JP2584450Y2 - 車輌用灯具 - Google Patents

車輌用灯具

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JP2584450Y2
JP2584450Y2 JP1992089593U JP8959392U JP2584450Y2 JP 2584450 Y2 JP2584450 Y2 JP 2584450Y2 JP 1992089593 U JP1992089593 U JP 1992089593U JP 8959392 U JP8959392 U JP 8959392U JP 2584450 Y2 JP2584450 Y2 JP 2584450Y2
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主 時田
友史 片瀬
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車の背面に設置さ
れるリアコンビネーションランプ等に適用して好適な車
輌用灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の背面にはそれぞれ異なった標示
機能を有する複数の灯具、例えば尾灯、方向指示灯、後
退灯、停止灯等を1つの灯具に組み込んで構成した所謂
リアコンビネーションランプが設置されている。図6は
尾灯と停止灯を一体化したリアコンビネーションランプ
の従来例を示すもので、これを概略説明すると、1は内
部が仕切壁2によって左右2つの灯室3A,3Bに仕切
られた灯具ボデイ、4は尾灯5の光源として一方の灯室
3A内に配設されたバルブ(白熱電球またはハロゲンバ
ルブ)、6は停止灯7の光源として他方の灯室3B内に
配設されたLED(発光ダイオード)、8,9は灯具ボ
デイ1の前面開口部に取付けられ各灯室3A,3Bをそ
れぞれ気密に塞ぐ前面レンズ、10,11は各灯室3
A,3B内に配設されたインナーレンズである。尾灯5
は、夜間走行時に後方に対してその存在を示すために用
いられる灯器で、灯光色は赤色に規定され、夜間後方1
50mから点灯を確認できることが義務付けられてい
る。停止灯7は、走行中後方に対して制動中であること
を表示する灯器で、明るさは昼間後方30mから点灯を
確認することができ、尾灯5と併用されるものは、灯光
色が同じ赤色であることから、尾灯5に比して光度が3
倍以上であることが規定されている。LED6として
は、例えばGaAlAsからなる高輝度の赤色発光素子
が使用され、プリント基板12に所定の間隔をおいて多
数実装されている。各前面レンズ8,9は、裏面周縁部
に一体に突設されたシール脚13を備え、このシール脚
13が灯具ボデイ1の前面開口部および仕切壁2に設け
られたシール溝14に挿入され、かつ接着剤15によっ
て固定されている。そして、前面レンズ8,9およびイ
ンナーレンズ10,11は同じ赤色に着色されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】LED6はバルブ4と
異なりフィラメントを備えないためバルブ4に比べて長
寿命で、かつ発熱量が著しく少ないという大きな特徴を
有する。しかし、多数のLED6を組み込んだ大型灯具
においては発熱が問題となる。すなわち、温度が上昇す
るとLED6の輝度が低下するため安定した明るさを確
保することができず、それなりの熱対策が要求される。
そこで、このような問題を解決する1つの方法として実
開平4−12209号公報に開示された車両用LED灯
具が知られている。このLED灯具は熱伝導性に優れた
弾性部材からなる放熱板をハウジングの内底面とプリン
ト基板との間にこれら両者に密接させて配設し、放熱板
のハウジングと密接している面に突起を突設してハウジ
ングの外部に突出させたものである。このような構成に
おいては、それなりに放熱効果が期待されるものの、上
記したように2つの灯器を一体化した車輌用灯具に適用
する場合は未だ不十分であった。すなわち、上記した従
来の車輌用灯具においては、灯室3A,3Bを水平方向
に隣接して設けているため、バルブ4を点灯するとその
発熱により灯室3A内の温度が上昇すると同時に灯室3
B内の灯室3Aに近い部分の温度も上昇するため、この
部分に配置されているLED6Aが熱的影響を受け易
く、そのため輝度が低下したり、破損するという問題が
あった。
【0004】したがって、本考案は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、灯具としての放熱性を向上させることによりバル
ブによるLEDへの熱的影響を少なくし、LEDの輝度
低下、破損等を防止するようにした車輌用灯具を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案は、灯具ボデイに隣接する2つの灯室を形成し
一方の灯室に発熱量の大きいバルブを、他方の灯室に
記バルブより発熱量の小さいLEDをそれぞれ配設し、
前記各灯室を前記灯具ボデイの前面開口部に取付けられ
る前面レンズによって共通に覆った車輌用灯具におい
て、前記バルブの灯室を前記LEDの灯室の上方に設
、前記灯具ボデイに前記LEDの灯室と外部を連通す
る通気孔を設けたものである。
【0006】
【作用】本考案において、バルブの熱は上方に放出され
るので、下方の灯室への熱的影響を少なくする。通気孔
はLEDの灯室を外部と連通させているので、放熱効果
が大きく、バルブの発熱によって前面レンズのLED灯
室側レンズ部分が曇ったりすることがない。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本考案に係る車輌用灯具の一実
施例を示す断面図、図2は同灯具の一部破断正面図であ
る。なお、図中図6に示した従来灯具と同一構成部材の
ものに対しては同一符号をもって示し、その説明を省略
する。これらの図において、灯具ボデイ1の内部は仕切
壁2によって上下2つの灯室3A、3Bに仕切られてお
り、上方の灯室3A内に尾灯5の光源として2つのハロ
ゲンバルブ4が、下方の灯室3B内に停止灯7の光源と
して多数のLED6がそれぞれ配設されている。灯具ボ
デイ1の背面上部には灯室3Aに連通する開口部20が
開設されており、この開口部20にバックカバー21が
着脱可能に嵌合されている。バックカバー21の内面に
は前記ハロゲンバルブ4が固定金具22によって固定さ
れている。24は灯具ボデイ1の前面開口部に配設され
2つの灯室3A,3Bを共通に覆う前面レンズである。
24はプリント基板12の裏面側に実装されたLED用
抵抗器である。なお、その他の構成は図6に示した従来
灯具と同様である。
【0008】このような構成においては、ハロゲンバル
ブ4の点灯に伴い発生する熱は主として上方および水平
方向に放熱されるので、図6に示した従来の車輌用灯具
に比べて灯室3B内の温度上昇を低く抑えることができ
る利点を有している。したがって、LED6への熱的影
響を少なくすることができ、LED6の輝度低下、破損
等を防止することができる。
【0009】図3は本考案の他の実施例を示す断面図、
図4は要部拡大断面図である。この実施例は灯具ボデイ
1の下方の灯室3Bを形成する内壁面にプリント基板1
2の外周部を固定する段部25を設けると共に灯具ボデ
イ1の背面下部に灯室3Bと外部を連通する通気孔26
を形成したものである。プリント基板12は外周部が前
記段部25にパッキン27を介して載置され、かつ止め
ねじ28によって固定されることにより、灯室3Bを前
後2つの室、すなわち基板表側室30aと基板裏側室3
0bとに仕切っている。LED用抵抗器24はプリント
基板12の裏面に実装されることにより前記基板裏側室
30b内に位置し、この抵抗器24の熱を前記通気孔2
6から灯具ボデイ1の外部に放出することで基板表側室
30a内の温度上昇を低く抑えている。その他の構成は
上記実施例と同様である。このような構成においてはハ
ロゲンバルブ4とLED用抵抗器24の発熱による基板
表側室30aの温度上昇が少なく、LED6への熱的影
響をより一層少なくすることができ、安定した明るさを
確保することができる利点を有する。また、通気孔26
によって灯具ボデイ1の内部温度を外部温度と略等しく
することができるので、バルブ4の発熱によって前面レ
ンズ8の灯室3B側レンズ部分が曇ったりすることがな
く、良好な照明効果を得ることができる。
【0010】図5は本考案の更に他の実施例を示す要部
断面図である。この実施例は灯具ボデイ1のプリント基
板12と対向する内面とLED用抵抗器24との間に熱
伝導性に優れた放熱シート32をこれらに密接させて配
設すると共に、金属製の支柱33を灯具ボデイ1に設け
た貫通孔34に貫通し、その外端を車体35にボルト3
6によって固定し、内端をプリント基板12の裏面に止
めねじ37によって固定したものである。放熱シート3
2には灯具ボデイ1の通気孔26および貫通孔34に対
応して透孔39a,39bが形成されている。その他の
構成は上記実施例と同様である。このような構成におい
て、放熱シート32はLED用抵抗器24の熱を吸収拡
散し基板裏側室30b内の温度を均一化させると共に、
支柱33およびボルト36を介して車体35に逃がす。
また基板表側室30a内の熱は止めねじ37−支柱33
およびボルト36を経て車体35に逃げる。したがっ
て、基板表側室30aおよび基板裏側室30bの温度上
昇を極力抑えることができる。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る車輌用
灯具は、2つの灯室を上下に隣接して設け、上方の灯室
に発熱量の大きいバルブを、下方の灯室にバルブより発
熱量の小さいLEDを配設して構成したので、バルブに
よる発熱は主として上方に放熱して下方の灯室への熱的
影響が少なく、したがって、温度上昇に伴うLEDの輝
度低下、破損等を防止することができ、灯具としての照
明効果およびLEDの耐久性を向上させることができ
る。また、本考案は灯具ボデイに前記LEDの灯室と外
部を連通する通気孔を設けているので、放熱効果が大き
く、またバルブの発熱によって前面レンズのLED灯室
側レンズ部分が曇ったりすることがなく、良好な照明効
果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車輌用灯具の一実施例を示す断面
図である。
【図2】同灯具の一部破断正面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【図4】要部拡大断面図である。
【図5】本考案の更に他の実施例を示す断面図である。
【図6】車輌用灯具の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 灯具ボデイ 2 仕切壁 3A、3B 灯室 4 バルブ 5 尾灯 6 LED 7 停止灯 8、9 前面レンズ 10、11 インナーレンズ 12 プリント基板 24 LED用抵抗器 26 通気孔 32 放熱シート 33 支柱 36 ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21Q 1/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 灯具ボディに隣接する2つの灯室を形成
    、一方の灯室に発熱量の大きいバルブを、他方の灯室
    前記バルブより発熱量の小さいLEDをそれぞれ配設
    し、前記各灯室を前記灯具ボデイの前面開口部に取付け
    られる前面レンズによって共通に覆った車輌用灯具にお
    いて、前記 バルブの灯室を前記LEDの灯室の上方に設け、前
    記灯具ボデイに前記LEDの灯室と外部を連通する通気
    孔を設けたことを特徴とする車輌用灯具。
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