JPH0412565Y2 - - Google Patents

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JPH0412565Y2
JPH0412565Y2 JP1987127467U JP12746787U JPH0412565Y2 JP H0412565 Y2 JPH0412565 Y2 JP H0412565Y2 JP 1987127467 U JP1987127467 U JP 1987127467U JP 12746787 U JP12746787 U JP 12746787U JP H0412565 Y2 JPH0412565 Y2 JP H0412565Y2
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JP
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lamp body
heat
lighting
lighting bulb
heat shield
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JP1987127467U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車幅灯、尾灯又はヘツドランプ等合
成樹脂製の灯具ボデイに各種点灯バルブを担持収
容した車両用灯具に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から車両用灯具として第6図に示すよう
に、レンズ50の裏面部に合成樹脂製の灯具ボデ
イ51を設けると共に、該灯具ボデイ51内に点
灯バルブ52を収容する構造のものがあるが、該
点灯バルブ52の発熱に伴う灯具ボデイ51の変
形を防止する目的で該点灯バルブ52の上方と灯
具ボデイ51間に熱を逃がさないために縁部を点
灯バルブ52側に折り曲げた遮熱板53を設けた
ものが使用されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、近年では自動車の外観に合わせて幅広
薄型の点灯面が要望されるようになり、設計上点
灯バルブ52と灯具ボデイ51間の充分な間隔が
確保できないものがあり、上記遮熱板53が点灯
バルブ52と灯具ボデイ51の間にあつて、該点
灯バルブ52からの直射熱線は遮断するものの、
縁部を点灯バルブ52側に折り曲げており、放熱
構造を具備していないために該部に蓄熱を生じ、
時間経過と共に高温になつて灯具ボデイ51の上
部が熱により変形するという問題を有していた。
本考案は、上記問題に鑑みて創案されたもの
で、点灯バルブの熱による灯具ボデイの変形を解
消することを目的とするものであり、特に幅広薄
型の点灯面を構成することができる車両用灯具を
提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る車両用灯具は、車幅灯又はヘツド
ランプ等の各種点灯バルブを担持収容した幅広薄
型の合成樹脂製の灯具ボデイ部の後方に充分に大
きな放熱孔を穿設すると共に、前記点灯バルブの
上方における灯具ボデイ部内壁間に、板面後端レ
ベルが前記放熱孔を臨み、後方へ上昇傾斜した反
射面を有する傾斜遮熱板又は傾斜遮熱構造を構成
することを要旨するものである。
また、上記傾斜遮熱板又は傾斜遮熱構造は、そ
の正面からの断面形状が山形を呈して成ることが
好ましい。
〔作用〕
即ち、本考案に係る車両用灯具は、点灯バルブ
の上方と灯具ボデイ部内壁間に設けた遮熱板が、
その板面後端レベルを上記放熱孔を臨む位置に設
けたことにより、点灯バルブからの発熱を遮熱板
に沿つて灯具ボデイの放熱孔から外方へ放出せし
め、灯具ボデイ内の温度上昇を抑制する。この時
上記遮熱板が、正面からの断熱形状を山形に構成
すると共に、側面形状が後方に上昇傾斜した反射
面を有するため、高温の空気は該放熱板に沿つて
板面の後端方向に移動し易くなり、高温の空気が
放熱孔から常時放出されることにより灯具ボデイ
内の温度を該灯具ボデイを構成している合成樹脂
材料が変形しない温度に保持することができる。
また、上記降温効果によつて灯具ボデイ内の温
度が高温にならないため、点灯バルブの温度が好
適な温度範囲に維持せしめられ、フイラメントの
昇華を抑制し、バルブの長寿命化を達成すること
ができる。
〔実施例〕
以下、本考案に係る車両用灯具の実施例を図面
に従つて説明する。
第1図乃至第3図は、本考案に係る第一の実施
例を示すものであり、自動車の車幅灯部の構造で
ある。点灯バルブ1の球部を収容可能にした幅広
薄型でコ字状側断面を呈する灯具ボデイ2は、硬
質合成樹脂によつて成型されており、開口部3を
透明又は透光性素材から成る合成樹脂製レンズ4
の後面に突設したシール足部4aと嵌合して灯部
筺体を構成している。該灯具ボデイ2の後壁には
ソケツト5に支持された上記点灯バルブ1を挿入
すると共に、積極的に内部空気を流動排出するこ
とが可能な充分な大きさを有する略長方形状の放
熱孔6を開口すると共に、内挿した点灯バルブ1
と該灯具ボデイ2の上壁間に遮熱板7を架設して
成る。該遮熱板7は、点灯バルブ1の上方、即ち
中央部が上方に膨出した山形に成る正面からの断
面形状を呈し、前後方向に延びる導熱溝7aを構
成すると共に、側面形状が後方に上昇傾斜した傾
斜反射面7bを有し、板面後端レベルが前記放熱
孔6の上部を臨むように位置してなる。
上記構造では、点灯バルブ1の点灯時に生じる
発熱は、他の空気より軽量であるため遮熱板7方
向に流動すると共に、該遮熱板7の導熱溝7aに
沿つて後方に流動し、後端から放熱孔6を介して
その上部から灯具ボデイ2外に常時放出するよう
になる。同時に比較的低温の外部空気が同放熱孔
6を介してその下部から灯具ボデイ2内に侵入す
るため、灯具ボデイ2内の温度を該灯具ボデイ2
が変形しない温度に保持するようになる。
次に、第4図及び第5図は、灯具ボデイ自体の
上壁内面を傾斜遮熱構造にした本考案に係わる第
二の実施例を示すものである。
該灯具ボデイ2は、硬質合成樹脂によつて成型
した幅広薄型でコ字状側断面を呈し、その上壁部
8の内面を、側面形状が後方に上昇傾斜した傾斜
反射面9を構成するように成型すると共に、該傾
斜反射面9を後端レベルが灯具ボデイ2の後壁に
穿設した放熱孔6の上縁に一致するように構成し
て成る。
したがつて、前記第一の実施例と同様に、点灯
バルブ1の点灯時に生じる発熱は、該傾斜反射面
9に沿つて後方へ流動し、後端から放熱孔6を介
して灯具ボデイ2外に常時放出するようになるた
め、灯具ボデイ2内の温度が所定範囲の温度に保
持されるようになる。
〔考案の効果〕
本考案に係る車両用灯具は、以上のように構成
したから、点灯バルブの発熱に伴う高温の空気を
積極的に灯具ボデイ外に放出する構造にしたこと
により、点灯バルブの熱による灯具ボデイの変形
を解消することができるものであり、特に幅広薄
型の点灯面を構成する車両用灯具において有用で
ある等の特徴を有するものであり、本考案実施後
の実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両用灯具の第一の実施
例を示す側断面図、第2図は第1図における−
線断面図、第3図は同背面図、第4図は第二の
実施例を示す側断面図、第5図は第4図における
−線断面図、第6図は従来の照明灯の構造を
示す側断面図である。 1……点灯バルブ、2……灯具ボデイ、4……
レンズ、6……放熱孔、7……遮熱板、7a……
導熱溝、7b,9……傾斜反射面、8……上壁
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車幅灯又はヘツドランプ等の各種点灯バルブ
    を担持収容した幅広薄型の合成樹脂製の灯具ボ
    デイ部の後方に充分に大きな放熱孔を穿設する
    と共に、前記点灯バルブの上方における灯具ボ
    デイ部内壁間に、板面後端レベルが前記放熱孔
    を臨み、後方へ上昇傾斜した反射面を有する傾
    斜遮熱板又は傾斜遮熱構造を構成したことを特
    徴とする車両用灯具。 (2) 前記傾斜遮熱板又は傾斜遮熱構造が、山形断
    面を呈して成ることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の車両用灯具。
JP1987127467U 1987-08-24 1987-08-24 Expired JPH0412565Y2 (ja)

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JPS6433101U JPS6433101U (ja) 1989-03-01
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JP3566005B2 (ja) * 1996-10-04 2004-09-15 アルゼ株式会社 パネル照明装置
JP2016100233A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 スタンレー電気株式会社 車両用灯具

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JPS5515804A (en) * 1978-07-19 1980-02-04 Yutaka Kitahara Flask device for molding concrete material

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JPS50119277U (ja) * 1974-03-14 1975-09-29
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