JPH0412293Y2 - - Google Patents

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JPH0412293Y2
JPH0412293Y2 JP12114686U JP12114686U JPH0412293Y2 JP H0412293 Y2 JPH0412293 Y2 JP H0412293Y2 JP 12114686 U JP12114686 U JP 12114686U JP 12114686 U JP12114686 U JP 12114686U JP H0412293 Y2 JPH0412293 Y2 JP H0412293Y2
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JP
Japan
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piping
energy absorbing
vibration
connecting members
damping device
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JP12114686U
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JPS6327783U (ja
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  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、配管等を支持するための支持構造物
と配管等との間に介在させて、配管等に作用する
振動を減衰させる振動減衰装置に関するものであ
る。
「従来の技術」 これまで、配管等の振動を減衰させる装置とし
て、ばね部材の復元力を利用したもの、油圧アク
チユエータによる制動力を利用したもの、これら
両者を組み合わせもの等が種々開発されてきた。
「考案が解決しようとする問題点」 しかし、従来のばね式、あるいは油圧式、ある
いは両者を組み合わせた形式のものは、高い振動
減衰性能を得るためには、いずれもばねあるいは
油圧アクチユエータを2段に設けるなどの手段に
よらなければならず、一般的に構造が繁雑化し、
かつ大型化するという傾向があつた。
また、ばねや油圧のピストン等が直線的に摺動
する部分が含まれているため、定期的に保守・点
検する必要があつた。
この考案は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、部材構成が単純で、構造の繁雑化や大型化を
避けることができ、しかも直線的に摺動する部分
が含まれず、保守・点検等を最小限に低減するこ
とができる新規構成の振動減衰装置を提供するこ
とを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 この考案に係る振動減衰装置は、配管等を支持
するための支持構造物と配管等との間に介在させ
て、前記配管等に作用する振動を減衰させるもの
で、一端が前記支持構造物に連結された第1の連
結部材と、一端が前記配管等に連結された第2の
連結部材と、これら両連結部材の他端部を連結し
た一対のエネルギー吸収板とからなり、前記一対
のエネルギー吸収板は超塑性材料によつて側方か
ら見てほぼ中間部に折曲部を設けた略く字状に形
成されて両連結部材を結ぶ線に対して対称に相対
向して配置されるとともに、両端部がそれぞれの
連結部材にピン結合され、かつ、それぞれのエネ
ルギー吸収板は端部から中間の折曲部に向つて次
第に幅が増大する形状を呈していることを特徴と
する。
「作用」 この考案に係る振動減衰装置は、第1および第
2の連結部材と超塑性材料で形成した一対のエネ
ルギー吸収板とからなるもので、通常のコイルば
ねのようなばね部材や油圧アクチユエータを一切
使用せず、配管等が振動した場合にその振動エネ
ルギーは、前記エネルギー吸収板の塑性変形によ
つて吸収して、振動を減衰させる。そして、その
場合に、各エネルギー吸収板が、側方から見てほ
ぼ中間部に折曲部を設けた略く字状をなして両連
結部材を結ぶ線に対して対称に相対向して配置さ
れているため、各エネルギー吸収板に起こる変形
は、両連結部材を結ぶ線に対してほぼ対称に起こ
り、しかも、各エネルギー吸収板の両端部がそれ
ぞれの連結部材にピン結合されているため、配管
等の振動方向以外の成分を持つ抗力が配管に作用
することもなく、良好に配管等の振動を減衰させ
ることができる。
また、前記エネルギー吸収板の塑性変形時にこ
のエネルギー吸収板に作用する荷重(曲げモーメ
ント)は中間の折曲部で最大となるが、その場合
にも、各エネルギー吸収板は、それぞれピン結合
された端部から中間の折曲部に向つて次第に幅が
増大する形状を呈しているため、エネルギー吸収
板内に発生する応力はほぼ一様な大きさとなり、
局部的は破断等が起こらず、より大きな振動エネ
ルギーを減衰させることができる。
以上より、本考案の振動減衰装置によれば、大
きな振動エネルギーを効果的に減衰させることが
でき、しかもコイルばねや油圧アクチユエータを
使用せず部材構成が単純であるから、構造の繁雑
化や大型化を避けることができ、しかも直線的に
摺動する部分が含まれないため、保守・点検等を
最小限に低減することもできる。
「実施例」 以下、第1図は本考案に係る一実施例の正面
図、第2図は同側面図を示したものである。
この一実施例の振動減衰装置は、配管等を支持
するための支持構造物と配管等との間に介在させ
て、前記配管等に作用する振動を減衰させるもの
で、一端が支持構造物1に連結された第1の連結
部材2と、一端が前記配管等(図示略)に連結さ
れた第2の連結部材3と、これら両連結部材2,
3の他端部を連結した一対のエネルギー吸収板
4,5とからなり、前記一対のエネルギー吸収板
4,5は超塑性材料によつて側方から見てほぼ中
間部に折曲部4a,5aを設けた略く字状に形成
されて両連結部材2,3を結ぶ線Lに対して対称
に谷側を相対向して配置されるとともに、両端部
がそれぞれの連結部材2,3にピン結合され、か
つ、それぞれのエネルギー吸収板4,5は端部か
ら中間の折曲部4a,5aに向つて次第に幅が増
大する形状を呈している。
このような振動減衰装置では、配管等が振動し
た場合にその振動エネルギーは、前記エネルギー
吸収板4,5の塑性変形によつて吸収して、振動
を減衰させることになるが、その場合に、各エネ
ルギー吸収板4,5が、第2図に示したように、
側方から見てほぼ中間部に折曲部4a,5aを設
けた略く字状をなして両連結部材2,3を結ぶ線
Lに対して対称に相対向して配置されているた
め、各エネルギー吸収板4,5に起こる変形は、
両連結部材2,3を結ぶ線Lに対してほぼ対称に
起こり、しかも、各エネルギー吸収板4,5の両
端部がそれぞれの連結部材2,3にピン結合され
ているため、配管の振動方向以外の成分を持つ抗
力が配管等に作用することもなく、良好に配管等
の振動を減衰させることができる。
また、前記エネルギー吸収板4,5の塑性変形
時にこのエネルギー吸収板4,5に作用する荷重
(曲げモーメント)は第3図に示すように中間の
折曲部で最大となるが、その場合にも、各エネル
ギー吸収板4,5は、それぞれピン結合された端
部から中間の折曲部4a,5aに向つて次第に幅
が増大する形状を呈しているため、エネルギー吸
収板4,5内に発生する応力はほぼ一様な大きさ
となり、局部的な破断等が起こらず、より大きな
振動エネルギーを減衰させることができる。
以上より、前記振動減衰装置によれば、大きな
振動エネルギーを効果的に減衰させることがで
き、しかもコイルばねや油圧アクチユエータを使
用せず部材構成が単純であるから、構造の繁雑化
や大型化を避けることができ、しかも直線的に摺
動する部分が含まれないため、保守・点検等を最
小限に低減することもできる。
「考案の効果」 以上の説明から明らかなように、本考案に係る
配管等の振動減衰装置は、第1および第2の連結
部材と超塑性材料で形成した一対のエネルギー吸
収板とからなるもので、通常のコイルばねのよう
なばね部材や油圧アクチユエータを一切使用せ
ず、配管等が振動した場合にその振動エネルギー
は、前記エネルギー吸収板の塑性変形によつて吸
収して、振動を減衰させる。そして、その場合
に、各エネルギー吸収板が、側方から見てほぼ中
間部に折曲部を設けた略く字状をなして両連結部
材を結ぶ線に対して対称に相対向して配置されて
いるため、各エネルギー吸収板に起こる変形は、
両連結部材を結ぶ線に対してほぼ対称に起こり、
しかも、各エネルギー吸収板の両端部がそれぞれ
の連結部材にピン結合されているため、配管等の
振動方向以外の成分を持つ抗力が配管に作用する
こともなく、良好に配管等の振動を減衰させるこ
とができる。
また、前記エネルギー吸収板の塑性変形時にこ
のエネルギー吸収板に作用する荷重(曲げモーメ
ント)は中間の折曲部で最大となるが、その場合
にも、各エネルギー吸収板は、それぞれピン結合
された端部から中間の折曲部に向つて次第に幅が
増大する形状を呈しているため、エネルギー吸収
板内に発生する応力はほぼ一様な大きさとなり、
局部的な破断等が起こらず、より大きな振動エネ
ルギーを減衰させることができる。
以上より、本考案の振動減衰装置によれば、大
きな振動エネルギーを効果的に減衰させることが
でき、しかもコイルばねや油圧アクチユエータを
使用せず部材構成が単純であるから、構造の繁雑
化や大型化を避けることができ、しかも直線的に
摺動する部分が含まれないため、保守・点検等を
最小限に低減することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の正面図、第2図は
同側面図、第3図は前記一実施例の作用説明図で
ある。 1……支持構造物、2……第1の連結部材、3
……第2の連結部材、4,5……エネルギー吸収
板、4a,5a……折曲板、L……線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 配管等を支持するための支持構造物と配管等と
    の間に介在させて、前記配管等に作用する振動を
    減衰させる配管等の振動減衰装置であつて、一端
    が前記支持構造物に連結された第1の連結部材
    と、一端が前記配管等に連結された第2の連結部
    材と、これら両連結部材の他端部を連結した一対
    のエネルギー吸収板とからなり、前記一対のエネ
    ルギー吸収板は超塑性材料によつて側方から見て
    ほぼ中間部に折曲部を設けた略く字状に形成され
    て両連結部材を結ぶ線に対して対称に相対向して
    配置されるとともに、両端部がそれぞれの連結部
    材にピン結合され、かつ、それぞれのエネルギー
    吸収板は端部から中間の折曲部に向つて次第に幅
    が増大する形状を呈していることを特徴とする配
    管等の振動減衰装置。
JP12114686U 1986-08-07 1986-08-07 Expired JPH0412293Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12114686U JPH0412293Y2 (ja) 1986-08-07 1986-08-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12114686U JPH0412293Y2 (ja) 1986-08-07 1986-08-07

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Publication Number Publication Date
JPS6327783U JPS6327783U (ja) 1988-02-23
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