを繰り返すことが必要である。そのため、エンジン開発 期間が長くなり、コストが上昇するという問題がある。
【0006】 本考案の目的は、前記問題に着目して成されたものであり、各シールビードと 平坦部とのバランスを容易に得ることができ、性能がよく、寿命の長いシリンダ ヘッドガスケットを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するための本考案のスティールラミネートガスケットの構成 は、ゴム状弾性体からなるシートの、少なくともシリンダ穴を含むシールする穴 を、内周部に該穴のシール部を嵌装する穴径に穿設し、該シートの両面に金属板 から成る表面板を積層し、一方の表面板を前記シール部の内周縁側で折り返して 端部を他方の表面板の上に重ね合わせてシール部を覆い、前記シール部を、金属 板に設けたシールビードで形成したものである。
【0008】 前記シールビードを設ける金属板は、表面板を使用してもよく、前記貫通穴に 嵌装するリング状の金属板に設けてもよい。また、前記シートに積層した金属か ら成る中板に設けてもよいが、シール部を設けない平坦部の柔軟性を低下させる ことは好ましくない。また、シールビードの圧縮高さを調節する補助板を設ける こともできる。
【0009】 前記ゴム弾性体としては、天然ゴム、各種合成ゴムの外、ゴム状弾性を有する 高分子材料を適宜使用することができる。 ゴム弾性体から成るシートは、シール部以外の柔軟性を大幅に改善し、各シー ルビードと平坦部とのバランスを得ることが容易となる。なお、本考案のシリン ダヘッドガスケットは、可能であれば、高温となるシリンダ穴を除き、シールビ ードを設けずに、シートの弾性でシールするようにすることもできる。
【0010】 前記表面板に、接合面とのなじみをよくするために樹脂などをコーティングす ることができる。
【0011】
【実施例】
以下、添付の図を対照して、実施例により本考案を具体的に説明する。 図1に示す実施例1のシリンダヘッドラミネートガスケット1は、ゴムから成 るシート26の両側に表面板20,22を積層し、表面板20のシリンダ穴2を 囲むシールビード14を設け、他方の表面板22をシリンダ穴2の周縁で折り返 して表面板20の上に、シールビード14を覆うように重ね合わせて重ね部24 を形成したものである。即ち、実施例1では、表面板20にシール部28を設け た。なお、図1には、水穴6、油穴8などシールビードを設ける他のシール穴を 省略しているが、これらの穴も、シリンダ穴2に設けたシール部28と同様のシ ール部を設けている。前記重ね部28は、シート26と表面板20,22とを一 体とし、また、シール部部28を燃焼ガスなどのシール流体から遮蔽するのに役 立っている。
【0012】 実施例1のシリンダヘッドラミネートガスケット1は、シール部28を除く平 坦部の弾性と、シール部の弾性とを、それぞれ異なる材料で形成したので、各シ ール穴に形成するシール部、及び、平坦部の圧縮特性を設定する自由度が大きく なり、バランスを取ることが容易になり、品質の安定性を向上させることができ る。
【0013】 図2に示す実施例2のシリンダヘッドガスケット1は、2枚のリング状の金属 板30にビード14を形成し、シール部28を表面板20,22と別部材とした 外は実施例1と同様にしたものである。表面板20,22は、シール部28とシ ート26とを一体とすることにも役立っている。実施例2のシリンダヘッドガス ケット1も、実施例1と同様にガスケットの設計を容易にすることができる。な お、シール部28に、シールビード14の圧縮高さ調節したり、シールビード1 4の間に介装する、他の積層板を設けてもよい。このように、シール部28をシ ールする穴ごとに形成すると、シール部28の設計が容易になる。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように本考案のスティールラミネートガスケットを構成したので 、金属積層形ガスケットの長所を保持したまま、平坦部の柔軟性を大幅に改善し 、シール部と平坦部とのバランスを取ることが容易となり、高いシール性能を長 期間保持できるガスケットの設計が容易となり、エンジンの開発期間を大幅に短 縮することができる。しかも、構造が簡単であるばかりか、従来のガスケット製 造手段を使用することができるので、製造が容易であり、コスト的にも極めて有 利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1による本考案のシリンダヘッドガスケ
ットを一部断面で示した要部斜視図である。
【図2】実施例2による本考案のシリンダヘッドガスケ
ットを一部断面で示した要部斜視図である。
【図3】従来のシリンダヘッドガスケットの平面図であ
る。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダヘッドガスケット 2 シリンダ穴 14 シールビード 16 金属板 20 表面板 22 表面板 24 重ね部 26 シート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム状弾性体からなるシートの、少なく
    ともシリンダ穴を含むシールする穴を、内周部に該穴の
    シール部を嵌装する穴径に穿設し、該シートの両面に金
    属板から成る表面板を積層し、一方の表面板を前記シー
    ル部の内周縁側で折り返して端部を他方の表面板の上に
    重ね合わせてシール部を覆い、前記シール部を、金属板
    に設けたシールビードで形成したスティールラミネート
    ガスケット。
JP197891U 1991-01-25 1991-01-25 ステイールラミネートガスケツト Pending JPH04127459U (ja)

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JP197891U JPH04127459U (ja) 1991-01-25 1991-01-25 ステイールラミネートガスケツト

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JPH04127459U true JPH04127459U (ja) 1992-11-19

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JP197891U Pending JPH04127459U (ja) 1991-01-25 1991-01-25 ステイールラミネートガスケツト

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JP (1) JPH04127459U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013502547A (ja) * 2009-08-19 2013-01-24 フェデラル−モーグル コーポレイション シリンダヘッドガスケットアセンブリ

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