JPH07258137A - 触媒としてエステル化合物を使用するアルコキシラートの製造方法 - Google Patents

触媒としてエステル化合物を使用するアルコキシラートの製造方法

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JPH07258137A
JPH07258137A JP6302311A JP30231194A JPH07258137A JP H07258137 A JPH07258137 A JP H07258137A JP 6302311 A JP6302311 A JP 6302311A JP 30231194 A JP30231194 A JP 30231194A JP H07258137 A JPH07258137 A JP H07258137A
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alkenyl
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Detlef Dr Wehle
デトレーフ・ウエーレ
Gernot Kremer
ゲルノート・クレメル
Ignaz Wimmer
イグナ−ツ・ウイムマー
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Hoechst AG
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Hoechst AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C41/00Preparation of ethers; Preparation of compounds having groups, groups or groups
    • C07C41/01Preparation of ethers
    • C07C41/02Preparation of ethers from oxiranes
    • C07C41/03Preparation of ethers from oxiranes by reaction of oxirane rings with hydroxy groups

Abstract

(57)【要約】 【目的】 触媒としてエステル化合物を使用するアルコ
キシラートの製造方法 【構成】 活性水素原子を有する化合物のアルコキシル
化を触媒としてのアルキル- またはアルケニルコハク酸
モノエステルの特定のアルカリ土類金属塩の存在下に実
施する。 【効果】 狭い同族体分布および良好な外観を有するア
ルコキシラートが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、触媒としてエステル化
合物を使用してアルコキシラートを製造する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】アルコキシラートは、例えば誘導体化法
(derivatization) における中間体として、また工業用
および化粧用洗剤、洗浄剤およびクレンジング組成物中
の非イオン性成分として極めて重要である。それらは、
また乳化剤、分散剤および類似物として多数の用途にお
いて使用される。これらの用途において、アルコキシル
化同族体の狭い分布を示すようなアルコキシラートがし
ばしば要望される。この分布は、実質的にアルコキシル
化反応において使用される触媒によって定まる。かなり
以前に、例えば英国特許第796,508号によって、
五ハロゲン化アンチモン触媒は、活性水素原子(例えば
ヒドロキシル基の形の)を有する化合物とアルキレンオ
キシド(例えばエチレンオキシドおよび/またはプロピ
レンオキシド)との反応において、狭い同族体分布を有
するアルコキシラート(狭範囲アルコキシラート)をも
たらすことが開示された。この利点は、五ハロゲン化ア
ンチモンの取扱いの困難性(著しい煙霧の発生、腐食
性、加水分解に対する敏感性)により、そしてまたこの
アルコキシラートの不満足な色の品質という欠点によっ
て相殺される。
【0003】米国特許第4,996,364号には、脂
肪アルコールのような活性水素原子を有する化合物のア
ルコキシル化のための触媒としてのアルカリ土類金属塩
の形の非置換ポリカルボン酸モノエステルが記載されて
いる。上記のポリカルボン酸としては、同様に非置換で
あるがコハク酸がある。これらのポリカルボン酸モノエ
ステルのアルカリ土類金属塩は、触媒として五ハロゲン
化アンチモンに比較して利点を有するが、それらはなお
同族体分布および/または得られるアルコキシラートの
外観に関して常に遺憾な点を若干残している。
【0004】カナダ特許第2,094,556号には、
金属加工用の防食剤としての、アルキルまたはアルケニ
ル置換基が8ないし30個の炭素原子、好ましくは9な
いし15個の炭素原子を有するアルキル- またはアルケ
ニルコハク酸モノエステルのアルカリ金属塩またはアル
カリ土類金属塩が記載されている。この文献には、置換
されたコハク酸のこれらの半エステルについての他の可
能な用途に関しては、なんらの記載も示唆もなされてい
ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、この
度、驚くべきことには、アルキル- またはアルケニルコ
ハク酸半エステルのアルカリ土類金属塩がアルコキシル
化のための触媒として使用された場合には、得られるア
ルコキシラートの狭い同族体分布および外観に関して更
に改善が得られることを見出した。
【0006】
【課題を解決するための手段】触媒としてのコハク酸モ
ノエステルの塩の存在下に少なくとも1個の活性水素原
子を有する化合物をアルコキシル化することによってア
ルコキシラートを製造するための本発明による方法は、
下記の式(I)および(II)
【0007】
【化2】
【0008】(上記各式中、RはC8 〜C30- アルキル
またはC8 〜C30- アルケニルであり、nは0ないし6
の数であり、R1 はC1 〜C18- アルキルまたはC3
18- アルケニルであるかあるいはnが1または>1で
ある場合には水素であり、MはBa、CaまたはSrで
あり、そしてyは0.9ないし1.8の数である)で表
されるアルキル- またはアルケニルコハク酸モノエステ
ルの少なくとも1種のアルカリ土類金属塩の存在下にア
ルコキシル化を実施することを特徴とする。
【0009】式(I)および(II)において、Rは好
ましくはC9 〜C20- アルキルまたはC9 〜C20- アル
ケニルであり、nは好ましくは0ないし3の数であり、
1は好ましくはC1 〜C12- アルキルまたはC3 〜C
12- アルケニルであり、そしてnが1または>1である
場合には好ましくは水素原子であり、そしてyは好まし
くは1ないし1.3の数、特に1である。便宜上の理由
から、Mは好ましくはCaである。アルケニル基は、好
ましくは1ないし3個の二重結合を有する。これらのア
ルキルおよびアルケニル基は、直鎖状または枝分れ鎖状
でありうる。アルキルおよびアルケニルは、混合物の形
で、例えばC12およびC14- アルキル(C12/14 アルキ
ル) またはC12およびC14- アルケニル(C12/14 アル
ケニル)の混合物またはC12およびC14- アルキルおよ
びアルケニル基の混合物の形で存在してもよい。アルキ
ル基またはアルケニル基で置換された、コハク酸半エス
テルの、本発明によって使用されるべきアルカリ土類金
属塩のうちで、アルケニル基で置換されたもの、すなわ
ち、式(I)および(II)におけるRが好ましくは上
記のアルケニル基の一つであるアルケニル基で置換され
たものが好ましい。他方、エステル化アルコールから得
られる基R1 は、好ましくは記載されたアルキル基のう
ちの一つである。従って、アルキルおよびアルケニル基
の例は、メチル、プロピル、ブチル、イソブチル、オク
チル、オクテニル、デシル、デセニル、ドデシル(ラウ
リル)、ドデセニル、オレイル、オクタデカジエニル、
オクタデカトリエニルおよび獣脂脂肪アルキルである。
【0010】触媒の活性および狭い同族体分布に関する
より高い効果は、式(I)および(II)で表される少
なくとも1種のコハク酸モノエステルの塩の存在下にア
ルコキシル化を実施し、その際上記の塩の滴定アルカリ
度の10ないし70%、好ましくは30ないし60%
が、Ba、CaおよびSrの陽イオンと水中で低い溶解
度を有する塩を形成する無機酸を使用して中和されてい
る場合に、達成されることが発見された。好ましい鉱酸
は、硫酸(H2 SO4 )および亜硫酸(H2 SO 3 )で
あり、そしてまたリン酸(H3 PO4 )および亜リン酸
(H3 PPO3 )である。
【0011】本発明に従って使用されるべきアルキル-
および/またはアルケニルコハク酸半エステルのアルカ
リ土類金属塩(すなわち、一般に混合物として存在する
位置異性体)は知られており、そして例えば (R)ホスタ
コール((R) Hostacor) (ヘキスト社(Hoechst) の登録
商標)として市販されている。それらは、好ましくは、
対応するアルキル- またはアルケニルコハク酸無水物、
あるいは二者択一的に対応する酸化合物を、式R1-OH
のアルコールまたは式R1-(OCH2 CH2)n-OH(上
記各式中、R1 およびnは前記の意味を有する)のアル
コキシル化アルコールと等モル量において反応(エステ
ル化)し、そして得られるアルキル-またはアルケニル
コハク酸半エステルから塩基性アルカリ土類金属化合
物、例えば酢酸塩、酸化物、炭酸塩または水酸化物をも
使用して対応するアルカリ土類金属塩を調製することに
よって製造される。エステル化は、好ましくは溶媒を使
用することなく、窒素雰囲気中で60ないし150℃の
温度において実施される。半エステルは、次に好ましく
は、バリウム、カルシウムまたはストロンチウムの酸化
物,炭酸塩または水酸化物化合物と反応せしめられ、そ
の際、水酸化物は、好ましくは、これらのアルカリ土類
金属の塩に変換せしめられる。アルカリ土類金属化合物
は,式(I)および(II)中のyの値に対応して半エ
ステル化合物2molあたり0.9ないし1.8mo
l、好ましくは1ないし1.3molそして特に好まし
くは1molの量で使用される。半エステルおよびアル
カリ土類金属化合物の反応は、好ましくはトルエンおよ
びキシレンのような低沸点の、不活性の有機溶媒、およ
び/または大気圧において>150℃の沸点を有する炭
化水素、アセタールおよびエーテルのような高沸点の、
不活性の有機溶媒を使用して60ないし160℃の温度
において実施される。生成された反応水は、除去され
る。反応時間は、約2時間である。塩形成が終了した時
に、低沸点溶媒は、除去される。例えば回転式蒸発器で
このようにして、一般に、本発明に従って使用されるべ
きコハク酸半エステルの塩の約60重量%の濃度の溶液
が油状で得られる。このことは、使用された溶媒が低沸
点および高沸点の溶媒の混合物であることを前提にして
いる。
【0012】アルキル- またはアルケニルコハク酸半エ
ステルのアルカリ土類金属塩の滴定アルカリ度の上記の
部分的中和は、好ましくは、求められる(予め決定され
た滴定アルカリ度の)部分的中和の程度を達成するため
に要求される理論量のコハク酸半エステルに対して10
ないし50重量%の濃度の水溶液(約20ないし100
℃において)の形の鉱酸を添加することによって実施さ
れ、その後で反応生成物中に存在する水は、所望ならば
減圧を使用して、約50ないし150℃において加熱す
ることによって除去される。得られた生成物は、液体な
いし半固体のコンシステンシーを有する。
【0013】本発明による触媒の量は、広い範囲内で変
動でき、一般に、アルコキシル化されるべき生成物の重
量を基準にして0.1ないし5重量%、好ましくは0.
5ないし3重量%である。この触媒は、規定された量で
アルコキシル化されるべき生成物に添加される。それは
また、例えばまずアルコキシル化されるべき脂肪アルコ
ールに規定量のバリウム、カルシウムまたはストロンチ
ウムの酸化物、炭酸塩または水酸化物(水酸化物が好ま
しい)を添加し、置換されたコハク酸無水物誘導体の対
応する化学量論的量(この量は式(I)および(II)
から得られる)を添加し、そして次にアルコキシル化を
開始する前に、所望ならば減圧を適用しつつ、混合物を
乾燥することによってその場で生成せしめられうる。こ
の現場生成法もまた本発明における部分的中和の一変法
を構成する。
【0014】本発明による生成物を触媒として使用す
る、活性水素原子を有する化合物のアルコキシル化は、
通常、すなわち60ないし200℃、好ましくは100
ないし180℃の温度において、そして約0.5ないし
6barの圧力において実施され、その際、アルキレン
オキシドは、部分に分けて、または連続的に計量添加さ
れる。アルキレンオキシドの量は、一般に、アルコキシ
ル化されるべき化合物1molあたり、1ないし30m
ol、好ましくは2ないし20molそして特に2ない
し15molである。得られるアルコキシラートは、一
般に予め触媒を分離することなく使用されうる。
【0015】本発明によるアルコキシル化触媒は、高い
触媒活性を有し、そして比較的短い反応時間において実
際上完全な転化率および高い収率をもたらす。アルコキ
シラートは、狭い同族体分布を有し、そしてまた無色で
あり、多くの場合透明であり、従ってすぐれた外観を有
する。その他の利点は、本発明によって提案された触媒
はまた現場で容易に生成されうるということである。
【0016】アルキレンオキシドの性質および活性水素
原子を有する化合物の性質は、本発明による方法にとっ
て重要なことではないが、それに関しては以下の留意す
べき点がある。
【0017】使用されるアルキレンオキシドは、好まし
くは、エチレンオキシド、プロピレンオキシドおよび/
またはブチレンオキシド、特に好ましくはエチレンオキ
シドおよび/またはプロピレンオキシドである。エチレ
ンオキシドが殊に好ましい。
【0018】活性水素原子を有する化合物の例は、ヒド
ロキシル基を有するもの、そしてまたアミン化合物およ
び脂肪酸のような酸化合物であるが、最初に挙げた化合
物が好ましい。ヒドロキシル基を有する化合物の例は、
アルコール、アミノアルコール、ペルフルオロアルキル
アルコール、グリコール、グリコールモノエーテル、グ
リセロール、フエノール類、クレゾール類および類似物
であるが、アルコールが好ましい。それらは、天然資源
からあるいは合成方法によって誘導されてもよく、第一
級、直鎖状または分枝鎖状、飽和または不飽和の、そし
て一価または多価のものでよく、例えば、オキソアルコ
ール、ゲルベ(Guerbet) アルコール、チーグラーアルコ
ール、脂肪アルコールおよび類似物である。好ましいア
ルコールは、第一級の、直鎖状または分枝鎖状のC3
24アルコール、好ましくはC6〜C18アルカノール
(脂肪アルコール)またはそれらの混合物、例えばC12
およびC14アルカノールの混合物(C12/14 )である。
好ましいアルコールの例は、ブタノール、アシルアルコ
ール、ウンデカノール、イソ- ウンデカノール、ラウリ
ルアルコール、イソトリデシルアルコール、ステアリル
アルコール、ココヤシ脂肪アルコールおよびそれらの混
合物、そしてまた2- エチルヘキサノール、2- ヘキシ
ルデカノール、2- オクチルデカノールおよび類似する
ゲルベアルコールである。
【0019】
【実施例】実施例および比較例の参照の下に本発明を更
に詳細に説明する。実施例および比較例において得られ
たアルコキシラートの同族体分布は、先行する誘導体化
の後にキャピラリーガスクロマトグラフィーによって決
定された。同族体分布のために与えられたパラメーター
は、等式Q=n* ・p2 に従ういわゆるQ値であり、上
記式中、n* は平均アダクト数(平均アルコキシル化
度)であり、そしてpは最もしばしば生成するアルコキ
シル化同族体の重量%である。周知のように、このQ値
は、問題のアルコキシラートが実質的に等しい平均アル
コキシル化度を有するものである場合に特にすぐれた測
定パラメーターである。より高いQの数値は、より選択
的なアルコキシ化およびより狭い同族体分布を有するア
ルコキシラートであることを示す。
【0020】本発明による触媒の調製: 例1A〜10A アルケニルコハク酸無水物1molを、アルコール1m
ol、エチレングリコール1mol(例4A)またはト
リエチレングリコールモノメチルエーテル1mol(例
3A)とN2 雰囲気中で60ないし150℃において反
応させて対応するアルケニルコハク酸半エステルを得
る。アルコールに応じて、反応時間は、0ないし2ba
rの過圧において3ないし25時間である。このように
して調製されたアルケニルコハク酸半エステル1mo
l、トルエン600ml、鉱油228gおよびアルカリ
土類金属水酸化物0.55molを一緒に室温において
撹拌し、そして生成する水を100ないし120℃にお
いて約2時間にわたって共沸的に除去する。次に濾過助
剤10gを添加し、混合物を濾過し、そして使用された
トルエンを回転式蒸発器で透明な濾液から除去する。ア
ルケニルコハク酸半エステルのアルカリ土類金属塩の約
60重量%の溶液が透明な、赤褐色の油状物として得ら
れる。 例11B〜13B(部分的中和) アルカリ数106(mg KOH/g)の滴定アルカリ
度を有するアルケニルコハク酸半エステルカルシウム塩
100gに、上記アルカリ度を中和するために必要な化
学量論的量の0.4倍のH2 SO4 (25重量%の濃度
の水溶液として)を添加し、混合物を撹拌し、そして水
を90℃において減圧(20mbar)下に除去する。
黄色のペースト状の物質が得られる。
【0021】例1Aないし10Aおよび11Bないし1
3Bは、式(I)および(II)に関連して以下の表1
に要約して示されている:
【0022】
【表1】
【0023】例1Aないし10Aおよび11Bないし1
3Bの触媒の存在下におけるアルコキシル化: 例1〜15 ガラス製の圧力反応器内に脂肪アルコール(すなわち、
例えばC12/14-アルカノール194g)1molを計量
装入し、加熱しそして減圧にかけるかまたは窒素を送入
することによって、アルコールをその水分が0.10重
量%を超えなくなるまで乾燥する。次に、脂肪アルコー
ルを基準にして0.9重量%の触媒(例えば触媒1Aの
60%の濃度の溶液2.9g)を添加する。この混合物
を160℃まで加熱した後、エチレンオキシド(EO)
の計量添加を開始し、そして意図した量のEOの全部を
150ないし180℃の温度においてそれが反応によっ
て消費される速度(それは反応器内の圧力減少から測定
されうる)において注入される。
【0024】このアルコキシル化法を使用して本発明に
よに触媒を用いて得られる結果は、例16もまた包含す
る下記の表2に要約されている。 例16(触媒の現場における形成法) ガラス製圧力反応器内にC12/14-アルカノール194g
(1mol)を計量装置入し、イソ -C12- アルケニル
コハク酸無水物1.95g(7.34mmol)を添加
する。この混合物を短時間撹拌した後に、97重量%の
Ca(OH)20.28g(3.67mmol)を計量送
入し、そして混合物を130℃において一時間撹拌す
る。次に、11重量%の濃度のH2 SO4 1.96g
(2.20mmol)を90℃において添加する。これ
はアルカリ土類金属化合物の塩基度の約60%の中和に
相当する。次に、水を除去するために、撹拌を減圧下に
(残留圧約20mbar)130℃において約2時間行
う。次にエポキシドを用いる反応を150ないし170
℃の温度において実施する。 表2 例 触媒 触媒量 最初の EOのmol数 Q- 指数 (重量%) アルコール /アルコールの mol数 1 1A 0.9 n -C12/14 4 1100 2 2A 0.9 n -C12/14 4 1000 3 3A 0.9 n -C12/14 4 1020 4 4A 0.9 n -C12/14 4 1050 5 5A 0.9 n -C12/14 4 1000 6 6A 0.9 n -C12/14 4 1000 7 7A 0.9 n -C12/14 4 1030 8 8A 0.9 n -C12/14 4 1030 9 9A 0.9 n -C12/14 4 1000 10 10A 0.9 n -C12/14 4 1000 11 12B 0.9 n -C12/14 4 1850 12 1A 0.9 n -C16/18" 8 1350 13 11B 0.9 n -C12/14 4 1840 14 11B 0.9 n -C12/14 6 2400 15 11B 0.9 n -C12/14 11 3500 16 現場で形成 1.0 n -C12/14 4 1770 例1ないし10および12のアルコキシラートは、透明
であり、そして例11および13ないし16のアルコキ
シラートは、僅かに濁っている。 比較例1および2 例1および14のエトキシル化反応を繰返した(すなわ
ち、最初のアルコール1molあたりEOをそれぞれ4
および6molを用いるエトキシル化)が、使用された
触媒は、ジエチレングリコールモノエチルエーテルとの
コハク酸の非置換半エステルのカルシウム塩、すなわ
ち、冒頭に引用したヨーロッパ特許出願0,337,2
39に記載された触媒No.2であった。
【0025】比較例は、下記の表3に要約されている: 表3 比較例 触媒量 最初の EOのmol数/ Q指数 (重量%) アルコール アルコールの mol数 1 0.9 n- C12/14 4 1000 2 0.9 n- C12/14 6 1300 比較例1および2のアルコキシラートは、著しく濁って
いる。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒としてのコハク酸モノエステルの塩
    の存在下に少なくとも1個の活性水素原子を有する化合
    物をアルコキシル化することによってアルコキシラート
    を製造する方法において、下記の式(I)および(I
    I) 【化1】 (上記各式中、 RはC8 〜C30- アルキルまたはC8 〜C30アルケニル
    であり、 nは0ないし6の数であり、 R1 はC1 〜C18- アルキルまたはC3 〜C18- アルケ
    ニルであるかあるいはnが1または>1である場合には
    水素であり、 MはBa、CaまたはSrであり、そしてyは0.9な
    いし1.8の数である)で表されるアルキル- またはア
    ルケニルコハク酸モノエステルの少なくとも1種のアル
    カリ土類金属塩の存在下にアルコキシル化を実施するこ
    とを特徴とする上記アルコキシラートの製造方法。
  2. 【請求項2】 RがC9 〜C20- アルキルまたはC9
    20- アルケニルであり、nが0ないし3の数であり、
    1 がC1 〜C12- アルキルまたはC3 〜C 12- アルケ
    ニルであるかあるいはnが1または>である場合には水
    素原子であり、そしてyが1ないし1.3の数、特に1
    である請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 Rが前記のアルケニル基の1種であり、
    そしてR1 が前記のアルキル基のうちの1種である請求
    項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 コハク酸モルエステル化合物を、このコ
    ハク酸モノエステル2mlあたり0.9ないし1.8m
    ol、好ましくは1ないし1.3molそして特に1m
    olの量のバリウム、カルシウムまたはストロンチウム
    の酸化物、炭酸塩または水酸化物と反応せしめることに
    よって得られた式(I)および(II)で表される少な
    くとも1種のコハク酸モノエステルの塩の存在下にアル
    コキシル化を実施する請求項1〜3のうちのいずれか一
    つに記載の方法。
  5. 【請求項5】 式(I)および(II)で表されるコハ
    ク酸モノエステルの塩の滴定アルカリ度の10ないし7
    0%、好ましくは30ないし60%が、Ba、Caおよ
    びSrの陽イオンと水中で低い溶解度を有する塩を形成
    する無機酸を使用して中和されている請求項1〜4のう
    ちのいずれか一つに記載の方法。
  6. 【請求項6】 使用された無機酸が亜硫酸、硫酸、亜リ
    ン酸またはリン酸である請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 アルコキシル化触媒がアルコキシル化さ
    れるべき化合物の量を基準にして0.1ないし5重量
    %、好ましくは0.5ないし3重量%の量で存在する請
    求項1〜6のうちのいずれか一つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 ヒドロキシル基を有する化合物がエチレ
    ンオキシドまたはプロピレンオキシドあるいはこの両方
    の混合物を使用してアルコキシル化される請求項1〜7
    のうちのいずれか一つに記載の方法。
  9. 【請求項9】 脂肪アルコールがエチレンオキシドまた
    はプロピレンオキシドあるいはこの両方の混合物でアル
    コキシル化される請求項1〜7のうちのいずれか一つに
    記載の方法。
  10. 【請求項10】 アルキレンオキシドが、アルコキシル
    化されるべき化合物1molあたり2ないし15mol
    の量で使用される請求項1〜9のうちのいずれか一つに
    記載の方法。
JP6302311A 1993-12-07 1994-12-06 触媒としてエステル化合物を使用するアルコキシラートの製造方法 Withdrawn JPH07258137A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

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