JPH04126664A

JPH04126664A - 列車接近警報システム

Info

Publication number: JPH04126664A
Application number: JP24741990A
Authority: JP
Inventors: Shun Mizutani; 水谷　駿; Masayuki Narisawa; 成沢　正幸
Original assignee: Oki Electric Industry Co Ltd
Current assignee: Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date: 1990-09-19
Filing date: 1990-09-19
Publication date: 1992-04-27
Anticipated expiration: 2012-03-05
Also published as: JP2587128B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、列車の接近または通過を検知して保線工事に
従事している作業者に退避を促す警報を出力する列車接
近警報システムに関する。

（従来の技術）列車運行時間帯における保線工事においては、作業者の
安全を確保するため、列車の接近を見張る見張人を置き
、この見張人が列車の接近を目視により確認して、保線
工事の作業者に危険を知らせるようにしている。しかし
ながら、このような方法では、人手により列車の接近を
確認しているため、とき６嘘よ見落しが発生して警報を
出すのが遅れてしまい作業者に重大な危険を招くことが
あった。

そこで、列車の接近を保線工事の作業者に、迅速かつ正
確に伝達することのできるシステムが望まれる。第２図
はこのようなシステムの一例であって、レールに沿って
設けられた信号機２１は列車が通過または接近するとき
検知信号を出力する。

信号機２１に取り付けられた警報発信装置２２はこの検
知信号に基づき列車の通過（または接近）を知らせる列
車通過信号を無線モ送信する。作業監督者２３が携帯す
る警報発信装置２４はこの列車通渦信号を受信して列車
の現在位置を識別し、警報を出力することを指示する警
報指示信号を無線で送信する。各作業者２５が携帯する
警報受信装置２６はこの警報指示信号を受信し、作業者
に警報を発する。これにより、列車の接近を各作業者に
迅速かつ正確に伝達することができる。

ところで、保線工事が複数の場所で同時に行われる場合
、第２図に示すシステムは各作業現場ごとに存在するこ
ととなるが、電波の周波数の有効利用の観点から、各警
報発信装置が警報受信装置に警報指示信号を送信するた
めに使用する電波は同一周波数であることが望まれる。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、複数の作業現場が接近すると成る作業現
場の警報発信装置の電波が他の作業現場の警報受信装置
に到達し、該警報受信装置の誤動作を生じさせ、作業者
の退避に混乱を生じさせるという問題点がある。

そこで本発明は、成る作業現場の警報受信装置が他作業
現場の警報発信装置の電波で誤動作することのない列車
接近警報システムを提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段）本発明は上記目的を達するため、列車の接近または通過
の際に列車通過信号を送信する信号発信装置と、前記列
車通過信号を受信して警報の出力を指示する警報信号を
送信する警報発信装置と、前記警報信号を受信して警報
を出力する警報受信装置とからなる列車接近警報システ
ムにおいて、前記警報発信装置は警報信号を自局の識別
番号を付加して送信し、前記警報受信装置は受信した識
別信号とあらかじめ設定してある識別信号とを比較し、
同一であるとき受信した警報信号を有効として処理する
ものである。

（作　用）各警報発信装置にはそれぞれ異なる識別番号があらかじ
め付与されており、各警報発信装置は警報信号を送信す
る際、自局の識別番号を付加する。

従って、警報受信装置は、他の作業現場の警報発信装置
が送信した警報信号を受信した場合でも、上記の識別番
号を調べることによりその警報信号を取捨選択すること
が可能であり、他の警報発信装置からの警報信号により
誤って動作することはない。

従って、作業者に警報を正確に伝えることができる。

（実施例）第１図は本発明の実施例のシステム構成図であって、１
は工事の際、作業監督者が携帯する警報発信装置、２は
各作業者が携帯する警報受信装置である。警報発信装置
１はアンテナ３，７と、業務用無線の送受信が可能な無
線部４と、情報処理部５と、業務用無線の送信が可能な
小電力無線部６とから構成されており、警報受信装置２
はアンテナ８と、前記小電力無線部６からの電波を受信
する受信部９と、受信した信号を処理する処理部１０と
、ブザー１２や振動装置１３を駆動するコントロール部
１１とから構成されている。なお、ブザー１２は警報受
信装置２の本体に内蔵され、振動装置１３は振動を作業
者に伝え得るように作業者の胸ポケット、ヘルメット等
に着けて使用するものである。

次に、本実施例の動作を第１図を参照しながら説明する
。

信号機（図示せず）は列車が接近しまたは通過するとき
これを検知し、信号発信装置（図示せず）はこの検知に
基づき列車通過信号を生成して無線で送信するが、この
列車通過信号は作業現場で作業監督者が携帯する警報発
信装置Ｉのアンテナ３、無線部４により受信され、情報
処理部５に出力される。情報処理部５はこの列車通過信
号により該列車通過信号を送信した信号発信装置を識別
して列車の現在位置を識別し、警報を指示する警報指示
情報あるいは警報を解除する警、報解除情報を生成する
。そして、あらかじめ自局に付与されている警報発信装
置を識別するための識別番号をこれに付加し、警報信号
として小電力無線部６、アンテナ７を介して各作業者が
携帯する警報受信装置２に送信する。

警報受信装置２は前記警報信号をアンテナ８、受信部９
により受信し、処理部１０に出力する。

処理部１０には、任意の警報発信装置の識別番号を設定
し、登録しておくことのできる機能が備えており、作業
者は作業前に、警報信号を受信すべき警報発信装置の識
別番号を処理部ｌＯに入力しておく。処理部１０ば受信
部９からの警報信号に含まれる識別番号が登録されてい
る識別番号と同一であるか否かを調べる。同一でないと
きはその警報信号に含まれる警報指示情報あるいは警報
解除情報を無視する。同一であるときは、その警報信号
に含まれる警報指示情報を解釈し、ブザー１２、振動装
置１３を動作させるだめの指示をコントロール部１１に
出力する。コントロール部１１はこの指示によりブザー
１２を鳴動させ、振動装置１３を振動させて、作業者に
列車の接近を知らせる。

また、識別符号が同一であるときで、警報信号に警報解
除情報が含まれている場合には、処理部１０はブザー１
２、振動装置１３の動作停止をコントロール部１１に指
示し、コントロール部１１はブザー１２の鳴動を停止さ
せ、振動装置１３の振動を停止させる。

（発明の効果）以上、詳細に説明したように本発明によれば、警報発信
装置が送信する警報信号に識別番号を付加して送信し、
警報受信装置は識別番号により受信した警報信号が自局
宛か否かを判断しているので、他作業現場の警報発信装
置が同一周波数で送信した警報信号を受信しても、該警
報信号を無視することができ、誤動作を防止することが
できる。

従って、接近した複数の作業現場において、それぞれ同
一の周波数を用いて警報信号を送受信することが可能と
なり、周波数の有効利用を図ることができる。また、装
置の共通化を図ることもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例のシステム構成図、第２図は列
車接近システムの概略説明図である。１・・・警報発信装置、２・・・警報受信装置、３，７
゜８・・・アンテナ、４・・・無線部、５・・・情報処
理部、６・・・小電力無線部、９・・・受信部、１０・
・・処理部、１１・・・コントロール部、１２・・・ブ
ザー、１３・・・振動装置。特許出願人　沖電気工業株式会社Ｓじ５／本発明の寒五！ｊ（月のらステム才Ｙ氏図第１図

Claims

【特許請求の範囲】列車の接近または通過の際に列車通過信号を送信する信
号発信装置と、前記列車通過信号を受信して警報の出力
を指示する警報信号を送信する警報発信装置と、前記警
報信号を受信して警報を出力する警報受信装置とからな
る列車接近警報システムにおいて、前記警報発信装置は警報信号を自局の識別番号を付加し
て送信し、前記警報受信装置は受信した識別信号とあらかじめ設定
してある識別信号とを比較し、同一であるとき受信した
警報信号を有効として処理することを特徴とする列車接
近警報システム。