JPH04125540U - 把持アーム移送装置 - Google Patents

把持アーム移送装置

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JPH04125540U
JPH04125540U JP3149591U JP3149591U JPH04125540U JP H04125540 U JPH04125540 U JP H04125540U JP 3149591 U JP3149591 U JP 3149591U JP 3149591 U JP3149591 U JP 3149591U JP H04125540 U JPH04125540 U JP H04125540U
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slider
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JP3149591U
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Inventor
隆之 藤原
ポツプ コンラツド
Original Assignee
株式会社アマダ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的簡単な構成のもとで把持アームを所定
方向における所定位置に位置せしめることができると共
に、低コストで生成することができる把持アーム移送装
置を提供することを目的とする。 【構成】 工具9を把持する一対の把持アーム157,
159を備えたスライダ137を所定方向へ移動自在に
設け、このスライダ137を所定方向へ移送せしめるた
めの移送シリンダ145を設け、かつスライダ137が
上記所定方向における所定位置を越えて所定方向へ移動
することを規制するための規制シリンダ149を設けて
なることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば工具交換装置等に使用される一対の把持アームを移送する把 持アーム移送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の把持アーム移送装置は、工具を把持する把持アームを備えたスライダを 所定方向へ移動自在に設けてなるものであって、上記スライダを移送させるため にサーボモータに連動連結したボールねじが所定方向へ延伸して設けてあると共 に、このボールねじに螺合したナット部材が上記スライダに取付けてある。した がって、サーボモータを介してボールねじを所定の回転数だけ回転させることに より、一対の把持アームを所定方向における所定位置に位置せしめることができ る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前述のごとき従来の把持アーム移送装置においては、サーボモータ、 ボールねじ等を使用しているために、把持アーム移送装置の構成が複雑になると 共に把持アーム移送装置のコストが高くなるといった問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前述のごとき従来の問題点を解決するために、本考案においては、工具を把持 する一対の把持アームを備えたスライダを所定方向へ移動自在に設け、このスラ イダを所定方向へ移送せしめるための移送シリンダを設け、かつスライダが上記 所定方向における所定位置を越えて所定方向へ移動することを規制するための規 制シリンダを設けてなることを特徴とする。
【0005】
【作用】
前記の構成において、移送シリンダを適宜に操作することにより、一対の把持 アームを備えたスライダを所定方向へ移送せしめることができる。このとき、予 め規制シリンダを適宜に操作して上記スライダが所定方向における所定位置を越 えて移動することが規制させられているために、上記スライダを上記所定位置に 位置せしめることができる。
【0006】
【実施例】
以下、本実施例に係る考案について図面に基づいて説明する。
【0007】 図1、図2を参照するに、タレットパンチプレス1は上下に対向して上部フレ ーム3と下部フレーム5とからなるブリッジ型のフレームを備えてなるものであ る。
【0008】 上部フレーム3には上部金型7を備えた複数の上部金型ホルダ9を保持する上 部タレット装置11が設けてあると共に、下部フレーム5には下部金型13を備 えた複数の下部金型ホルダ15を保持する下部タレット装置17が設けてある。 上記上部タレット装置11の近傍には上部金型7を備えた多数の上部金型ホルダ 9を収納する上部ホルダ収納装置19が設けていると共に、下部タレット装置1 7の近傍には下部金型13を備えた多数の下部金型ホルダ15を収納する下部ホ ルダ収納装置21が設けてある。上部タレット装置11に保持してある所定の上 部金型ホルダ9と、上部ホルダ収納装置19に収納してある所定の上部金型ホル ダ9を交換するために、上部フレーム3には上部ホルダ交換装置23が設けてあ り、同様に下部タレット装置17に保持してある所定の下部金型ホルダ15と下 部ホルダ収納装置21に収納してある所定の下部金型ホルダ15とを交換するた めに、下部フレーム5には下部ホルダ交換装置25が設けてある。
【0009】 上記上部タレット装置11の詳細については、図1、図3、図4、図5を参照 するに、上部フレーム3にはケーシング27aが設けてあり、このケーシング2 7aにはほぼ多角錐台状の上部タレット29aが中心軸が傾斜して設けてある。 上記上部タレット29aは、図5に示すように基部31aと、この基部31aか ら放射状に延びた複数(本実施例では4つ)のアーム部33aを備えており、厳 密には多角錐台状を有していないけれどもほぼ多角錐台状をなしている。上記各 アーム部33aには上部金型ステーション35aが設けてあり、各上部金型ステ ーション35aには上部金型7を備えた上部金型ホルダ9を着脱自在に保持する 上部ホルダ保持部材37aが設けてある。ここで、上部金型ホルダ9は上部ホル ダ保持部材37aに対してキー、キー溝の公知手段を介して所定の方向性を有し た状態のもとで保持され、上部金型7は上部金型ホルダ9に対してキー、キー溝 、ボールプランジャの公知手段を介して所定の方向性を有した状態のもとで保持 されている。
【0010】 なお、上部金型ホルダ9は、図8に示すように円弧状の一対のフランジ部39 aと直線状の一対のフランジ部41aとを備えている。更に一対のフランジ部4 1aには図4に示すように溝43aが形成してある。
【0011】 また、図1に示すように上部タレット33は中心軸を中心として回転させるた めに、ケーシング27aには上部タレット回転装置45aが設けてある。すなわ ち、ケーシング27aには上部タレット用サーボモータ47aが設けてあり、こ のサーボモータ47aに連動連結した連結軸49aが上部タレット29aに一体 的に設けた回転軸51aに歯車機構を介して連結してある。
【0012】 また、上部タレット29aを所定角度だけ回転させて所定の上部金型ステーシ ョン35a上の上部金型7を加工位置(ストライカー53の垂直下方位置)に位 置決めしたときに、所定の上部金型ステーション35aはほぼ水平位置に位置す ると共に、他の所定の上部金型ステーション35a′は垂直位置に位置するよう に、上部タレット29aは構成してある。このときに、上部タレット29aを回 転不能とするために、上部フレーム3にはショットピン55aが設けてあり、こ のショットピン55aは流体圧シリンダ57aの作用によりアーム部33aの所 定位置に設けた係合凹部に係合可能である。
【0013】 前記各上部ホルダ保持部材37aは図4に示すように上部金型ステーション3 5aに対して軸受59a,61aを介して回転自在に設けてある。各上部ホルダ 保持部材37aには図5に示すようにウォームホイール63aが一体的に設けて あり、このウォームホイール63aに噛合したウォーム65aを備えた駆動軸6 7aが各アーム部33a内に軸受69aを介して回転自在に設けてある。
【0014】 所定の上部金型ステーション35aをほぼ水平位置に位置せしめたときに、所 定の上部金型ステーション35a上の上部金型ホルダ9は、上部フレーム3に取 付けたサーボモータ71aにドグクラッチ装置73aを介して接続遮断可能であ る。より詳細には、図4、図5を参照するに、サーボモータ71aの回転軸75 a(回転軸に連動連結した連結軸も含む)にはドグクラッチ装置73aの一部を 構成するクランパ77aが流体圧シリンダ(図示省略)を介して往復動可能かつ 回転不能に設けてある。上部ホルダ保持部材37aが原点位置に回転位置決めし たときに、クランパ77aの凹部が、前記駆動軸67aに一体的に設けたクラン パ79aの凸部に接続することが可能となる。
【0015】 また、回転自在な状態にある上部ホルダ保持部材37aを回転不能とするため に、各アーム部33aには回止め装置81aが設けてある。より詳細には、アー ム部33aには回止めシリンダ83aの作用に突出自在な回止めピン85aが設 けてあり、この回止めピン85aはクランパ79aの切欠部87aに係合可能で ある。なお、上部ホルダ保持部材37aを原点位置に回転位置決めしたときに、 回止めピン85aは切欠部87aに係合することが可能になる。
【0016】 上記構成により、所定の上部金型ステーション35aをほぼ水平位置に位置せ しめた後に、所定の上部ホルダ保持部材37aを回転させるときには、流体圧シ リンダを介してクランパ77aを所定のクランパ79aに接近させて、クランパ 77aの凹部とクランパ79aの凸部を接続せしめる。そして、サーボモータ7 1aを介して回転軸75aを回転させて駆動軸67aを回転させることにより、 ウォーム65a、ウォームホイール63aを介して上部ホルダ保持部材37a、 上部金型ホルダ9を回転させることができる。
【0017】 そして、上記上部金型ホルダ9に保持された上部金型7により所望のパンチン グ加工を行った後には、サーボモータ71aを介して上部ホルダ保持部材37a を回転させて原点位置に回転位置決めする。そして、回止めシリンダ83aを介 して回止めピン85aをクランパ79aの切欠部87aに係合せしめると共に、 流体圧シリンダを介してクランパ77a,79aの接続状態を解除する。
【0018】 図4を参照するに、前記各アーム部33aの上部金型ステーション35aに保 持された上部金型ホルダ9を支持する上部ホルダ支持装置89aが設けてある。 より詳細には、各アーム部33aには一対のブロック91aが設けてあり、一対 のブロック91aには、前記フランジ部39aを支持する支持爪93aが内蔵シ リンダを介して移動自在に設けてある。ここで、支持爪93aにおける上部金型 ホルダ9に対向する面は上部金型ホルダ9の周面形状に対応した円弧状に形成し てある。
【0019】 前記下部タレット装置15の構成の詳細は、上部タレット装置11の構成とほ ぼ同じであるために、下部タレット装置15における構成要素については、図中 に上部タレット装置11における対応する構成要素と同一番号かつb符号を付し て、異なる点についてのみ説明する。
【0020】 図6を参照するに、下部タレット装置15の一部を構成する下部タレット29 bを回転させて所定の下部金型ステーション35bをほぼ水平位置に位置せしめ たときに、所定のアーム部33bを下方から支持するために、前記下部フレーム 5にタレット支持部材95が設けてある。
【0021】 また、各下部金型ホルダ15内には下部金型13を押上げる押上げ部材97が 設けてあり、押上げ部材97のフランジ部と下部金型ホルダ15の段部には、押 上げ部材97を下部金型ホルダ15の底面側へ付勢するスプリング99が弾装し てある。下部タレット29bを回転させて所定の下部金型ステーション35bを 水平位置に位置せしめた後に、所定の下部金型ステーション35b上の下部金型 13を上方向へ押上げるために、下部フレーム5には押上げシリンダ101が設 けてあり、この押上げシリンダ101から上方向へ突出自在なピストンロッド1 03が押上げ部材97を押上げる作用をなしている。
【0022】 上記構成により、下部タレット29bを中心軸を中心として回転させて所定の アーム部33bの下部金型ステーション35bをほぼ水平位置に位置せしめる。 このとき、所定のアーム部33bはタレット支持部材95により下方向から支持 されるものである。そして、押上げシリンダ101を介してピストンロッド10 3を上昇させて、押上げ部材97を上昇させることにより、下部金型13を上昇 させて下部金型13の上側をパスラインの高さに位置せしめる。
【0023】 再び図1、図2を参照するに、前記上部ホルダ収納装置19の詳細については 、上部フレーム3に一体的に設けた支持フレーム105aには前後(図1におい て表裏、図2において下上)に離隔して一対の昇降シリンダ107aが設けてあ り、各昇降シリンダ107aから下方向へ突出自在のピストンロッド109aに は回転自在な回転車111aが設けてある。回転車111aは図示省略のチェン 用サーボモータを介して回転することができるものである。上記各回転車111 aの上側と下側にはスプロケット113a,115aが一体的に設けてあり、一 対のスプロケット113aと一対のスプロケット115aにはチェン117a, 119aがそれぞれ掛回してある。上下のチェン117a,119aには図7に 示すような上下に対向した一対の保持アーム121a,123aが多数組設けて あり、一対の保持アーム121a,123aはそれ自体の弾性力の作用によって 上部金型ホルダ9のフランジ部41aに設けた係合穴に係合可能な係合ピンを備 えている。
【0024】 上記構成により、多数組の保持アーム121a,123aに上部金型7を備え た上部金型ホルダ9を保持せしめることにより、上部ホルダ収納装置19に多数 の上部金型ホルダ9を収納せしめることができる。そして、チェン用サーボモー タを介して回転させてチェン117a,119aを適宜に走行させることができ 、また一対の昇降シリンダ107aを介してピストンロッド109aを昇降させ ることにより、チェン117a,119aを昇降させることができる。
【0025】 前記下部ホルダ収納装置21の構成については、上部ホルダ収納装置19の構 成とほぼ同じであり、図中に下部ホルダ収納装置21における構成要素について は上部ホルダ収納装置19における対応する構成要素と同じ番号かつb符号を付 して、下部ホルダ収納装置21の構成の詳細については省略する。
【0026】 前記上部ホルダ交換装置23の詳細については、図1、図8、図9を参照する に、上部フレーム3に一体的に設けた支持フレーム125には左右方向(図1、 図9において左右方向、図8において表裏方向)へ延びた一対のガイドバー12 7が設けてあり、一対のガイドバー127には第1スライダ129が左右方向へ 移動自在に設けてある。この第1スライダ129を左右方向へ移動させるために 、支持フレーム125の左側には左右方向へ移動自在なピストンロッド131を 備えた第1移送シリンダ133が設けてあると共に、第1ピストンロッド133 の先端は第1スライダ129に一体的に取付けてある。ここで第1スライダ12 9、第1移送シリンダ133が第1把持アーム移送装置を構成するものである。
【0027】 上記第1スライダ129には前後方向(図1において表裏方向、図8において 右左方向、図9において下上方向)へ延びた一対のスライドバー135を介して 第2スライダ137が前後方向へ移動自在に設けてあり、第2スライダ137は 上部金型ホルダ9のフランジ部41aを把持する第1ホルダ把持装置139、第 2ホルダ把持装置141を備えている。上記第2スライダ137を前後方向へ移 動させるために、第2スライダ137の後側には前後方向へ移動自在なピストン ロッド143を備えた第2移送シリンダ145が設けてあると共に、上記ピスト ンロッド143の先端部が第1スライダ129の適宜位置に一体的に取付けてあ る。また、上記第2スライダ137が前方向へ移動することを規制するために、 第2スライダ137の後側には前後方向へ位置調節可能なピストンロッド147 を備えた規制シリンダ149が設けてあり、上記ピストンロッド147の先端部 は第1スライダ129の所定位置に当接可能である。ここで、第2スライダ13 7、第2移送シリンダ145、規制シリンダ149が第2把持アーム移送装置を 構成するものである。
【0028】 上記構成により、第1移送シリンダ133を介して第1スライダ129を左方 向へ移動させることにより、第1ホルダ把持装置139、第2ホルダ把持装置1 41を上部ホルダ収納装置19に接近させることができる。また第1移送シリン ダ133を介して第1ホルダ把持装置139、第2ホルダ把持装置141を上部 タレット装置11に接近させることができるものである。
【0029】 また、第2移送シリンダ145を介して第2シリンダ137を最大限前方向へ 移動させて第2把持装置139を前方向へ移動させることにより、第2ホルダ把 持装置141を交換位置に位置した所定の上部金型ステーション35aに左右に 対向する位置に位置せしめることができると共に、第1ホルダ把持装置139を 後述の交換位置に対応する位置に位置せしめることができるものである。また、 第2移送シリンダ145を介して第2シリンダ137を後方向へ移動させること により、予め所定位置に位置したピストンロッド107の先端部に第2スライダ 147を当接させて、第1ホルダ把持装置139を上記所定の上部金型ステーシ ョン35aに左右に対向する位置に位置せしめることができる。
【0030】 上記第1ホルダ把持装置139の詳細については、図10を参照するに、第2 スライダ137の下側には箱型の把持ベース151が設けてあり、この把持ベー ス151には前後方向へ延びた一対のスライドシャフト153,155が前後方 向(図10において左右方向)へ移動自在に設けてある。スライドシャフト15 3の先端部には把持アーム157が一体的に設けてあると共に、スライドシャフ ト155の後端部には把持アーム159が一体的に設けてあり、各把持アーム1 57,159には上部金型ホルダ9におけるフランジ部39aの溝43aに係合 可能な把持爪161,163が設けてある。
【0031】 一対の把持アーム157,159を同期して互に接近、離反する前後方向へ移 動可能とするために、各スライドシャフト153,155の適宜位置にはラック 部165,167が設けてあると共に、把持ベース151内にはラック部165 ,167に噛合したピニオン169が回転自在に設けてある。更に、一対の把持 アーム157,159を互いに接近、離反する前後方向へ移動させるために、把 持ベース151に取付けた支持ブラケット171には前後方向へ移動自在なピス トンロッド173を備えた把持シリンダ175が設けてあり、上記ピストンロッ ド173の先端部はスライドシャフト153の先端部に一体的には取付けてある 。なお、把持ベース151の下側には各把持アーム157,159を案内するガ イドロッド177,179が設けてあり、またスライドシャフト155の後端部 付近は把持アーム157を介して前後方向へ案内している。
【0032】 一対の把持アーム157,159が上部工具ホルダ9の大きさに対応した所定 間隔を越えて離反する方向へ移動することを規制するために、支持ブラケット1 71には前後方向へ移動自在なピストンロッド181を備えた規制シリンダ18 3が設けてあり、ピストンロッド181の先端部は把持アーム159の凹部18 5に当接可能である。ここで、上部金型ホルダ9の大きさに対応した所定間隔と は、一対の把持アーム157,159の間に上部工具ホルダ9を位置せしめるた めの一対の把持アーム157,159の間隔をいう。
【0033】 上記構成により、把持シリンダ175を適宜に操作して一対の把持アーム15 7,159を互いに離反する方向へ移動させる。このときに、予め規制シリンダ 183を適宜に操作して一対の把持アーム157,159が上部金型ホルダ9の 大きさに対応した所定間隔を越えて互いに離反する方向へ移動することを規制し ているために、一対の把持アーム157,159は上記所定間隔だけ離反した状 態になっている。
【0034】 一対の把持アーム157,159を上記所定間隔だけ離反させた後に、一対の 把持アーム157,159の間に上部金型ホルダ9を位置せしめる。そして、把 持シリンダ175を適宜に操作して一対の把持アーム157,159を互いに接 近させることにより、一対の把持アーム157,159により上部金型ホルダ9 を把持することができる。
【0035】 なお、第2ホルダ把持装置141の構成は第1ホルダ把持装置139の構成と ほぼ同じであるために、図中において第2ホルダ把持装置141の構成要素につ いては第1ホルダ把持装置139における対応する構成要素と同一番号を付し、 第2ホルダ把持装置41の構成の詳細については省略する。また、下部ホルダ交 換装置25の構成は上部ホルダ交換装置23の構成とほぼ同じであるために、図 中において下部ホルダ交換装置25の構成要素については上部ホルダ交換装置2 3における対応する構成要素と同一番号を付し、下部ホルダ交換装置25の構成 の詳細については省略する。
【0036】 前述のごとき構成に基づいて本実施例の作用について説明する。
【0037】 上部タレット装置11の上部タレット29aをサーボモータ47aを介して所 定角度だけ回転させることにより、所定の上部金型ステーション35aをほぼ水 平位置に位置せしめて、所定の上部金型7を加工位置(ストライカー53の垂直 下方位置)に位置せしめることができる。同様に、下部タレット装置17の下部 タレット29bを所定角度だけ回転させて、所定の下部金型13を加工位置に位 置決めすると共に、押上げシリンダ101を介して上記所定の下部金型13を押 上げて、所定の下部金型101の上側をパスラインの高さ位置に位置せしめる。 そして、図示省略の公知の板材移動位置決め装置を適宜に操作して板材を加工位 置に移動位置決めして、ストライカー53を下降させることにより、板材に対し て所望のパンチング加工を行うことができる。ここで、サーボモータ71a,7 1b、ドグクラッチ装置73a,73bを介して所定の上部金型ホルダ9、下部 金型ホルダ15を所定角度だけ回転させることにより、所定の上部金型7、下部 金型13の方向性を変えてパンチング加工を行うことができる。
【0038】 上記パンチング加工を行っている間に、ほぼ垂直位置(交換位置)に位置して いる他の所定の上部金型ステーション35a′の所定の上部金型ホルダ15′と 、上部ホルダ収納装置19上の所定の上部金型ホルダ15を上部ホルダ交換装置 23を適宜に操作して交換する。
【0039】 より詳細には、上部ホルダ収納装置19の回転車111aを回転させてチェン 117a,119aを走行させて所定の保持アーム121a,123aに保持さ れた所定の上部金型ホルダ9を、交換位置に位置した所定の上部金型ステーショ ン35a′に対応する交換位置に位置せしめる。ここで、所定の上部金型ステー ション35a′に対応する交換位置とは、本実施例においては所定の上部金型ス テーション35a′に左右に対向する位置からわずかにずれた位置をいう。また 、第2移送シリンダ145、規制シリンダ149を介して第1ホルダ把持装置1 39を上部ホルダ収納装置19の所定の上部金型ホルダ9ら対して左右に対向せ しめると共に、第2ホルダ把持装置141を交換位置の所定の上部金型ステーシ ョン35a′上の所定の上部金型ホルダ9に対して左右に対向させる。
【0040】 次に、第1移送シリンダ133、第1スライダ129を介して第1ホルダ把持 装置139を上部ホルダ収納装置19上の所定の上部金型ホルダ9に接近する左 方向へ移動せしめて、把持シリンダ175を介して第1ホルダ把持装置139の 一対の把持アーム157,159により上記所定の上部金型ホルダ9を保持する 。そして、第1移送シリンダ133を介して第1ホルダ把持装置139を上部ホ ルダ収納装置19から離反する右方向へ移動せしめて、所定の上部金型ホルダ9 を一対の保持アーム121a,123aから離脱せしめる。なお、図1は本実施 例のタレットパンチプレス1を概略的に図示したものであり、上部ホルダ収納装 置19と上部タレット装置11の間隙は上記作用を奏する程度に大きいものであ る。また、昇降シリンダ107aを介して上部チェン117a,119aを図1 において仮想線に示す位置まで下降させることにより、保持アーム123a,1 25aから所定の上部金型ホルダ9を離脱せしめても差し支えないものである。
【0041】 所定の上部金型ホルダ9を支持アーム123a,125aから離脱せしめた後 に、第1移送シリンダ133を介して第2ホルダ把持装置141を、交換位置に 位置した所定の上部金型ステーション35a′に接近する右方向へ移動せしめる 。そして、第2ホルダ把持装置141により所定の上部金型ステーション35a ′上の所定の上部金型ホルダ9を把持する。そして、第1移送シリンダ133を 介して第2ホルダ把持装置141を所定の上部金型ステーション35a′から離 反する左方向へ移動させることにより、所定の上部金型ステーション35a′か ら所定の上部金型ホルダ9を離脱せしめることができる。
【0042】 所定の上部金型ステーション35a′から所定の上部金型ホルダ9を離脱せし めた後に、第2移送シリンダ145を介して第1ホルダ把持装置139を所定の 上部金型ステーション35a′に対向する位置に位置せしめる。ここに、第1移 送シリンダ133を介して第1ホルダ把持装置139を所定の上部金型ステーシ ョン35a′に接近する右方向へ移動させて、所定の上部金型ホルダ9を所定の 上部金型ステーション35a′に上部ホルダ保持部材37aを介して保持せしめ る。そして、第1ホルダ把持装置139の把持状態を解除する。ここで、第1ホ ルダ把持装置139の一対の把持アーム157,159により上部金型ホルダ9 の把持する箇所は定まっているために、所定の上部金型ホルダ9を上部ホルダ保 持部材37aに対して所定の方向性を有した状態のもとで保持することができる 。
【0043】 第1ホルダ把持装置139の把持状態を解除した後に、第2移送シリンダ14 5を介して所定の上部金型ホルダ9を把持した第2ホルダ把持装置141を前方 向へ移動させて、所定の上部金型ステーション35a′に左右に対向させる。ま た、上部ホルダ収納装置19のチェン117a,119aを走行させて、前記所 定の保持アーム121a,123aを上部金型ステーション35a′に左右に対 向させる。そして、第1移送シリンダ133を介して第2ホルダ把持装置141 を所定の保持アーム121a,123aに接近させることにより、所定の上部金 型ホルダ9を一対の保持アーム121a,123aに保持せしめて、第2ホルダ 把持装置141の把持状態を解除する。
【0044】 上記作用によって、上部金型ホルダ9、上部金型7の交換を行うことができる ものであり、下部金型ホルダ15、下部金型13についても同様の作用のもとで 交換を行う。
【0045】 以上のごとき本実施例によれば、一対の把持アーム157,159を備えた第 2スライダ137を後方向における所定位置に位置せしめるべく、上記第2スラ イダ137が上記所定位置を越えて後方向へ移動することを規制するための規制 シリンダ149を設けたことにより、把持アーム移送装置の構成を比較的簡単な ものにすることができると共に、把持アーム移送装置のコストが高くなることを 極力押えることができるものである。
【0046】 なお、本考案は前述のごとき実施例の説明に限るものではなく、例えば第1把 持アーム移送装置において規制シリンダを用いる等の適宜の変更を行うことによ りその他種々の態様で実施可能である。
【0047】
【考案の効果】
以上のごとき実施例の説明により理解されるように、本考案によれば、一対の 把持アームを備えたスライダが所定方向における所定位置に位置せしめるべく、 上記スライダが上記所定位置を越えて所定方向へ移動することを規制するための 規制シリンダを設けたことにより、把持アーム移送装置の構成を比較的簡単なも のにすることができると共に、把持アーム移送装置のコストが高くなることを極 力押えることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2におけるI−I線に沿った図である。
【図2】タレットパンチプレスの概略的な平面図であ
る。
【図3】本実施例の要部を示す図である。
【図4】上部タレット装置を示す図である。
【図5】上部タレットの平面図である。
【図6】下部タレット装置を示す図である。
【図7】上部ホルダ収納装置の保持アームを示す図であ
る。
【図8】本実施例の上部ホルダ交換装置を示す図であ
る。
【図9】図8におけるIX−IX線に沿った図である。
【図10】第1ホルダ把持装置を示す図である。
【符号の説明】
137 第2スライダ 145 第2移送シリンダ 149 規制シリンダ 157,159 把持アーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具を把持する一対の把持アームを備え
    たスライダを所定方向へ移動自在に設け、このスライダ
    を所定方向へ移送せしめるための移送シリンダを設け、
    かつスライダが上記所定方向における所定位置を越えて
    所定方向へ移動することを規制するための規制シリンダ
    を設けてなることを特徴とする把持アーム移送装置。
JP3149591U 1991-05-08 1991-05-08 把持アーム移送装置 Pending JPH04125540U (ja)

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