JP2001015251A - 複層セラミックスヒータおよびその製造方法 - Google Patents
複層セラミックスヒータおよびその製造方法Info
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Abstract
アンカー効果を高める粗面化処理を施すことなく粗面化
し、かつヒータ使用中に発熱層の上に形成した保護層が
剥れることのない長寿命の複層セラミックスヒータを提
供する。 【解決手段】 少なくともセラミックスからなる支持基
板の表面に、熱分解グラファイトからなる発熱層を接合
し、さらに発熱層を覆って支持基板と同じ材質の保護層
を形成した一体型の抵抗加熱式の複層セラミックスヒー
タにおいて、該熱分解グラファイト中に炭化ホウ素がホ
ウ素濃度として0.001重量%以上30重量%以下の
範囲で混在していることを特徴とする複層セラミックス
ヒータ。
Description
たは光デバイス製造プロセス等における熱処理工程に使
用される複層セラミックスヒータに関するものである。
用される抵抗加熱式ヒータとしては、アルミナ、窒化ア
ルミニウム、ジルコニア、窒化ホウ素等の焼結セラミッ
クスからなる支持基板に、発熱体としてモリブデン、タ
ングステン等の高融点金属の線材や箔を巻き付けるか、
接着し、その上に電気絶縁性セラミックス板を載せたも
のが用いられてきた。また、これを改良したものとして
は、電気絶縁性セラミックス支持基板の上に導電性セラ
ミックスの発熱層を設け、その上に、電気絶縁性セラミ
ックスの被覆を施した抵抗加熱式セラミックスヒータが
開発され、絶縁性、耐食性を向上させている。
体に焼結助剤を添加して焼結した焼結体が使用されてい
る。しかし、焼結助剤が添加されているため、加熱時の
不純物汚染や耐食性の低下が懸念される。さらに、焼結
体であるため耐熱衝撃性という点でも問題であり、特に
大型になれば、焼結性の不均一から発生する基材の割れ
等が懸念され、急激な昇降温を必要とするプロセスには
適用できないという問題があった。
D法ということがある)によって成膜された熱分解窒化
ホウ素(以下、PBNということがある)からなる支持
基板の表面に熱CVD法によって成膜された熱分解グラ
ファイト(以下、PGということがある)からなる発熱
層が支持基板の表面に接合され、さらに発熱層の上に支
持基板と同じ材質の緻密な層状の保護層によって覆われ
た一体型の抵抗加熱式の複層セラミックスヒータが開発
され、高純度で化学的に安定な熱衝撃に強いヒータとし
て、急速な昇降温を必要とする様々な分野、特に半導体
ウエーハ等を1枚づつ処理する枚葉式であって、温度を
階段的に変えて処理する連続プロセス等において幅広く
使用されている。
部材は、全て熱CVD法で作製されているために、粉末
を焼結してつくる焼結体セラミックスに見られるような
粒界は存在せず、緻密でガスを吸蔵せず、従って脱ガス
しないので、真空内プロセスで真空度に影響を与えない
ヒータとしても使用が拡大している。
ある熱分解グラファイトの生成直後の表面は非常に平滑
であるため、その上にさらに保護層を接合した場合、そ
の保護層がヒータの使用中に剥れてきてしまうという問
題がある。これは、例えば発熱層のPGと保護層のPB
Nとの間には殆ど化学的な結合が期待できないためであ
って、剥れないように密着性を高めるためにはアンカー
効果を付与しなければならない。そのためには熱分解グ
ラファイト生成直後の表面に研削等の粗面化処理を施し
てから、保護層を接合させなければならなかった。つま
り、熱分解グラファイトの表面を荒らしてアンカー効果
を高める処理が必要であり、その分、生産性が低く、コ
ストが割高となっていた。
するためになされたもので、発熱層である熱分解グラフ
ァイトの表面を荒らしてアンカー効果を高める粗面化処
理を施すことなく粗面化することができ、かつヒータの
使用中に保護層が剥れることのない長寿命の複層セラミ
ックスヒータを提供し、半導体プロセスの操業の安定化
を図ることを主な目的としている。
るために、本発明の請求項1に記載した発明は、少なく
ともセラミックスからなる支持基板の表面に、熱分解グ
ラファイトからなる発熱層を接合し、さらに発熱層を覆
って支持基板と同じ材質の保護層を形成した一体型の抵
抗加熱式の複層セラミックスヒータにおいて、該熱分解
グラファイト中に炭化ホウ素がホウ素濃度として0.0
01重量%以上30重量%以下の範囲で混在しているこ
とを特徴とする複層セラミックスヒータである。
イト中に炭化ホウ素をホウ素濃度として0.001重量
%以上30重量%以下の範囲内に制御して混在させるこ
とにより、生成直後の炭化ホウ素混在熱分解グラファイ
ト層の表面に微小な凹凸が形成されて、粗面化処理なし
でアンカー効果を発揮する表面が形成される。従って、
その上に形成された保護層はアンカー効果により良く密
着、接合し、ヒータ使用中に保護層が剥れるようなこと
は殆どなくなり、寿命の長い複層セラミックスヒータと
することができる。
熱層の表面粗さの凹凸の平均間隔Smが2μm以上10
0μm以下、最大高さRyが3μm以上30μm以下で
あることが好ましい。
グラファイト発熱層の表面粗さを制御すれば、発熱層の
表面はアンカー効果を現すように確実に粗面化されてお
り、その上に形成される保護層はアンカー効果により密
着し、ヒータ使用中に保護層が剥離してヒータが劣化し
たり、剥れた保護層が不純物汚染源となるようなことは
殆どなくなり、寿命の長いものとすることができる。
板および保護層を形成するセラミックスを、窒化アルミ
ニウム(AlN)、窒化ホウ素(BN)、AlNとBN
の複合体、熱分解窒化ホウ素(PBN)、SiO2 の内
から選択される1種とすることができる。
成すると、高純度で耐熱性が優れると共に炭化ホウ素混
在熱分解グラファイト発熱層との密着性に優れ、特にヒ
ータ使用中に保護層が剥離するようなことは起こらず、
耐久性の高いヒータとすることができる。
では、支持基板、保護層および発熱層が、熱化学気相蒸
着法で製造されたものとした。このように、支持基板、
保護層および発熱層の各薄膜層を化学気相蒸着法により
合成すると、高純度、高密度で、寸法精度に優れた物を
作ることができ、耐熱性、化学的安定性、相互の密着性
に優れ、絶縁不良や剥離の極めて少ない長寿命の複層セ
ラミックスヒータとすることができる。
少なくともセラミックスからなる支持基板の表面に、主
成分が熱分解グラファイトからなる発熱層を接合し、さ
らに発熱層を覆って支持基板と同じ材質の保護層を形成
する一体型の抵抗加熱式の複層セラミックスヒータの製
造方法において、前記発熱層を、該発熱層の原料として
三塩化ホウ素(BCl3 )、三フッ化ホウ素(BF3 )
の少なくとも1種と炭化水素を用いて熱化学気相蒸着法
により製造することを特徴とする複層セラミックスヒー
タの製造方法である。
3 、BF3 の少なくとも1種と炭化水素、例えばメタン
ガスを用いて熱CVD法により炭化ホウ素混在熱分解グ
ラファイト発熱層を支持基板上に成膜すれば、発熱層表
面にアンカー効果のある粗面が生成し、この上に形成さ
れる保護層はアンカー効果によりよく密着し、ヒータ使
用中に保護層が剥離することはなくなると共に、耐酸化
性に優れ、長期間安定化した複層セラミックスヒータを
製造することができる。
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。本発明者等は、複層セラミックスヒータの絶縁保護
層がヒータ使用中にしばしば剥離して異物や汚染物質と
なり、これらが例えば熱処理中の半導体ウエーハを汚染
するような事態を回避するには、発熱層の表面と保護層
裏面との間の密着性を改善する必要があり、そのために
は発熱層の熱分解グラファイトを改質すればよいことに
想到し、諸条件を精査して本発明を完成させたものであ
る。
ックスからなる支持基板の表面に、熱分解グラファイト
からなる発熱層を接合し、さらに発熱層を覆って支持基
板と同じ材質の保護層を形成した一体型の抵抗加熱式の
複層セラミックスヒータにおいて、発熱層を構成する熱
分解グラファイト中に炭化ホウ素がホウ素濃度として
0.001重量%以上30重量%以下の範囲内に混在す
るようにしたことである。
炭化ホウ素がB濃度として0.001〜30重量%の範
囲で混在する熱分解グラファイトを堆積させると、生成
直後の表面に微小な凹凸が形成されて、粗面化処理なし
でアンカー効果のある表面が形成される。従って、この
粗面化された炭化ホウ素含有熱分解グラファイト発熱層
の表面上に保護層を形成させれば、アンカー効果によっ
てよく密着、接合し、ヒータ使用中に保護層が剥離する
ことは殆ど無くなり、長寿命の複層セラミックスヒータ
とすることができる。
ホウ素が、B濃度で0.001重量%未満では発熱層表
面上の凹凸が小さくてアンカー効果は期待できない。ま
た、30重量%を超えると凹凸の高さが大きくなり過ぎ
て発熱層に亀裂が発生してしまうので好ましくない。
イト発熱体は、耐酸化性が向上し、通常の熱分解グラフ
ァイトの酸化開始温度が800℃程度であるのに比べ
て、900℃から酸化が始まるようになる。1000℃
ではヒータ寿命が6〜25倍と飛躍的に向上するという
有利性も確認された。
については、凹凸の平均間隔Smが2μm以上100μ
m以下(0.002mm以上0.1mm以下)、最大高
さRyが3μm以上30μm以下の範囲が好ましく、こ
れによってアンカー効果を充分発揮することができる。
従って、この範囲の凹凸を有する発熱層の表面上に保護
層を形成すれば、アンカー効果によって充分に密着し、
ヒータ使用時に保護層が剥離するようなことは起らな
い。
発熱層表面上の凹凸が小さくてアンカー効果が小さくな
ってしまう。Smが100μmを超え、Ryが30μm
を超えると凹凸が大きくなり過ぎて発熱層に亀裂を生じ
る恐れもあるので、前記範囲内とするのが好ましい。
成する部材の内、支持基板および保護層を形成するセラ
ミックスは、窒化アルミニウム(AlN)、窒化ホウ素
(BN)、AlNとBNの複合体、熱分解窒化ホウ素
(PBN)、SiO2 の内から選択される1種とするの
が好ましく、いずれも炭化ホウ素混在熱分解グラファイ
ト発熱層との密着性に優れ、特にヒータ使用中に保護層
が剥離するようなことは起こらず、耐久性の高いヒータ
とすることができる。しかも、このような材質であれ
ば、汎用性もあり、安価であり、耐熱性にも優れたもの
となる。
タは、これを構成する支持基板、保護層および発熱層の
いずれもが、熱化学気相蒸着法(熱CVD法)により製
造されたものである。熱CVD法によれば、均一で、高
純度、高密度の蒸着層が得られ、寸法精度に優れた物を
作ることができる。本発明では特に発熱層のPGにBを
添加してB4 C混在PGに改質したことにより、保護層
の密着性を高め、耐酸化性を向上させると共に絶縁不良
や剥離の極めて少ない長寿命の複層セラミックスヒータ
とすることができる。
料として、三塩化ホウ素(BCl3)、三フッ化ホウ素
(BF3 )の少なくとも1種と炭化水素例えばメタンガ
スを用いて熱CVD法により製造することができる。こ
のように原料ガスにホウ素含有化合物を入れ、その比率
を変えることにより、所望のB濃度の炭化ホウ素混在熱
分解グラファイト発熱層を熱CVD法で作製することが
できる。
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 (実施例および比較例)先ずCVD法により、アンモニ
ア(NH3 )と三塩化ホウ素(BCl3 )とを100T
orrの圧力下に1900℃で反応させて厚さ1mmの
熱分解窒化ホウ素(PBN)製基板を作製した。次にメ
タンガス(CH4 )とBCl3 の割合を変化させて、1
500℃、50Torrの条件下で熱分解して厚さ10
0μmの炭化ホウ素が種々の割合で混在した12種類の
熱分解グラファイト層を形成し、これを発熱層パターン
に加工した。PG中B濃度(重量%)は、次の12水準
とした。 0、 0.0008、 0.0013、 0.006、 0.03、 0.1 、 0.4、 2、 6、 18、 30、 35。
てX線回折装置で定性分析を行った結果、炭化ホウ素の
(104)面、(021)面の回折ピークが現れ、炭化
ホウ素がB4 Cとして生成していることを確認した。ま
た、表面粗さを触針式表面粗さ測定器を用いて測定し、
凹凸の平均間隔Smと最大高さRyを求めた。
処理せずにアンモニアと三塩化ホウ素とを100Tor
rの圧力下に1900℃で反応させて、厚さ100μm
の熱分解窒化ホウ素製保護層を堆積させ、直径60m
m、厚さ1.2mmの複層セラミックスヒータを作製し
た。
た12種類の複層セラミックスヒータについて、200
℃から1200℃までの10000回の繰り返しヒート
サイクル試験を行った。その結果をまとめて表1に示し
た。
にホウ素として0.001重量%以上、30重量%以下
の範囲の炭化ホウ素を混在させることにより、PBN保
護層が剥離することなく昇降温可能となり、生成直後の
B4 C混在熱分解グラファイト層表面にアンカー効果が
付与されていることが確認された。そして、このアンカ
ー効果のある発熱層表面を表面粗さで表すと、凹凸の平
均間隔Smで2μm以上100μm以下、最大高さRy
で3μm以上30μm以下となる。
て、ホウ素濃度が2重量%の複層セラミックスヒータ
(実施例6)の断面を実体顕微鏡で観察した図を図1に
示す。炭化ホウ素が混在した熱分解グラファイトの生成
直後の表面に、微小な凹凸が形成されて、粗面化処理な
しでアンカー効果のある表面が形成され、PBN保護層
の熱分解窒化ホウ素が強固に密着して接合しているのが
判る。
るものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の
特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一
な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかな
るものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
装置における半導体ウエーハの加熱ヒータとして好適と
されるが、本発明はこのような例に限定されるものでは
なく、真空蒸着、イオンプレーティング等の半導体装置
等の加熱ヒータとして有効に使用される。
発熱層を形成する熱分解グラファイト中にホウ素重量で
0.001〜30重量%の範囲の炭化ホウ素を混在させ
ることにより生成直後の表面にアンカー効果のある微小
な凹凸が形成されるので、従来のように表面を荒らして
アンカー効果を高める粗面化処理を省略することができ
ると共に、ヒータの耐酸化性も向上し、長期間安定して
使用できる複層セラミックスヒータを供給することがで
きる。従って複層セラミックスヒータの生産性の向上を
図り、コストを改善することができると共に半導体プロ
セスの操業の安定化を図ることができる。また、本発明
の複層セラミックスヒータは、その性能とコストの両方
に優れた薄型で低熱容量の急速昇降温可能なヒータであ
り、このヒータが適用される半導体装置は、その反応室
を小型に設計できるため、経済性に優れたものとなる。
観察した図面である。
ァイト発熱層、C…PBN支持基板。
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくともセラミックスからなる支持基
板の表面に、熱分解グラファイトからなる発熱層を接合
し、さらに発熱層を覆って支持基板と同じ材質の保護層
を形成した一体型の抵抗加熱式の複層セラミックスヒー
タにおいて、該熱分解グラファイト中に炭化ホウ素がホ
ウ素濃度として0.001重量%以上30重量%以下の
範囲で混在していることを特徴とする複層セラミックス
ヒータ。 - 【請求項2】 前記発熱層の表面粗さの凹凸の平均間隔
Smが2μm以上100μm以下、最大高さRyが3μ
m以上30μm以下であることを特徴とする請求項1に
記載した複層セラミックスヒータ。 - 【請求項3】 前記支持基板および保護層を形成するセ
ラミックスが、窒化アルミニウム(AlN)、窒化ホウ
素(BN)、AlNとBNの複合体、熱分解窒化ホウ素
(PBN)、SiO2 の内から選択される1種であるこ
とを特徴とする請求項1または請求項2に記載した複層
セラミックスヒータ。 - 【請求項4】 前記支持基板、保護層および発熱層が、
熱化学気相蒸着法で製造されたものであることを特徴と
する請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載した複層
セラミックスヒータ。 - 【請求項5】 少なくともセラミックスからなる支持基
板の表面に、主成分が熱分解グラファイトからなる発熱
層を接合し、さらに発熱層を覆って支持基板と同じ材質
の保護層を形成する一体型の抵抗加熱式の複層セラミッ
クスヒータの製造方法において、前記発熱層を、該発熱
層の原料として三塩化ホウ素(BCl3)、三フッ化ホ
ウ素(BF3 )の少なくとも1種と炭化水素を用いて熱
化学気相蒸着法により製造することを特徴とする複層セ
ラミックスヒータの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18454699A JP3869160B2 (ja) | 1999-06-30 | 1999-06-30 | 複層セラミックスヒータおよびその製造方法 |
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---|---|---|---|
JP18454699A JP3869160B2 (ja) | 1999-06-30 | 1999-06-30 | 複層セラミックスヒータおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001015251A true JP2001015251A (ja) | 2001-01-19 |
JP3869160B2 JP3869160B2 (ja) | 2007-01-17 |
Family
ID=16155103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP18454699A Expired - Lifetime JP3869160B2 (ja) | 1999-06-30 | 1999-06-30 | 複層セラミックスヒータおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3869160B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1376660A2 (en) * | 2002-06-20 | 2004-01-02 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Wafer heating apparatus with electrostatic attraction function |
CN116963326A (zh) * | 2023-08-02 | 2023-10-27 | 南通通杰照明有限公司 | 陶瓷加热器和电热塞 |
-
1999
- 1999-06-30 JP JP18454699A patent/JP3869160B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1376660A2 (en) * | 2002-06-20 | 2004-01-02 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Wafer heating apparatus with electrostatic attraction function |
US6917021B2 (en) * | 2002-06-20 | 2005-07-12 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Heating apparatus with electrostatic attraction function |
EP1376660A3 (en) * | 2002-06-20 | 2007-05-02 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Wafer heating apparatus with electrostatic attraction function |
CN116963326A (zh) * | 2023-08-02 | 2023-10-27 | 南通通杰照明有限公司 | 陶瓷加热器和电热塞 |
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