JPH04125649A - 感光性樹脂 - Google Patents

感光性樹脂

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JPH04125649A
JPH04125649A JP24855390A JP24855390A JPH04125649A JP H04125649 A JPH04125649 A JP H04125649A JP 24855390 A JP24855390 A JP 24855390A JP 24855390 A JP24855390 A JP 24855390A JP H04125649 A JPH04125649 A JP H04125649A
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JP
Japan
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group
photosensitive resin
substituent
alkyl group
derivative
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JP24855390A
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English (en)
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Yoshikazu Sakata
坂田 美和
Toshio Ito
伊東 敏雄
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、半導体装置などの製造、特に素子形成及び配
線パターン形成などの基板加工において、レジスト材料
として使用される感光性樹脂に関するものである。
(従来の技術) 半導体装置などの製造における基板加工、例えばICに
おける金属配線パターンの形成は、被加工基板の全面に
配線用金属膜を形成し、その配線用金属膜上にレジスト
膜を形成した後、このレジスト膜に対して例えば縮小投
影露光装置等を用いた露光によるパターニングを行いレ
ジストパターンを形成して、そのレジストパターンをマ
スクにして配線用金属膜をエツチングし、その後にレジ
ストパターンを除去することにより行われる。
しかし近年では、ICの高集積化、高速化に伴い、配線
パターンの超微細化や多層配線の採用が行われている。
今後、配線パターンの微細化は−層進むと考えられる。
一方で配線抵抗を下げるためにアスペクト比(縦横比)
を高くする傾向があり、多層配線によって被加工基板上
の段差は著しく大きくなる。このような段差が大きい被
加工基板上にレジストパターンを形成する場合、次のよ
うな問題が生じる。
即ち、例えば縮小投影露光装置を用いてレジストパター
ンを形成する際に、目的とする寸法のレジストパターン
を許容焦点深度の範囲以内で段差のある被加工基板上に
精度良く形成することが困難となる。特に、サブミクロ
ン領域の微細なパターニングを行う場合、解像力を得る
ために縮小投影露光装置に装着されるレンズの開口数を
大きくすると、焦点深度が浅くなってしまい、従来のよ
うな一層のレジストのみではパターンを形成できなくな
るおそれがある。
以上のような困難を解決するなめに、例えば文献’Jo
urnal of Electrochemical 
 5ociety:5OLIDSTATE  5CIE
NCE  AND  TECHNOLOGYJ 、13
2 [5]  (1985)p。
1178−1182に開示される技術が提案されている
上記文献に記載された技術は、二層レジスト法と称され
るレジストパターン形成技術に加えて、遠紫外線(波長
領域が約200〜300nm程度)に感度を有するポジ
型の感光性樹脂を用いるものである。
以下、上記文献に記載される感光性樹脂を用いた二層レ
ジスト法による金属配線パターンの形成について、具体
的に説明する。
先ず、下地金属層が堆積形成されその表面に段差を有す
る被加工基板上に、熱硬化性樹脂を厚く回転塗布し、そ
の熱硬化性樹脂を熱硬化させて、被加工基板上に表面が
平坦な下層レジスト層を形成し、基板の平坦化を図る。
その後、下層レジスト層上に、酸素プラズマによるエツ
チングに対して高い耐性を有する感光性樹脂を極めて薄
く塗布して上層レジスト層を形成し、露光によってその
上層レジスト層のパターニングを行う。
二こで、上層レジスト層を形成する感光性樹脂としては
、遠紫外線に対して250mJ/cm2程度の感度(1
μmL/Sを解像するドーズ量)を有し、0.75μm
程度の解像力が得られ、ケイ素を含有して、酸素プラズ
マによるエツチング時にそのケイ素が酸素プラズマと反
応するために耐エツチング性を有するポリ(トリメチル
シリルメチルメタクリレート−3−オキシミノ−2−ブ
タノンメタクリレート)共重合体を用いる。
次に、パターニングされた上層レジスト層をマスクにし
て、反応性酸素ガスを用いたイオンエツチング(02−
RIE)により下層レジスト層のエツチングを行えば、
パターニングされた下層レジスト層及上層レジスト層か
らなる高アスペクト比の二層レジストパターンが形成さ
れる。その後、この二層レジストパターンをマスクにし
て、被加工基板上の下地金属層をエツチングすれば、所
望の配線パターンが得られる。
従来の感光性樹脂を用いた二層レジスト法による配線パ
ターンの形成では、熱硬化性樹脂からなる下層レジスト
層で厚い平坦化層を形成し、その上に感光性樹脂からな
る上層レジスト層を形成して、その表面が平坦な上層レ
ジスト層に対して02−RIEによりパターニングを行
っている。そのため、下地である被加工基板の段差の影
響を受けずに、上層レジスト層及び下層レジスト層のパ
ターニングを行える。また、解像力を得るために焦点深
度が浅くなっても、上層レジスト層の膜厚を薄くするこ
とにより、配線パターンの微細化を図ることができる。
従って、寸法変動なしに高アスペクト比の微細パターン
を形成できる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記構成の感光性樹脂では、次のような
課題があった。
上記文献に記載された従来の感光性樹脂は、ケイ素含有
率が9.6重1%と比較的低いので、・02−RIEに
よるエツチング速度が15nm/minと速く、02−
RIE耐性が低い。
従って、この感光性樹脂を、例えば二層レジスト法にお
ける上層レジスト層に用いた場合、解像力を得るために
上層レジスト層の膜厚を薄くすると、下層レジスト層の
パターニングを精度良く行えず二層レジストパターンを
精度良く形成できないばかりでなく、下層レジスト層は
被加工基板を平坦化するために膜厚を厚くする必要があ
るにもかかわらずその膜厚を厚くすると上層レジスト層
がマスクとしての機諺を果たさなくなってしまう。
また、従来の感光性樹脂は、その化学的構造等に起因し
て0.75μm程度の解像力が得られるが、配線パター
ンの微細化傾向を考慮すると必ずしも十分な解像力とは
言えない。
本発明は、ケイ素含有率が低いなめに02−RIE耐性
が低い点と、解像力が十分ではない点について解決した
感光性樹脂を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 第1の発明は、前記課題を解決するために、感光性樹脂
を、不飽和基、アルキル基及びハロゲン化アルキル基の
いずれか一種または複数種と、α−ジカルボニル結合ま
たはその誘導体を有する芳香族化合物置換基、即ちアリ
ールグリオキシリル置換基及びアリールグリオキシリル
アリール置換基のいずれか一方または両方とを、有する
ポリシロキサン誘導体を主成分にして構成したものであ
る。この感光性樹脂は、不飽和基、アルキル基及びハロ
ゲン化アルキル基のうちいずれか一種または複数種の基
を官能基として有するポリシロキサン誘導体の両末端が
、遠紫外線領域及びその近傍の波長領域(例えば約20
0〜400nm程度〉における構造に応じた所定波長(
領域)の光に対して吸収が大きいために感光性を持つ、
アリールグリオキシリル置換基及びアリールグリオキシ
リルアリール置換基のいずれか一方または両方により修
飾されているものである。
第2の発明は、第1の発明において、前記ポリシロキサ
ン誘導体を、下記構造式(1)または(2)で表わされ
る化合物、それらの共重合体、あるいはそれらの混合物
で構成したものである。
式中、R11、R12、R31、R32、R33及びR
34は、アリールグリオキシリル置換基またはアリール
グリオキシリルアリール置換基であり、互いに同一であ
っても異なっていても良い。R21、R22、R41及
びR42は、不飽和基、低級アルキル基あるいはハロゲ
ン化アルキル基を示し、互いに同一であっても異なって
いても良い。また、m、nは、正の整数を表わす。
この感光性樹脂は、例えば、末端OH基のポリシロキサ
ン誘導体に、α−ジカルボニル結合またはその誘導体を
有する芳香族化合物を反応させて合成することにより形
成されるが、この末端OH基のポリシロキサン誘導体に
は、例えば下記の一般構造式(8)及び(9)で表わさ
れる化合物を用いる。
但し、式中、R21、R22、R41及びR42は、不
飽和基、低級アルキル基あるいはハロゲン化アルキル基
を示し、互いに同じ基でも異なる基でも良い。また、m
、nは、正の整数を表わす。
(9)式で表わされるポリシロキサン誘導体は、この出
願に係わる発明基らによって、特開昭63−21083
9号公報で提案されている化合物であり、(8)式で表
わされるポリシロキサン誘導体についても前記特開昭6
3−210839号公報で提案された技術において用い
られている原料のトリクロロシランをジクロロシランと
することによって容易に得られるものである。これらの
ポリシロキサン誘導体は、重合条件により重量平均分子
量が2000〜100000程度のものまで制御性良く
得ることができる。
第3、第4及び第5の発明は、第1または第2の発明に
おいて、前記不飽和基、アルキル基及びハロゲン化アル
キル基を、不飽和基については、ビニル基、アリル基、
インプロペニル基、及び2ブテニル基のうちから選んだ
アルケニル基とし、アルキル基については、メチル基、
エチル基、n−プロビル基、j−プロピル基、n−ブチ
ル基、i−ブチル基、及びt−ブチル基から選ばれる炭
素数4以下のアルキル基とし、ハロゲン化アルキル基に
ついては、クロロ(ブロモ、ヨード)メチル(エチル、
プロピル、ブチル)基より選ばれるもので、塩素、臭素
あるいはヨウ素が一つ以上置換された炭素数4以下のハ
ロゲン化アルキル基としたものである。但し、官能基が
全てアルキル基でかつ該アルキル基がt−ブチル基のみ
で構成される場合を除く。
第6の発明は、第1または第2の発明において、前記ア
リールグリオキシリル置換基及びアリールグリオキシリ
ルアリール置換基を、下式(3)、(4)、(5)、(
6〉及び(7)て′示される基より選ばれるものとして
いる。
〇−R8 但し、式中、Arは、単環あるいは多環の芳香族置換基
で、フェニル基、フェニル基の誘導体、ナフチル基、ナ
フチル基の誘導体、アントラセニル基、アントラセニル
基の誘導体、それらと類似の複素環式化合物、またはそ
の複素環式化合物の誘導体である。R5は、Arまたは
アルキル基を表わし、R61、R71、R8及びR9は
、アルキル基を表わし、R62及びR72は、水素また
はアルキル基を表わす。また、nは、1か0である。但
し、1分子中にArを少なくとも1個は含むものとする
(3〉〜(7)式で表わされる置換基は、芳香環が遠紫
外線領域及びその近傍の波長領域に大きな吸収を持つと
いう性質と、C−C結合が芳香環のα位のC=0結合に
よって活性化されて切断され易いという性質を有してい
る。
第7の発明は、第1または第2の発明において、前記ポ
リシロキサン誘導体を得るための出発材料を重量平均分
子量が2000以上、100000以下の末端OH基の
ポリシロキサン誘導体とじたものである。
(作用) 第1の発明によれば、以上のように感光性樹脂を構成し
たので、通常末端○H基のポリシロキサン誘導体をレジ
スト樹脂として用いる際には保存安定性などを4慮して
ポリマー末端の○H基をトリメチルシリル基のような不
活性な基で保護することか常識であるが、本発明の感光
性樹脂においては、その末端○H基がアリールグリオキ
シリル置換基及びアリールグリオキシリルアリール置換
基のいずれか一方または両方によって修飾される。
この感光性樹脂をレジストとして使用した場合、露光を
行うために遠紫外線領域及びその近傍の波長領域におけ
る前記装飾を行う置換基の構造に応じた光吸収波長の光
を用いてその感光性樹脂に対して光照射を行うと、この
光照射によりアリールグリオキシリル置換基やアリール
グリオキシリルアリール置換基の芳香環がエネルギーを
吸収(−1芳香環に吸収されたエネルギーによってC−
C結合等が切断されて、該置換基がラジカル発生源とな
り、炭素ラジカルなどの活性種を発生する。この活性種
がポリシロキサン誘導体の不飽和基に付加したりあるい
はアルキル基の水素やハロゲン化アルキル基のハロゲン
を引き抜いたりして重合が進み、その部分か有機溶剤に
不溶となる。以上のようなプロセスに基づき、この感光
性t!I脂(まイ・刃型のレジストとして機能する。
第2の発明によれば、第1の発明において、ポリシロキ
サン誘導体を前記構造式(1)、(2)て表わされる化
合物を用いて構成したので、該ポリシロキサン誘導体は
、02−RIE耐性を規定するケイ素含有率が高くなる
と共に、その分子構成に起因して出発材料からの合成過
程における制御が容易に行われる。
第3、第4及び第5の発明によれば、第1または第2の
発明において、以上のように不飽和基、アルキル基及び
ハロゲン化アルキル基を構成しなので、第1または第2
の発明と同様の作用が得られると共に、炭素ラジカルな
どの活性種に対する反応性が損なわれずに官能基の分子
量が少なくなり、感光性樹脂のケイ素含有率の向上が促
進される。
第6の発明によれば、第1または第2の発明において、
前記アリールグリオキシリル置換基及びアリールグリオ
キシリルアリール置換基を、(3)〜(7)で示される
基より選ばれるものとしたので、その分子構造に起因し
て光照射に基づく炭素ラジカル等の活性種の発生が効率
良く成される。
第7の発明によれば、第1または第2の発明において、
前記ボッシロキサン誘導体を得るための出発材料を重量
平均分子量が2000以上、100000以下の末端O
H基のポリシロキサン誘導体としたので、前記ポリシロ
キサン誘導体の出発材料の最適な分子量設定が成される
即ち、出発材料の末端OH基のポリシロキサン誘導体の
分子1か2000よりも小さい場合、そのポリシロキサ
ン誘導体は結晶とならないため、レジスト膜として不適
当であり、かつパターニングを行う際に極めて多くの露
光量を必要とする。
またその分子量が100000よりも大きい場合、合成
段階でゲル化が起こり易く再現性が十分に得られない。
従って、末端○H基のポリシロキサン誘導体を出発材料
として前記ポリシロキサン誘導体を得る場合には、その
重1平均分子量を2000〜100000の範囲内に設
定することが望ましい。
このように分子量設定された出発材料を用いて行う感光
性樹脂の合成は、その出発材料である末端○H基のポリ
シロキサン誘導体に、例えば−官能性ジアリールグリオ
キサール誘導体または一官能性モノアセタール誘導体(
例えばモノクロロfヒ物)を塩基性触媒下で反応させて
行われる。この塩基性触媒は特定されず、例えばトリエ
チルアミン、トリーn−ブチルアミン、ピリジン、ルチ
ジン、γ−コリジン、イミダゾール、及び炭酸力)ノウ
ムなどが挙げられる。
ここで、合成の際の芳香族化合物量は、ホラマーのOH
基数以上の分子数が入る量であれば良く、数平均分子量
によっても異なるが、例えば3〜50moJ)%の範囲
内であれば構わない。また、触煤量は、芳香族置換基に
対し、等量から10倍量程度の範囲内であれば良い。さ
らに、合成に用いる溶媒としては、ジメチルホルムアミ
ド、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド、1,
4−ジオキサン、メチルエチルケトン、メチルインブチ
ルケトン、及びトルエンなどが挙げられる。
従って、前記課題を解決できるのである。
(実施例) 以下、本発明を実施例1〜9により具体的に説明するが
、本発明は、その要旨を越えない限り以下の実施例に限
定されるものではない。
実施例1 重量平均分子量Mw=31000、数平均分子、tVI
n=10000の末端OH基のポリアリルシルセスキオ
キサン(出発材料であるポリシロキサン誘導体>93.
2g (1,0mol! )と、下記構造式(8)で示
される2、2−ジメトキシ−2(クロロフェニル)アセ
トフェノン(芳香族化合物>21.7g (74,6m
moJ)>とを、1゜0gのジクロロメタン(合成時の
溶媒)に溶解させ、水浴中で攪拌する。
これに、トリエチルアミン′(触媒)7,5g(74,
6mmoN )を滴下し、その後15分間攪拌を続ける
。さらに、浴をはずし、室温で10時間攪拌を続ける。
攪拌終了後、留去可能な適当な溶媒によって希釈し、不
溶物をろ過して、溶媒の留去を行い、不溶物が発生しな
くなるまで、希釈、ろ過、留去の操作を繰り返す。その
後に得られた油状e168.9gを同量のトルエンで希
釈し、3.49のメタノール中に滴下し、無色の結晶(
ホラマー〉ヲ8.6gを得た。
寒施侃2−旦 実施例1において、出発材料であるポリシロキサン誘導
体を次表1のようにし、芳香族化合物を次表2のように
し、それ以外は全て同様にして行つな各実施例2 3により、表3に示すような収 量のポリマーが得られた。
表1 Hw=38400.79.1 t (1mOオ)表2 表3 なお、上記表2に示される芳香族化合物の2クロロベン
ジル及び2−クロロベンゾインイソ10ピルエーテルは
、それぞれ次式(9)、(10)%式% 大施伍且 実施例1で得られたポリマー100gをキシレン730
gに溶解し、0.2μm孔メンフルンフィルターでろ過
し、レジストを調整した。
さらにシリコン基板上にフォトレジスト(シブし一社製
 N′1P2400)を回転塗−sr、そのフォトレジ
ストを、200°Cで1時間オーブン中において加熱し
、硬化させて、膜厚1.ヲμmの下層レジスト層を形成
した。この下層レジスト層上に、調整したレジストを膜
厚0,2μmに回転塗布し、ホットプレート中で80°
C11分間ベークを行い、上層レジストを形成した。こ
のようにして、シリコン基板上に下層レジスト層及び上
層レジスI−層か順次形成されなウェハを作製した後、
その上層レジスト層に対して、Xe−)(gランプ及び
コールドミラーを装着したPLA501アライナ−(キ
ャノン社製)を露光源として、マスクとの密着露光を行
った。
次に、このウェハを、メチルイソブチルケトン(以下、
MIBKという)とイソプロとルアルコール(以下、I
PAという)1:1混合液中に、43秒間浸漬して現像
を行い、その後IPAに30秒間浸漬してリンスを行い
、さらにそのウェハに対してホットプレート上で60°
C11分間ベークを行った。
以上の過程において、調整したレジストからなる上層レ
ジスト層に対して露光を行った際、50?6残膜時の露
光X(Dn 05)は、18ct(カウント)であった
。但し、1ct=39.0mJ7’Cm2である。また
、最小解像寸法は、マスク最小寸法の0,5μmL、z
’sであった。
この結果から分かるように、実施例1で作製したポリマ
ーにより調整!−たレジストでは、最小解像寸法を従来
の0.75μmL/S程度に比べて小さくでき、少なく
ても○、ヲμmL/Sまでの解像が可能である。
夾旌伍旦−旦 実施例4において、実施例2,3で得られたポリマーに
より調整したレジストをそれぞれ次表4に示すような組
み合わせで用い、それ以外は全て同様にして行った各実
施例5,6では、その50%残膜時の露光量(Dn 0
“5)及び最小解像寸法は、表4に示すような結果であ
った。
表4 5     実施例2のポリマー      10.5
      0.5umL/S二の実施例5.6及び実
施例4をそれぞれ比較すると、50%残膜時の露光量は
、実施例5.4.6の順で低く、最小解像寸法は、各実
施例とも使用したマスクのマスク最小寸法である0、5
μmL/Sまで得られていることが分かる。
栗止円二 実施例5において、露光源をKrFエキシマレーザ(ラ
ムダフィシツク社製)とした以外は、全て同様に行った
。この時、50%残膜時の露光量(Dn 0°5)は、
380mJ/cm2であり、少なくともマスク最小寸法
の0.5μmL/Sまでの解像が可能であった。
犬胞円5 実施例2において調整したレジストを用いて、シリコン
ウェハ上に、02μm厚の乾燥皮膜を形成し、次いで、
DEM451平行平板型ドライエツチャー(アネルバ社
製)を用いて、シリコンウェハ上に形成された乾燥皮膜
に対して02ガスによるドライエツチング(02−RI
E)を20分間行った。その時のエツチング条件は、0
2ガス圧を1.OPa、02ガス流量を20SCCM、
RFパワー密度を0.12W/cm2とした。
このエツチング終了後、乾燥皮膜の膜減り量を膜厚計(
タリステップ、テーラーホブソン社製)で測定したとこ
ろ、47nmであった。
この測定結果によれば、実施例2で調整したレジストを
用いて形成した乾燥皮膜に対する02RIEのエツチン
グ速度は、2.35nm/minであり、従来の15n
m/mi nに比べて遅くなっているのが分かる。
火旌泗ダ シリコン基板上に、熱硬化させた膜厚2μmのフォトレ
ジスト(シプレー社製 〜TP2400>からなる下層
レジスト層を形成し、その下層レジスト層上に、実施例
2において調整したレジストを回転塗布し、ホットプレ
ート上で60°C11分間のベークを行い、0.2μm
厚の上層レジスト層を形成した。このようにして、シリ
コン基板上に下層レジスト層及び上層レジスト層が順次
形成されたウェハを作製した後、上層レジスト層をパタ
ーニング′するために、先ずこのウェハの上層レジスト
層に対して、Xe−)(gランプとCM2う0コールド
ミラーを用いて密着露光を行った。この時の露光量は、
千3.3ctとした。
露光後、このウェハをMIBK:IPA=11の混合液
に45秒間浸漬し、さらにIPAに30秒間浸漬した後
、ホットプレート上で80°C11分間のベークを行い
、上層レジスト層のパターニングを終了した。
次いで、パターニングされた上層レジストをマスクにし
て、ドライエツチャーDEM451を用いて下層レジス
ト層に対して02−RIEを35分間行った。その時の
エツチング条件は、02ガス圧を1.0Pa、02ガス
流星を20S CCM、RFパワー密度をQ 、  l
 2W、y’c m2とした。
エツチング後に得られた、上層レジスト層及び下層レジ
゛スト層からなる二層レジストパターンを断面SEM(
走査型電子閉微鏡)により観察した結果、0.5μm 
L / Sがアスペクト比4で矩形の形状に形成されて
いることが分かった。
この観察結果から分かるように、実施例2において調整
したレジストを用いた二層レジスト法による二層レジス
トパターンは、高い解像度のパターニングが成され、し
かも高アスペクト比で精度良く形成されている。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、第1の発明によれば、前記
感光性樹脂は、ケイ素含有率が高いポリシロキサン誘導
体(ポリシルセスキオキサン誘導体を含む)を出発物と
して形成され、不飽和基、アルキル基及びハロゲン化ア
ルキル基の中から選ばれた一種以上の基を官能基として
有し、この官能基に対して反応性の高い炭素ラジカルな
どの活性種を効率的に発生するアリールグリオキシリル
置換基及びアリールグリオキシリルアリール置換基のい
ずれか一方または両方を有する、ポリシロキサン誘導体
を主成分として構成される。そのため、アリールグリオ
キシリル置換基やアリールグリオキシリルアリール置換
基がその構造に応じた所定波長(領域)の光照射に対し
て高い怒度を有し、ポリシロキサン誘導体を含む樹脂の
化学的構造に起因して高解像度が得られ、そのケイ素含
有率が高いために高02−RIE耐性が得られる。
従って、膜厚及び加工精度に優れた感光性樹脂を実現で
きる。
また、本発明の感光性樹脂によれば、アリールグリオキ
シツル置換基及びアリールグリオキシリルアリール置換
基の構造を適当に選択することによって波長200〜4
00nm程度の広い範囲で光吸収波長が変えられるので
、i線用、Xe−CΩエキシマレーザ用、KrFエキシ
マレーザ用、及びArFエキシマレーザ用などのレジス
1〜を各々構成することが可能となる。
第2の発明によれば、第1の発明において、前記ポリシ
ロキサン誘導体を、前記(1)、(2)式で示される化
合物を用いて構成したので、その化学的構造に起因して
重合における高制御性が得られ、所望の分子量を有する
ポリシロキサン誘導体を高い精度で得ることができる。
さらに、本発明によれば、ポリシロキサン誘導体自体の
構造を、前記感光性樹脂のケイ素含有率を極力高めるも
のとすることかて゛き、それに基づいて02−RIE耐
性の向上を促進できる。
第3、第4及び第5の発明によれば、第1または第2の
発明において、以上のように不飽和基、アルキル基及び
ハロゲン化アルキル基を構成したので、前記官能基自体
の構造を、炭素ラジカルなどの活性種に対する反応性を
損なうことなしに、前記感光性樹脂のケイ素含有率を極
力高めるものとすることができ、該感光性樹脂の02−
RIE耐性の最適化を図ることかできる。
第6の発明によれば、第1または第2の発明において、
前記アリールグリオキシリル置換基及びアリールク゛り
でキシリルアワール置換基を、前記(3)、(4)、(
ヲ)、(6)及び(7)て示される基より選ばれるもの
としたので、該置換基は、C−〇結合か芳香環のα位の
C−〇結合によって活性1ヒされて切断され易くなり、
高効率のラジカル発生源となる。そのため、前記アリー
ルグリオキシリル置換基及びアワールグリオキシリルア
ワール置換基を他の構成にした場合に比べて該感光性樹
脂の感度を高めることかできる。
さらに、本発明によれば、前記アリールグリオキシリル
置換基及びアリールグリオキシリルアリール置換基自体
の構造を、前記感光性樹脂のケイ素含有率を極力高める
ものとすることができ、それに基ついて該感光性樹脂の
02−RIE耐性の向上を図れるという効果も得られる
第7の発明によれば、第1または第2の発明において、
前記ポリシロキサン誘導体を得るための出発材料を重量
平均分子量が2000以上、100000以下の末端○
H基のポリシロキサン誘導体と1なので、適性なレジス
トとしての機能を有し、かつ再現性に優れた感光性樹脂
を実現て′きる。
出願人  沖電気工業株式会ネ1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、不飽和基、アルキル基及びハロゲン化アルキル基の
    いずれか一種または複数と、アリールグリオキシリル置
    換基及びアリールグリオキシリルアリール置換基のいず
    れか一方または両方とを、有するポリシロキサン誘導体
    を含有することを特徴とする感光性樹脂。 2、請求項1記載の感光性樹脂において、 前記ポリシロキサン誘導体が、下記構造式(1)または
    (2)で示される化合物、下記構造式(1)及び(2)
    で示される化合物の共重合体、あるいは下記構造式(1
    )及び(2)の化合物の混合物からなる感光性樹脂。 ▲数式、化学式、表等があります▼…(1) ▲数式、化学式、表等があります▼…(2) (式中、R11、R12、R31、R32、R33及び
    R34は、アリールグリオキシリル置換基またはアリー
    ルグリオキシリルアリール置換基であり、互いに同一で
    あっても異なっていても良い。R21、R22、R41
    及びR42は、不飽和基、低級アルキル基あるいはハロ
    ゲン化アルキル基を示し、互いに同一であっても異なっ
    ていても良い。また、m、nは、正の整数を表わす。) 3、請求項1または2記載の感光性樹脂において、 前記不飽和基が、ビニル基(CH_2=CH−)、アリ
    ル基(CH_2=CH−CH_2−)、イソプロペニル
    基(CH_2=C−CH_3)及び2−ブテニル基(C
    H_2=CH−CH_2−CH_2−)から選ばれた感
    光性樹脂。 4、請求項1または2記載の感光性樹脂において、 前記アルキル基が、メチル基、エチル基、n−プロピル
    基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、及
    びt−ブチル基から選ばれた感光性樹脂。 5、請求項1または2記載の感光性樹脂において、 前記ハロゲン化アルキル基が、クロロ(ブロモ、ヨード
    )メチル(エチル、プロピル、ブチル)基(ハロゲン数
    は1以上9以下)から選ばれた感光性樹脂。 6、請求項1または2記載の感光性樹脂において、 前記アリールグリオキシリル置換基及びアリールグリオ
    キシリルアリール置換基が、下記構造式(3)、(4)
    、(5)、(6)及び(7)で示される基より選ばれた
    感光性樹脂。 ▲数式、化学式、表等があります▼…(3) ▲数式、化学式、表等があります▼…(4) ▲数式、化学式、表等があります▼…(5) ▲数式、化学式、表等があります▼…(6) ▲数式、化学式、表等があります▼…(7) (式中、Arは、単環あるいは多環の芳香族置換基で、
    フェニル基、フェニル基の誘導体、ナフチル基、ナフチ
    ル基の誘導体、アントラセニル基、アントラセニル基の
    誘導体、それらと類似の複素環式化合物、またはその複
    素環式化合物の誘導体である。R5は、Arまたはアル
    キル基を表わし、R61、R71、R8及びR9は、ア
    ルキル基を表わし、R62及びR72は、水素またはア
    ルキル基を表わす。また、nは、1か0である。但し、
    1分子中にArを少なくとも1個は含むものとする。)
    7、請求項1または2記載の感光性樹脂において、 前記ポリシロキサン誘導体を得るための出発材料を重量
    平均分子量が2000以上、100000以下の末端O
    H基のポリシロキサン誘導体とした感光性樹脂。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018052873A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 Dic株式会社 新規化合物、光重合開始剤及び重合性液晶組成物

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