JPH04124276U - ポリエチレン製ラベル - Google Patents

ポリエチレン製ラベル

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JPH04124276U
JPH04124276U JP3822391U JP3822391U JPH04124276U JP H04124276 U JPH04124276 U JP H04124276U JP 3822391 U JP3822391 U JP 3822391U JP 3822391 U JP3822391 U JP 3822391U JP H04124276 U JPH04124276 U JP H04124276U
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JP
Japan
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film
polyethylene
label
printed
pressure
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Pending
Application number
JP3822391U
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English (en)
Inventor
晴夫 佃
寛 吉藤
Original Assignee
東燃化学株式会社
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Publication date
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】透明で裏印刷ができ、立体感、高級感及び美粧
性を有し、成形加工が容易な感圧接着性のポリエチレン
製ラベルを提供する。 【構成】架橋度がフイルムの厚さ方向において、内側に
低下したポリエチレン延伸フイルムの片面に印刷面を有
し、該印刷面または印刷のない面に感圧接着剤層を有
し、かつ、該感圧接着剤層を有さない面が少なくともエ
ンボス模様からなる凹凸面に形成されているポリエチレ
ン製ラベル。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ポリエチレン製のラベルに関し、容器類、特に、ポリエチレンボト ルに貼り付け、その内容表示に用いるポリエチレンフイルムからなるラベルに関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プラスチックボトル等の容器に貼り付け内容物の表示に用いるラベルと しては、紙や合成紙の表面に印刷したものが用いられている。 しかし、このような紙類を用いたラベルは、不透明であるため表印刷とせざる を得ないために、内容物をこぼした時に印刷が汚れたり消えたり、又破れたりす る欠点がある。又、剛性が低いために厚みを100μ以上の厚手にしなければな らない等の問題もある。 プラスチックボトルに対し、プラスチックラベルとするときには、ボトルの回 収リサイクル時にそのラベルを剥がす必要がないし、プラスチックラベルは水濡 れに対し強いという利点がある。 ボトルをポリエチレンにより製造し、ラベルも又ポリエチレンとすれば、同一 素材より成るので、上記利点を更に生かすことができる。 本考案者らは、先に、このようなポリエチレン製ラベルとして、架橋度がフィ ルムの厚さ方向において、内側に低下したポリエチレン延伸フィルムの片面に印 刷を施し、その印刷面に接着剤層を設けてなるポリエチレン製ラベルを提案した (実開平2−39282号公報)。 このラベルは、特にブロ−成形に際してボトルのブロ−成形と同時にボトル表 面にラベルを貼り付けるインモ−ルドラベルとして、円形容器自体に曲面印刷を 施したような一体感が出せ、内容物をこぼしても印刷が消えたり破れたりしない ものであるが、立体感があってより一層高級感と美粧性を有し、圧着により容易 に貼着できるものが望まれていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、透明で裏印刷ができ、立体感があり、より一層の高級感と美粧性を 有し、その成形加工が容易であり、かつ、感圧接着も容易であるポリエチレン製 ラベルを提供することを目的としたものである。 本考案の他の目的および新規な特徴は本明細書の記述や図面の記載からあきら かとなるであろう。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、架橋度がフィルムの厚さ方向において内側に低下したポリエチレン 系架橋延伸フィルムの片面に印刷面を有し、該印刷面または印刷のない面に感圧 接着剤層を有し、かつ、該感圧接着剤層を有さない面が少なくともエンボス模様 から成る凹凸面に形成されていることを特徴とするポリエチレン製ラベルを要旨 とする。
【0005】 本考案に使用される、架橋度がフィルムの厚さ方向において、内側に低下した ポリエチレン延伸フィルムは、例えばポリエチレン樹脂系原反シートの両側から 電子線を照射するなどにより、例えば両表層が架橋しているが中間層は未架橋で あるなどの特定構成の架橋度(ゲル分率により表わすことができる)を有するシ ートを二軸延伸するか、あるいは圧延し、次いで延伸して延伸フィルムとするこ とにより得ることができるもので、従来の一般の高密度ポリエチレンに比し透明 性が高く、一方、裏印刷が可能で、裏印刷を施した上記特異なポリエチレンフィ ルムよりなるラベルを、特に円筒状のボトルに貼着すると、透明性が高く、鮮明 に印刷面が浮き出るため、当該フィルムに印刷を施しているのに当該ボトル自身 に曲面印刷を施したかのような一体感があり、特に、エンボス模様を施したもの は、立体感があり、また、より一層の高級感や美粧性を有することが判った。こ れは感圧接着を行なうラベルにおいて特に有用である。
【0006】 次に、本考案を、その一実施例を示す図面を参照して説明する。 本考案のラベルは、図1に例を示すようなプラスチック製(特にポリエチレン製 )ボトル1に貼着してその内容物を表示するなどの目的で用いられるラベル2に 係る。当該ラベルの断面構成の一例を図2に示す。 図2において、3は架橋度がフィルムの厚さ方向において、内側に低下したポ リエチレン延伸フィルム(以下、BOPEフイルムということもある。)、4は 当該BOPEフイルム片面(裏面)に施された印刷層、5は感圧接着剤層、6は エンボス模様である。
【0007】 上記BOPEフイルム1は、例えば、密度が 0.935g/cm3 以上、メルトインデ ックス(JIS K6760に準拠して測定、温度190℃、荷重2.16Kgで測定 、以下MIという)が0.5 〜20g/10分のポリエチレンからなる。架橋度(ゲ ル分率で表わされる)が厚さ方向において内側に低下した、架橋層/未架橋層/ 架橋層を構成したものが好ましい。架橋層がゲル分率で20〜70wt%、未架橋 層がゲル分率で0wt%で、各層の構成比が未架橋層:両架橋層=1:0.1 〜10 のものが好ましい。上記ゲル分率は沸騰p−キシレン抽出による不溶部分の割合 で示される。 なお、前記のポリエチレンには、分子量分布がハイロードメルトインデックス (JIS K7210、温度190℃、荷重21.6Kgで測定、以下HLMIという )/MIが40〜200であるもの、あるいは高密度ポリエチレンと線状低密度 ポリエチレン、低密度ポリエチレン等他のポリエチレン系樹脂との混合物、さら には高密度ポリエチレンに水添系石油樹脂を添加したもの等を用いてもよい。 本考案において、BOPEフイルムの延伸倍率は、一方向に3倍以上で面積倍 率9倍以上の二軸延伸フイルムが好ましい。 当該BOPEフイルムの厚さは、通常10〜100μであることが好ましい。 当該BOPEフイルムの製造方法については、一部前述したが、他、特開昭5 9−174321,同59−174322,同61−74819号公報等に開示 された製造方法を適用することができる。
【0008】 当該BOPEフィルム3への印刷は、ラベルの表面あるいは裏面のどちらかに なるように適宜選択する。印刷方法は、例えばグラビア印刷、オフセット印刷、 フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷などにより行うことができる。印刷前には 、BOPEフィルム3にコロナ放電処理を施すことが好ましい。印刷インキには 、ウレタン系インキを使用することが好ましい。
【0009】 裏印刷を施したBOPEフィルム3の印刷面側に設ける感圧接着剤層5を構成 する感圧接着剤としては、ゴム系、アクリル系、シリコーン系等の溶剤型粘着剤 、エマルジョン型、ホットメルト型、カレンダー法型、水溶性型、液状硬化型等 の無溶剤型粘着剤が例示され、これに粘着付与剤を添加することが好ましく当該 粘着付与剤としてロジン系、テレペン系、合成石油樹脂系等の粘着付与剤を例示 することができる。感圧接着剤としては、一般的には、アクリル酸エステル系の ものが用いられる。なお、ラベルへの印刷が表印刷の場合の感圧接着剤層5は、 当該BOPEフィルム3の裏面に設けられることになる。感圧接着剤は、その接 着剤層が15〜30μ程度となるように塗布するのが一般的である。
【0010】 次に、BOPEフィルム3の印刷面4へ感圧接着剤層5を設けたラベルは、B OPEフィルム3の面にエンボスロ−ルを用いてエンボス模様(パタ−ンともい う)6を付与する。 エンボス模様(パタ−ン)6は、例えば、亀甲、円、三角、多角形、菱形など の一般的な形状のほかに、より一層の立体感や美粧性を得る為にその目的に応じ て任意の形状を選択すればよい。 尚、BOPEフィルム面よりエンボスパタ−ンを付けた場合に、裏面の感圧接 着剤層5にそのパタ−ンが付与されても差し支えない。また、本考案では、上記 のような特殊架橋構造のポリエチレン延伸フィルムを用いるために、このような エンボス加工を、加熱することなく常温下で行なうことができることも特徴とな っている。
【0011】
【実施例】
次に、本考案の実施例を示す。 尚、実施例における評価方法は次の通りである。 試験方法 1)ヘイズ;JIS K6714に準拠 実施例1. 高密度ポリエチレン(密度0.957g/cm3、MI1.0g/10 分)から成形し、電子線 架橋した原反シート(ゲル分率(%) =架橋層/ 未架橋層/ 架橋層=50/0/5 0、架橋構成比=架橋層:未架橋層:架橋層=1:1.75:1、厚さ750μ)を 127℃,倍率3×5で延伸して厚さ50μの二軸延伸フイルム(BOHDフイ ルム)を得た。このフイルムは、ヘイズ2.7 %であった。 次いで、このBOHDフイルム面にコロナ放電処理をした後、この処理面にウ レタン系インクを用い花柄の4色グラビア印刷を施した。 このBOHDフイルムの印刷面に、アクリル酸エステル系接着剤と石油樹脂系 の粘着付与剤とからなる感圧接着剤を、厚みが20μになるように塗布した。 次に、このBOHDフイルムの感圧接着剤を有さない面に、エンボスロ−ルで花 柄のエンボスパタ−ンを付与した。 得られたエンボスパタ−ン付きのBOHDフイルムを、長さ100mm×幅60 mmの形状に切断してラベルとした。このラベルを容量500 mlのポリエチレン ボトルに圧着して貼り付けた。 得られたボトルのラベルは、裏印刷が鮮明でしかも印刷の花柄模様とエンボス パタ−ンの花柄とが相まって、立体感と美粧性にも優れるものであった。また、 圧着で容易に貼着でき、水ぬれや汚れにも破損がなく、拭き取りができた。
【0012】
【考案の効果】
本考案のラベルは、BOPEフイルムを用いているために透明性に優れ、裏印 刷面は立体感があり鮮明である。また、水濡れや汚染に対して強い。さらに、剛 性及び強度があり薄肉化が可能であり、常温によるエンボス加工も可能であるの で経済的である。そして、圧着で容易に貼着できる。 また、エンボス加工を付与しているために、印刷と相まって、立体感、高級感 及び美粧性にも優れるものである。 従って、本考案のラベルは、各種用途のラベルとして用いることができるが、 特に、各種材料からなるボトル類の感圧接着用ラベルとして好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の使用態様の一例を示す正面図である。
【図2】本考案のラベルの実施例を示す構成断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ボトル 2 ラベル 3 BOPEフイルム 4 印刷層 5 接着剤層 6 エンボスパタ−ン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 22:00 4F

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】架橋度がフィルムの厚さ方向において、内
    側に低下したポリエチレン系架橋延伸フィルムの片面に
    印刷面を有し、該印刷面または印刷のない面に感圧接着
    剤層を有し、かつ、該感圧接着剤層を有さない面が少な
    くともエンボス模様から成る凹凸面に形成されているこ
    とを特徴とするポリエチレン製ラベル。
JP3822391U 1991-04-26 1991-04-26 ポリエチレン製ラベル Pending JPH04124276U (ja)

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JP3822391U JPH04124276U (ja) 1991-04-26 1991-04-26 ポリエチレン製ラベル

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