JPH04122485U - ロボツトハンド - Google Patents

ロボツトハンド

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JPH04122485U
JPH04122485U JP3708391U JP3708391U JPH04122485U JP H04122485 U JPH04122485 U JP H04122485U JP 3708391 U JP3708391 U JP 3708391U JP 3708391 U JP3708391 U JP 3708391U JP H04122485 U JPH04122485 U JP H04122485U
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JP
Japan
Prior art keywords
clamp
robot hand
clamp members
product
palm
Prior art date
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Pending
Application number
JP3708391U
Other languages
English (en)
Inventor
岳己 西村
Original Assignee
日本ビクター株式会社
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH04122485U publication Critical patent/JPH04122485U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 物品を小さな隙間で密着して積載でき、ま
た、取り扱う物品の大きさがクランプ部材の長さ等に制
限されないロボットハンドを提供する。 【構成】 基体12に互いに接近、離隔可能に支持され
物品Bを狭持可能な一対のクランプ部材14a,14b
と、これらクランプ部材14a,14bを駆動するアク
チュエータと、クランプ部材14a,14bを互いに連
結して相対移動軌跡を規定する位置合せ機構50とを有
するロボットハンドにおいて、前記一対のクランプ部材
14a,14bの一方のクランプ部材14aに吸着パッ
ド21を設けるとともに、前記位置合せ機構50を前記
一対のクランプ部材14a,14bの微小の相対変位を
許容するように構成(ベルト17、プーリー16a,1
6b,ベルトクランパー18a,18b、当接片22
a,22b)した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はロボットハンド、特に、物品をパレット上に積載するパレッタイザ に適したロボットハンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のロボットハンドとしては、例えば、図3および図4に示すようなパレッ タイザに用いられるものが知られる。このロボットハンドは、パレット20の上 方で上下および水平方向に移動される移動アーム11を有し、この移動アーム1 1の下端に基体フレーム12を固定する。基体フレーム12には2本のガイドレ ール13a,13bが平行に設けられ、これらガイドレール13a,13bに一 対のクランプパーム14a,14bが接近、離隔可能に支持されている。
【0003】 クランプパーム14a,14bは、それぞれ上部が上述のガイドレール13a ,13bに係合し、基体フレーム12の下部から垂下する。一方(図中左方)の クランプパーム14aは他方のクランプパーム14bより長く、この左方のクラ ンプパーム14aの下端には商品Bの底面に係止可能な鈎部14が形成される。 これらクランプパーム14a,14bにはガイドレール13a,13bの外側方 に配置されたシリンダ15a,15bが架設され、これらシリンダ15a,15 bによってクランプパーム14a,14bの上部が互いに連結する。シリンダ1 5a,15bは、ロッドの先端がクランプパーム14aに、シリンダボディがク ランプパーム14bに結合し、供給される圧力流体の作用でクランプパーム14 a,14bを接近、離隔するように駆動する。
【0004】 また、基体フレーム12にはガイドレール13a,13bの長手方向両側部に プーリ16a,16bが回転自在に支持され、これらプーリ16a,16b間に タイミングベルト17が掛装される。このタイミングベルト17には対象な2箇 所にベルトクランパ18a,18bが固着され、ベルトクランパ18aがクラン プパーム14aに、ベルトクランパ18bがクランプパーム14bに固定される 。
【0005】 このロボットハンドにあっては、シリンダ15a,15bでクランプパーム1 4a,14bを駆動して接近、離隔させ、これらクランプパーム14a,14b により商品Bを狭持して商品Bをパレット20に積載、また逆に、パレット20 から商品Bを移載する。そして、クランプパーム14a,14bの移動時におい ては、クランプパーム14a,14bはガイドレール13a,13bにより案内 されてタイミングベルト17を走行させつつベルトクランパ18a,18bと一 体に移動し、このベルトクランパ18a,18bの移動でクランプパーム14a ,14bの移動軌跡が基体フレーム11の中心Cに対し対象的に規制される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のロボットハンドにあっては、一方のクランプパ ーム14aの下端に鈎部14を商品Bの下部と係止可能に形成し、クランプパー ム14a,14b間に狭持した商品Bの荷重を鈎部14で受けるため、取り扱う ことができる商品Bの大きさはクランプパーム14aの長さLによって限定され 、高さHがクランクパーム14aの長さLを越える商品Bを取り扱うことが不可 能であった。
【0007】 また、この従来のロボットハンドは、パレット20上への商品Bの移載が完了 した後等にクランプパーム14aを商品Bから離れる方向に移動させて鈎部14 を商品Bの下部から離脱させるが、他方のクランプパーム14bもクランプパー ム14aと対象に移動するため、商品Bのクランプパーム14b側には隣接する 商品Bとの間に鈎部14の寸法aよりも大きな隙間Wを確保しなければならず、 パレット20上に商品Bを密着させて積載することが不可能であった。 この考案は、上記事情を鑑みてなされたもので、取り扱う商品の大きさがクラ ンクパームの大きさに制約されることがなく、また、商品を密着した状態でパレ ット上に積載できるロボットハンドを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この考案は、基体に互いに接近、離隔可能に支持さ れ物品を狭持可能な一対のクランプ部材と、これらクランプ部材を駆動するアク チュエータと、クランプ部材を連結して相対移動軌跡を規定する位置合せ機構と を有するロボットハンドにおいて、前記一対のクランプ部材の一方のクランプ部 材に吸着パッドを設けるとともに、前記位置合せ機構を前記一対のクランプ部材 の微小の相対変位を許容するように構成した。
【0009】
【作用】
この考案のロボットハンドは、物品の狭持時においては一方のクランプ部材に 設けた吸着パッドを物品に吸着させて物品の荷重を支え、また、物品を外す場合 にはアクチュエータによりクランプ部材を移動させることで吸着パッドを物品か ら離すことができる。そして、吸着パッドを離すためにクランプ部材を移動させ る場合には、一対のクランプ部材は位置合せ機構によって微小の相対変位が許容 され、一方のクランプ部材は他方のクランプ部材を変位させることなく変位でき 、物品の他方のクランプ部材側には隙間を必要としない。したがって、パレット 上等に物品を密着させて移載できるようになる。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面を参照して説明する。 図1および図2はこの考案の一実施例にかかるロボットハンドを示し、図1a が正面図、図1bが図1aと異なる状態の正面図、図2aが要部の斜視図、図2 bが同要部の平面図である。 なお、この実施例については、前述した従来のロボットハンドと同一の部分に は同一の番号を付して説明および一部の図示を省略する。
【0011】 図に示すように、図中左方のクランプパーム14aには上下方向所定の位置に 吸着パッド21が設けられる。この吸着パッド21は、制御弁等を介し図外の負 圧源に連絡され、負圧が導入されると商品Bの側面に吸着する。なお、吸着パッ ド21はシリンダ15a,15bあるいはタイミングベルト17と連動させるこ とが望ましい。プーリ16a,16b、ベルト17およびベルトクランパ18a ,18bは位置合せ機構50を構成する。
【0012】 また、図中右方のクランプパーム14bには上部に略U字状のクランパホルダ 22が形成される。図2a,bに詳示するように、このクランパホルダ22はタ イミングベルト17の延在方向に離隔する一対の当接片22a,22bを基体フ レーム12に固定して成り、当接片22a,22bにベルト17が摺動自在に貫 通する。これら当接片22a,22b間にはベルトクランパ18bが遊合し、ベ ルトクランパ18bはベルト17の長手方向の変位が許容される。
【0013】 このようなロボットハンドにあっては、図1に示すように、クランプパーム1 4a,14bを大きく離隔させてクランプパーム14a,14b間に商品Bを位 置させ(図1a参照)、この後に、シリンダ15a,15bによりクランプパー ム14a,14bを接近させてクランプパーム14a,14b間に商品Bを狭持 する(図1b参照)。この時、クランプパーム14aの吸着パッド21は負圧源 と連通して商品Bの側面に吸着する。したがって、商品Bの荷重は吸着パッド2 1で支えることができ、商品Bの移載を安定かつ確実に行うことができ、また、 狭持する商品Bの大きさがクランプパーム14a,14bの長さで制限されるこ ともない。
【0014】 次に、ロボットハンドが移動アーム11の移動で全体として移動し、商品Bを パレット20上に載置する。この時、後述するようにクランプパーム14bを移 動させることなくクランプパーム14a,14bを商品Bから離すことができる ため、図1に示すように、クランプパーム14a,14bにより狭持された商品 Bと隣り合う商品Bとの間にはクランプパーム14bの厚みtに等しい隙間wが 形成されるに過ぎず、隣接する商品Bを密着させることができる。
【0015】 この後は、吸着パッド21への負圧の供給を停止し、クランプパーム14a, 14bをシリンダ15a,15bにより駆動して微小距離だけ移動させ、吸着パ ッド21を商品から離す。この時、クランプパーム14a,14bはベルトクラ ンパ18bと当接片22a,22bとの間の隙間に対応して相対変位が許容され るため、クランプパーム14bを移動させることなくクランプパーム14aのみ を移動でき、商品B間の隙間wが広がることもない。そして、これらクランプパ ーム14a,14bは移動アーム11の上動で基体フレーム12とともに上動し て商品Bから離隔する。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案にかかるロボットハンドによれば、一対のクラ ンプ部材の一方に吸着パッドを設けるとともに、これらクランプ部材の相対変位 を許容するように構成したため、狭持する物品の大きさがクランプ部材の長さの 制限を受けることもなくなり、また、物品を密着して状態に積載できるようにな る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例にかかるロボットハンドを
示し、図1aおよび図1bが異なる状態の正面図
【図2】同ロボットハンドの要部を示し、図2aが斜視
図、図2bが平面図
【図3】従来のロボットハンドを示す正面図
【図4】図4aが同ロボットハンドの平面図、図4bが
図4aと異なる状態の平面図
【符号の説明】
11・・・移動アーム、12・・・基体フレーム、13a,1
3b・・・ガイドレール、14a,14b・・・クランプパー
ム、15a,15b・・・シリンダ、18a,18b・・・ベ
ルトクランパ、20・・・パレット、21・・・吸着パッド、
50・・・位置合せ機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体に互いに接近、離隔可能に支持され
    物品を狭持可能な一対のクランプ部材と、これらクラン
    プ部材を駆動するアクチュエータと、クランプ部材を連
    結して相対移動軌跡を規定する位置合せ機構とを有する
    ロボットハンドにおいて、前記一対のクランプ部材の一
    方のクランプ部材に吸着パッドを設けるとともに、前記
    位置合せ機構を前記一対のクランプ部材の微小の相対変
    位を許容するように構成したことを特徴とするロボット
    ハンド。
JP3708391U 1991-04-23 1991-04-23 ロボツトハンド Pending JPH04122485U (ja)

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JPH04122485U true JPH04122485U (ja) 1992-11-04

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012093373A (ja) * 2012-02-13 2012-05-17 Rorze Corp マイクロプレート用ピックアップ装置、及びマイクロプレート供給回収装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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