JPH04126614A - 自動車の磁力式サスペンション装置 - Google Patents

自動車の磁力式サスペンション装置

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JPH04126614A
JPH04126614A JP24609690A JP24609690A JPH04126614A JP H04126614 A JPH04126614 A JP H04126614A JP 24609690 A JP24609690 A JP 24609690A JP 24609690 A JP24609690 A JP 24609690A JP H04126614 A JPH04126614 A JP H04126614A
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JP
Japan
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vehicle body
magnetic
vehicle
electromagnetic
power saving
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Application number
JP24609690A
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English (en)
Inventor
Hiroki Kamimura
裕樹 上村
Yasunori Yamamoto
康典 山本
Shigeru Kamiyama
上山 繁
Shigefumi Hirabayashi
繁文 平林
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車のサスペンション装置に関し、特に磁力
の制御によってサスペンション特性を変更しうるアクテ
ィブサスペンション装置に関する。
(従来技術) 従来、電磁力の制御によるアクティブサスペンション装
置として、例えば実開平1−116710号公報に開示
されたものがある。この公報に記載されたサスペンショ
ン装置は、ばねとショックアブソーバとによって構成さ
れている自動車のサスペンション装置を一対の電磁石に
おきかえて、電磁石に発生する電磁力をコンピュータに
より制御して車輪から車体への衝撃を吸収して車体の安
定を保つようにしたものである。
ところで、上述のような電磁石装置をばね力発生手段と
した車両のサスペンション装置においては、電磁石によ
って生じるばね力が非線形特性を有するため、きわめて
良好な乗心地を確保できる反面、操安性の面では、ロー
ル角の増加に対するばね力の変化が緩慢であるため、ロ
ール速度が高くまたロール角も大きくなる。よって車体
の姿勢安定が困難であり、またそれを制御するにあたっ
ては電磁石装置が大きな励磁電流を消費することから、
車載用電源では間に合わず、エンジンによって駆動され
る大容量の発電機を別個に必要とするが、その発電量に
も限度があり、さらに電磁石の発熱の点でも問題があっ
た。
(発明の目的) そこで本発明は、車両の車体側部材(ばね上)と車輪側
部材(ばね下)に電磁石装置を設け、これら電磁石装置
の励磁電流を制御することにより、サスペンション特性
を変更するようにした磁力式サスペンション装置におい
て、電磁石装置へ供給する電力の節減と車体の姿勢安定
との両立を図った磁力式サスペンション装置を提供する
ことを目的とする。
(発明の構成) 本発明による磁力式サスペンション装置では、電磁石装
置へ供給する電力を走行状態に応じて節減しうる節電手
段を設けたことを特徴とする。
上記節電手段は、車体側部材と車輪側部材との間に互い
に対向させて設けた磁力発生手段と、これら磁力発生手
段間に発生する磁力の磁束密度を走行状態に応じて変更
する磁束密度可変手段よりなる。この磁束密度可変手段
における磁束密度の変更は、対向する永久磁石の距離ま
たは角度の変更によって実現される。
また上記節電手段は、サスペンションのストロークに伴
って発電してこの発電された電力を電磁石装置に供給す
る発電装置よりなる。
また上記節減手段は、減衰特性を走行状態に応じて変更
しうる減衰力可変ダンパよりなる。
さらに上記節電手段は、急操舵時、悪路走行時および高
温時に作動されて上記電磁石装置を補助する補助システ
ムよりなる。
(発明の効果) 本発明によれば、車体の種々の走行状態に応して電磁石
装置に供給する電力の節減と車体の姿勢安定との両立を
図ることができる。
(実 施 例) 以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に説
明する。
第1図は本発明による自動車の磁力式サスペンション装
置の制御系統図を示す。
第1図においては、車体1の左側のみが図示されている
が、車体1の右側も同様に構成されている。第1図にお
いて、車体1と左前輪2FLとの間および車体1と左後
輪2RLとの間には、それぞれ電磁石装置3が設けられ
ている。電磁石装置3は、互いに対向する一対の電磁石
4.5よりなり、一方の電磁石4は車体1に連結され、
他方の電磁石5は左前輪2PLまたは左後輪2RLに連
結されている。
発電機6と各電磁石装置3の励磁用コイルとを接続して
いる電流通路7には、上記励磁用コイルに流れる電流を
制御するための電流制御器8かそれぞれ接続されている
。発電機6には、発生する電圧を検出するための電圧計
9か設けられている。
さらに各電磁石装置3の電磁石4.5のストローク量を
検出して、各車輪2FL、2RLに対する車体の上下方
向の変位、すなわち、車高変位を検出する車高変位セン
サ10が設けられているとともに、車両の上下方向の加
速度、すなわち車輪2FL、2RLのばね上の上下方向
の加速度を検出する上下加速度センサ11が、車体1の
ほぼ水平面上で、左右の前輪2FL、2FRの上方にそ
れぞれ1つずつおよび左右の後輪2RL、2RRの車体
幅方向の中央部に1つ、合計3個設けられ、また車体1
の重心部には、車体1に対し横方向に加わる加速度を検
出する横加速度センサ12が設けられ、さらに舵角セン
サ13および車速センサ14か設けられている。  ゛ このように設けられた車高変位センサ10、上下加速度
センサ11、横加速度センサ12、舵角センサ13およ
び車速センサ14の検出信号は、内部にCPU等を有す
るコントロールユニット15に入力され、コントロール
ユニット15は、これらの検出信号にもとづき、所定の
プログラムにしたがって演算を行ない、電流制御器8を
制御して、所望のように、サスペンション特性を可変制
御するように構成されている。
第2図、第3図は本発明の第1の実施例にかかる磁力式
サスペンション装置を示す図で、21はA型アッパーア
ーム、22はA型ロアーアームで、車幅方向に張り出し
たこれら上下一対のアーム21.22の基端は、それぞ
れ車体フレーム23に枢着されている。24は車輪25
を支持するハブキャリアで、このハブキャリア24はそ
れぞれボールジヨイント26.27を介してアッパーア
ーム 21、ロアーアーム22の先端に連結されて、そ
れ自体は公知のダブルウィツシュボーン型サスペンショ
ン装置を構成している。電磁石装置3を構成する互いに
対向する一対の電磁石4.5(第1図参照)のうち、一
方の電磁石4は、車体フレーム23に固定され、他方の
電磁石5はロアーアーム22に固定されている。電磁石
4.5は第4図に示すようにそれぞれ磁心4a、5bと
これに捲回された励磁用コイル4b、5bを備えている
。さらに車体フレーム23とロアーアーム22には、永
久磁石28.29がそれぞれ電磁石4.5に隣接して設
けられ、これら互いに対向する一対の永久磁石28.2
9によって、電磁石装置3以外のばね力発生手段3oが
形成されているが、車体フレーム23側の永久磁石28
は、車体フレーム23に枢支されたリンク31.32に
よって上下方向に揺動可能に支持され、かつシリンダよ
りなるアクチュエータ33によってロアーアーム22側
の永久磁石29との間隔を走行状態に応じて変更できる
ようになっている。
本実施例においては、上記一対の永久磁石28.29よ
りなるばね力発生手段30を設けて電磁石装置3による
磁力作用を補助するようにしたので、電磁石装置3に流
れる励磁用電流を節減することができるから、電磁石装
置3の発熱量も少なくすることかできる。さらに、駐車
時のように電磁石装置3の電源が断たれた場合でも、ば
ね力発生手段30によって車体の姿勢を保つことかでき
る。
また、本実施例においては、アクチュエータ33によっ
て永久磁石28.29間の距離を走行状態によって変更
して永久磁石28.29間に発生する磁束密度を変更す
るようにしているので、磁力式サスペンション装置の応
答性か向上する。
この場合、電磁石4.5間の距離を走行状態に応じて変
更するようにしてもよい。
なお、第1図に示すような磁力式サスペンション装置で
は、電磁石装置3の磁力特性か非線形であるために、車
体がロールする場合のロール速度が速くなる問題がある
が、本実施例では、それ自体は公知のシリンダ型の減衰
力可変ダンパ34を備え、その減衰特性を走行状態に応
じて変更することによってこの問題を解決している。こ
の減衰力可変ダンパ34は、そのシリンダ35の下端が
ロアーアーム22に枢支され、ピストンロッド36の上
端が車体側部材に取付けられている。
次に第5図は本発明の第2の実施例にかかる磁力式サス
ペンション装置を示す。本実施例も、上述した第1の実
施例と同様に、ハブキャリア24かA型アッパーアーム
21およびA型ロアーアーム22で支持されたダブルウ
ィツシュボーン型サスペンション装置であり、かつ一対
の永久磁石28.29よりなるばね力発生手段30を車
体フレーム23とロアーアーム22との間に備え、さら
に減衰力可変ダンパ34も備えているが、車体パネル2
3側の永久磁石28が車体フレーム23に取付けられた
ブラケット37の先端にピン38によって揺動自在に枢
支され、がっシリンダよりなるアクチュエータ39によ
って、ロアーアーム側の永久磁石29に対する角度を走
行状態に応じて変更して磁束密度を変更できるようにな
っている。
第6図は本発明の第3の実施例にかかる磁力式サスペン
ション装置を模式的に示したもので、上述した第1およ
び第2の実施例と同様に、車輪25を支持するハブキャ
リア24かアッパーアーム21およびロアーアーム22
の先端に連結されてダブルウィツシュボーン型サスペン
ション装置が構成され、電磁石装置3の一方の電磁石4
が車体フレーム23に固定され、他方の電磁石5はロア
ーアーム22に固定されている。そしてロアーアーム2
2と車体側部材との間に減衰力可変ダンパ81が設けら
れているが、この減衰力可変ダンパ81は、流体シリン
ダ82を備えている。流体シリンダ82には車体側部材
に連結されたシリンダ本体82a内に嵌挿されたピスト
ン82bにより液圧室82cが形成されている。上記ピ
ストン82bに連結されたピストンロッド82dの下端
部はロアーアーム22に連結されている。流体シリンダ
82の液圧室82cは、連通路83を通じてガスばね8
4と連通しており、ガスばね84はダイヤフラム84a
により、ガス室84bと液圧室84cとに分割され、液
圧室84cが連通路83を通じて液圧シリンダ82の液
圧室82cに連通している。そして連通路83には、2
種類の絞り弁85a、85bを備えた2ポ一ト2位置切
換弁式の流量調整弁85が設けられていて、この流量調
整弁85か走行状態に応じてコントロールユニット15
によって切換えられるようになっている。このような減
衰力可変ダンパ81を用いても、車体の姿勢安定と電流
制御器8を通じて電磁石装置3へ流れる励磁電流の節減
を図ることができる。
第7図は本発明の第4の実施例にかかる磁力式サスペン
ション装置を示す。本実施例も、上述した第1〜第3の
実施例と同様に、ハブキャリア24がA型アッパーアー
ムおよびA型ロアーアーム22で支持されたダブルウィ
ツシュボーン型サスペンション装置であるが、その電磁
石装置91は回転型に構成され、その一方の電磁石が、
ロアーアーム22とともに揺動し、他方の車体フレーム
側の電磁石がロアーアーム22側の電磁石と同軸状態で
互いに近接して配置されて、ロアーアーム22の揺動に
対してばね力を作用するようになっている。そして、ア
ッパーアーム21の揺動軸92に発電機93が取付けら
れ、アッパーアーム21の揺動に伴って発電機93から
発電された電力が第1図の電流制御器8を通じて電磁石
装置91に加えられて、電源94から電流制御器8を通
じて電磁石装置91へ流れる電力を節減できるようにな
っている。
第8図は本発明の第5の実施例を示す磁力式サスペンシ
ョン装置で、本実施例では、図示しない電磁石装置が第
1〜第3実施例に示すような位置に設けられているが、
ロアーアーム22の基部と車体側部材との間にテンショ
ンロッド95が設けられているとともに、発電機93は
上記テンションロッド95のねじれによって発電して、
電源から電磁石装置へ流れる電力を節減できるようにな
っている。
第9A図および第9B図は、第1図のコントロールユニ
ット15内に設けられた電流制御量算出装置のブロック
ダイヤフラムである。
第9A図および第9B図において、コントロールユニッ
ト15内に設けられた電流制御量算出装置100は、各
車輪の車高変位センサ10から得られる車高変位信号X
vR,,XFL% XRRSXRLにもとづいて車高を
目標車高に制御する制御系Aと、車高変位信号x、ll
、 X、、、X RRlXRLを微分して得られる車高
変位速度信号Y□、Y FLs Y RRSY RLに
もとついて車高変位速度を抑制する制御系Bと、3個の
上下加速度センサ11から得られる上下加速度信号G 
FR% GFL% GRにもとつき車体1の上下振動の
低減を図る制御系Cと、横加速度センサ12から得られ
る横加速度信号GLにもとづいて車体1の横方向の振動
の低減を図る制御系りとより構成されている。
制御系Aは、バウンス成分演算部41と、ピッチ成分演
算部42と、ロール成分演算部43とを備えている。
バウンス成分演算部41は、ローパスフィルタ40a、
40bによりそれぞれ高周波成分(ノイズ)をカットさ
れた左右の前輪2FL、2FRの車高変位センサ10の
出力X FL、XFRを加算するとともに、ローパスフ
ィルタ40c、41dによってそれぞれ高周波成分(ノ
イズ)をカットされた左右の後輪2RL、2RRの車高
変位センサ10の出力XRLSXIIRを加算して、車
両のバウンス成分を演算するセクションであり、ピッチ
成分演算部42は、左右の前輪2FL、2FRの車高変
位センサ10の出力X、L、X、Rの加算値から、左右
の後輪2RL、2RRの車高変位センサ10の出力XR
LSXR,lの加算値を減算して、車両のピッチ成分を
演算するセクションである。また、ロール成分演算部4
3は、左右の前輪2FL。
2FRの車高変位センサ10の出力XFL、X、Rの差
分XFR−XFLと、左右の後輪2RL、2RRの車高
変位センサ10の出力XR1,、X、lRの差分XRR
−XRLとを加算して、車両のロール成分を演算するセ
クションである。
さらに制御系Aは、バウンス制御部44と、ピッチ制御
部45と、ロール制御部46とを備えている。バウンス
制御部44には、上記バウンス成分演算部41で演算さ
れた車両のバウンス成分および目標平均車高T、か入力
され、ゲイン係数KEIにもとついて、バウンス制御に
おける各車両の電磁石装置への電流供給量を演算する。
ピッチ制御部45には、上記ピッチ成分演算部42で演
算された車両のピッチ成分が人力され、ゲイン係数KP
Iにもとづいて、ピッチ制御における各車輪の電磁石装
置3への電流供給量を演算する。ロール制御部46には
、上記ロール成分演算部43で演算されたロール成分お
よび目標ロール変位量TRが入力され、ゲイン係数K。
1、KR,l、にもとづいて、目標ロール変位量TRに
対応する車高になるように、ロール制御における各車輪
の電磁石装置3への電流供給量を演算する。
そして、車高を目標車高に制御すべく、前記各制御部4
4.45.46で演算された各制御量は、各車輪毎にそ
の正負か反転され、すなわち、車高変位センサ10で検
出された車高変位信号XFR1X FL% XRRs、
 XRLとはその正負が反対になるように反転され、そ
の後、各車輪に対するバウンス、ピッチおよびロールの
各制御量かそれぞれ加算されて、制御系Aにおける各車
輪の電流制御器8に対する指令電流量信号の車高変位成
分IFRI、I FLI、I RRI、■65.が得ら
れる。
なお、各ローパスフィルタ40a〜40dと、バウンス
演算部41、ピッチ演算部42およびロール演算部43
との間には、不感帯器47a〜47dがそれぞれ設けら
れており、車高変位センサ10からの車高変位信号X 
FR% X FL% X RR%X RLが予め設定さ
れた不感帯XHを超えた場合にのみ、これらの車高変位
信号x、R,X、L、x、、。
XRLを各演算部41.42.43に出力するようにな
っている。
次に制御部Bは、4個の微分器50a〜50dを備えて
おり、これらの微分器50a〜50dは、ローパスフィ
ルタ40a〜40dにより高周波成分をそれぞれカット
された車高変位センサ10の出力車高変位信号X FR
s X FLSX RRSX RLをそれぞれ微分して
、車高変位速度信号Y□、Y、、。
YRRlY、lLを演算する。
なお、車高変位速度信号Yは次式から得られる。
Y −(X n−X 、、)/T ここに X、、  : 時刻tの車高変位量xn−+ 
 :  時刻t−1の車高変位量T  : サンプリン
グ時間 また制御系Bはピッチ成分演算部51とロール成分演算
部52とを備えている。ピッチ成分演算部51は、左右
の前輪2FL、2FR側の車高変位速度信号YFL、 
Y、llの加算値から、左右後輪2RL、2RR側の車
高変位速度信号YRL1YR,lの加算値を減算して、
車両のピッチ成分を演算する。ロール成分演算部52は
、左右の前輪2 F L。
2FR側の車高変位速度信号Y、L、Y、Rの差分YF
RYPLと、左右の後輪2RL、2RR側の車高変位速
度信号YRLSYRRの差分Y、1I−YR,とを加算
して、車両のロール成分を演算する。
このようにピッチ成分演算部51で演算された車両のピ
ッチ成分は、ピッチ制御部53に入力され、ゲイン係数
KP2にもとづいて、ピッチ制御における各電流制御器
8の電流制御量が演算される。
またロール演算部52で演算された車両のロール成分は
、ロール制御部54に入力され、ゲイン係数K * P
 2 、K RR2にもとづいて、ロール制御における
各電流制御器8への電流制御量が演算される。
さらに、ピッチ制御部53およびロール制御部54で演
算された各制御量は、各車輪毎にその正負が反転され、
すなわち、微分器50a〜50dで演算された車高変位
速度信号Y Fl1% Y PL% Y RR%YII
Lとはその正負が反対になるように反転され、その後、
各車輪に対するピッチおよびロールの各制御量がそれぞ
れ加算され、制御系Bにおける各車輪の電流制御器8に
対する指令電流量信号の車高変位速度成分I FR2、
I FL2、I 1lR2、I IILIが得られる。
制御系Cは、バウンス成分演算部61とピッチ成分演算
部62と、ロール成分演算部63と、バウンス制御部6
4と、ピッチ制御部65と、ロール制御部66とを備え
ている。
バウンス成分演算部61は、ローパスフィルタ60a〜
60cによって高周波成分をそれぞれカットされた3個
の上下加速度センサ11の出力GFRS GFL% G
11を加算して車両のバウンス成分を演算するセクショ
ンであり、ここで演算されたバウンス成分はバウンス制
御部64に入力される。
バウンス制御部64では、ゲイン係数KB3にもとつい
て、バウンス制御における各電流制御器8の電流制御量
を演算する。
ピッチ成分演算部62は、左右の前輪2FL。
2FRの上方にそれぞれ取付けられた上下加速度センサ
11の出力の1/2の和(G FR+ G FL)/ 
2から、左右の後輪の車幅方向中央部に設けられた上下
加速度センサ11の出力GRを減算して、車両のピッチ
成分を演算するセクションであり、ここで演算されたピ
ッチ成分はピッチ制御部65に人力される。ピッチ制御
部65ては、ゲイン係数KP3にもとづいて、ピッチ制
御における各電流制御器8の電流制御量を演算する。
ロール成分演算部63は、右前輪側の上下加速度センサ
11の出力G FRから左前輪側の上下加速度センサ1
1の出力G FLを減算して、車両のロール成分を演算
するセクションであり、ここで演算されたロール成分は
ロール制御部66に入力される。ロール制御部66では
、ゲイン係数KRFI、K11R3にもとづいて、ロー
ル制御における各比例流量制御弁9の制御量を演算する
そして、車両の上下振動を、バウンス成分、ピッチ成分
およびロール成分で抑制すべく、前記各制御部64.6
5.66で演算された各制御量は、各車輪毎にその正負
が反転され、その後、各車輪に対するバウンス、ピッチ
、ロールの各制御量か加算され、制御系Cにおいて、電
流制御器8に対する指令電流量信号の上下加速度成分I
 FRa、I FLY、I RRI、■、lL3が得ら
れる。
なお、3個のローパスフィルタ60a〜60cと各演算
部61.62.63との間には、不感帯器67a〜67
cかそれぞれ設けられ、上下加速度センサ11から出力
される上下加速度信号GPR1G、L、G、が予め設定
された不感帯X。を超えたときにのみ、これらの上下加
速度信号Cy FRs G FL%ORを各演算部61
.62.63に出力するようになっている。
さらに制御系りでは、横加速度センサ12によって検出
された車両の横方向に加わる横加速度検出信号が入力さ
れ、ローパスフィルタ80によってその高周波成分がカ
ットされた後、ゲイン係数Kgにもとづき電流制御量が
演算される。そして左右の前輪2FL、2FRについて
は、さらにゲイン係数AG、にもとついて所定倍され、
しかる後に、左右の車輪の電磁石装置3に対する電流の
供給料?n量か正負反対になるように、左前輪2FLの
電磁石装置3に対する電流供給制御量を反転し、左右の
後輪2RL、2RRについては、左右の車輪の電磁石装
置3に対する電流の供給制御量の正負が反対になるよう
に、左後輪2FLの電磁石装置3に対する電流供給制御
量を反転して制御系りにおける各電流制御器8への指令
電流量信号I FR4、I FL4、I RR4、I 
RL4が得られる。
以上のようにして得られた制御系A−Dにおける各電流
制御器8への電流量信号は、各車輪毎に加算され、さら
に左右の前輪2FL、2FRについてはゲインA、か乗
ぜられ、各電流制御器8へのトータル電流量信号IPR
1I FLs  I RR% I RLか得られる。
第10図は例えば第2図〜第4図に示す本発明の第1の
実施例において、車両の走行状態に応じてコントロール
ユニット15がアクチュエータ33を駆動して、ばね力
発生手段30の永久磁石28.29間の距離りを補正し
て、電磁石装置3−に供給する電力の節減と車体の姿勢
安定を図るための補助システムの動作を示すフローチャ
ートである。
まずステップS1において、車速V1操舵角速度dθH
/dt、上下加速度(上下G)、電磁石温度Tを読みこ
み、次のステップS2で図示のマツプから車速Vに応じ
た基本距離L0を算出する。次にステップ83〜S5に
おいて、操舵角速度dθH/dt、上下G1温度Tに応
じた距離補正量り3、L2、L3をそれぞれ算出し、ス
テップs6で距離りを下式によって算出して、アクチュ
エータ33の制御量を決定する。
L=L、  (L、+L2+L3) このような制御を行なう補助システムを設けることによ
り、急操舵時、悪路走行時あるいは高温時における電力
の節減と車体の姿勢安定を図ることができる。なお、電
磁石装置3の電磁石4.5間の距離を同様に変更する制
御を行なってもよい。
本発明は以上の実施例に限定されることなく、特許請求
の範囲に記載された発明の範囲内での種々の変更が可能
であり、例えば電磁石装置3として超電導磁石を用いた
ものでもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による磁力式サスペンション装置の制御
系統図、第2図は本発明の第1の実施例の構成を示す図
、第3図はその平面図、第4図はその要部の拡大断面図
、第5図〜第8図は本発明の第2〜第4実施例の構成を
示す図、第9A図および第9B図はコントロールユニッ
ト内のサスペンション特性制御装置のブロック図、第1
0図は制御のフローチャー1・である。 1・・・車体       3・・電磁石装置4.5・
・・電磁石    6・・・発電機8・・電流制御器 
   10・・・車高変位センサ11・・・上下加速度
センサ 12・・・横加速度センサ 15・・・コントロールユニット 21・・・アッパーアーム 22・・・ロアーアーム  23・・・車体フレーム2
4・・・ハブキャリア  28.29・・・永久磁石3
0・・・ばね力発生手段 34.81・・・減衰力可変ダンパ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.車両の車体側部材と車輪側部材に電磁石装置を設け
    、これら電磁石装置の励磁電流を制御することにより、
    サスペンション特性を変更するようにした磁力式サスペ
    ンション装置において、上記電磁石装置へ供給する電力
    を走行状態に応じて節減しうる節電手段を設けたことを
    特徴とする自動車の磁力式サスペンション装置。
  2. 2.上記節電手段が、上記車体側部材と上記車輪側部材
    との間に互いに対向させて設けた磁力発生手段と、これ
    ら磁力発生手段間に発生する磁力の磁束密度を走行状態
    に応じて変更する磁束密度可変手段とよりなる請求項1
    記載の磁力式サスペンション装置。
  3. 3.上記節電手段が、サスペンションのストロークに伴
    って発電してこの発電された電力を上記電磁石装置に供
    給する発電装置よりなる請求項1記載の磁力式サスペン
    ション装置。
  4. 4.上記節電手段が減衰特性を走行状態に応じて変更し
    うる減衰力可変ダンパよりなる請求項1記載の磁力式サ
    スペンション装置。
  5. 5.上記節電手段が、急操舵時、悪路走行時、高温時に
    作動されて上記電磁石装置を補助する補助システムより
    なる請求項1記載の磁力式サスペンション装置。
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