JPH04126377U - テープカセツト - Google Patents

テープカセツト

Info

Publication number
JPH04126377U
JPH04126377U JP3900391U JP3900391U JPH04126377U JP H04126377 U JPH04126377 U JP H04126377U JP 3900391 U JP3900391 U JP 3900391U JP 3900391 U JP3900391 U JP 3900391U JP H04126377 U JPH04126377 U JP H04126377U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reel
button
legs
leg
pressing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3900391U
Other languages
English (en)
Inventor
健二 橋爪
昌寿 岡村
元彦 志摩
Original Assignee
テイーデイーケイ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テイーデイーケイ株式会社 filed Critical テイーデイーケイ株式会社
Priority to JP3900391U priority Critical patent/JPH04126377U/ja
Publication of JPH04126377U publication Critical patent/JPH04126377U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 押圧部材としてスプリング力の大きな変形の
残らないボタンを備えて、リールを適切に押圧する。 【構成】 上下ハーフを組合せたケース内に、テープを
巻回したリール48とそのリール48を押すスプリング
68をボタン70により挾み込むように構成された押圧
部材60を収納し、そのボタン70のスプリング受部7
2から突出する複数本の各足74の先端鍔部78を上ハ
ーフの上面板に開けた貫通穴64から外部に突出させて
構成する。そして、上記ボタン70の足74の間に連結
リブ80を架け渡す。この連結リブ80が両足74の間
で梁の役割をする。それ故、各足74は成形時に変形し
なくなり、スプリング力が大きくなる。組立時に各足7
4をたわませて貫通穴64に入れても、各足74は鍔部
78が通り抜けると、スプリング力が大きいため元の形
状に復帰し易く、変形が残らない。従って、一度入って
しまえば、鍔部78が貫通穴64の周縁部に沿って均一
に引っ掛かって抜けなくなる。そして、リール48を所
定の方向に適切に押圧できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はケースに収納したテープリールを押す押圧部材の上端部が上ハーフに 設けた貫通穴から外部に突出するテープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、放送等の業務用ビデオテープカセットとして、上下ハーフを組み合わせ たケース内に、テープを巻回したリールとそのリールを押す押圧部材を収納し、 その押圧部材の上端部を上ハーフの上面板に開けた貫通穴から外部に突出させた ものが用いられている。このような押圧部材はコイルスプリング付きボタンから なり、カセットの使用時(デッキ装着時)には下から押し上げられるリールを上 から押えてそのがたつきをなくし、テープ走行を安定化する。又、不使用時には リールを下ハーフの底面板上に押し付け、駆動軸挿入穴を閉鎖して塵埃の侵入を 防止する。
【0003】 図4はこのような押圧部材10とリール12の関係等を不使用時(図面の右半 分)と使用時(図面の左半分)に分けて示した縦断面図である。図中、14はコ イルスプリング、16はボタン、18、20は上下フランジ、22はハブ、24 は上ハーフの上面板、26は貫通穴、28は下ハーフの底面板、30は駆動軸挿 入窓穴である。このボタン16はコイルスプリング14を受ける受部32と、そ のスプリング受部32から上方に突出する4本の足34と、そのスプリング受部 32から下方に突出する突出部36との一体結合体である。しかも、各足34の 先端はいずれも少し外周方向に突出し、全体で鍔部38を形成している。
【0004】 このようなボタン16の各足34は組立時、上ハーフの上面板24に開けた貫 通穴26に内側から外側に向けて差し通して嵌める。その際、各足34は弾力性 を有するためいずれも内側にたわむので、鍔部38の径が貫通穴26の径より少 し大きいが、鍔部38も通り抜けできる。しかも、各足34は通り抜け後には元 の状態に復帰するので、鍔部38が貫通穴26の周縁部に引っ掛かって抜けなく なる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなプラスチック製ボタン16の各足34はいずれも細 長く、スプリング力が小さい。このため、たわませて差し込むと変形が残り易く 、リール12を所定の方向に適切に押圧できなくなる。しかも、貫通穴26から 抜け易い。なお、成形時にも変形が発生し易い。
【0006】 本考案はこのような従来の問題点に着目してなされたものであり、押圧部材と してスプリング力の大きな変形の残らないボタンを備えて、リールを適切に押圧 できるテープカセットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を構成するために、本考案によるテープカセットは上下ハーフ42、 44を組合せたケース40の内部に、テープを巻回したリール48とそのリール 48を押すスプリング68をボタン70により挾み込むように構成した押圧部材 60を収納し、そのボタン70のスプリング受部72から上方に突出する複数本 の各足74の先端鍔部78を上ハーフ42の上面板52に開けた貫通穴64から 外部に突出させて構成する。しかも、上記ボタン70として足74の間に連結リ ブ80を架け渡したものを用いる。
【0008】
【作用】
上記のように構成すると、連結リブ80が両足74の間で梁の役割をする。そ れ故、各足74は成形時に変形しなくなり、スプリング力が大きくなる。このた め、組立時にボタン70の各足74をたわませて貫通穴64に入れても、鍔部7 8が通り抜けると、元の形状に復帰し易く、変形が残らない。従って、一度入っ てしまえば、鍔部78が貫通穴64の周縁部に沿って均一に引っ掛かって抜け難 くなる。そして、リール48を所定の方向に適切に押圧できる。
【0009】
【実施例】
以下、添付図面に基づいて、本考案の実施例を説明する。図1は本考案を適用 したビデオテープカセットの押圧部材付近の状態を示す縦断面図、図2は同ビデ オテープカセットの外観を示す斜視図である。図2中、40は上下ハーフ42、 44を組み合わせたカセットケース、46はその前蓋である。このカセットケー ス40の内部の所定位置には磁気テープ(図示なし)を巻回した供給側(右側) リール48と巻取側(左側)リール50をそれぞれ収納する。そこで、上ハーフ 42の上面板52には中央部に左右に細長い透明窓54を設け、下ハーフ44の 底面板には各リール48、50のハブ56、58にそれぞれ駆動力を伝える駆動 軸挿入窓穴を開けている。前蓋46はフロントリッドとインナリッドからなり、 カセットの不使用時にはスプリングの力を受けてカセットの前側開口部を閉じる と共に、そこを横切っている磁気テープの前、後面を覆って保護する。又、下ハ ーフ44の底面板に開けた各駆動軸挿入窓穴は対応する各リール48、50によ ってそれぞれ閉じる。しかし、そのままでは各駆動軸挿入窓穴を良好に閉鎖でき ない。なお、磁気テープは塵埃等が付着し、傷が付いたりすると、信号にエラー が発生して画像が乱れ、ドロップアウトの原因となる。
【0010】 そこで、カセットの不使用時には各ハブ56、58上にスプリングをボタンに より挾み込むように構成した押圧部材60、62を載せて、各リール56、58 を下ハーフ44の底面板上にそれぞれ押し付ける。これ等の押圧部材60、62 はカセットの使用時(デッキ装着時)には下から押し上げられる各リール56、 58を上から押えてそれ等のがたつきをなくし、テープ走行を安定化することも できる。なお、各ボタンの上端にある鍔部のみは上ハーフ42の透明窓54に開 けた貫通穴64、66からそれぞれ外部に突出する。
【0011】 この押圧部材60は図1に示すようなコイルスプリング68とボタン70から なり、従来の押圧部材とほぼ同一の形状、大きさを有する。それ故、ボタン70 はコイルスプリング68を受ける円板状の左右縁部が少し上方に突出した台部7 2と、そのスプリング受部72の中央部から上方に互いに少し隙間を設けて平行 に突出する円柱状に配置した4本の細長い足74と、そのスプリング受部72の 中央部から下方に突出する丸く脹らんだ突出部76との一体結合体である。そし て、各足74の先端はいずれも外周方向に少し突出し、全体で円錐台状の鍔部7 8を形成している。但し、左右の対称位置にある両足74a、74bには更に成 形時に1本のリブ80を架け渡し、それ等の足74a、74bの中間部を互いに 結合する。又、後側の左右対称位置にある両足74にも同様の連結リブを架け渡 す。
【0012】 このように前後に配置した2本の足74の間にそれぞれ連結リブ80を架け渡 すと、それ等の連結リブ80等が梁の役割をする。それ故、各足74は細くても 成形時に変形しなくなり、スプリング力が大きくなる。このため、組立時にボタ ン70の各足74をたわませ、先端の鍔部78を細めるようにして貫通穴64に 入れても、鍔部78が通り抜けると、スプリング力が大きいので、各足74は直 ちに元の形状に復帰し、変形が残らない。従って、鍔部78が貫通穴64の周縁 部に沿って均一に引っ掛かって抜け難くなる。又、リール48を所定の方向、即 ち駆動軸挿入窓穴を閉じ、テープ走行を安定化する方向に適切に押圧できる。因 みに、貫通穴64の周縁部には鍔部78の台座となる凹所82を設ける。なお、 押圧部材62も押圧部材60と同一の形状、大きさを有するので、リール50に 対する作用も同一になる。
【0013】 図3はこのようなボタンの変形例を示す正面図である。このボタン84は上記 実施例のボタン70と比較すると、連結リブ86の構造が異なるのみで、他の形 状は等しい。即ち、ボタン84には十字形の連結リブ86を採用し、左右の対称 位置にある両足88(88a,88b)の間に架け渡して、各足88とはそれぞ れ2箇所ずつで結合する。従って、各足88は成形時に一層変形しなくなり、一 段とスプリング力が増す。又、後側の両足(図示なし)にも同様の連結リブを架 け渡す。なお、このような十字形の連結リブを4本の各足に1箇所ずつ結合して 架け渡すこともできる。
【0014】 なお、上記実施例では4本足のボタンについて説明したが、足の数は3本にす る等適宜変更できる。
【0015】
【考案の効果】
以上説明した本考案によれば、ボタンの足間に連結リブを架け渡すため、各足 を細くしても成形時に変形が発生しなくなり、スプリング力を大きくすることが できる。それ故、組立時にボタンの各足をたわませて貫通穴に入れても、スプリ ング力が大きいため、各足は元の形状に復帰し易く、変形が残らない。従って、 鍔部が貫通穴の周縁部に良好に引っ掛かって抜けなくなる。又、リールを所定方 向に適切に押圧できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したビデオテープカセットの1押
圧部材付近の状態を示す縦断面図である。
【図2】同ビデオテープカセットの外観を示す斜視図で
ある。
【図3】同ビデオテープカセットに採用するボタンの変
形例を示す正面図である。
【図4】従来のビデオテープカセットの1対のリールと
押圧部材の関係等をカセットの不使用時と使用時に分け
て示した縦断面図である。
【符号の説明】
40…カセットケース 42、44…上下ハーフ 4
8、50…リール 52…上面板 54…上面板の透明
窓 56、58…ハブ 60、62…押圧部材64、6
6…貫通穴 68…コイルスプリング 70、84…ボ
タン 72…スプリング受部 74、88…足 76…
突出部 78…鍔部 80、86…連結リブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下ハーフを組合せたケース内に、テー
    プを巻回したリールとそのリールを押すスプリングをボ
    タンにより挾み込むように構成された押圧部材を収納
    し、そのボタンのスプリング受部から突出する複数本の
    各足の先端鍔部を上ハーフの上面板に開けた貫通穴から
    外部に突出させて構成したテープカセットにおいて、上
    記ボタンの足間に連結リブを架け渡すことを特徴とする
    テープカセット。
JP3900391U 1991-04-27 1991-04-27 テープカセツト Withdrawn JPH04126377U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3900391U JPH04126377U (ja) 1991-04-27 1991-04-27 テープカセツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3900391U JPH04126377U (ja) 1991-04-27 1991-04-27 テープカセツト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04126377U true JPH04126377U (ja) 1992-11-18

Family

ID=31920390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3900391U Withdrawn JPH04126377U (ja) 1991-04-27 1991-04-27 テープカセツト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04126377U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2701401B2 (ja) カセットリール
JPH04126377U (ja) テープカセツト
US4181272A (en) Tape cassette reel
US4771351A (en) Device for positioning a spring within a tape cassette and the spring therefore
JP2576846Y2 (ja) テープカセット
JPS5917033Y2 (ja) カセツトテ−プのリ−ルハブ
JPS6183182U (ja)
JPH0722786Y2 (ja) 磁気テ−プカセツトのテ−プリ−ル
JPH0514374Y2 (ja)
JPH0413814Y2 (ja)
JPS6338469Y2 (ja)
JP2593068Y2 (ja) テープカセット用テープリール
JPH0514375Y2 (ja)
JPH054146Y2 (ja)
JPS6230226Y2 (ja)
JP2725339B2 (ja) カセットリール
JPS5847590Y2 (ja) リ−ル
JPH0422453Y2 (ja)
JPS6327324Y2 (ja)
JPS6362980U (ja)
JPH0413812Y2 (ja)
JPH0159980U (ja)
JP2564572Y2 (ja) 磁気テープカセット
JP2526558Y2 (ja) カセット装着装置
JPH06259923A (ja) テープリール

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19950713