JPH04124076A - 複層セラミックス・ヒーター - Google Patents

複層セラミックス・ヒーター

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JPH04124076A
JPH04124076A JP24303890A JP24303890A JPH04124076A JP H04124076 A JPH04124076 A JP H04124076A JP 24303890 A JP24303890 A JP 24303890A JP 24303890 A JP24303890 A JP 24303890A JP H04124076 A JPH04124076 A JP H04124076A
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芳宏 久保田
Kesaji Harada
原田 今朝治
Noboru Kimura
昇 木村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は複層セラミックス・ヒーター、特には高純度で
あり、高温、高真空下でも金属不純物などが飛散するこ
とがないことから、半導体産業、宇宙産業用などに好適
とされる複層セラミックス・ヒーターに関するものであ
る。
[従来の技術] 近年の技術進歩に伴なって産業界、とりわけ半導体工業
においては多くの加熱プロセスが必要とされることから
、各種の加熱プロセスにおけるヒーターに対する要求特
性が厳しいものになっている。
すなわち、半導体工業において使用される加熱用ヒータ
ーについては、加熱時にヒーターから飛散する金属不純
物によってデバイスに悪影響が与えられたり、真空度が
低下するという不利が生しることがあることから、この
加熱ヒーターとしてはアルミナ、窒化アルミニウム、ジ
ルコニア、石英などの焼結体にモリブデン、タングステ
ンなどの高融点金属の線や箔をヒーターとして巻きつけ
るか、接着したものが用いられている。
[発明か解決しようとする課題] しかし、これらの加熱ヒーターはこの焼結体に焼結バイ
ンダーからの金属不純物や脱脂不充分による炭素などが
混入しているという不利があるほか、これには加熱ヒー
ターの組み立てが煩雑であるし、被加熱体に直接ヒータ
ーが接触できないので1f′fi密な温度コントロール
が難しく、さらにはヒーターが金属製であるために熱に
よる変形、脆化が発生し易く、短絡やスパークなどのト
ラブルがしばしば生じるという欠点がある。
そのため、この種の加熱ヒーターについては熱分解窒化
ほう素(以下PBNと略記する)成形体の上に熱分解炭
素(以下PGと略記する)の膜を蒸着したのち、このP
G部分を切削加工してヒーター回路とするというものも
開発されているが、このものは高純度であるけれどもP
Gが熱分解法で作られるものであるために反応に長時間
が必要であるし、このヒーター回路がその切削加工で行
なわれるものであるために極めて高価なものとなり、ま
た複雑形状のものは製作することができないという不利
がある。
[課題を解決するための手段] 本発明はこのような不利を解決した複層セラミックス・
ヒーターに関するものであり、これは高純度セラミック
スに合成有機化合物を回路パターンとなるように塗布し
、該有機化合物をその分解温度以上の温度で焼成して炭
素膜ヒーターとしてなることを特徴とするものである。
すなわち、本発明者らはヒーターからの不純物汚染がな
いし、変形や脆化も少なく、コンパクトでかつ安価に複
雑形状にも対応できるヒーターを開発すべく種々検討し
た結果、高純度セラミックス基体に合成有機化合物を所
望の回路パターンに塗布したのち、これをその分解温度
以上の温度で焼成すれば、この有機化合物が炭素膜ヒー
ターとなり、セラミックス基体の上にこの炭素膜ヒータ
ーが強固に接合した複層セラミックス・ヒーターの得ら
れることを見出すと共に、このものは高純度であること
からヒーターからの不純物によるンち染がなく、これは
変形、脆化することもないノ’t−1分子線エヒタキシ
イ−(MBE) 、 MOCVD、プラズマCVD  
スパッター、電子線照射(EB)装置などのように精密
な温度コントロールが必要とされるものの加熱用ヒータ
ー、また高真空下での脱ガス、不純物の飛散を嫌う加熱
用ヒーターとして有用とされることを確認して本発明を
完成させた。
以下にこれをさらに詳述する。
[作用] 本発明は高純度セラミックスに炭素膜ヒーターを取りつ
けた複層セラミックス・ヒーターに関するものである。
本発明の複層セラミックス・ヒーターを構成するセラミ
ックス基体は絶縁性の高純度セラミックスから作られた
ものとされる。
このセラミックス基体としてはアルミナ、ジルコニア、
二酸化けい素、マグネシア、ベリリア、チタニア、窒化
アルミニウム、窒化けい素、窒化ほう素、窒化チタンま
たはこれらの複合体が例示されるが、これが多量の金属
不純物を含んでいると高温、高真空下での使用中にこの
不純物が飛散して被処理物に混入するおそれがあるので
、これは金属不純物量が10ppm以下である高純度の
ものとする必要がある。したがって、このセラミックス
基体は化学気相蒸着法(CVD法)で作られたものとす
ることがよいが、これは耐熱性、ヒートショック性がよ
く、また脱ガスもない熱分解窒化ほう素(PBN)  
とすることがよい。
また、この複層セラミックス・ヒーターを構成する炭素
膜ヒーターは合成有機化合物の焼成で作られたものとさ
れる。これはこの有機化合物が天然のものであると不純
物の含有量が極めて多いので、化学的に合成されたもの
とすることが必要とされるのであるが、これにはポリ塩
化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレン、ポリエチレ
ンなどの熱可塑性樹脂、フェノール樹脂、フルフラール
樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂などの熱硬化性
樹脂などが例示される。
この合成有機化合物による炭素膜ヒーターの形成は、合
成有機化合物を前記したセラミックス基体上に所望の回
路パターンが形成されるように塗布したのち、これをそ
の熱分解温度以上の温度で焼成し、炭化させることによ
って行なわれるが、この防熱によるダレの発生、形成パ
ターンの変形がないことが望ましいので、この合成有機
化合物は熱硬化性樹脂からなるものとすることがよい。
また、このようにして形成された炭素膜ヒーターはセラ
ミックス基体に強固に接合していることが必要とされる
が、これはこの焼成雰囲気と焼成温度を選択することが
重要であり、この雰囲気は高純度のアルゴン、ヘリウム
などの不活性ガス雰囲気とすればよく、この焼成温度は
該有機化合物の炭素化が約800〜1,500℃で行な
われ、1,500 ’l:以上では黒鉛化が始まり、2
,200 tまでは温度の上昇と共に硬さが増加し、電
気抵抗が低下するが、2.200℃を越えると炭素膜の
分解が始まるので、これは800〜2,200℃の範囲
とすればよい。
なお、この炭素膜も金属不純物を多量に含んでいるとこ
のヒーターから出る不純物によって被処理物に不良が発
生するので、これは金属不純物量が50ppm以下のも
のとすることが必要とされるが、またこの炭素膜の厚さ
はヒートサイクルなどによる剥離を回避するため100
μm以下、好ましくは50μm以下のものとすればよい
本発明の複層セラミックス・ヒーターは高純度のセラミ
ックス基体上に合成有機化合物の焼成で作製した炭素膜
ヒーターを形成させた2層構造体のものとされるが、こ
れは必要に応じこの炭素膜ヒーターの上に高純度セラミ
ックスを接合した3層構造のものとしてもよいし、さら
にはこの2層構造のものを何段にも組み合わせた多層構
造のものとしてもよく、これによれば容易に、しかも安
価に高純度の複層セラミックス・ヒーターを得ることが
できるという有利性が与えられる。
[実施例] つぎに本発明の実施例、比較例をあげる。
実施例 =塩化ほう素とアンモニアとを2トールの減圧下に1,
900℃の温度で15時間、化学気相蒸着反応サセて、
100 mmφ、厚さ1mmの熱分解窒化ほう素(PB
N)成形体を作ったところ、このPBN中の金属不純物
量は8 ppmであった。
ついでこのPBN成形体の上にエポキシ樹脂−二ビコー
ト815[油化シェルエポキシ■製商品名]をスクリー
ン印刷で3+nm幅の渦形の回路パターン状に塗布し、
アルゴンガス雰囲気中において800℃までは150℃
/分の速度で、1,900℃までは250℃/分の速度
で加熱し、この温度で5時間焼成してから冷却したとこ
ろ、PBN成形体上に炭素膜が2.8mm幅、厚み2.
0μmで渦状に形成されたものが得られたので、この炭
素膜の渦形の両端にモリブデンの電極をカーボンビスで
取り付けて複層セラミックス・ヒーターを作った。
つぎにこれを分子線エピタキシー(MBE)装置の基板
加熱装置として用いてGaAsの膜を形成し、この膜の
20℃における電子移動度を測定したところ、8,40
0cm2/V−secという値が得られ、これは理論値
としての8,500cm’/V−secに近いものであ
るので、極めて良好な高純度GaAs膜の得られたこと
が確認された。
比較例 メタノール洗浄後、2,000℃、 50時間の熱処理
により高純度化処理された窒化ほう素焼結体(BN)で
100 mmφ、厚さ5II1mの円板を製作したとこ
ろ、このものの金属不純物量は35ppmであった。
ついで、このBN成形体上に精製した天然ゴム溶液(金
属不純物含有量70ppm )を用いて実施例1と同様
の方法で渦形の炭素膜を形成し、実施例1と同様に電極
を設けて複層セラミックス・ヒーターを作った。
つぎにこれをMBE装置の基板加熱装置として用いてG
aAsの膜を形成し、この膜の電子移動度を測定したと
ころ、これは2,000cm2/v−secでこれは不
良品であった。
[発明の効果] 本発明は複層セラミックス・ヒーターに関するもので、
これは前記したように高純度セラミックスに合成有機化
合物を所望の回路パターンになるように塗布し、該有機
化合物をその分解温度以上の温度で焼成して炭素膜ヒー
ターとしてなることを特徴とするものであり、これによ
れば炭素膜ヒーターがセラミックスに強固に接合するし
、セラミックス、炭素膜ヒーターが高純度であるので、
これを加熱ヒーターとしたときにヒーターからの不純物
による汚染がなく、これはまた加熱により変形、脆化す
ることもないので、このものは分子線エピタキシー (
MBE) 、 MOCVD、ブラダ7CVD。
スパッター、電子線照射(BE)装置などの加熱用ヒー
ターとして、また高温、高真空下での脱ガス、不純物の
飛散を嫌う加熱用ヒーターとして有用とされるという有
利性が与えられる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)高純度セラミックスに合成有機化合物を所望の回路
    パターンになるように塗布し、該有機化合物をその分解
    温度以上の温度で焼成して炭素膜ヒーターとしてなるこ
    とを特徴とする複層セラミックス・ヒーター。 2)高純度セラミックスが化学気相蒸着法で作られた、
    金属不純物量が10ppm以下の熱分解窒化ほう素であ
    る請求項1に記載した複層セラミックス・ヒーター。 3)合成有機化合物が金属不純物量50ppm以下の熱
    硬化性樹脂である請求項1に記載した複層セラミックス
    ・ヒーター。 4)合成有機化合物の焼成が800〜2,200℃の温
    度で行なわれる請求項1に記載した複層セラミックス・
    ヒーター。
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Cited By (7)

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