JP4615479B2 - Ledユニット - Google Patents

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Description

本発明は、多数のLED(発光ダイオード)を有しており、当該LEDによ
り発光部を構成するLEDユニットに関する。
従来の例えば信号灯用のLEDユニットについて、図7を参照して説明する

図7において、信号灯用LEDユニットは円筒状のアルミニウム製のケーシ
ング1を有しており、その底部12には、複数個所に取付座6が形成されてい
る。
取付座6には電子基板2が載置され、ネジ20によって電子基板2が取付座
6に固定され、以って、電子基板2と底部12との間に間隔が空くように取り
付けられている。
更に、電子基板2には、ケーシング1の開口部(図7の左方)側に向けて複
数のLED3が立設されている。
電子基板2及びLED3が配置された状態で、ケーシング1内には溶解した
シリコン樹脂4が充填される。そして、シリコン樹脂4が固化することにより
、電子基板2及びLED3はケーシング1内に一体的に固定される。
近年、リサイクル法の施行に伴って、図7を参照して上述した信号灯用LE
Dユニットについても、廃棄するに際しては、金属製のケーシング1と、シリ
コン樹脂4で一体的に固化された電子基板2及びLED3とを分離する必要が
ある。
しかし、電子基板2及びLED3が、シリコン樹脂4によってケーシング1
内に固定されており、アルミニウム製のケーシング1とシリコン樹脂4とは接
着性が良好であるため、金属製のケーシング1と、(シリコン樹脂4で一体的
に固化された)電子基板2及びLED3との分離は、極めて困難である。
また、LEDユニットを信号灯に取り付けるに当たって、ケーシング1の裏
面に、放熱用突起を隔てて、トランス8(図1参照)が取り付けられている。
信号灯用LEDユニットは連続して点灯される場合が多く、その結果、トラ
ンスが発生する熱がLEDに損傷を与え、LEDの寿命を短命化する、という
問題も存在する。
ここで、灯箱への灯具の脱着操作を簡略化した信号機の信号灯(例えば特許
文献1参照)が提案されている。
ところが、特許文献1は、灯箱への灯具の脱着操作を簡略化することが主た
る目的であって、上述したような問題を何ら解決するものではない。
特開平9−290755号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、簡単な
構造で、リサイクル回収のための分解時に金属製のケーシングを容易に分離す
ることが出来るLEDユニットを提供することである。
本発明のLEDユニットは、金属材料(例えば、アルミニウム、アルミニウ
ム合金)で構成され且つ一方の面が開放された円筒形状に形成されたケーシン
グ(1)を有し、該ケーシング(1)内に基板(電子基板2)及び複数のLE
D(3:発光ダイオード)が配置されており、基板(2)及び複数のLED(
3)はシリコン樹脂(4)により前記ケーシング(1)内で一体的に結合され
ており、ケーシング(1)の底部(12)には分解用押出貫通孔(17)が形
成されており、ケーシング(1)の底部(12)にはシート状部材(5)が敷
設されており、該シート状部材(5)はシリコン樹脂(4)及びケーシング(
1)に対する接着性が乏しい部材(例えば、紙、サーマルシート等)で構成さ
れていることを特徴としている(請求項1)。
ここで、本発明のLEDユニットは、例えば、信号灯用のLEDユニットと
して使用可能であり、LEDは信号灯の赤色、青色、黄色に対応して発光する
様に構成されるのが好ましい。
それに加えて、本発明のLEDユニットは、自動車の小型LEDユニット、
鉄道用LEDユニット、その他の表示用LEDユニットとして、使用可能に構
成する事が出来る。
また、本発明のLEDユニットにおいて、前記シート状部材(5)は断熱性
が良好な材料(例えば、紙、サーマルシート等)で構成されているのが好まし
い(請求項2)。
本発明のLEDユニットにおいて、前記分解用押出貫通孔(17)は複数箇
所(例えば4箇所)に形成されており、その内径寸法は押出冶具(図示せず)
の直径よりも大きく、ケーシングの底部(12)における外周(外周壁13)
近傍の領域で且つ裏面(図1及び図4において右側の面)に放熱用突起(14
)が存在しない領域に形成されていることが好ましい(請求項3)。
そして、円周方向について、偏在しない様に配置されていることが好ましい
さらに本発明のLEDユニットにおいて、前記分解用押出貫通孔(17)に
は前記シート状部材(5)が被せられているのが好ましい(請求項4)。
これに加えて本発明のLEDユニットにおいて、ケーシング(1)内に配置
された基板(2)は、ケーシング底部(12)の裏面側(放熱用突起14が形
成されている側:図1、図4、図6では右側)から(当該裏面12を貫通して
)ネジ(例えば雄ネジ6t)により取り付けられているのが好ましい(請求項
5)。
上述する構成を具備する本発明によれば、金属製(例えばアルミダイキャス
ト)のケーシング(1)の底部(12)に分解用押出貫通孔(17)を(複数
:4箇所)形成し、シリコン樹脂(4)を円筒状ケーシング(1)内に流し込
む前に、ケーシングの底部(12)にシート状部材(例えば、植物性繊維のシ
ート状部材5)を敷設し、シート状部材(5)がシリコン樹脂(4)及びケー
シング(1)の材料と接着しない材料で構成されている(請求項1)。
従って、本発明によれば、シート状部材(5)を介在しているため、シリコ
ン樹脂(4)とケーシング底部(12)との接着力は、ケーシング底部(12
)の全領域に亘っては存在せず、ケーシング底部(12)の一部の領域でしか
当該接着力が発揮されない。
そのため、シリコン樹脂(4)で一体的に結合された基板(2)及びLED
(3)をケーシング(1)から分離する際には、ケーシング(1)の裏面側か
ら分解用押出貫通孔(17)に図示しない押出冶具を挿通し、該押出冶具によ
りシリコン樹脂(4)で一体的に結合された基板(2)及びLED(3)を押
し出せば、シリコン樹脂(4)で一体的に結合された基板(2)及びLED(
3)を、ケーシング(1)から容易に分離させることが出来る。
また、本発明のLEDユニットにおいて、前記シート状部材(5)は断熱性
が良好な材料(例えば、紙、サーマルシート等)で構成すれば(請求項2)、
ケーシング(1)の裏面に取り付けたトランス(8)から発生する熱がシリコ
ン樹脂(4)側に伝達し難くなり、電子基板(2)及びLED(3)が当該ト
ランス(8)の発熱により損傷を受けることを防止できる。
本発明のLEDユニットにおいて、ケーシングの底部(12)における外周
(外周壁13)近傍の領域で且つ裏面(図1及び図4において右側の面)に放
熱用突起(14)が存在しない領域に、前記分解用押出貫通孔(17)を形成
すれば(請求項3)、放熱用突起(14)による放熱効果を犠牲にすること無
く、当該分解用押出貫通孔(17)に図示しない押出冶具を挿入して押圧する
ことにより、シリコン樹脂(4)で一体的に結合された基板(2)及びLED
(3)を、ケーシング(1)から容易に分離させることが出来る。
そして、本発明のLEDユニットにおいて、前記分解用押出貫通孔(17)
には前記シート状部材(5)が被せられていれば(請求項4)、シリコン樹脂
(4)をケーシング(1)内に流し込んだ際に、分解用押出貫通孔(17)か
らシリコン樹脂(4)が排出されてしまうことが防止され、シリコン樹脂(4
)を浪費することが防止される。
以下、添付した図1〜図6を参照して、本発明の実施形態について説明する

図1及び図2は、本発明のLEDユニットの全体構成を示し、図3は裏側を示
し、図4は基板及びLEDを配置する以前のケーシング断面を示し、図5は基
板及びLEDを配置する以前のケーシングを正面から見た状態を示し、図6は
図5におけるX−X断面を示している。
なお、図示の実施形態では、本発明のLEDユニットを信号灯用として適用
する場合を示している。
図1及び図2において、LEDユニットは円筒状ケーシング1を備えている。
円筒状ケーシング1は金属製であり、例えば、アルミダイキャストにより製造
されている。
円筒状ケーシング1は、円筒状の外周壁11と円形の底部12とを有してお
り、外周壁11及び底部12により円柱状の空間部13を構成している。
空間部13は、一方の面(図1において左側の面)が開放されている。そし
て、空間部13内には、後述する態様によって、電子基板2と複数のLED3
が、シリコン樹脂4によって固定されている。
なお、「LEDユニット」なる文言は、円筒状ケーシング1内に基板(電子
基板)2と複数のLED3を配置して、シリコン樹脂4によって固定された状
態の物品を意味している。
図1において、円筒状ケーシング1の底部12には、シート状部材5が敷設
させている。このシート状部材5は、シリコン樹脂4に対する接着性が乏しく
、且つ、円筒状ケーシング1の材料であるアルミダイキャストとの接着性が乏
しい材料で構成されており、さらに好ましくは、シート状部材5は、断熱性が
良好であるものが選択される。図示の実施形態では、シート状部材5として、
植物性繊維から成る紙で構成されている。
シート状部材5は、後述する分解用押出貫通孔17を被覆する様に敷設され
ている。
シート状部材5及び分解用押出貫通孔17の詳細については、後述する。
図3において、円筒状ケーシング1の裏面(図1において、右側の面)には
、複数の放熱用突起14が形成されている。放熱用突起14は、全体が円柱状
であり、円筒状ケーシング1の裏面に等ピッチで配置されている。
ここで、従来の放熱用突起が多数の平板状の突起で構成されているので、平
板状突起に平行な空気流以外は、当該突起に遮られてしまうので、放熱の効率
が低かった。それに対して、図示の実施形態における放熱用突起14は断面円
形の円柱状の突起で構成されているため、どの様な方向の空気流であっても、
放熱用突起14により遮られてしまうことが無いので、放熱の効率が向上する
そして、空気流の方向とは無関係に放熱が行われるため、LEDユニットを
取り付ける際に、放熱用突起14に向う空気流の方向を考慮する必要が無いの
で、取り付け位置或いはレイアウトに関する自由度が大きくなる。
それに加えて、図示の実施形態では放熱用突起14の断面形状を円形にした
ので、ダイキャスト加工における冷却時に、変形してしまう事態が激減した。
更に円筒状ケーシング1の裏面には、矩形状のトランス取付座15が2ヶ所
形成されている。また、四角柱状の端子台取付座16が2箇所形成されている

図1で示す様に、トランス取付座15の先端と、端子台取付座16の先端と
は、面一となる様に形成されており、トランス取付座15及び端子台取付座1
6の高さ寸法(図1における左右方向寸法)は、放熱用突起14の先端の高さ
寸法よりも大きく形成されている。従って、図1において、トランス取付座1
5及び端子台取付座16の先端は、多数の放熱用突起14に対して、(図1中
、右側へ)突出して配置されている。
矩形状のトランス取付座15及び円柱状のトランス取付座15には、それぞ
れ、取付用ネジ孔15m、16m(何れも雌ネジ)が形成されている。
なお、図1において、トランスは符号8で示されており、且つ、仮想線で表
現されている。
図4、図5は、電子基板2、LED3、シート状部材5が配置されていない
状態の円筒状ケーシング1を示している。勿論、図4、図5では、円筒状ケー
シング1内の空間13内には、シリコン樹脂4は充填されていない。
特に図4で明確に示されている様に、矩形のトランス取付座15は、その内
側が窪んでおり、軽量穴15nとなっている。この軽量孔15nは、円筒状ケ
ーシング1の軽量化のために取付座15を中空に構成したものであり、ケーシ
ングの底部12における断面が矩形となっている(図5参照)ので、内部空間
全体が直方体状となっている。
但し、トランス取付座15内側に軽量穴15nを形成しないことも可能であ
る。
なお、矩形状の取付座15における取付用ネジ孔15mは、ケーシング底部
12の表裏を貫通している。
図5、図6において、円筒状ケーシング1の底部12には、取付座6が4箇
所に形成されている。当該取付座6は電子基板2を取り付けるために設けられ
ており、貫通孔6mが形成されている。
図6で示す様に、電子基板2は、円筒状ケーシング1の底部12の裏面側(
放熱用突起14が形成されている側:図1、図4、図6では右側)から雄ネジ
6t及びナット7nで取り付けられる。
また、円筒状ケーシング1の底部12には、分解用押出貫通孔17が4箇所
に形成されている。
リサイクルに際してシリコン樹脂4を底部12から分離するときには、先ず
、雄ネジ6tとナット7nとの螺合(或いは、雄ネジ6tと、電子基板2にお
ける後述する図示しない雌ネジ部との螺合)を解除して、雄ネジ6tを取り外
す。ここで、上述した様に、雄ネジ6tは、円筒状ケーシング1の底部12の
裏面側(放熱用突起14が形成されている側:図1、図4、図6では右側)か
ら取り付けられているので、取り外しに際しては、円筒状ケーシング1の底部
12の裏面側から容易に取り外すことが出来る。
そして、図示しない押出冶具により、円筒状ケーシング1の裏面側(放熱用
突起14が突出している側)からシリコン樹脂4を押圧する。分解用押出貫通
孔17には、図示しない押出冶具がシリコン樹脂4を押圧する際に、当該冶具
が相通されるのである。
分解用押出貫通孔17は、円筒状ケーシング1の底部12における外周壁1
3近傍領域であって、且つ、裏面側(図1、図6では右側)に放熱用突起14
が存在しない領域に形成されている。
図示の実施形態では、分解用押出貫通孔17は4箇所に形成されているが、
4箇所に限定される趣旨ではない。ここで、分解用押出貫通孔17は、円周方
向について、偏在しない様に配置されているのが好適である。複数の分解用押
出貫通孔17が円周方向について偏在して配置されていると、図示しない押出
冶具がシリコン樹脂4を押圧する際に、シリコン樹脂4によって固定された電
子基板2、LED3が押圧される方向が偏ってしまい、円筒状ケーシング1か
ら外れなくなってしまう恐れが存在する。
分解用押出貫通孔17は、円筒状ケーシング1をアルミダイキャストとして
鋳造した後に、機械加工によって穿孔することもできる。或いは、鋳造の際に
、ダイキャスト側に抜き穴として形成することも可能である。
図示の例では、分解用押出貫通孔17の直径(内径)は12.5mmであり
、図示しない押出冶具の直径よりも僅かに大きい。
図1〜図5において、符号18は、LED3とトランス8及び端子台とを接
続する電線が通る電線通し穴を示している。
再び図1において、LEDユニットでは、シリコン樹脂4を円筒状ケーシン
グ1内(円柱状空間13)に流し込む前の段階で、円筒状ケーシング1の底部
12に、シート状部材5を敷設する。上述した様に、図示の実施形態では、シ
ート状部材5は、植物性繊維から成る紙で構成されている。なお、シート状部
材5は、紙のみならず、熱遮断シート状部材(サーマルシート)で構成しても
良い。
上述した通り、シート状部材5は、分解用押出貫通孔17を被覆するように
敷設されている。
シート状部材5で分解用押出貫通孔17を覆うことにより、円筒状ケーシン
グ1の円柱状空間13にシリコン樹脂4を流し込んだ際に、分解用押出貫通孔
17からシリコン樹脂4が排出されてしまうことが防止される。
また、図示の実施形態では、シート状部材5を構成する紙或いは熱遮断シー
ト状部材は、断熱性が良好であるため、トランス8の発熱からLED3を遮断
することが出来る。
ここで、シート状部材5の敷設面積が大き過ぎる場合には、円筒状ケーシン
グ1内に電子基板2、LED3をシリコン樹脂4によって固定するに際して、
シリコン樹脂4による固定が不充分となり、LED3に不必要な振動が作用し
てしまう可能性がある。
一方、シート状部材5の敷設面積が小さ過ぎると、リサイクルに際して、シ
リコン樹脂4が円筒状ケーシング1から外れ難くなってしまう。
以上の点を考慮して、シート状部材の敷設面積については、適宜設定させる
べきである。
次に、図1、図2を参照して、円筒状ケーシング1内において、電子基板2
、LED3をシリコン樹脂4によって固定する態様について説明する。
先ず、円筒状ケーシング1の底部12にシート状部材5を載置する。ここで
、シート状部材5は、分解用押出貫通孔17を覆う様に配置される。
次に、所定のレイアウトにて複数のLED3が立設された電子基板2を、基
盤取付座6上に載置する。そして、図7で示す従来技術とは異なり、電子基板
2に図示しない雌ネジ部を形成して雄ネジ6tと螺合するか、或いは、雄ネジ
6tとナット7nにより電子基板2を挟み込むことにより、電子基板2を取付
座6へ固定する。
上述した態様で円筒状ケーシング1にシート状部材5、電子基板2及びLE
D3が配置されたならば、溶解したシリコン樹脂4をケーシング1の円柱状空
間13全域に流し込む。
所定期間が経過してシリコン樹脂4が冷えて固まれば、図1で示す様なLE
Dユニットとなる。係るLEDユニットは、トランス8が配置されて、信号灯
に係合される。
図示の実施形態に係るLEDユニットの作用効果について、以下に説明する

図示の実施形態では、アルミダイキャストの円筒状ケーシング1内の底部1
2に4箇所の分解用押出貫通孔17を形成すると共に、シリコン樹脂4を円筒
状ケーシング1内に流し込む前にケーシングの底部12にシリコン樹脂4及び
アルミダイキャストのケーシング1に対して反応しない非接着性の植物性繊維
のシート状部材5を敷いている。
リサイクルのため、電子基板2及びLED3を一体に固定しているシリコン
樹脂4を円筒状ケーシング1から分離する際には、図示しない押出冶具をケー
シング1の裏面側から分解用押出貫通孔17に挿通し、該冶具をシリコン樹脂
4側に押し出せば、シリコン樹脂4はケーシング底部12から容易に分離させ
ることが出来る。
シート状部材5を介在しているため、シリコン樹脂4とケーシング底部12
との接着力は、ケーシング底部12の全領域に亘っては存在せず、ケーシング
底部12の一部の領域でしか当該接着力が発揮されないからである。
また、ケーシングの底部12に敷いたシート状部材5は、紙或いは熱遮断シ
ート状部材の様な断熱性が良好な材質であるため、円筒状ケーシング1の裏面
に取り付けたトランス8から発生する熱をシリコン樹脂4側に伝達し難くする
効果を奏する。その結果、シリコン樹脂4に埋設した電子基板2及びLED3
が、トランス8の発熱により損傷を受けることを防止して、その寿命を延ばす
効果がある。
図示の実施形態では4箇所に形成された分解用押出貫通孔17は、円筒状ケ
ーシング1の底部12における外周壁13近傍領域であって、且つ、裏面側(
図1、図6では右側)に放熱用突起14が存在しない領域に形成されている。
従って、分解用押出貫通孔17を設けることにより、LED3の放熱性能が
犠牲になってしまうことが防止される。
さらに、分解用押出貫通孔17は、円周方向について偏在しない様に配置さ
れているので、図示しない押出冶具が分解用押出貫通孔17を経由してシリコ
ン樹脂4を押圧する際に、当該押圧力が偏ることが無く、シリコン樹脂4はケ
ーシング底部12からの容易に分離するのである。
図示の実施形態では、従来技術に係るLEDユニットの製造設備に対して新
たに追加する構成は、分解用押出貫通孔17の形成と、シート状部材5の敷設
に関する構成のみであり、設備変更によるコストアップを最小限に留めること
が出来る。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣
旨の記述ではない旨を付記する。
例えば、図示の実施形態では、信号灯用のLEDユニットとして説明されて
いるが、本発明のLEDユニットは信号灯用LEDユニットに限定されるもの
ではなく、自動車の小型LEDユニット、鉄道用LEDユニット、その他の表
示用LEDユニットとして使用可能である。
本発明の実施形態の全体構成を示す断面図。 図1に対応する正面図。 図2に対応する裏面図。 本発明の実施形態のケーシングの断面図。 図4に対応する正面図。 図5のX−X断面矢視図。 従来技術のケーシングの構造を説明する部分断面図。
符号の説明
1・・・ケーシング
2・・・電子基板
3・・・LED
4・・・シリコン樹脂
5・・・非接着性のシート状部材/植物性繊維のシート状部材
6・・・LEDの取付座
8・・・トランス
11・・・円柱状の空間
12・・・底部
13・・・外周壁
14・・・放熱用突起
15・・・トランス取付座
16・・・端子台取付座
17・・・分解用押出貫通孔
18・・・電線通し穴

Claims (5)

  1. 金属材料で構成され且つ一方の面が開放された円筒形状に形成されたケーシ
    ングを有し、該ケーシング内に基板及び複数のLEDが配置されており、基板
    及び複数のLEDはシリコン樹脂により前記ケーシング内で一体的に結合され
    ており、ケーシングの底部には分解用押出貫通孔が形成されており、ケーシン
    グの底部にはシート状部材が敷設されており、該シート状部材はシリコン樹脂
    及びケーシングに対する接着性が乏しい部材で構成されていることを特徴とす
    るLEDユニット。
  2. 前記シート状部材は断熱性が良好な材料で構成されている請求項1のLED
    ユニット。
  3. 前記分解用押出貫通孔は複数箇所に形成されており、その内径寸法は押出冶
    具の直径よりも大きく、ケーシングの底部における外周近傍の領域で且つ裏面
    に放熱用突起が存在しない領域に形成されている請求項1、2の何れかのLE
    Dユニット。
  4. 前記分解用押出貫通孔には前記シート状部材が被せられている請求項1〜3
    の何れか1項のLEDユニット。
  5. ケーシング内に配置された基板は、ケーシング底部の裏面側からネジにより
    取り付けられている請求項1〜4の何れか1項のLEDユニット。
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