JPH04210822A - 折曲げ機のたわみ補正装置 - Google Patents
折曲げ機のたわみ補正装置Info
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- JPH04210822A JPH04210822A JP40972190A JP40972190A JPH04210822A JP H04210822 A JPH04210822 A JP H04210822A JP 40972190 A JP40972190 A JP 40972190A JP 40972190 A JP40972190 A JP 40972190A JP H04210822 A JPH04210822 A JP H04210822A
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- pinion
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- clutch mechanism
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 20
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- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 11
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D5/00—Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves
- B21D5/02—Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves on press brakes without making use of clamping means
- B21D5/0272—Deflection compensating means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[00011
【産業上の利用分野]本発明は、折曲げ機のたわみ補正
装置に関する。 [0002] 【従来技術】折曲げ機を用いて長尺状板材の曲げ部に板
厚方向の圧縮を加えなからV曲げ加工する場合には、曲
げにより生じる圧縮応力及び引張り応力の影響やラム、
ベッドのたわみ等が原因となって板材の曲げ線に沿って
そりが生じたり、曲げ角が不均一となる。 [0003]このため下型組立体内に分割されたクサビ
を埋設し、各クサビを進出させて下型を中高にしたり、
ワークを支持するパッドの下方に多数の小シリンダを用
いたクツション装置を組込み、このクツション装置を用
いて下型を中高にして撓みを防止するようにしている。 [0004]
装置に関する。 [0002] 【従来技術】折曲げ機を用いて長尺状板材の曲げ部に板
厚方向の圧縮を加えなからV曲げ加工する場合には、曲
げにより生じる圧縮応力及び引張り応力の影響やラム、
ベッドのたわみ等が原因となって板材の曲げ線に沿って
そりが生じたり、曲げ角が不均一となる。 [0003]このため下型組立体内に分割されたクサビ
を埋設し、各クサビを進出させて下型を中高にしたり、
ワークを支持するパッドの下方に多数の小シリンダを用
いたクツション装置を組込み、このクツション装置を用
いて下型を中高にして撓みを防止するようにしている。 [0004]
【発明が解決しようとする課題】ところで前記従来形の
たわみ補正装置は以下のような問題点があり改善が望ま
れている。すなわち箱曲げ等の折り曲げ作業においては
、上型の自動変換がしばしば行われるのが通常で前記上
型組立体内にクサビを埋設するものは、その度ごとに多
数本の押しネジを調節して各クサビを動かさねばならず
操作が複雑である。またパッドの下側にクツション装置
を配置したものは、各クツション装置を一斉に操作する
ことは出来るが、油圧回路を別途に付加し、油漏れを防
ぐなど全体として高価とならざるを得ない。 [0005]本発明は前記従来形の難点を排除するため
になされたもので、その目的とするところは構造簡単に
して1ケ所の操作により一斉にまたは各別にクサビを動
かすことが可能で、しかもクサビの進出度合いの微調整
が可能なたわみ補正装置を提供することにある。 [0006]
たわみ補正装置は以下のような問題点があり改善が望ま
れている。すなわち箱曲げ等の折り曲げ作業においては
、上型の自動変換がしばしば行われるのが通常で前記上
型組立体内にクサビを埋設するものは、その度ごとに多
数本の押しネジを調節して各クサビを動かさねばならず
操作が複雑である。またパッドの下側にクツション装置
を配置したものは、各クツション装置を一斉に操作する
ことは出来るが、油圧回路を別途に付加し、油漏れを防
ぐなど全体として高価とならざるを得ない。 [0005]本発明は前記従来形の難点を排除するため
になされたもので、その目的とするところは構造簡単に
して1ケ所の操作により一斉にまたは各別にクサビを動
かすことが可能で、しかもクサビの進出度合いの微調整
が可能なたわみ補正装置を提供することにある。 [0006]
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明のたわみ補正装置は、ラム下側に取付けた上型
と、ベッド上面に配置した下型とで長尺板材を折曲げる
装置において、上型または下型取付部材内に各型と直交
方向に進退自在の多数の分割されたクサビ材を配置する
と共に、前記各クサビ材を各クサビ材に配置したクラッ
チ機構により共通の駆動手段に連結させたものである。 [00071本発明の装置は、共通の駆動手段を作動さ
せることにより、分割された多数のクサビ材を一度に操
作することが可能であるばかりか、各クサビ材に配置し
たクラッチ機構の操作により作動させるクサビ材の選択
が可能となり、補正精度をアップさせることができる。 [0008]
に本発明のたわみ補正装置は、ラム下側に取付けた上型
と、ベッド上面に配置した下型とで長尺板材を折曲げる
装置において、上型または下型取付部材内に各型と直交
方向に進退自在の多数の分割されたクサビ材を配置する
と共に、前記各クサビ材を各クサビ材に配置したクラッ
チ機構により共通の駆動手段に連結させたものである。 [00071本発明の装置は、共通の駆動手段を作動さ
せることにより、分割された多数のクサビ材を一度に操
作することが可能であるばかりか、各クサビ材に配置し
たクラッチ機構の操作により作動させるクサビ材の選択
が可能となり、補正精度をアップさせることができる。 [0008]
【実施例】以下図示の実施例に基づき本発明を具体的に
説明する。図1は本発明の補正装置の一実施例を示す断
面図で、図中符号1はベッド、2はラム、3は下型組立
体、4は上型である。 [0009]下型組立体3は、ベッド1の長手方向に載
置した受台5と、受台5上の分割された多数のクサビ材
6と、下型ホルダー7と数個の下型8a、8b、8Cと
からなっている。 [0010]図2は下型組立体3の分解斜視図であって
、受台5は前後に立上がり辺9.10を有し、後部立上
がり辺10側に設けた平坦部11から前部立上がり辺9
に向けて前向きに傾斜するテーパ面12が形成されてい
る。そして前記テーパ面12には例えば100〜200
ミリメートルに分割された多数のクサビ材6をテーパ面
6aが下向きとなるように受台5の長手方向に載置する
。 [00111各クサビ材6の前面側にはメネジ部13を
設けると共に、受台5の前側立上がり辺9に設けた透孔
14にベアリング15を介して挿設したスクリューシャ
フト16を螺合させ、前記シャフト16を回動させたと
きクサビ材6が受台5のテーパ面12に沿って前後方向
に移動するように構成する。 [0012]前記スクリユーシヤフト16のヘッド側は
受台5の長さ方向に取付けた上下一対の軸受部材18.
19にベアリング20で回動自在に支持されると共に、
スプライン軸21、ピニオン22、ラック23、固定爪
24及びシリンダ25からなるクラッチ機構26が配置
されている。すなわち図1に示すようにスクリューシャ
フト16のヘッド側に設けた空洞部27にスプライン軸
21を挿入するとともに、前記空洞部27の外周面には
、ピニオン22を配置し、ピニオン22側から空洞部2
7に軸方向に設けた長孔28を用いてピン29を貫通さ
せ、スプライン軸21の先端側に取付けた回動部材30
とピニオン22、シャフト16とを連結する。前記スプ
ライン軸21のヘッド側は下面に軸線方向の溝31が形
成され、この溝には軸受部材18に取付けた6片32を
挿入し回り止が施されると共に、ヘッド端部側にはエア
シリンダ25を配置し、このピストンロッド34をスプ
ライン軸21に挿入固定して、このロッドを伸長させた
とき軸21の先端に取付けた回動部材30がシャフト1
6の空洞部27内をスライドし、同時にピニオン22と
ラック23の係合を解くようになっている。なお前記エ
アシリンダ25は制御装置(図示省略)に連結され各別
にまた同時に作動する構成となっている。 [00131次いで前記ピニオン22と噛合しスクリュ
ーシャフト16に回転力を与えるラック23について説
明する。ラック23は上側の軸受部材17に長さ方向に
沿って設けた取付溝35に配設され、図3に示すように
端部側に配置した駆動用モータ36の出力軸37にベル
ト38で連結したピニオン39と噛合しており、前記駆
動用モータ36の回転によりスライドする。また前記ラ
ック23は長さ方向に一定ピッチでホールドされ、たわ
み防止が施されている。また前記ラック23の後側には
クラッチ機構26を作動させて、スクリューシャフト1
6に取付けたピニオン22とラック23の係合を解いた
とき、ピニオン22を待機位置に固定しておくための固
定爪24が配設されている。この爪24は図1に示すよ
うにピニオン22がラック23との係合解除方向にスラ
イドする途上で噛合うように配置されており、この爪の
歯形ピッチは本実施例においては図4に示すようにピニ
オン22の歯形ピッチの三方の−としている。なお歯形
ピッチは三方の−に限定されるものではなく、三方の、
四分の−でもよく小径になるほど精度がよい。また図5
A、5Bに示すように固定爪65をスプリングリーフと
してもよい。 [0014]前記構成の本実施例のたわみ補正装置の作
用について、下型中央を凸にして山型に僅かにソラせ、
折曲げの際のラム、ベッドのタワミによるヒズミを予め
補正する場合の例に基づいて説明する。まず図示を省略
した摺動機構により下型組立体3を前後方向に移動して
下型8a、8b、8cのうち加工に使用する下型を8b
を上型4の対向位置にセットする。この状態では、下型
8bの上端面はベッド1と平行である(図6)。つぎに
ラック23駆動用モータ23を回動させてラックをスラ
イドさせると、このラック23と噛合しているピニオン
22が回動し同時にスクリューシャフト16が回転して
クサビ材6を上昇させ、受台5上の下型8bを上昇させ
る。ついでクサビ材6に取付けたシリンダー25の内、
左右端部側の数個クサビ材のシリンダ25 (図6にお
いて25a、25b、25g、25h)を制御装置(図
示省略)によって作動させピストンロッド34を伸長し
て、当該各クサビ材6に取付けたスクリューシャフト1
6のピニオン22とラック23との係合を解除し、ピニ
オン22を固定爪24に待機状態に固定する。そしてラ
ック23駆動用のモータ36を回動してラックをスライ
ドさせると前記キャンセルした以外のピニオン22が回
動じ、当該シャフト16に取付けたクサビ材6を上昇さ
せる。以下同様にして最終的には図6におけるシリンダ
25d、25f以外をすべて作動させて、ピニオン22
とラック23の係合をキャンセルしラック23をスライ
ドさせると、シリンダ25d、25fに対応するクサビ
材6のみが上昇し、図6に一点鎖線で示すように下型8
bを中高とすることが出来る。前記により中高とされた
下型8b上面にワーク板材Wを載置してラム2を下降さ
せるとV曲げすることが出来る。なお前記作用の説明で
は、下型を中高とする例について説明したが、クラッチ
機構の応用により例えば図7に示すような下型の補正も
可能である。 [0015]図8は本発明の他の実施例を示す下型組立
体の断面図である。この実施例は受台5上に載置した多
数の分割されたクサビ材50にスクリューシャフト51
を螺合し、このシャフト51の配置したピニオン52と
、シャフト51の軸受部材53に配置したラック54と
を噛合させた上で、前記ラック54をスライドさせてス
クリューシャフト51を回動し、クサビ材50を昇降さ
せる構成である。そして前記ピニオン52とラック54
との噛合による回動力はシャフト51に配置した電磁ク
ラッチ55によって伝達させる。 [0016]すなわち図8に示すように受台5の上面に
分割された多数のクサビ材50を配置すると共に、この
クサビ材の前面側に設けたネジ六56にスクリューシャ
フト51を螺合させ、このヘッド側は軸受部材53にベ
アリング57で支持させる。そして前記シャフト51の
クサビ材側には、軸受部材53に固定された電磁コイル
58に通電したとき帯磁するクラッチ部材59をキー6
0を用いて固定する。なお前記電磁コイル58は制御装
置(図示省略)に接続され、各別にまた同時に通電され
るようになっている。一方前記スクリユーシャフト51
のヘッド側にはピニオン52をスライド自在に遊挿し、
このピニオン52を軸受部材53に配置したラック54
に噛合させると共に、前記ピニオン52の前記クラッチ
部材59側には摩擦板62を一体に形成する。前記ラッ
ク54は、第1の実施例同様に軸受部材53に設けた取
付用溝63に配置され、端部に設けたモータ等の駆動機
構(図示せず)によってスライドする。 [0017]前記構成の本実施例のたわみ補正装置は、
前記第1の実施例同様にラック54のスライド力をピニ
オン52を介してシャフト51に回転力として伝達し、
クサビ材50を昇降させるものである。すなわち下型組
立体3の内補正を要する部分に対応するクサビ材50を
昇降させるためには、同タサビ材に螺合したスクリュー
シャフト51を回転さるが、そのためにまず制御装置に
より当該シャフト51の軸受部材53に配置した電磁コ
イル58に通電する。前記電磁コイルへの通電により、
クラッチ部材59が帯磁しピニオン52の摩擦板63を
引寄せクラッチ部材59とピニオン52が連結される。 この状態でラック54をスライドさせると、ラックと噛
合しているピニオン52が回動し、またピニオン52は
クラッチ部材59と連結されているのでスクリューシャ
フト51が回動してクサビ材50を昇降させるものであ
る。本実施例の補正装置は前記の構成で、特にクラッチ
機構として電磁コイルを用いたので、構造及び制御方法
が簡単であり装置そのものをコンパクト化することがで
きる。なお前記各実施例の作用の説明においては便宜上
各動作ごとに分断して説明したが、クサビ材は現在位置
を記憶し、目標位置との比較をすることが出来るので折
曲げた製品角度の測定データに基づいて、その部分のク
サビ材の進退を増減しただちに曲げ角度を補正すること
ができる。また実際の運用においてはNC制御等により
自動的、連続的に作動するものであることはいうまでも
ない。 [0018]
説明する。図1は本発明の補正装置の一実施例を示す断
面図で、図中符号1はベッド、2はラム、3は下型組立
体、4は上型である。 [0009]下型組立体3は、ベッド1の長手方向に載
置した受台5と、受台5上の分割された多数のクサビ材
6と、下型ホルダー7と数個の下型8a、8b、8Cと
からなっている。 [0010]図2は下型組立体3の分解斜視図であって
、受台5は前後に立上がり辺9.10を有し、後部立上
がり辺10側に設けた平坦部11から前部立上がり辺9
に向けて前向きに傾斜するテーパ面12が形成されてい
る。そして前記テーパ面12には例えば100〜200
ミリメートルに分割された多数のクサビ材6をテーパ面
6aが下向きとなるように受台5の長手方向に載置する
。 [00111各クサビ材6の前面側にはメネジ部13を
設けると共に、受台5の前側立上がり辺9に設けた透孔
14にベアリング15を介して挿設したスクリューシャ
フト16を螺合させ、前記シャフト16を回動させたと
きクサビ材6が受台5のテーパ面12に沿って前後方向
に移動するように構成する。 [0012]前記スクリユーシヤフト16のヘッド側は
受台5の長さ方向に取付けた上下一対の軸受部材18.
19にベアリング20で回動自在に支持されると共に、
スプライン軸21、ピニオン22、ラック23、固定爪
24及びシリンダ25からなるクラッチ機構26が配置
されている。すなわち図1に示すようにスクリューシャ
フト16のヘッド側に設けた空洞部27にスプライン軸
21を挿入するとともに、前記空洞部27の外周面には
、ピニオン22を配置し、ピニオン22側から空洞部2
7に軸方向に設けた長孔28を用いてピン29を貫通さ
せ、スプライン軸21の先端側に取付けた回動部材30
とピニオン22、シャフト16とを連結する。前記スプ
ライン軸21のヘッド側は下面に軸線方向の溝31が形
成され、この溝には軸受部材18に取付けた6片32を
挿入し回り止が施されると共に、ヘッド端部側にはエア
シリンダ25を配置し、このピストンロッド34をスプ
ライン軸21に挿入固定して、このロッドを伸長させた
とき軸21の先端に取付けた回動部材30がシャフト1
6の空洞部27内をスライドし、同時にピニオン22と
ラック23の係合を解くようになっている。なお前記エ
アシリンダ25は制御装置(図示省略)に連結され各別
にまた同時に作動する構成となっている。 [00131次いで前記ピニオン22と噛合しスクリュ
ーシャフト16に回転力を与えるラック23について説
明する。ラック23は上側の軸受部材17に長さ方向に
沿って設けた取付溝35に配設され、図3に示すように
端部側に配置した駆動用モータ36の出力軸37にベル
ト38で連結したピニオン39と噛合しており、前記駆
動用モータ36の回転によりスライドする。また前記ラ
ック23は長さ方向に一定ピッチでホールドされ、たわ
み防止が施されている。また前記ラック23の後側には
クラッチ機構26を作動させて、スクリューシャフト1
6に取付けたピニオン22とラック23の係合を解いた
とき、ピニオン22を待機位置に固定しておくための固
定爪24が配設されている。この爪24は図1に示すよ
うにピニオン22がラック23との係合解除方向にスラ
イドする途上で噛合うように配置されており、この爪の
歯形ピッチは本実施例においては図4に示すようにピニ
オン22の歯形ピッチの三方の−としている。なお歯形
ピッチは三方の−に限定されるものではなく、三方の、
四分の−でもよく小径になるほど精度がよい。また図5
A、5Bに示すように固定爪65をスプリングリーフと
してもよい。 [0014]前記構成の本実施例のたわみ補正装置の作
用について、下型中央を凸にして山型に僅かにソラせ、
折曲げの際のラム、ベッドのタワミによるヒズミを予め
補正する場合の例に基づいて説明する。まず図示を省略
した摺動機構により下型組立体3を前後方向に移動して
下型8a、8b、8cのうち加工に使用する下型を8b
を上型4の対向位置にセットする。この状態では、下型
8bの上端面はベッド1と平行である(図6)。つぎに
ラック23駆動用モータ23を回動させてラックをスラ
イドさせると、このラック23と噛合しているピニオン
22が回動し同時にスクリューシャフト16が回転して
クサビ材6を上昇させ、受台5上の下型8bを上昇させ
る。ついでクサビ材6に取付けたシリンダー25の内、
左右端部側の数個クサビ材のシリンダ25 (図6にお
いて25a、25b、25g、25h)を制御装置(図
示省略)によって作動させピストンロッド34を伸長し
て、当該各クサビ材6に取付けたスクリューシャフト1
6のピニオン22とラック23との係合を解除し、ピニ
オン22を固定爪24に待機状態に固定する。そしてラ
ック23駆動用のモータ36を回動してラックをスライ
ドさせると前記キャンセルした以外のピニオン22が回
動じ、当該シャフト16に取付けたクサビ材6を上昇さ
せる。以下同様にして最終的には図6におけるシリンダ
25d、25f以外をすべて作動させて、ピニオン22
とラック23の係合をキャンセルしラック23をスライ
ドさせると、シリンダ25d、25fに対応するクサビ
材6のみが上昇し、図6に一点鎖線で示すように下型8
bを中高とすることが出来る。前記により中高とされた
下型8b上面にワーク板材Wを載置してラム2を下降さ
せるとV曲げすることが出来る。なお前記作用の説明で
は、下型を中高とする例について説明したが、クラッチ
機構の応用により例えば図7に示すような下型の補正も
可能である。 [0015]図8は本発明の他の実施例を示す下型組立
体の断面図である。この実施例は受台5上に載置した多
数の分割されたクサビ材50にスクリューシャフト51
を螺合し、このシャフト51の配置したピニオン52と
、シャフト51の軸受部材53に配置したラック54と
を噛合させた上で、前記ラック54をスライドさせてス
クリューシャフト51を回動し、クサビ材50を昇降さ
せる構成である。そして前記ピニオン52とラック54
との噛合による回動力はシャフト51に配置した電磁ク
ラッチ55によって伝達させる。 [0016]すなわち図8に示すように受台5の上面に
分割された多数のクサビ材50を配置すると共に、この
クサビ材の前面側に設けたネジ六56にスクリューシャ
フト51を螺合させ、このヘッド側は軸受部材53にベ
アリング57で支持させる。そして前記シャフト51の
クサビ材側には、軸受部材53に固定された電磁コイル
58に通電したとき帯磁するクラッチ部材59をキー6
0を用いて固定する。なお前記電磁コイル58は制御装
置(図示省略)に接続され、各別にまた同時に通電され
るようになっている。一方前記スクリユーシャフト51
のヘッド側にはピニオン52をスライド自在に遊挿し、
このピニオン52を軸受部材53に配置したラック54
に噛合させると共に、前記ピニオン52の前記クラッチ
部材59側には摩擦板62を一体に形成する。前記ラッ
ク54は、第1の実施例同様に軸受部材53に設けた取
付用溝63に配置され、端部に設けたモータ等の駆動機
構(図示せず)によってスライドする。 [0017]前記構成の本実施例のたわみ補正装置は、
前記第1の実施例同様にラック54のスライド力をピニ
オン52を介してシャフト51に回転力として伝達し、
クサビ材50を昇降させるものである。すなわち下型組
立体3の内補正を要する部分に対応するクサビ材50を
昇降させるためには、同タサビ材に螺合したスクリュー
シャフト51を回転さるが、そのためにまず制御装置に
より当該シャフト51の軸受部材53に配置した電磁コ
イル58に通電する。前記電磁コイルへの通電により、
クラッチ部材59が帯磁しピニオン52の摩擦板63を
引寄せクラッチ部材59とピニオン52が連結される。 この状態でラック54をスライドさせると、ラックと噛
合しているピニオン52が回動し、またピニオン52は
クラッチ部材59と連結されているのでスクリューシャ
フト51が回動してクサビ材50を昇降させるものであ
る。本実施例の補正装置は前記の構成で、特にクラッチ
機構として電磁コイルを用いたので、構造及び制御方法
が簡単であり装置そのものをコンパクト化することがで
きる。なお前記各実施例の作用の説明においては便宜上
各動作ごとに分断して説明したが、クサビ材は現在位置
を記憶し、目標位置との比較をすることが出来るので折
曲げた製品角度の測定データに基づいて、その部分のク
サビ材の進退を増減しただちに曲げ角度を補正すること
ができる。また実際の運用においてはNC制御等により
自動的、連続的に作動するものであることはいうまでも
ない。 [0018]
【発明の効果】本発明は前記の構成であるから折曲げ機
のたわみ補正を遠隔操作で、しかも精度の高い補正を行
うことが可能となる。また板材の厚さ、長さ、曲げ形状
ごとに異なるたわみ補正作業、すなわちクサビ材の進退
度合いをデータとして管理し、これを制御装置に入力さ
せれば補正作業を自動的に行うことが可能となり、自動
折曲げ作業と組み合わせることによって専門家以外の者
でも折曲げ作業を行うことができる。
のたわみ補正を遠隔操作で、しかも精度の高い補正を行
うことが可能となる。また板材の厚さ、長さ、曲げ形状
ごとに異なるたわみ補正作業、すなわちクサビ材の進退
度合いをデータとして管理し、これを制御装置に入力さ
せれば補正作業を自動的に行うことが可能となり、自動
折曲げ作業と組み合わせることによって専門家以外の者
でも折曲げ作業を行うことができる。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例の要部を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図3】ラック端部を示す一部省略した正面図である。
【図4】ピニオンと固定爪を示す図である。
【図5A]固定爪の変形例を示す図である。
【図5B]固定爪の変形例を示す図である。
【図6】装置の作動状態を示す説明図である。
【図7】下型のたわみ線図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す断b
1:ベッド
2:ラム
3:下型組立体
4:上型
5:受台
6.50:クサビ材
6a、12:テーパ面
7:下型ホルダー
8a、8b、8c:下型
9.10:立上がり辺
11:平坦部
13:メネジ部
14:透孔
15.20.57:ベアリング
16.51ニスクリユーシヤフト
18.19.53:軸受部材
21ニスプライン軸
22.52:ピニオン
23.54ニラツク
24:固定爪
25ニジリンダ
26:クラッチ機構
27:空洞部
28:長孔
29:ピン
30:回動部材
31:溝
32:6片
34:ピストンロッド
35ニラツク取付溝
36:モータ
37:出力軸
38:ベルト
55:@磁りラッチ
56:ネジ穴
58:電磁クラッチ
59:クラッチ部材
61:キー
62:摩擦板
Claims (4)
- 【請求項1】ラム下側に取付けた上型と、ベッド上面に
配置した下型とで長尺板材を折曲げる装置において、上
型または下型取付部材内に、各型と直交方向に進退自在
の多数の分割されたクサビ材を配置すると共に、前記各
クサビ材を各クサビ材に配置したクラッチ機構により共
通の駆動手段に連結してなる折曲げ機のたわみ補正装置
。 - 【請求項2】駆動手段は、クサビ材に螺合させたスクリ
ューシャフトと、このシャフトの末端側に取付たピニオ
ンと、このピニオンと噛合し駆動機構によってスライド
するラックである第1項記載のたわみ補正装置 - 【請求項3】クラッチ機構は、スクリューシャフトの末
端部に設けた空洞内にスプライン軸を挿通させ、前記軸
を空洞外周面に配置したピニオンから空洞外壁に軸線方
向に設けた長孔に向けて貫通させたピンによってシャフ
トに取付けると共に、前記軸には軸をシフトさせピニオ
ンとラックの係合を解き前記ピニオンをラックの前方に
配置した固定爪に係止させるシリンダを取付けてなる第
1項記載のたわみ補正装置。 - 【請求項4】クラッチ機構は、スクリューシャフトのク
サビ材側に固定したクラッチ部材と、前記クラッチ部材
を帯磁させる電磁コイルと、スクリューシャフトのヘッ
ド側に遊挿され、シャフトの軸線方向スライド自在で、
かつクラッチ部材側に摩擦板を有するピニオンとからな
る第1項記載のたわみ補正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2409721A JP2764350B2 (ja) | 1990-12-11 | 1990-12-11 | 折曲げ機のたわみ補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2409721A JP2764350B2 (ja) | 1990-12-11 | 1990-12-11 | 折曲げ機のたわみ補正装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04210822A true JPH04210822A (ja) | 1992-07-31 |
JP2764350B2 JP2764350B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=18519016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2409721A Expired - Fee Related JP2764350B2 (ja) | 1990-12-11 | 1990-12-11 | 折曲げ機のたわみ補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2764350B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022006613A1 (de) * | 2020-07-09 | 2022-01-13 | Trumpf Maschinen Austria Gmbh & Co. Kg. | Biegevorrichtung mit durchbiegungsausgleich |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5115158B2 (ja) | 2007-11-19 | 2013-01-09 | 村田機械株式会社 | プレス機械 |
-
1990
- 1990-12-11 JP JP2409721A patent/JP2764350B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022006613A1 (de) * | 2020-07-09 | 2022-01-13 | Trumpf Maschinen Austria Gmbh & Co. Kg. | Biegevorrichtung mit durchbiegungsausgleich |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2764350B2 (ja) | 1998-06-11 |
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