JPH04122430A - 微粒子無機粉末用水系分散安定剤 - Google Patents

微粒子無機粉末用水系分散安定剤

Info

Publication number
JPH04122430A
JPH04122430A JP2240408A JP24040890A JPH04122430A JP H04122430 A JPH04122430 A JP H04122430A JP 2240408 A JP2240408 A JP 2240408A JP 24040890 A JP24040890 A JP 24040890A JP H04122430 A JPH04122430 A JP H04122430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aqueous dispersion
dispersion stabilizer
molecular weight
water
powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2240408A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Iizuka
正則 飯塚
Tatsuya Mizunuma
水沼 達也
Fujiou Yamato
富士桜 倭
Tatsuo Izumi
達男 泉
Shoichi Fukushima
福島 正一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2240408A priority Critical patent/JPH04122430A/ja
Publication of JPH04122430A publication Critical patent/JPH04122430A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は微粒子無機粉末用水系分散安定剤に関する。更
に詳しくは、分散性が良好で且つ長時間保存しても沈降
物やハードケーキを生成せず、再分散性の良い微粒子無
機粉末用水系分散安定剤に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕微粒子
無機粉末とは、砂利、砂、砕石、石粉、フライアッンユ
及び高炉スラグなどを湿式又は乾式粉砕することにより
得られる微粉末で、その用途はコンクリート混和材やプ
ラスチックのフィラー、農薬のバインダー等である。し
かし微粒子無機粉末は一般に平均粒径が1.0μm以下
であり、その取り扱いは必ずしも容易ではない。特に粉
塵の飛散による環境汚染や珪肺は大きな問題であり、用
途開発の妨げとなっている。
この問題を解決するために微粒子無機粉末をスラリー化
することが検討されているが、スラリーの長期安定性や
再分散性が悪く、更に沈降物がハードケーキを生成する
という欠点を有している。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記した従来の欠点を改善すべくなされたもの
で、微粒子無機粉末の分散性が良好で且つ長時間保存し
ても沈降物やハードケーキを生成せず、再分散性の良い
微粒子無機粉末用水系分散安定剤を提供するものである
。本発明で言う微粒子無機粉末とは、上記のような微粉
末で、シリカを60重量%以上含有し、平均粒径が0.
01〜1.0μmのものである。
一般に微粉末の懸濁液(スラリー)の製造には分散剤と
呼ばれる界面活性剤が使用されておす、その分散作用に
より微粉末は水中に安定に懸濁した分散系となる。しか
し、この分散系も本来熱力学的に不安定なので長時間放
置すると(散粉末粒子は沈降する。一般に分散性が良好
なほど沈降した粒子は細密充填に近い沈降物になるので
、硬く再分散しにくい沈澱物、即ちハードケーキをつく
る。従って、分散剤を作ったのち直ぐ分散剤を使用する
場合には分散剤は非常に優れた効果を有しているが、長
時間保存して使用する場合はハードケーキが生成される
ので再分散性が悪いという問題が生じる。従来の微粒子
無機粉末用の分散剤は微粉末の二次粒子を次粒子にほぐ
す作用と、はぐれた粒子が再び凝集するのを防ぐ作用が
強いが、沈降後にハードケーキを生成しやすく長時間保
存する場合には十分満足なものとは言えず、改善が望ま
れていた。
本発明者らは、微粒子無機粉末に対する分散効果を有し
且つ沈降物がハードケーキを生成しない作用を有する分
散安定剤を見出すべく鋭意=4 研究した結果、上記の両作用を有する分散安定剤を見出
し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、分子内にスルホン基、カルボキシル基
及び水酸基から選ばれた官能基を1種又は2種以上有す
る水溶性高分子であって、その平均分子量が2.000
〜50.000で且つ分子量1.000以下のものの含
量が5重量%未満である水溶性高分子からなる平均粒径
0.01〜1.0μmの微粒子無機粉末用水系分散安定
剤を提供するものである。
本発明で使用される水溶性高分子としては、ナフタリン
環、ベンゼン環、トリアジン環を1種以上有する芳香族
スルホン酸ホルムアルデヒド縮合物、例えば、ナフタリ
ンスルホン酸ホルマlJン縮合物、メラミンスルホン酸
ホルマリン縮合物、フェノールスルホン酸ホルマリン縮
合物、リグニンスルホン酸、フェノールとフェノールス
ルホン酸共縮合物、フェノールとスルファニル酸共縮合
物、フェノールとフルファニル酸とメラミンとの三元共
縮合物など、又は(メり)アクリル酸、α、β−不飽和
ジカルボン酸からなるポリカルボン酸、例えばポリ (
メタ)アクリル酸、アクリル酸とマレイン酸の共重合物
、オレフィンと無水マレイン酸の共重合物などが好まし
い。これらの重(縮)合物又は共電(縮)合物は、その
ままでも微粒子無機粉末の分散安定剤として使用できる
が、必要に応じて更にアルカリ性物質で中和して用いる
ことも可能である。
アルカリ性物質としては、−価金属及び二価金属の水酸
化物、塩化物及び炭酸塩、アンモニア、有機アミン等が
挙げられる。
本発明の実施に当たっては、特定の分子量分布を有する
水溶性高分子が優れた効果をもたらすことが見出された
。本発明において、化合物の分子量分布とは、ポリスチ
レンスルホン酸ナトリウムを基準物質とするゲルパーミ
エイションクロマトグラフィーにより求められるもので
あり、その平均分子量が2.000〜50.000、か
つ分子量1.000以下が5重量%未満て、分子量50
、000以上が10重量%未満であればさらに良い。
」二記分子量より低分子量が多くなると微粒子無機粉末
の分散効果は優れるがハードケーキ生成防止効果がうす
れ、又上記分子量分布より高分子量が多くなると粉末に
対する凝集効果が顕著となり分散効果が小さくなり期待
する効果が得にくい。
本発明による水系分散安定剤の使用量は、微粒子無機粉
末に対し0.05〜5重量%が望ましい。
本発明における水溶性高分子の分子量制御は、高分子分
離膜を用い分画により行うことが望ましい。特に限外濾
過膜が適しており、ポリスルホン系(例えば旭化成工業
■製5IP−1013、三菱レーヨン■製G−2,G−
5,G−20,G−50)、アクtJ ルニトリル系(
例えば、旭化成工業■製AIL101.0. ACL−
1010,ACL−1050)、アセテートセルロース
系(例えば、ウルバック@製A−15T)、高分子電解
質系(例えば、ウルバック■製G−05゜G−107)
及び合成高分子系(例えば、旭化成工業■製5IP−1
013,5EP−1013>の限外濾過膜が使用できる
限外濾過膜による分画の最大の特長は、スラリーの分散
安定化に有効な分子量を選択すると共に、分散安定化に
マイナス作用を及ぼす分子量部分を除去しろる点である
。即ち、分子量1000以下のものはスラリーの分離を
促進する作用があり、分子量50.000以上のものは
スラリーの流動性を低下させるため好ましくない。
一般に重縮合反応によって得られる水溶性高分子は、分
子量分布が広範囲にわたり、限外濾過膜による分画によ
り得られるシャープな分子量分布を有する水溶性高分子
に比較し、分散安定性が大きく劣るものである。
本発明の分散安定剤の使用に際して、アトライター、サ
ンドミル、ロールミル、ボールミル、ホモジナイザー、
ミキサーなどのいずれの分散機器を用いてもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、微粒子無機粉末の分散性が良好で且つ
長時間保存しても沈降物やノ\−ドケ一キを生成せず、
再分散性の良い水系分散安定剤が提供され、この水系分
散安定剤を用いることにより、微粒子無機粉末のスラリ
ー化が可能となり、その取り扱いが極めて容易となる。
その結果得られる微粒子無機粉末のスラリーはコンクリ
ート混和材、肥料のコーテイング材、セメント添加材、
石膏添加材、耐火レンガ用添加材等への用途に用いられ
て優れた効果を発揮し得る。
〔実 施 例〕
以下実施例により本発明を詳述するが、本発明はこれら
に限定されるものではない。
実施例1 高炉スラグ粉末(新日鉄化学製)及びフライアッシュ(
中国電力産)を重量比1:1で混合した後、サンドミル
(アシザワ■製、PM25TEX)を用い、湿式粉砕に
て微粒子無機粉末を製造した。この粉末の平均粒径は0
.55μm(島津製作所製の5A−CF2にて測定)で
ある。この微粒子無機粉末1.000 gを分散安定剤
を含む水溶液50〇−中に加えスパーチルで攪拌した後
、ホモジナイザー(特殊機器工業■製)で10分間混合
して分散液を得た。この分散液の粘度をB型粘度計で測
定した後、50m1の乳化試験管に入れ、20℃の恒温
室に静置し、30日後及び90日後の分散安定性を評価
した。
この308.90日後の分散安定性の評価は、沈降物の
有無及び沈降物の硬さと再分散性の容易さを定性的に判
定した。
沈降物の有無 ○:沈降物なし △:僅かに沈降している ×:50%以上沈降している 沈降物の硬さと再分散性 ○:上澄液を攪拌すると分散する △:柔らかくスパーチルで容易に崩れ再分散する ×:硬く再分散しない 実験に用いた分散安定剤は次のものである。
下記A−Iの水溶性高分子界面活性剤を分画した。
限外濾過膜として旭化成工業■製へHL−1010(分
画分子量50.000)及び5EP−1013(分画分
子量3.000)を2段に組み合わせ、分子量50.0
00以上及び分子量3.000以下を除去した。
A:ナフクレンスルホン酸ホルマリン縮合物(花王■製
、マイティ150) B:リグニンスルホン酸塩(ジージアパシフィック■製
、リグノサイト401) C:メラミンスルホン酸ホルマリン縮合物(昭和電工■
製、メルメント) D=マフエノールフェノールスルホン酸共縮合物(花王
■研究所製) E:フェノール/スルファニル8 共g 合物(花王側
研究所製) F:ポリアクリル酸ソーダ(花王側製、ポイズGニアク
リル酸とマレイン酸のコポリマー(花王側製、ポイズ5
20) H:イソブチレンと無水マレイン酸のコポリマ−(花王
■研究所製) I:ペンテント無水マレイン酸のコポリマー(日本ゼオ
ン■製、ワーク500) 得られた分散安定剤の平均分子量及び分子量1、000
以下と分子量50.000以上の含有パーセントと分散
安定性の評価結果を表−1に示す。
尚、分散安定剤は、微粒子無機粉末に対し0.5重量%
添加した。
表−1の結果より、実験No、 1の分散安定剤無添加
スラリーは、粘度が5.620cpと極めて高く、又沈
降物が生じ分散安定性が乏しいことが判る。
また、比較品である実験No、 2〜No、10のスラ
リーは無添加スラリーに比し、粘度の低減効果は見られ
るが、分散安定性は乏しく沈降物が生じている。
さらに、本発明品である実験No、11〜No、19の
スラリーは比較品に比し、スラリーの粘度が約200c
p低減すると共に、分散安定性が顕著であり、沈降物の
再分散性も良好である。特に実験No、11゜No、1
4では、90日後においても沈降は全く見られず、極め
て優れたスラリーの安定性を示している。
実施例2 微粒子無機粉末の粒径とスラリーの安定性について検討
した。
微粒子無機粉末は、実施例1と同様の材料及び湿式粉砕
機を用い、粉砕時間を変化させることにより、表−2に
示す各種平均粒径を有する粉末を得た。
分散安定剤は実施例1の実験N011で使用したナフタ
レンスルホン酸ホルマリン縮合物の分画品(平均分子量
;4,180、分子量1.000以下2%、分子量50
.000以上10%)を用いた。スラリーの安定性の判
定は、実施例1と同様に行った。
評価結果を表−2に示す。
表−2 表−2の結果より、実験No、 1とNo、 2の粒径
の大きいスラリーは、30日で沈降物が発生し、安定性
も悪く、一方、実験No、 3とNo、 4の微粒子無
機粉末を用いたスラリーは、90日でも沈降物の発生は
なく、極めて安定した状態を示していることが判る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 分子内にスルホン基、カルボキシル基及び水酸基か
    ら選ばれた官能基を1種又は2種以上有する水溶性高分
    子であって、その平均分子量が2,000〜50,00
    0で且つ分子量1,000以下のものの含量が5重量%
    未満である水溶性高分子からなる平均粒径0.01〜1
    .0μmの微粒子無機粉末用水系分散安定剤。 2 水溶性高分子が、芳香族スルホン酸ホルムアルデヒ
    ド縮合物又はその塩、又はポリカルボン酸又はその塩の
    1種又は2種以上からなる請求項1記載の水系分散安定
    剤。 3 芳香族スルホン酸ホルムアルデヒド縮合物が、ナフ
    タリン環、ベンゼン環又はトリアジン環を有するモノマ
    ーの1種又は2種以上のホルムアルデヒド縮合物である
    請求項2記載の水系分散安定剤。 4 ポリカルボン酸が、(メタ)アクリル酸、α,β−
    不飽和ジカルボン酸の1種又は2種以上の重合物である
    請求項2記載の水系分散安定剤。 5 水溶性高分子中の分子量50,000以上のものの
    含量が10重量%未満である請求項1乃至4の何れかに
    記載の水系分散安定剤。
JP2240408A 1990-09-10 1990-09-10 微粒子無機粉末用水系分散安定剤 Pending JPH04122430A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2240408A JPH04122430A (ja) 1990-09-10 1990-09-10 微粒子無機粉末用水系分散安定剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2240408A JPH04122430A (ja) 1990-09-10 1990-09-10 微粒子無機粉末用水系分散安定剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04122430A true JPH04122430A (ja) 1992-04-22

Family

ID=17059023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2240408A Pending JPH04122430A (ja) 1990-09-10 1990-09-10 微粒子無機粉末用水系分散安定剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04122430A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6844026B2 (en) Preparation of particles by hydrolysis of a metal cation in the presence of a polymer
JP6436969B2 (ja) 急速懸濁性粉末状組成物
JP2010255003A (ja) 固体状態にあるポリマー
JP4381923B2 (ja) 水硬性組成物用添加剤
JPH0853522A (ja) 水系スラリー用分散剤
EP1481952B1 (en) Admixture for a hydraulic composition
CA1271879A (en) Cement dispersion agent
JPH0812396A (ja) コンクリート混和剤
KR910009887B1 (ko) 시멘트용 분산제 조성물
JP4362672B2 (ja) ポリカルボン酸系共重合体金属塩の製造方法および粉体セメント分散剤
JPH04122430A (ja) 微粒子無機粉末用水系分散安定剤
JPS5895545A (ja) 分散剤
JP2905249B2 (ja) セメント混和剤の製造法
JPH07247149A (ja) コンクリート流動性低下防止剤
JP2592495B2 (ja) コンクリート用混和剤
JPS6283344A (ja) セメント混和剤
JPS62241855A (ja) 微粒化セメント混和剤の製造方法
CN112639046B (zh) 流变改性剂
JPH09132445A (ja) コンクリート混和剤
JPH09266110A (ja) ハードフェライト原料金属酸化物粉末用分散剤
JPH0248450A (ja) セメント混和剤
JPH04198051A (ja) セメント混和剤
JPH04254454A (ja) セメント混和剤
JPH01228528A (ja) 粉体一水系スラリー用分散安定剤
AU782284B2 (en) Aqueous dispersions