JPH0412630Y2 - - Google Patents

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JPH0412630Y2
JPH0412630Y2 JP9686987U JP9686987U JPH0412630Y2 JP H0412630 Y2 JPH0412630 Y2 JP H0412630Y2 JP 9686987 U JP9686987 U JP 9686987U JP 9686987 U JP9686987 U JP 9686987U JP H0412630 Y2 JPH0412630 Y2 JP H0412630Y2
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block
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば電線の端末に端子を圧着、固
定するために使用される圧着機等のクリンプハイ
ト調整機構、特に構造が簡単で、しかも、圧着精
度を著るしく向上し得る圧着機等のクリンプハイ
ト調整機構に関するものである。
〔従来の技術〕
電線の端末に端子を圧着、固定する圧着機にお
いては、上死点にあるパンチがアンビルに向つて
降下する長さ、いわゆるクリンプハイトを正確に
設定することが極めて重要である。これはクリン
プハイトが不足すると圧着が不完全になつて通電
不良を招き、又、クリンプハイトが過大になると
端子の形状が不規則に変形して取付不良をもたら
すほか、アンビルからの反力がパンチに作用して
パンチを駆動する装置の損傷につながるからであ
る。従つて、クリンプハイトの設定公差は極めて
厳格であり(本考案が意図する比較的小径の電線
では100分の数粍以下)、このため種々のクリンプ
ハイト調整機構が提案されている(例えば本願と
同一の出願人による実開昭59−67891号公報参
照)。
前記実開昭59−67891号公報に開示されたクリ
ンプハイト調整機構は第5図に示すように、締付
ボルトaを介してワイヤパンチb及びインシユレ
ーシヨンパンチcを支持する上下一体型の上型ボ
ツクスdおよび下型ボツクスeを図示しないハウ
ジング内に昇降自在に支持し、上型ボツクスdに
固定したラムfを介して前記ボツクスd,eを本
体ラムgのラムフツクhに懸架し、前記ラムfに
固定したハイトミドルデイスクiの上側及び下側
にリング状のワイヤクリンプハイトデイスクj,
k及びインシユレーシヨンクリンプハイトデイス
クlをそれぞれ配置し、各デイスクj,k,i,
lの上側、又は下側の周縁部に隆起させた高さの
異なるセグメント状調高台m1,m2,m3,m4
m5,m6,m7,m8等を適宜組み合わせて上下方
向に積み重ね、デイスクi,j,k,lの全高n
が所要の寸法になるように各デイスクj,k,l
をその中心線xの周りに所要角度回動し、選定さ
れた最上段デイスクの等高台m2,m2の上面をラ
ムフツクhの下面p,pに、又、選定された最下
段デイスクの等高台m6の下面をハイミドルプレ
ートqの上端に当接させ、本体ラムgを下方に押
圧駆動して、ハイミドルプレートqの下端yでパ
ンチb,cを矢印r方向に押圧し、図示しない端
子を電線の端末に圧着、固定するようにしてい
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前記の調整機構によると、本体ラムg
の動きは4個のデイスクi,j,k,l,ハイミ
ドルプレートq及び締付ボルトa等を介してパン
チb,cに伝達されるので、クリンプハイトを正
確に設定するには関連するすべての部分の高さ方
向の寸法を高精度に仕上げる必要があり製作費が
高価になる。又、組み立てた部品の外形寸法が大
型になるため、小型の圧着機に適用できないとい
う問題点があつた。
又、更に前記の機械的な調整機構を採用する代
りに油圧装置を利用することも考えられるが、こ
の場合、構造が複雑且つ大型になり、又、使用中
の調整及び保守が厄介になるという問題点もあつ
た。
本考案は前記の問題点に鑑み、構造が簡便で小
型の圧着機にも適用でき、しかも、圧着精度の高
い圧着機等のクリンプハイト調整機構を提供する
ことを技術的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
前記の課題を達成する本考案の構成はラムの外
側に設けた縦溝を横断し、両端部を前記ラムに支
持したアジヤストボルトと、該アジヤストボルト
の中間部分に設けたねじに螺合するねじ孔を有
し、上下の端面を緩やかに傾斜した平行な斜面で
形成したスライドブロツクと、該スライドブロツ
クの前記斜面に嵌合する横溝を有し、前記ラムの
縦溝内に滑動可能に装入したロツクブロツクと、
該ロツクブロツクを前記縦溝内の所定位置に固定
する装置とを備えたものである。
〔作用〕
アジヤストボルトを回動すると、該アジヤスト
ボルトに螺合するスライドブロツクがねじの作用
によつてアジヤストボルトの軸線方向に移動し、
該スライドブロツクの斜面に係合するロツクブロ
ツクが前記斜面の動きに連動して縦溝内を昇降す
る。かくして、ロツクブロツクが所定の高さに到
達したところでロツクブロツクをラムに固定する
とクリンプハイトの調整作業が完了する。そし
て、ロツクブロツクの下面にパンチの上面を接触
させてパンチをラムに固定すると圧着作業の準備
が完了する。前記のように、ねじ機構を利用して
スライドブロツクを駆動するので、スライドブロ
ツクを横方向に微細に移動することができ、又、
スライドブロツクの上下面に形成した緩やかな斜
面を介してロツクブロツクを上下動させるのでロ
ツクブロツクの上下位置を微細に調整することが
でき、その結果、クリンプハイトを正確に設定で
きる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は本考案の調整機構を組み込んだ圧着
機の一部切断側面図、第2図は第1図における
−方向からの矢視図、第3図は第2図における
−方向からの矢視図、第4図は本調整機構を
構成する部品の分解斜視図であつて、本考案の主
要部は、ラム1の外側に設けた縦溝2(第4図参
照)を水平方向に横断するアジヤストボルト3
と、該アジヤストボルト3の中間大径部に設けた
おねじ4に螺合するねじ孔5を有し、且つ上下面
に緩やかな斜面6,7を形成した平行六面体状の
スライドブロツク8と、該スライドブロツク8の
上、下面6,7に係合する横溝9を有するロツク
ブロツク10などからなる。
次に、各部分について詳述すると、ラム1の背
面側は第3図に示すように側方に張り出し、該張
り出した部分12,12はフレーム13の側面に
取り付けたラムガイド14,14の内側に滑動自
在に支持されている。又、縦溝2は第4図に示す
ように一様な長方形断面をなし、縦溝2の幅s1
パンチ15の幅s2にほぼ等しく、更に、後述する
ようにパンチ15を縦溝2内に固定したとき、第
2図に示すごとくパンチ15の直下にアンビル1
6が位置するように縦溝2の平面位置が設定され
ている。又、更にラム1の外側には第3図に示す
ように縦溝2を挟んで、その両側部に突出部1
7,17が張り出しており、該突出部17,17
は突出部の双方、又は一方に嵌入したブツシユ1
8を介して、前記アジヤストボルト3の両端部を
回動自在に支持している。尚、アジヤストボルト
3のブツシユ18からの脱け出しを防止するた
め、アジヤストボルト3の両端部に止め輪19,
20が装着されている。
スライドブロツク8の上、下面に形成した平行
な斜面6,7は水平面に対し緩やかに傾斜してお
り、又、横方向、すなわちアジヤストボルトの軸
線22方向の移動を可能にするため、スライドブ
ロツク8の左右方向の幅s3(第1図参照)は縦溝
2の幅s1より小さく設定され、更に、スライドブ
ロツク8の前後方向の厚みw(第2図参照)はス
ライドブロツク8の前面23がロツクブロツク1
0の横溝9の底面26に、又、スライドブロツク
8の後面24がラム1の縦溝2の底面25に沿つ
て摺動し得るように設定されている。尚、ロツク
ブロツク10の横溝9は内方、すなわち縦溝2の
底面25に向かつて開口しているので、スライド
ブロツク8は前記縦溝2及び横溝9の各内壁面が
囲む長方形断面の通路内をアジヤストボルトの軸
線22に沿つて移動することになる。又、ロツク
ブロツク10の上部には位置決めしたのちロツク
ブロツク10をラム1に固定するためのボルト孔
27(第4図参照)が設けてあり、更に、ロツク
ブロツク10の下面28は、ラム1の駆動力をパ
ンチ15に均等に伝達できるように縦溝2に直交
する平面で形成されている。
ラム1の駆動系統は100ボルトの単相電源(電
灯線)で駆動される減速付きモーター29と、該
モーター29の出力軸31に嵌合し、先端に偏心
軸30aを形成した偏心ブロツク30bと、該偏
心軸30aに嵌合する長方体状の連接ブロツク3
2と、ラム1の内側に穿設した水平方向に延びる
横溝33(第4図参照)などからなり、該横溝3
3の高さ位置は偏心軸30aが上死点位置にある
ときに前記連接ブロツク32に嵌合するように設
定されている。尚、図中、34は偏心ブロツク3
0bを支持する軸受、35,36は注油孔、37
は電源スイツチ、38は運転スイツチ、41は安
全レバーである。
次に本考案の調整機構の調整要領及び作動につ
いて説明する。先ず、モーター29を手動で回転
し、偏心軸30aを上死点位置、すなわちラム1
を上死点位置におき、アンビル16の基準面、例
えばアンビルホルダー39の上面に所定寸法に設
定したマンドレル、又はブロツクゲージ(いずれ
も図示せず)を立てておき、他方、アジヤストボ
ルト3の端部のスロツト40に図示しないドライ
バーの先端を差し込み、アジヤストボルト3を所
要の方向に回動する。スライドブロツク8はロツ
クブロツク10の横溝9内に回動不能に保持され
ているので、ねじの作用によつておねじ4の回転
方向と反対方向に移動するが、今、マンドレルの
上端がロツクブロツク10の下面28より下方に
ある場合、スライドブロツク8が図の右方(矢印
u)に移動するようにドライバーを操作する(お
ねじ4が右ねじの場合、時計方向に操作する。)
移動中、スライドブロツク8の下方の斜面7はロ
ツクブロツク10の横溝9の下面を摺動しながら
ロツクブロツク10を下方に押圧し、ロツクブロ
ツク10は縦溝2に沿つて降下する(矢印t)。
そして、ロツクブロツク10の下面28がマンド
レルの上面に接触したときアジヤストボルト3の
回動を停止し、ロツクブロツク10のボルト孔2
7に合わせてラム1にねじ孔42を穿ち、ボルト
43を用いてロツクブロツク10をラム1に固定
する。以上の操作によつてクリンプハイトの調整
作業が完了するので、次に、パンチ15の上端を
ロツクブロツク10の下面に当接させ、ボルト4
4を用いてパンチ15をラム1に固定する。
ここで、運転スイツチ38を操作してモーター
29を起動すると、モーター29の回転運動は偏
心軸30a、連接ブロツク32及びラム1の横溝
33からなるクランク機構を介してラム1の昇降
運動に変換され、パンチ15が降下する度毎に図
示しない端子を電線の端末に確実に圧着する。
尚、本考案は前記の実施例にのみ限定されるも
のではなく、例えばアジヤストボルトのおねじは
右ねじ、又は左ねじのいずれであつてもよく、
又、ラムの駆動機構は連接ブロツク及び横溝を用
いる代りに別のクランク機構を用いてもよいこ
と、更に、本調整機構を圧着機以外にストローク
長さの初期設定を必要とする工具等に適用しても
よいこと等、その他本考案の要旨を逸脱しない範
囲内において種々の変更を加えることは勿論であ
る。
〔考案の効果〕
以上に述べたごとく本考案圧着機等のクリンプ
ハイト調整機構は次の優れた効果を発揮する。
〔i〕 アジヤストボルトとスライドブロツクに
設けたねじを利用してスライドブロツクを駆動
するので、スライドブロツクの横方向の位置調
整を微細に行うことができ、又、スライドブロ
ツクの横方向の動きを緩やかな斜面を介してロ
ツクブロツクの上下運動に変換するので、ロツ
クブロツクの高さ位置を微細に調整することが
でき、クリンプハイトを正確に設定できる。
〔〕 ねじ機構と一種のくさび機構を併用する
ので、調整機構の構造が簡便であり、又、調整
操作が容易である。
〔〕 第〔i〕項及び〔〕項の結果、圧着精
度の高い、実用的な小型圧着機を製作する技術
的手段が確立された。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の実施例を示し、
第1図は本考案クリンプハイト調整機構を組み込
んだ圧着機の一部切断側面図、第2図は第1図に
おける−方向からの一部切断矢視図、第3図
は第2図における−方向からの矢視図、第4
図はクリンプハイト調整機構に関与する部品の分
解斜視図、第5図は従来のクリンプハイト調整機
構の説明図である。 1……ラム、2……縦溝、3……アジヤストボ
ルト、4……おねじ、5……ねじ孔、6,7……
斜面、8……スライドブロツク、9……横溝、1
0……ロツクブロツク、43……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ラムの外側に設けた縦溝を横断し両端部を前記
    ラムに支持したアジヤストボルトと、該アジヤス
    トボルトの中間部分に設けたねじに螺合するねじ
    孔を有し上下の端面を緩やかに傾斜した平行な斜
    面で形成したスライドブロツクと、該スライドブ
    ロツクの前記斜面に嵌合する横溝を有し前記ラム
    の縦溝内に滑動可能に装入したロツクブロツク
    と、該ロツクブロツクを前記縦溝内の所定位置に
    固定する装置とを備えたことを特徴とする圧着機
    等のクリンプハイト調整機構。
JP9686987U 1987-06-24 1987-06-24 Expired JPH0412630Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9686987U JPH0412630Y2 (ja) 1987-06-24 1987-06-24

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9686987U JPH0412630Y2 (ja) 1987-06-24 1987-06-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS642383U JPS642383U (ja) 1989-01-09
JPH0412630Y2 true JPH0412630Y2 (ja) 1992-03-26

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ID=30963138

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JPS642383U (ja) 1989-01-09

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