JPH0412262B2 - - Google Patents

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JPH0412262B2
JPH0412262B2 JP58126188A JP12618883A JPH0412262B2 JP H0412262 B2 JPH0412262 B2 JP H0412262B2 JP 58126188 A JP58126188 A JP 58126188A JP 12618883 A JP12618883 A JP 12618883A JP H0412262 B2 JPH0412262 B2 JP H0412262B2
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JP
Japan
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group
mole
carbon atoms
ethylene
alcohol
Prior art date
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JP58126188A
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JPS6019030A (ja
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Yoshinobu Nakamura
Akira Tanaka
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Toho Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Toho Chemical Industry Co Ltd
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  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規な両性界面活性化合物およびその
製法に関するものである。 近時両性界面活性剤は広汎なPH範囲で界面活性
を有しかもアニオン,非イオン,カチオンの何れ
のタイプの界面活性剤とも相溶性を有することか
ら各産業分野で広く利用されるに至つている。 本発明者等はかゝる両性界面活性剤の有用性に
着目し鋭意新規な両性界面活性剤の研究を行つた
結果、本発明に到達したもので、即ち本発明は下
記一般式 (ただしRは炭素数8〜24のアルキル,アルケ
ニル基,R′はエチレンまたはエチレンおよびプ
ロピレン基,nは1〜50の整数,R″は炭素数5
以下のアルキル基である)で表わされることを特
徴とする両性界面活性化合物。 (2) 炭素数8〜24の高級アルコール1モルにエチ
レンオキサイドまたはエチレンオキサイドおよ
びプロピレンオキサイドを1〜50モル付加させ
たポリオキシアルキレンアルキルエーテルまた
はポリオキシアルキレンアルケニルエーテル1
モルにエピハロゲンヒドリン1モルを反応さ
せ、末端OH基を
【式】基(但 しXはハロゲン原子)と置換せしめ、次いで、
炭素数5以下のアルキルアミン1モルを反応さ
せ、アルカリで処理し末端−X基を−N−
R″基(ただしR″は炭素数5以下のアルキル基)
と、置換せしめ得られた化合物にアクリル酸低
級アルコールエステルを付加した後、加水分解
し、酸で中和することを特徴とする両性界面活
性化合物の製法。 (3) 一般式に於いてRがラウリル,ミリスチル,
トリデシル,炭素数11〜15の混合アルキルおよ
びオレイル基,R′がエチレン基,nが3〜10
の整数,R′,R″がメチル基であることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の両性界面活
性化合物を提案するものである。 本発明の両性界面活性剤の合成法を反応式で示
すと下記の通りである。 (1) ROH+n(R′O)→RO(R′O)o (ただしR,R′,R″およびnは前記と同様R1
は炭素数5以下のアルキル基、Xはハロゲン原
子、Mは一価のアルカリ金属である。) 反応(1)は炭素数8〜24の高級アルコール、例え
ばオクタノール,デカノール,ラウリルアルコー
ル,ミリスチルアルコール,セチルアルコール,
ステアリルアルコール,ベヘニルアルコール,オ
レイルアルコール,炭素数11〜15のオキソ法混合
アルコール,炭素数12のセカンダリーアルコー
ル,トリデシルアルコール,1モルに公知の方法
でエチレンオキサイドまたはエチレンオキサイド
およびプロピレンオキサイドを1〜50モル付加さ
せるものであるが、経済性および有用性の面から
はラウリルアルコール,ミリスチルアルコール,
オレイルアルコール、トリデシルアルコール、炭
素数1115のオキソ法混合アルコール1モルにエチ
レンオキサイドを3〜10モル付加させたものが好
ましい。またプロピレンオキサイドのみの付加物
は有用性がない。 反応(2)はかくして得られた高級アルコールアル
キレンオキサイド付加物1モルにエピハロゲンヒ
ドリン、好ましくはエピクロルヒドリンまたはエ
ピプロムヒドリン1モルをルイス酸触媒下常在ま
たは加圧下40〜140℃で反応せしめる。 反応(3)は反応(2)で得られた末端ハロゲン化物1
モルにアルキルアミン例えばメチルアミン、エチ
ルアミン、プロピルアミン、プチルアミン、好ま
しくはメチルアミン1モルを常圧もしくは加圧
下、望ましくは加圧下80〜180℃で反応させ、次
いで100℃以下でアルカリ例えば苛性カリ、苛性
ソーダ1モルの水溶液を加え副生する水及び塩を
除去する。 反応(4)および反応(5)はかくして得られた三級ア
ミン化合物1モルにアクリル酸エステル例えばア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
プロピル、アクリル酸ブチル、経済的に好ましく
はアクリル酸メチルを70〜150℃にて反応させ、
次いで苛性ソーダ、苛性カリ等のアルカリ水溶液
を100℃以下で加え加水分解し、塩類を含まない
カルボン酸塩型界面活性剤として使用するか、そ
の後塩酸、硫酸等の無機混酸で中和することによ
り中性型が得られる。 反応(5)で得られた本発明の両性界面活性剤は場
合により脱水過を行うことによつて精製品が得
られる。 本発明の両性界面活性剤はその精製品を得る
時、何れもIRスペクトルで3470,2930,2870,
1640,1600,1470,1270,1100(cm-1)に吸収が
認められる。 本発明の両性界面活性剤は通常上述の塩の形で
使用され優れた界面活性を示し、洗浄剤、浸透
剤、乳化剤、分散剤、発泡剤、湿潤剤および帯電
防止剤などに使用される。 特に本発明の化合物は塩の形で使用される時に
食塩などを含まないため、三級アミンにモノクロ
ル酢酸とアルカリを使用して得られる食塩などを
含む両性界面活性剤と比較して金属の腐食が少な
く、他の物質との相溶性も良好である。 次に本発明の実施例を示す。 実施例 1 ラウリルアルコール1モルにエチレンオキサイ
ド5モルを付加したポリ(5)オキシエチレンラウリ
ルエーテル1モル406gを四ツ口コルベンに採り
BF3エーテラート0.5gを加え70℃に昇温し撹拌
しながらエピクロルヒドリン1モル92.5gを徐々
に30分を要し滴下し後同温度で8時間撹拌した。
その後140℃に昇温しN2ガスを導入しBF3エーテ
ラートを溜去し、常温で淡黄色液状、OHV112Cl
分7.1%の1−クロロ、2−ヒドロキシ、3−ラ
ウリルオキシポリ(5)エチレンオキシ、プロパン
498.5gを得た。 次いで1−クロロ、2−ヒドロキシ、3−ラウ
リルオキシボリ(5)エチレンオキシ、プロパン1モ
ル498.5gをオートクレプに採り、メチルアミン
1モル31gを加え120℃に昇温し4時間反応させ
た後、冷却し四ツ口コルベンに移し60℃で苛性ソ
ーダ40%水溶液100gを加え、後脱水過し常温
で淡黄色液状、アミン価113.8のN−ラウリルオ
キシ〔ポリ(5)エチレンオキシ〕ヒドロキシプロピ
ル N−メチルアミン487gを得た。 更にこのアミン化合物0.5モル246.5gを四ツ口
コルベンに採り120℃でアクリル酸メチル0.5モル
86gを徐々に2時間を要し滴下しその後8時間同
温度で反応を行つた。次に70℃に冷却しイソプロ
ピルアルコール60gおよび50%苛性ソーダ40gを
加え、同温度で10時間反応させた後塩酸18.3gを
加えた。その後N2ガスを導入し徐々に昇温し最
終的に105℃迄昇温し脱水脱溶剤を行つた後過
し、常温で淡黄褐色液状水分0.05%、Cl:0.01
%、N:2.4%、PH(1%)6.9のN−ラウリルオ
キシ(ポリ(5)エチレンオキシ)ヒドロキシプロピ
ル N−メチル、アラニン272gを得た。本品に
ついては後記のテストに供する。 実施例 2 ミリスチルアルコール1モルにプロピレンオキ
サイド2モル、エチレンオキサイド5モルを付加
したポリ(2)オキシプロピレンポリ(5)オキシエチレ
ンミリスチルエーテル544gを四ツ口コルベンに
採りBF3エーテラート0.6gを加え70℃に昇温し
撹拌しながらエピプロムヒドリン1モル127gを
徐々に30分を要し滴下し後同温度で8時間撹拌し
た。その後120℃に昇温しBF3エーテラートを留
去し、常温で淡黄色液状、OHV82.5、Br:11.7
%のミリスチルポリ(2)オキシプロピレンポリ(5)オ
キシエチレンヒドロキシプロピルプロマイド671
gを得た。 次いで冷却し70℃にてエチルアミン45gを加え
同温度で10時間反応させアミン価が0となり反応
終了を確認し、50℃に冷却し苛性ソーダ40%水溶
液241gを加え、減圧下70℃にて脱水し過し、
水分0.04%、アミン価88.3のN−ミリスチルオキ
シ〔ポリ(2)プロピレンオキシ〕〔ポリ(5)エチレン
オキシ〕ヒドロキシプロピル、N−メチルアミン
640gを得た。 更にこのアミン化合物0.5モル317.5gを四ツ口
コルベンに採り、120℃でアクリル酸エチル0.5モ
ル50gを徐々に2時間を要し滴下しその後8時間
同温度で反応を行つた。次に70℃に冷却しイソプ
ロピルアルコール60gおよび50%苛性ソーダ40g
を加え同温度で10時間加水分解を行つた後塩酸
18.3gを加えた。その後N2ガスを導入し徐々に
昇温し最終的に110℃迄昇温し脱水脱溶剤を行つ
た後過し常温で淡黄褐色液状水分0.04%、Cl:
0.00%、N:1.98%、PH(1%)6.8のN−ミリス
チルオキシ〔ポリ(2)プロピレンオキシ〕〔ポリ(5)
エチレンオキシ〕ヒドロキシプロピルN−メチル
アラニン345gを得た。本品については後記のテ
ストに供する。 実施例 3〜18 実施例1および実施例2と同様に表1の如く実
施例3〜15を合成した。これらについては後記の
テストに供する。 実施例で得られた合成物の溶解性と界面活性に
ついて表2に示す表2の通り実施例1〜18の合成
物は何れも優れた界面活性剤である。
【表】
【表】
【表】
【表】 溶解性は実施例1〜18:1g、テスト液:99g
を混合し20℃での状態を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式 (ただしRは炭素数8〜24のアルキル,アルケ
    ニル基,R′はエチレンまたはエチレンおよびプ
    ロピレン基,nは1〜50の整数,R″は炭素数5
    以下のアルキル基である)で表わされることを特
    徴とする両性界面活性化合物。 2 炭素数8〜24の高級アルコール1モルにエチ
    レンオキサイドまたはエチレンオキサイドおよび
    プロピレンオキサイドを1〜50モル付加させたポ
    リオキシアルキレンアルキルエーテルまたはポリ
    オキシアルキレンアルケニルエーテル1モルにエ
    ピハロゲンヒドリン1モルを反応させ、末端OH
    基を【式】基(但しXはハロゲン 原子)と置換せしめ、次いで炭素数5以下のアル
    キルアミン1モルを反応させ、アルカリで処理し
    末端−X基を−N−R″基(ただしR″は炭素数5
    以下のアルキル基)と、置換せしめ得られた化合
    物にアクリル酸低級アルコールエステルを付加し
    た後、加水分解し、酸で中和することを特徴とす
    る両性界面活性化合物の製法。 3 一般式に於いてRがラウリル,ミリスチル,
    トリデシル,炭素数11〜15の混合アルキルおよび
    オレイル基,R′がエチレン基,nが3〜10の整
    数,R′,R″がメチル基であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の両性界面活性化合
    物。
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JPS5243476A (en) * 1975-10-03 1977-04-05 Nippon Oil & Fats Co Ltd Temperature indicating material

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