JPH0581580U - 配管用防振器 - Google Patents

配管用防振器

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Publication number
JPH0581580U
JPH0581580U JP2901792U JP2901792U JPH0581580U JP H0581580 U JPH0581580 U JP H0581580U JP 2901792 U JP2901792 U JP 2901792U JP 2901792 U JP2901792 U JP 2901792U JP H0581580 U JPH0581580 U JP H0581580U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
piston
cylinder
vibration isolator
viscous liquid
Prior art date
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Pending
Application number
JP2901792U
Other languages
English (en)
Inventor
暢彦 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP2901792U priority Critical patent/JPH0581580U/ja
Publication of JPH0581580U publication Critical patent/JPH0581580U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクトな構成で、かつ有効に配管の揺れ
を防止する。 【構成】 配管1に対して跨設された支持架構11にシ
リンダー13を内装する。シリンダー13内に、その先
端で配管1の両側に設けたサポート金具1aの端面を押
圧支持するピストン14を、摺動自在に設ける。シリン
ダー13内に、ピストン14を配管1側に付勢するスプ
リング15を設ける。ピストン14によって区画された
シリンダー13内に粘性液18を充填する。ピストン1
4に細孔16を設け、シリンダー13内の両区画室13
a、13bを連通する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば原子力配管、石油化学プラント配管、産業プラント配管等の 各種配管における、耐震グレードの高いものや流体振動が懸念されるもの、ある いは水撃による衝撃が加わるもの等に適した防振器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記したような配管において、振動、水撃、地震などによる揺れを防止して配 管の損傷を防ぐための防振器として、従来は、図3に示すように、配管1のクラ ンプ材2と、管の外部(架構)とを、球面座3とオイルスナバ4を介して接続す ることにより、配管1の横方向移動は、オイルスナバ4で拘束し、また配管1の 捩じれは球面座3によって吸収するものが用いられていた。
【0003】 このオイルスナバ4の構造、例えばシリンダー4aの中にオイルを充填し、シ リンダー4aとピストン4bとの相対移動に基づくオイルの移動抵抗により管の 横方向移動を拘束するものである。なお、図3中の4cはポペット弁、4dはオ イルリザーバ、4eはインジケータを示す。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記したような従来のオイルスナバを用いた防振器は、概して 大きなスペースを必要とし、また、配管や架構との接続部でガタが発生するため 、耐震用としてはともかく、振動防止用としては問題があった。 本考案は、上記したような従来の防振器にあった問題点を解決し、コンパクト で、かつガタの少ない防振器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係る配管用防振器は、配管に対して跨設 された支持架構に設けられ、配管の両側に設けたサポート金具をその両側から挟 持状に弾性支持して配管の損傷を防止する配管用防振器であって、前記支持架構 に内装されるシリンダーと、該シリンダー内を摺動自在に内装され、その先端で 前記サポート金具の端面を押圧支持するピストンと、該ピストンを常時サポート 金具側に付勢するスプリングと、前記ピストンによって区画されたシリンダー内 に充填される粘性液、及びシリンダー内の両区画室内の粘性液を、ピストンに作 用する外力の強弱によって所要の抵抗を加えつつ一方の区画室から他方の区画室 内に移動させるべくピストンに貫通配設された細孔とを具備したこととしている のである。
【0006】
【作用】
本考案に係る防振器は、上記したような構成であり、配管が運転状態になって 熱膨張で移動する等のような緩やかで、微量の移動の場合にはピストンがスプリ ングに抗して押されてスプリングが内装された側の区画室内の粘性液は、ピスト ンに設けた細孔を通って徐々に他方の区画室内に移動し、配管の移動拘束は発生 しない。 これに対し、配管に急激な移動が起こると、前記したのと同様にピストンが、 スプリングに抗して押されるが、この場合、粘性液の移動は細孔等の抵抗によっ て急激には行われず、従ってピストンの移動は拘束され、結果的に配管の移動は 相当量拘束される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案に係る配管用防振器を、図1及び図2に示す一実施例に基づいて 説明する。 図1は本考案の防振器の配管構成を示す全体図、図2は本考案防振器の詳細を 断面して示す図である。
【0008】 図1及び図2において、11は配管1に対して跨設された例えば門型の支持架 構であり、本考案防振器12は、配管1の両側に設けたサポート金具1aをその 両側から挟持するように支持架構11の例えば脚部に内装され、次の如く構成さ れている。
【0009】 13は前記支持架構11の脚部に内装状に設置されたシリンダーであり、この シリンダー13内にはピストン14が摺動自在に設けられている。このピストン 14はその先端で前記サポート金具1aの端面を押圧支持するもので、その支持 力をピストン14の基端側におけるシリンダー13内に内装されたスプリング1 5の付勢力で得ることとしている。
【0010】 16は前記ピストン14に貫通配設された細孔であり、この細孔16を介して ピストン14によって2つに区画されたシリンダー13内部が連通している。本 実施例では、この細孔16をピストン14の内側に設けた内部細孔16aと、こ の内部細孔16aに連続する外部細孔16bの2つに分け、この内部細孔16a の内径を加工できる範囲内の最小とし、外部細孔16bの内径はこの内部細孔1 6aより若干大きいものとしている。
【0011】 従って、内部細孔16aの前後に例えば200メッシュ程度のワイヤメッシュ 17・18を設けることによりシリンダー13内部の各区画室13a・13bに 充填される粘性液18に含まれるゴミ等を除去し、内部細孔16aが詰まること を防止している。 なお、この粘性液18のモレに対しては、図1に示すように、支持架台11の 上部に粘性液ポット19を配置し、例えば逆止弁付きのチューブ20を介して区 画室13a・13bと連通しておく等の配慮をしておく。
【0012】 本考案に係る配管用防振器には、上記したような構成であり、例えば、配管1 が運転状態になって熱膨張で移動した場合は、その移動によってピストン14が 図2の左側に押され、区画室13b内の粘性液18はワイヤメッシュ18、内部 細孔16a、ワイヤメッシュ17、外部細孔16bを通って区画室13a内に移 動する。この場合配管1の熱膨張による移動は緩やかなので、粘性液18の移動 は遅く、少ない抵抗しか作用しないので配管1の移動は拘束されない。
【0013】 一方、配管1に急激な移動が起こると、粘性液18は、内部細孔16a、外部 細孔16b、ワイヤメッシュ17・18等の抵抗によってピストン14の移動が 拘束され、結果的に配管1の移動は拘束されることになる。すなわち粘性抵抗及 び減衰によって衝撃力及び振動エネルギーを消散し、緩和することになる。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る配管用防振器によれば、少ない設置スペー スで振動、水撃、地震等による揺れを効果的に防止し、配管の損傷を防ぐことが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の防振器の配管構成を示す全体図であ
る。
【図2】本考案防振器の詳細を断面して示す図である。
【図3】従来の防振器の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 配管 11 支持架構 12 防振器 13 シリンダー 14 ピストン 15 スプリング 16 細孔 18 粘性液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16L 55/00 F

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管に対して跨設された支持架構に設け
    られ、配管の両側に設けたサポート金具をその両側から
    挟持状に弾性支持して配管の損傷を防止する配管用防振
    器であって、前記支持架構に内装されるシリンダーと、
    該シリンダー内を摺動自在に内装され、その先端で前記
    サポート金具の端面を押圧支持するピストンと、該ピス
    トンを常時サポート金具側に付勢するスプリングと、前
    記ピストンによって区画されたシリンダー内に充填され
    る粘性液、及びシリンダー内の両区画室内の粘性液を、
    ピストンに作用する外力の強弱によって所要の抵抗を加
    えつつ一方の区画室から他方の区画室内に移動させるべ
    くピストンに貫通配設された細孔とを具備したことを特
    徴とする配管用防振器。
JP2901792U 1992-04-03 1992-04-03 配管用防振器 Pending JPH0581580U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2901792U JPH0581580U (ja) 1992-04-03 1992-04-03 配管用防振器

Applications Claiming Priority (1)

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JP2901792U JPH0581580U (ja) 1992-04-03 1992-04-03 配管用防振器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0581580U true JPH0581580U (ja) 1993-11-05

Family

ID=12264648

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2901792U Pending JPH0581580U (ja) 1992-04-03 1992-04-03 配管用防振器

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JP (1) JPH0581580U (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002130538A (ja) * 2000-10-27 2002-05-09 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 配管支持装置
JP2006317987A (ja) * 2005-04-13 2006-11-24 Koichi Wada 火災報知システム
JP2012184782A (ja) * 2011-03-03 2012-09-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 配管のサポート構造
JP2015098944A (ja) * 2015-01-30 2015-05-28 三菱重工業株式会社 配管のサポート構造
JP2022106409A (ja) * 2021-01-07 2022-07-20 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 粘弾性ダンパ

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