JPH04127063A - 臨床検査用検体振り分け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は臨床検査における検体の分類、振り分け方法及
び振り分け装置に関する。

〔従来の技術〕

病院や検査センターにおける臨床検査において検体収集
後の処理を迅速に行ない、結果の報告を診療側へいかに
早く返すがは重要な課題である。

収集、受付けられた検体は１分析手段（分析装置の種別
）、検査項目、処理の緊急度などに応じてグループ分け
を行ない処理されるが、従来このグループ分けする手段
は、ホストシステムで読み込まれた患者属性や依頼項目
２分析手段、緊急指示などに応じて作業表（ワークシー
ト）が作成されこのワークシートに従って検査区分を行
ない、処理の手段に応じた分類を行なっている。この場
合到着した検体にはワークシートとの対応が取り易いよ
うに到着順の一貫番号を付し、必ず番号順に配列する方
法が取られる。

Ｃ発明が解決しようとする課題〕 上記従来の方法では、ワークシートに従って人間が介在
して作業を行なう必要があり、日常業務の簡素化が図れ
ず、又誤分類を生じ易いなどの問題があった。

本発明の目的は収集された検体の種類や処理の優先毎な
どのグループ分けを行ない、総合的に省力化を図り、処
理速度の向上、誤分類誤分配の防止を図ることにある。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、検体を投入する部分、検体
毎のＩＤ番号を読み取る部分、検体を移動する部分、検
体を分類毎に集約する部分などを設け、ホストシステム
との情報交換により指示を受けて検体をその目的別に分
類するものである。

〔作用〕

収集された検体には固有の識別番号（バーコードなどに
よるＩＤ番号）を附し、このＩＤ番号でホストシステム
に問合せを行なう。ホストシステムでは患者属性や依頼
項目の他に、依頼項目に応じた処理手段（分析方法によ
る区分など）、検体容器の種別による区分、緊急度に応
じた指示などを与える機能を持たせ、検体を分類別のラ
ックに自動で移送することにより、それぞれのグループ
分けを行ない、処理に長時間必要な検体グループを先に
搬出処理することによりトータルとして効率向上につな
げることができるようになる。

〔実施例〕

以下本発明の実施例を第１図及び第２図に示す。

試験官、真空採血管、スピッツ管などに採取された血液
や尿などの検体は、必要な検体識別番号（例バーコード
ラベル）が貼られ、検体投入部ｌの検体押入ラック２に
セットされる。本実施例では検体数５ヶが挿入可能なラ
ックを検体挿入ラック２として用いた。又、この検体挿
入用のラックは検体容器の太さに応じて区分する必、−
要があり、例えば１５〜１６ｍｍφの径に対応する検体
挿入ラック２の他に１２〜１３ｍｍφの径に対応する検
体挿入ラック２′を複数個づつ設けて、検体容器をそれ
ぞれのラックに投入するものとする。このラック２及び
２′は、それぞれのグループ毎の固有の識別番号を有し
、このラックを１（ｌｉづつラック種別読み取り部（又
は検体容器種別読み取り部）３を通過させることにより
、検体容器の情報をコントローラ４に送る。検体容器の
情報としては、例えば１５〜１６叩φか１２〜１３ｍｍ
φか、又長さが７５ｍｍか１００ｍｍか、などの区別を
行なうのに必要な事項であり、次のステップの区分を行
なう。この検体容器種別読取り部３を通過したラック内
の検体は、検体容器移し替えロボット５で検体容器を検
体搬送ライン６に移送する。この検体容器移し替えロボ
ットは、つかむための径（１５〜１６ｍｍφか１２〜１
３ｍｍφか）の差異にこだわらず移し替え可能に構成さ
れる。検体搬送ライン６には、移し替えられた検体をホ
ールドするための専用のホールダが設けられ、本実施例
では１５〜１６ｗｎφ用の検体ホールダ（大月）７と、
１２〜１３ｍｍφ用の検体ホールダ（細用）８とが検体
搬送ライン６に交互に配列されている。ここで大月、細
用の区分を行なっているのは、例えば大月に細い検体容
器が挿入された場合、がたつきにより検体容器が傾き、
以後の処理が困難となるため専用ホールダとした。検体
容器を移し終えた空ラック９は空ラックトレイ１０に順
に押し込まれる。

（同−太さの検体容器を用いる場合はこの区分け不要で
ある） 検体搬送ライン６は、検体容器が移送される毎にＩステ
ップづつ移動可能に構成され、移動途中に検体容器に貼
られた検体識別番号が、検体識別番号読取り部１１で読
み取られ、この番号をコントローラ４に送り、分類情報
を間合せる。このコントローラは、ホストシステム４′
に接続され、あらかじめホストで指示された情報をもと
に検体容器の分類位置を検体容器移し替えユニット１２
゜１２’などに指示して、検体搬送ライン６で送られて
きた検体容器を必要な振り分け先に仕分ける。

検体振り分け先は、検体容器を挿入するため空ラック供
給部１３．１３’　などと、この空ラックを移動し、検
体容器供給部へ移動させる移動部（図示せず）、検体容
器を挿入したラックを収容するラック収容部１４．１４
’などで構成され、検体の分類を可能な構成となってい
る。

この検体容器の移し替え部は、検体搬送ライン６の長さ
を変え、空うック供給部、ラック収容部。

検体移し替えユニットの要素を並列に追加することによ
り分類数を必要に応じて変えることができる。空ラック
の供給部１３．１３’　などは、検体容器の太さに応じ
たラックを配置する必要があるが、同一径であれば、長
さは特に規定する必要がない。

一方このラック収容部１４．１４’に収容された検体は
、そのグループ毎に必要な後工程に回される。例えば赤
血球、白血球などの数を計測する血液分析、遠心分離後
分注分配を行ない自動分析装置のみで処理可能な項目群
のグループ、１つの自動分析装置では処理できない項目
を含むグループで他の自動分析装置を用いるグループ、
用手法検査を含むグループ、などそのグループ分けが自
動的に行なわれ、特に後工程で処理に時間をかけねばな
らないグループから先に分析を行なうことが可能となる
。

本発明の別の実施例では、第２図に示すように空ラック
供給部２１．２１’より検体容器を移し替えたラック２
２．２２’はそれぞれ専用の搬送ライン２３．２３’で
結合され、その処理に必要な分析装置２４．２４’に直
結することが可能である。従って分析装置２４．２４’
に、その目的に応じた種類のものを選択すれば、検体投
入はランダムに行なえ、途中人手を介さず、省カ化、迅
速化、に対応できる。分類例は、血球カウンタ。

血液生化系分析、尿検体専用分析などに大別できる。

ここで検体投入、収容などのためのラックは、５水量時
挿入のラックを例に記述したが、１本毎の検体ホールダ
を用いてもよく、又数十本単位の専用ラックでアドレス
を付けて、Ｘ−Ｙロボットなどで検体容器を移送しても
同じ効果が得られる。

［発明の効果］ 本発明によれば、検体容器をその分析手段毎に前もって
分類、振り分けることにより、処理に多くの時間を費や
すグループから先に分析処理にかけることができ、分析
作業の平準化、効率化が行なえ、又急を用する検体を含
んでいても、自動的に分類選別することができ、分析結
果を優先して診療側へ報告することができる。更に分類
された検体を、ベルトコンベアーなとで移送することに
より、全自動化のシステムが構成できる。又、作業表（
ワークシート）などに頼ることがないので人為的なミス
の防止が図れるなどの効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す機能図、第２図は他の
実施例を示す機能図である。 １・・・検体投入部、３・・・検体容器種別読取り部、
４・・・コントローラ、５・・・検体容器移し替えユニ
ット、６・・・検体搬送ライン、７・・・検体ホルダ、
１１・・・検体識別読取り、２３・・・搬送ライン

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、検体容器を設置する検体投入部、検体移送のための
   検体搬送ライン、検体投入部から検体搬送ラインへ検体
   容器を移すための検体容器移送ユニット、及び検体搬送
   ライン途中で検体識別を読み取る識別装置と、この検体
   識別信号による分類情報を提供するホストシステムと、
   この情報により、検体搬送ラインから分類別の室のラッ
   クに検体容器を移し替える前記移送ユニットと異なる検
   体移送ユニットと、分類された検体容器を挿入するため
   の空ラック供給部及び移送後のラックを収容するための
   ラック収容部を備え、検体の識別情報をもとにホストよ
   り得た情報で、検体容器をグループ分けすることのでき
   ることを特徴とする臨床検査用検体振り分け装置。 ２、検体容器を設置する検体投入部には、太さの異なる
   検体容器を投入できるラックを用意し、又、検体移送ラ
   インにも、太さの異なる検体容器を挿入できる検体ホー
   ルダを用意して、複数の種類の検体容器に対応可能とし
   たことを特徴とする請求項１項記載の臨床検査用検体振
   り分け装置。 ３、検体搬送ラインに移送、検体識別読取り、検体容器
   分類において、分類された検体容器の挿入されたラック
   は、そのまま搬送ラインと直結し、他の分析装置へラッ
   クを搬出する機能を備えたことを特徴とする請求項１項
   記載の臨床検査用検体振り分け装置。