JPH04126891A - ポリアクリル繊維フィルム - Google Patents
ポリアクリル繊維フィルムInfo
- Publication number
- JPH04126891A JPH04126891A JP24526290A JP24526290A JPH04126891A JP H04126891 A JPH04126891 A JP H04126891A JP 24526290 A JP24526290 A JP 24526290A JP 24526290 A JP24526290 A JP 24526290A JP H04126891 A JPH04126891 A JP H04126891A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyacrylic
- fiber
- fibers
- diameter
- dispersion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 7
- 239000002657 fibrous material Substances 0.000 title claims description 5
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims abstract description 68
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 12
- 239000003960 organic solvent Substances 0.000 claims abstract description 9
- 238000010008 shearing Methods 0.000 claims abstract description 5
- 238000005054 agglomeration Methods 0.000 claims description 2
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 abstract description 15
- KFZMGEQAYNKOFK-UHFFFAOYSA-N Isopropanol Chemical compound CC(C)O KFZMGEQAYNKOFK-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 9
- XEKOWRVHYACXOJ-UHFFFAOYSA-N Ethyl acetate Chemical compound CCOC(C)=O XEKOWRVHYACXOJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 6
- LYCAIKOWRPUZTN-UHFFFAOYSA-N Ethylene glycol Chemical compound OCCO LYCAIKOWRPUZTN-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 4
- 239000004744 fabric Substances 0.000 abstract description 2
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 20
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 16
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 9
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 8
- 239000003610 charcoal Substances 0.000 description 6
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 6
- 229920002972 Acrylic fiber Polymers 0.000 description 5
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 5
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 description 5
- 238000000635 electron micrograph Methods 0.000 description 4
- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 4
- RTZKZFJDLAIYFH-UHFFFAOYSA-N Diethyl ether Chemical compound CCOCC RTZKZFJDLAIYFH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000000047 product Substances 0.000 description 3
- PEDCQBHIVMGVHV-UHFFFAOYSA-N Glycerine Chemical compound OCC(O)CO PEDCQBHIVMGVHV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 239000002002 slurry Substances 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- 101100162203 Aspergillus parasiticus (strain ATCC 56775 / NRRL 5862 / SRRC 143 / SU-1) aflG gene Proteins 0.000 description 1
- 241001442495 Mantophasmatodea Species 0.000 description 1
- 229920001410 Microfiber Polymers 0.000 description 1
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 1
- 230000000996 additive effect Effects 0.000 description 1
- 238000004220 aggregation Methods 0.000 description 1
- 150000001298 alcohols Chemical class 0.000 description 1
- 239000007900 aqueous suspension Substances 0.000 description 1
- 239000004568 cement Substances 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 238000003889 chemical engineering Methods 0.000 description 1
- 229920001577 copolymer Polymers 0.000 description 1
- 235000013365 dairy product Nutrition 0.000 description 1
- -1 diethyl ether Chemical compound 0.000 description 1
- 239000000839 emulsion Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 description 1
- 150000002148 esters Chemical class 0.000 description 1
- 150000002170 ethers Chemical class 0.000 description 1
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 1
- 235000011187 glycerol Nutrition 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 239000003658 microfiber Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 229920002239 polyacrylonitrile Polymers 0.000 description 1
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 1
- 150000005846 sugar alcohols Polymers 0.000 description 1
- 239000006228 supernatant Substances 0.000 description 1
- 238000010998 test method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Artificial Filaments (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Paper (AREA)
- Filtering Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は微細ポリアクリル繊維集合物及びその製造法に
関する。
関する。
従来、工業的に広く用いられている合成繊維はその繊維
径が3〜20声程度のものであるが、近年、繊維径が0
.IIM程度の微細繊維が注目されつつある。
径が3〜20声程度のものであるが、近年、繊維径が0
.IIM程度の微細繊維が注目されつつある。
0.1//m稈度の繊維径を有する合成繊組の集合物は
繊維径が極めて細かいために有用な点が多い。例えば通
常では捕捉できないような粒子が捕捉されるため娼′過
何としての用途、空気を多量に含むため保温祠としての
用途、印刷j!i l’lが良好であるために紙及び紙
力増強材としての用途等多方面の利用分野が期待できる
。
繊維径が極めて細かいために有用な点が多い。例えば通
常では捕捉できないような粒子が捕捉されるため娼′過
何としての用途、空気を多量に含むため保温祠としての
用途、印刷j!i l’lが良好であるために紙及び紙
力増強材としての用途等多方面の利用分野が期待できる
。
しかしながら、繊維径が01.!m程度の微細繊維を工
業的に得ようとすれば特殊な紡糸技術、紡糸設備が必要
となるなどの問題かあった。
業的に得ようとすれば特殊な紡糸技術、紡糸設備が必要
となるなどの問題かあった。
本発明者らは上記の問題点を51f決すべく鋭意研究し
た結果、本発明を完成するに至った。
た結果、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、乾燥状態で測定した時の直径か0.
01ρから1.0//II+の範囲にあり、平均として
0.1ρ程度であり、直径の100倍以1二の長さを持
つほぼ均一な太さのポリアクリル繊維か結束しないで全
体として乱雑な方向で存在しているポリアクリル繊維+
A料、水もしくはポリアクリル繊維を溶解しない有機溶
媒中て微小繊維の再凝集を防止した上記のポリアクリル
繊維材料よりなる微細ポリアクリル繊維集合物、並びに
ポリアクリル繊維を水もしくはポリアクリル繊維を溶解
しない有機溶媒中に分散させ、少なくとも200kg
/ <瀦の圧力差で小径オリフィスを通過さ一口、高速
で器壁に衝突さ−Uて9速に減速させることによりポリ
アクリル繊維に強い剪断力を与える操作を繰り返し行な
うことを特徴とする上記の微細ポリアクリル繊維集合物
の製造法を提供するものである。尚、ここで「再凝集を
防止した」とは再凝集を起こさないという意味である。
01ρから1.0//II+の範囲にあり、平均として
0.1ρ程度であり、直径の100倍以1二の長さを持
つほぼ均一な太さのポリアクリル繊維か結束しないで全
体として乱雑な方向で存在しているポリアクリル繊維+
A料、水もしくはポリアクリル繊維を溶解しない有機溶
媒中て微小繊維の再凝集を防止した上記のポリアクリル
繊維材料よりなる微細ポリアクリル繊維集合物、並びに
ポリアクリル繊維を水もしくはポリアクリル繊維を溶解
しない有機溶媒中に分散させ、少なくとも200kg
/ <瀦の圧力差で小径オリフィスを通過さ一口、高速
で器壁に衝突さ−Uて9速に減速させることによりポリ
アクリル繊維に強い剪断力を与える操作を繰り返し行な
うことを特徴とする上記の微細ポリアクリル繊維集合物
の製造法を提供するものである。尚、ここで「再凝集を
防止した」とは再凝集を起こさないという意味である。
更に詳しく説明ずれはポリアクリル繊維の懸濁液が再凝
集しないよう処理しなくても十分に安定であり、放置し
ても再凝集しない懸濁液のことである。
集しないよう処理しなくても十分に安定であり、放置し
ても再凝集しない懸濁液のことである。
また、ポリアクリル繊維とはポリアクリロニトリル系合
成繊維のごとてあり、ポリアクリlコニトリル又はアク
リ1コニトリルを主成分とする共重合体を紡糸して得ら
れる合成繊維で、共11j合体成分、溶剤及び紡糸法等
によって種々の製品がある。
成繊維のごとてあり、ポリアクリlコニトリル又はアク
リ1コニトリルを主成分とする共重合体を紡糸して得ら
れる合成繊維で、共11j合体成分、溶剤及び紡糸法等
によって種々の製品がある。
本発明において、ポリアクリル繊維ば水分散液の状態で
微細化されるか、或いはポリアクリル繊維を溶解しない
有機溶媒中で又は該溶媒と水との混合物中で分散された
状態でも微細化される。ポリアクリル繊維を溶解しない
有機溶媒としては、例えばイソプロピルアルコール等の
1価アルコール、エチレンクリコール、グリセリン等の
多価アルコール類、ジエチルエーテル等のエーテル類、
酢酸エチル等のエステル類がか挙けられる。
微細化されるか、或いはポリアクリル繊維を溶解しない
有機溶媒中で又は該溶媒と水との混合物中で分散された
状態でも微細化される。ポリアクリル繊維を溶解しない
有機溶媒としては、例えばイソプロピルアルコール等の
1価アルコール、エチレンクリコール、グリセリン等の
多価アルコール類、ジエチルエーテル等のエーテル類、
酢酸エチル等のエステル類がか挙けられる。
また、本発明において繊維の微細化には高圧ホモジナイ
ザー、ディスクリファイナ−、ジョルダン、ビータ−等
が使用されるが、高圧ホモジナイザーは特に有効な手段
である。高圧ホモジナイザーとしては例えばManto
n−Gaulin (商標)ホモジナイザーとして市販
されているものが挙げられる。この装置は本来乳製品製
造業等において均質な液体エマルション、分散体の製造
に用いられている装置であり、高圧ポンプ、高圧ポンプ
から被処理液を高圧で吐出する弁装置、吐出液が衝突す
る弁座装置及び処理液の高圧ポンプ吸入側への循環流路
を備えている。この種の装置とその作動については公知
の文献、例えばケミカル・エンジニアリング(Chem
icalEngineering)、 13(5)、
8Ci−92,1976に記載されている。
ザー、ディスクリファイナ−、ジョルダン、ビータ−等
が使用されるが、高圧ホモジナイザーは特に有効な手段
である。高圧ホモジナイザーとしては例えばManto
n−Gaulin (商標)ホモジナイザーとして市販
されているものが挙げられる。この装置は本来乳製品製
造業等において均質な液体エマルション、分散体の製造
に用いられている装置であり、高圧ポンプ、高圧ポンプ
から被処理液を高圧で吐出する弁装置、吐出液が衝突す
る弁座装置及び処理液の高圧ポンプ吸入側への循環流路
を備えている。この種の装置とその作動については公知
の文献、例えばケミカル・エンジニアリング(Chem
icalEngineering)、 13(5)、
8Ci−92,1976に記載されている。
高圧ホモジナイザー処理は木質的に連続であるが、処理
液の仕込み63回分式、即ち半連続的操作として実施す
ることかできる。処理圧力、処理回数は得られた処理液
の性状を所望のものと比較することにより容易に決める
ことができる。処理圧力が高いほど処理回数が少なくて
も同程度のレベルの微細化効果が期待できる。
液の仕込み63回分式、即ち半連続的操作として実施す
ることかできる。処理圧力、処理回数は得られた処理液
の性状を所望のものと比較することにより容易に決める
ことができる。処理圧力が高いほど処理回数が少なくて
も同程度のレベルの微細化効果が期待できる。
この高圧ホモジナイザーによってアクリル繊維を処理す
る場合は濃度0.5〜10重量%のアクリル繊維スラリ
ー(媒体は水もしくはアクリル繊維を溶解しない有機溶
媒)を調製し、このスラリーを小径オリフィスを通過さ
せるに際し、少なくとも200kg/cfflの圧力差
で高速度を与え次にこれをオリフィス出口近傍の壁体に
衝突させて急速に減速させることによりポリアクリル繊
維を剪断及び切断する作用を行なわせる。この工程をア
クリル繊維がミクロフィブリル化され、実質的に安定な
懸濁液となるまで繰り返すごとにより本発明の目的とす
る微細な繊維径のアクリル繊維集合物が得られる。
る場合は濃度0.5〜10重量%のアクリル繊維スラリ
ー(媒体は水もしくはアクリル繊維を溶解しない有機溶
媒)を調製し、このスラリーを小径オリフィスを通過さ
せるに際し、少なくとも200kg/cfflの圧力差
で高速度を与え次にこれをオリフィス出口近傍の壁体に
衝突させて急速に減速させることによりポリアクリル繊
維を剪断及び切断する作用を行なわせる。この工程をア
クリル繊維がミクロフィブリル化され、実質的に安定な
懸濁液となるまで繰り返すごとにより本発明の目的とす
る微細な繊維径のアクリル繊維集合物が得られる。
懸濁液の安定性は、安定量、液体保持力値、粘度、ショ
ツパーろ水度及びZ−電位の物性値により評価される。
ツパーろ水度及びZ−電位の物性値により評価される。
本発明においてポリアクリル繊維懸濁液の安定量、液体
保持力値、粘度、ショツパーろ氷炭及びZ−電位は以下
に示す方法により測定される。
保持力値、粘度、ショツパーろ氷炭及びZ−電位は以下
に示す方法により測定される。
■)安定量
ポリアクリル繊維のゲル状懸濁液を希釈し0.5重量%
の分散液を調製する。ごれを100mρのメスシリンダ
ーに入れ、室温で1時間放置した後に生ずる透明な上澄
液量をAmβとした時に、100−Aで定義される値を
安定量とした。安定量は分散懸濁液の分離のしにくさを
表す指標であり、全く分離しない分散液の安定量は10
0である。
の分散液を調製する。ごれを100mρのメスシリンダ
ーに入れ、室温で1時間放置した後に生ずる透明な上澄
液量をAmβとした時に、100−Aで定義される値を
安定量とした。安定量は分散懸濁液の分離のしにくさを
表す指標であり、全く分離しない分散液の安定量は10
0である。
2)液体保持力値
ポリアクリル繊維の水又はポリアクリル繊維を溶解しな
い有機溶媒の懸濁液試料を200メツシユの濾布に入れ
、これを遠心効果1300の遠心力で20分間処理し脱
液する。その後試料を取り出してその重さ (Wag)
を測定する。
い有機溶媒の懸濁液試料を200メツシユの濾布に入れ
、これを遠心効果1300の遠心力で20分間処理し脱
液する。その後試料を取り出してその重さ (Wag)
を測定する。
次にこの試料を105°Cで恒量となるまで乾燥し、そ
の重さ(Wzg)を測定する。液体保持力値は次式で算
出される。
の重さ(Wzg)を測定する。液体保持力値は次式で算
出される。
液体保持力値は保水力を表す指標であり、数値が大きい
程保水力は大となる。
程保水力は大となる。
3)粘 度
2重量%固形分濃度の懸濁液試料を25°Cに調温し、
B型粘度計(東京計器製、型式Bl、型)を用い、ロー
ターNo、 4.60回転で粘度を測定する。
B型粘度計(東京計器製、型式Bl、型)を用い、ロー
ターNo、 4.60回転で粘度を測定する。
4)ショツパーろ氷炭(°St?)
JIS P8121−1976 rパルプのろ氷炭試験
方法」に準じて行なう。
方法」に準じて行なう。
5)Z−電位
流動電位測定装置ZP−10B型(島津製作所)を用い
て行なう。
て行なう。
本発明の実施に際してはポリアクリル繊維を最長0.5
mm以下に粉砕したものを原料とし、これを水又はポリ
アクリル繊維を溶解しない適当な有機溶媒に分散させて
懸濁液とする。懸濁液の濃度は重量%で1〜10%の範
囲が好ましい。
mm以下に粉砕したものを原料とし、これを水又はポリ
アクリル繊維を溶解しない適当な有機溶媒に分散させて
懸濁液とする。懸濁液の濃度は重量%で1〜10%の範
囲が好ましい。
この懸濁液を前述の高圧ホモジナイザー等に導入し、少
なくとも200kg/c♂、好ましくは300〜500
kg/aflの圧力を加え、高圧ホモジナイザを通過
させる。この間に剪断力がポリアクリル繊維に加えられ
るが、その効果は主として繊維軸と平行な方向に引き裂
き、はぐすような力として得られ、次第に繊維はミクロ
フィブリル化されると共に上記の物性値で定義される懸
濁液としての安定性が増大する。
なくとも200kg/c♂、好ましくは300〜500
kg/aflの圧力を加え、高圧ホモジナイザを通過
させる。この間に剪断力がポリアクリル繊維に加えられ
るが、その効果は主として繊維軸と平行な方向に引き裂
き、はぐすような力として得られ、次第に繊維はミクロ
フィブリル化されると共に上記の物性値で定義される懸
濁液としての安定性が増大する。
本発明によれば、通常の細い繊維を得る紡糸技術では達
成できない従来の常識の範囲にない全く新たな微細ポリ
アクリル繊維集合物及びその製造法が提供される。
成できない従来の常識の範囲にない全く新たな微細ポリ
アクリル繊維集合物及びその製造法が提供される。
本発明によって得られる微細ポリアクリル繊維集合物は
合成繊維からなる集合物でありながら、単独で抄紙性を
有すると共に無機、有機固体の分散性能に優れているた
め、高性能濾過材、不織布のみならず、振動板、無機紙
、セメント加工品、セラミック加工品等の添加剤として
の用途も期待される。
合成繊維からなる集合物でありながら、単独で抄紙性を
有すると共に無機、有機固体の分散性能に優れているた
め、高性能濾過材、不織布のみならず、振動板、無機紙
、セメント加工品、セラミック加工品等の添加剤として
の用途も期待される。
以下実施例にて本発明を説明するが、本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。
実施例に限定されるものではない。
実施例1
ポリアクリル繊維(1,5デニール)を遠心粉砕機(日
本精機製作断裂、タイプ2M1)で予備粉砕する。金網
は0.25mmの孔径のものを使用する。
本精機製作断裂、タイプ2M1)で予備粉砕する。金網
は0.25mmの孔径のものを使用する。
粉砕したポリアクリル繊維40gを水1960 gに分
散してポリアクリル繊維分2%の分散液を調製する。
散してポリアクリル繊維分2%の分散液を調製する。
これを高圧ホモジナイザー(Gaulin 15M−8
T八)に常温(約25”C)で仕込み、圧力500kg
/aflG、回数20回の処理を行い、懸濁液を得た。
T八)に常温(約25”C)で仕込み、圧力500kg
/aflG、回数20回の処理を行い、懸濁液を得た。
得られた懸濁液の物性値は、安定量100、液体保持力
値1090、粘度5000cps、ショツパーろ氷炭8
8゜SR,Z−電位は−0,4mV (0,2%懸濁液
)であっ上記で得られた水)U濁液を流延法によりフィ
ルム化した。得られたフィルムの物性値を表1に示す。
値1090、粘度5000cps、ショツパーろ氷炭8
8゜SR,Z−電位は−0,4mV (0,2%懸濁液
)であっ上記で得られた水)U濁液を流延法によりフィ
ルム化した。得られたフィルムの物性値を表1に示す。
また、同フィルムの電子顕微鏡写真を図−1に示す。図
−1において、フィルムを構成する繊維の平均繊維径ば
約0.1/Mである。
−1において、フィルムを構成する繊維の平均繊維径ば
約0.1/Mである。
表−1
測定条件
レオメータ(不動工業製)
フィルム幅;10mm
フィルム長さ;50mm
引張強度:60mm/min
比較例1
実施例1と同様に予備粉砕したポリアクリル繊維をポリ
アクリル繊維分2%となるように水■ に分散させ、分散液の物性値を測定したところ、安定量
0、液体保持力値0、粘度100cps 、ショツパー
ろ氷炭11°SR−Z−電位ば−7,3n+Vであった
。また、この分散液をフィルム化することは不可能であ
った。
アクリル繊維分2%となるように水■ に分散させ、分散液の物性値を測定したところ、安定量
0、液体保持力値0、粘度100cps 、ショツパー
ろ氷炭11°SR−Z−電位ば−7,3n+Vであった
。また、この分散液をフィルム化することは不可能であ
った。
実施例2
実施例1と同様に予備粉砕したポリアクリルm1L40
.gをイソプロピルアルコール(以’l’:IPAと略
記する)1960gに分散してポリアクリル繊維分2%
の分散液を調製する。
.gをイソプロピルアルコール(以’l’:IPAと略
記する)1960gに分散してポリアクリル繊維分2%
の分散液を調製する。
これを高圧ホモジナイザー(Gaulin 15M−8
T八)に常温(約25°C)で仕込め、圧力500kg
/ cqll G、回数20回の処理を行い、懸濁液
を得た。得られたIPA懸濁液の物性値は、安定量10
0、IPA保持力値950、粘度3400cps、ショ
ツパーろ氷炭93°SR,Z−電位は−29,4mV(
0,2%懸濁液〕であった。
T八)に常温(約25°C)で仕込め、圧力500kg
/ cqll G、回数20回の処理を行い、懸濁液
を得た。得られたIPA懸濁液の物性値は、安定量10
0、IPA保持力値950、粘度3400cps、ショ
ツパーろ氷炭93°SR,Z−電位は−29,4mV(
0,2%懸濁液〕であった。
上記で得られたIPA懸濁液を流延法によりフィルム化
した。得られたフィルムの物性値を表2に示す。また、
同フィルムの電子顕微鏡写真を図−2示す。図−2にお
いて、フィルムを構成する繊維の平均繊維径は約0.l
l1mである。
した。得られたフィルムの物性値を表2に示す。また、
同フィルムの電子顕微鏡写真を図−2示す。図−2にお
いて、フィルムを構成する繊維の平均繊維径は約0.l
l1mである。
表
測定条イノ1弓
レオメータ(不動工業製)
フィルム幅;10皿n
フィルム長さ;50mm
引張強度:60mm/min
比較例2
実施例2と同様に予備粉砕したポリアクリル繊維をポリ
アクリル繊維分2%となるようにIP八に分散させ、分
散液の物性値を測定したところ、安定量O,液体保持力
値0、粘度8Qcps、シ、Iソバ−ろ氷炭13°St
?、 Z−電位ば−38,6mVであった。また、この
分散液をフィルム化することは不可能であった。
アクリル繊維分2%となるようにIP八に分散させ、分
散液の物性値を測定したところ、安定量O,液体保持力
値0、粘度8Qcps、シ、Iソバ−ろ氷炭13°St
?、 Z−電位ば−38,6mVであった。また、この
分散液をフィルム化することは不可能であった。
図−1は実施例1で得られたフィルムを構成する繊維の
形状を示す電子顕微鏡写真、図−2は実施例2で得られ
たフィルムを構成する繊維の形状を示す電子顕微鏡写真
である。
形状を示す電子顕微鏡写真、図−2は実施例2で得られ
たフィルムを構成する繊維の形状を示す電子顕微鏡写真
である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 乾燥状態で測定した時の直径が0.01μmから1
.0μmの範囲にあり、平均として0.1μm程度であ
り、直径の100倍以上の長さを持つほぼ均一な太さの
ポリアクリル繊維が結束しないで全体として乱雑な方向
で存在しているポリアクリル繊維材料。 2 水もしくはポリアクリル繊維を溶解しない有機溶媒
中で微小繊維が再凝集を起こさない請求項1記載のポリ
アクリル繊維材料よりなる微細ポリアクリル繊維集合物
。 3 ポリアクリル繊維を水もしくはポリアクリル繊維を
溶解しない有機溶媒中に分散させ、少なくとも200k
g/cm^2の圧力差で小径オリフィスを通過させ、高
速で器壁に衝突させて急速に減速させることによりポリ
アクリル繊維に強い剪断力を与える操作を繰り返し行な
うことを特徴とする請求項2記載の微細ポリアクリル繊
維材料の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24526290A JP2892475B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | ポリアクリル繊維フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24526290A JP2892475B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | ポリアクリル繊維フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04126891A true JPH04126891A (ja) | 1992-04-27 |
JP2892475B2 JP2892475B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=17131067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24526290A Expired - Fee Related JP2892475B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | ポリアクリル繊維フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2892475B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005320506A (ja) * | 2004-03-16 | 2005-11-17 | Toray Ind Inc | 配合溶液、乳液またはゲル状物およびその製造方法 |
US8501642B2 (en) | 2004-02-19 | 2013-08-06 | Toray Industries, Inc. | Nano-fiber compound solutions, emulsions and gels, production method thereof, Nano-fiber synthetic papers, and production method thereof |
-
1990
- 1990-09-14 JP JP24526290A patent/JP2892475B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8501642B2 (en) | 2004-02-19 | 2013-08-06 | Toray Industries, Inc. | Nano-fiber compound solutions, emulsions and gels, production method thereof, Nano-fiber synthetic papers, and production method thereof |
JP2005320506A (ja) * | 2004-03-16 | 2005-11-17 | Toray Ind Inc | 配合溶液、乳液またはゲル状物およびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2892475B2 (ja) | 1999-05-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107847834B (zh) | 空气过滤器用过滤材料的制造方法 | |
JP5848330B2 (ja) | セルロースナノフィラメント及びセルロースナノフィラメントを製造する方法 | |
JPH0598589A (ja) | セルロース粒子微細繊維状粉砕物の製造方法 | |
JPS6019921B2 (ja) | 微小繊維状セルロ−ズの製造方法 | |
KR20210046834A (ko) | 미세 섬유상 셀룰로오스 함유물 | |
JP5130153B2 (ja) | 嵩高性構造体の製造方法 | |
WO2015076191A1 (ja) | ナノ微細化した繊維状多糖を含むエマルション、材料及びそれらの製造方法 | |
JP6522396B2 (ja) | セルロース多孔質体の製造方法 | |
KR20190112317A (ko) | 섬유상 셀룰로오스, 섬유상 셀룰로오스 함유 조성물, 섬유상 셀룰로오스 분산액 및 섬유상 셀룰로오스의 제조 방법 | |
JPH06508877A (ja) | フィブリド増粘剤 | |
JP6951111B2 (ja) | ナノファイバー及びそれを用いたフィルタ、並びにそれらの製造方法 | |
Ringania et al. | Dewatering of cellulose nanofibrils using ultrasound | |
JPH04126891A (ja) | ポリアクリル繊維フィルム | |
JP2024028346A (ja) | セルロース粒子及びセルロース粒子分散液 | |
JPH03174091A (ja) | 微小繊維材料及びその製造方法 | |
JPH03152130A (ja) | 粉粒体状の微小繊維材料及びその製造方法 | |
JP2801772B2 (ja) | 微細絹繊維材料及びその製造方法 | |
JP2018065920A (ja) | セルロースナノファイバー及びセルロースナノファイバーの製造方法 | |
JP6800241B2 (ja) | 繊維パウダー及びその水分散体 | |
JP3218112B2 (ja) | 微細繊維状ポリオレフィン | |
JPH0319904A (ja) | 均一な太さの皮革繊維材料 | |
JP6882157B2 (ja) | エアフィルタ用濾材の製造方法 | |
JPS58109685A (ja) | 合成繊維の表面変性法 | |
JP7461920B2 (ja) | セルロース粒子及びセルロース粒子分散液 | |
JP2018030966A (ja) | 繊維状セルロース含有物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |