JPH04124089U - 鮮度保持剤袋 - Google Patents

鮮度保持剤袋

Info

Publication number
JPH04124089U
JPH04124089U JP5734791U JP5734791U JPH04124089U JP H04124089 U JPH04124089 U JP H04124089U JP 5734791 U JP5734791 U JP 5734791U JP 5734791 U JP5734791 U JP 5734791U JP H04124089 U JPH04124089 U JP H04124089U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
freshness
paper
preserving agent
freshness preservation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5734791U
Other languages
English (en)
Inventor
義男 鈴木
Original Assignee
株式会社記録素材総合研究所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社記録素材総合研究所 filed Critical 株式会社記録素材総合研究所
Priority to JP5734791U priority Critical patent/JPH04124089U/ja
Publication of JPH04124089U publication Critical patent/JPH04124089U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) [目的] 従来より性能が格段に優れた鮮度保持剤袋を
得る。 [構成] 3〜5mmφの顆粒状モルデナイトを鮮度保
持剤2として使用し、これを紙、合成紙またはプラスチ
ックフィルムに通気性を持たした袋1に充填し、野菜、
果物、生花類を包装した箱中に挿入することにより、そ
れら内容物の鮮度を長い期間保持できるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、野菜、果物、生花類用鮮度保持剤袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
活性炭粉末、ゼオライト、合成ゼオライト、シリカゲル等の鮮度保持剤がティ パック状の袋に充填されて使用されてきた。これらは野菜、果物、生花類が発生 するエチレンガスを吸収して、エチレンガスによる野菜、果物、生花類の劣化を 防止するものである。
【0003】 しかし、これらの鮮度保持剤はエチレンガスの吸収量が少なく、鮮度保持期間 も短く、数日でその能力が失われてしまっていた。また、これらの鮮度保持剤は 、空気中の水分を吸収しやすくティパック状の袋に充填するときは、完全に乾燥 してから充填しないとエチレンガス吸収効果が下がる欠点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、エチレンガスの吸収量を大きくして、鮮度保持期 間を長くすること、また、空気中の水分を吸収しにくい鮮度保持剤を使用する事 である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は図1に示すように、3〜5mmφの顆粒状モルデナイトをティーパッ ク状の通気性を有する袋に充填し、野菜、果物、生花類を箱詰めまたは包装した 中に挿入して内容物の鮮度を長い期間保持できることにある。
【0006】
【作用】
本考案で使用する顆粒状モルデナイトは3〜5mmφ位で、その主要化学成分 がSiO・Al・CaO・NaO・KO・HOからなる組成物で あり、複塩としての粒子の表面が無数の微細孔な状態で構成されているところか らエチレンガスを多量に吸収するものと思われる。
【0007】 ティーパック状の袋は適当な通気性と強度があれば良く、紙、合成紙またはプ ラスチックフィルムに通気性を持たした膜状物を袋に加工したものである。
【0008】 本考案の鮮度保持剤を含んだティパック状の袋(図1)は、極めて良好なエチ レンガス吸着性能を有しており、従来使用されている活性炭やゼオライト、シリ カゲルと比較すると、本考案品は3〜5倍の日数の期間鮮度が持続できた。
【0009】 表1に本考案品と従来品のエチレンガス吸着試験結果を示す。
【0010】
【表1】
【0011】 表1での試験に使用した本考案品は3〜5mmφ顆粒状モルデナイトをティパ ック状の袋(図1)に充填し、これと同型、同容量の市販の鮮度保持剤入りの袋 を準備し、試験を行った。
【0012】 試験方法は250ccのポリエチレン瓶(中栓付)を用意し、中栓に注射針 2本を立てる。エチレンガス(99.5%)をボンベよりシリンジ採取コネク ターを通して5cc採取し、注射針より注入する。1分後より注射器にて、前 記注射針よりポリエチレン瓶中のエチレンガス約3ccを抜取り、ガスクロマト にてエチレンガスの濃度を測定する。5回繰返してエチレンガスが一定状態に あるのを確認し、その平均ガス濃度を100%とする。充填パックを素早く前 記ポリエチレン瓶に投入する。3、5、10分後のガス濃度を注射針より約3 ccのガスを抜取り測定する。最初のガス濃度を100%として各分後の濃度 を%で表し、エチレンガスの残存率とする。試験は2回以上行い、平均値を出 す。
【0013】
【実施例1】 モルデナイトを3〜5mmφの顆粒状のもの10gを巾4cm、長さ6cmの 大きさで通気性があるティパック状紙袋に入れた。この袋と他の製品の同型、同 容量の袋を用いて、ホウレン草、イチゴ、チューリップを対象に性能確認試験を 行ったところ、それぞれ表2、表3、表4のような結果を得た。
【0014】
【表2】
【0015】
【表3】
【0016】
【表4】
【0017】
【実施例2】 実施例1の紙袋の代りに通気性ポリプロピレンフィルムを用いた以外はすべて 実施例1と同じ方法で鮮度保持袋を作った。この袋と他の製品の同型、同容量の 袋を用いてホウレン草、イチゴ、チューリップを対象に性能確認試験を行ったと ころ、それぞれ表2、表3、表4のような結果を得た。
【0018】
【実施例3】 実施例1の紙袋の代りに合成紙を使用した以外はすべて実施例1と同じ方法で 鮮度保持袋を作った。この袋と他の製品の同型、同容量の袋を用いてホウレン草 、イチゴ、チューリップを対象に性能確認試験を行ったところ、それぞれ表2、 表3、表4のような結果を得た。
【0019】
【実施例4】 実施例1の紙袋の代りに紙にアルミ箔をラミネートした材料を使用した以外は すべて実施例1と同じ方法で鮮度保持袋を作った。この袋と他の製品の同型、同 容量の袋を用いてホウレン草、イチゴ、チューリップを対象に性能確認試験を行 ったところ、それぞれ表2、表3、表4のような結果を得た。
【0020】
【実施例5】 実施例1の紙袋の代りに紙にポリエチレンをラミネートした材料を使用した以 外はすべて実施例1と同じ方法で鮮度保持袋を作った。この袋と他の製品の同型 、同容量の袋を用いてホウレン草、イチゴ、チューリップを対象に性能確認試験 を行ったところ、それぞれ表2、表3、表4のような結果を得た。
【0021】 表2の試験条件として、畑より取り立てのホウレン草で土の付いた根を切り落 したもの100gを段ボール箱の中に入れ、その中に実施例1、2、3、4、5 でそれぞれ作成した本考案品の袋を挿入した。同時に従来の鮮度保持用として市 販されている同型、同容量の紙製袋を挿入した箱を作った。鮮度保持剤として活 性炭、ゼオライト、合成ゼオライト、シリカゲルが充填されている。これらを常 温の室内に静置し、鮮度の劣化を観察したが、ホウレン草の表面に褐色の変化が 現われる状態をもって判定した。
【0022】 表3の試験条件として、表2の試験条件でホウレン草の代りにイチゴを使用し た以外は、すべて同一である。
【0023】 表4の試験条件として、表2の試験条件でホウレン草の代りにチューリップを 使用した以外は、すべて同一である。
【0024】
【考案の効果】
実施例1から5の性能試験結果からも知られるように、本考案によれば、従来 品よりも優れた性能が得られ、これは各鮮度保持剤を充填した袋でエチレンガス 吸着試験をした表1の結果と一致している。即ち、従来の鮮度保持剤を充填した 袋と比較して本考案品はエチレンガスの吸収量が大きく、更に袋に充填する際に 乾燥操作を必要とせず、技術的効果と共に経済的効果も大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明品の1例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 通気性を有する袋 2 鮮度保持剤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3〜5mmφの顆粒状モルデナイトを鮮
    度保持剤として使用し、これを紙、合成紙またはプラス
    チックフィルムに通気性を持たした袋に充填した野菜、
    果物、生花類用鮮度保持剤袋。
JP5734791U 1991-04-23 1991-04-23 鮮度保持剤袋 Pending JPH04124089U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5734791U JPH04124089U (ja) 1991-04-23 1991-04-23 鮮度保持剤袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5734791U JPH04124089U (ja) 1991-04-23 1991-04-23 鮮度保持剤袋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04124089U true JPH04124089U (ja) 1992-11-11

Family

ID=31929942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5734791U Pending JPH04124089U (ja) 1991-04-23 1991-04-23 鮮度保持剤袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04124089U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1335807C (en) Package for storing moisture laden articles
US3346398A (en) Method of preserving perishable material
JP2016513606A (ja) 焼成食品用のエチルアルコール放出パッケージ
JPH03977B2 (ja)
JPH04124089U (ja) 鮮度保持剤袋
CN201027052Y (zh) 一种杨梅的保鲜包装
US20220039415A1 (en) Methods for packaging and preserving berry products
JP3553090B2 (ja) 青果物鮮度保持包装袋
US20230088606A1 (en) Enhanced moisture control devices for the preservation of products in closed environments
CN1085496C (zh) 缓释放防霉保鲜方法及装置
CA3016262A1 (en) Moisture control devices
CN211544561U (zh) 包装盒
CN220501428U (zh) 复合无纺布果蔬保鲜袋
JPH0516959Y2 (ja)
JPH0863B2 (ja) 食品の保存方法
JPH01148144A (ja) 包装用成形品
JP3073215U (ja) 包装食品の品質保持剤
JPH0536845Y2 (ja)
JPS61111675A (ja) 食品保存剤
JPH0643019Y2 (ja) 医療器具包装体
JPS5864971A (ja) 青果物の包装方法
CN102717980A (zh) 水果保鲜垫
JPH04325070A (ja) 鮮度保持フィルムの製造法
JPS6261298B2 (ja)
JPS58101644A (ja) 渋柿の脱渋保存方法