JPH04122375A - パチンコゲーム機におけるパチンコ玉検出装置 - Google Patents

パチンコゲーム機におけるパチンコ玉検出装置

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JPH04122375A
JPH04122375A JP24489890A JP24489890A JPH04122375A JP H04122375 A JPH04122375 A JP H04122375A JP 24489890 A JP24489890 A JP 24489890A JP 24489890 A JP24489890 A JP 24489890A JP H04122375 A JPH04122375 A JP H04122375A
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孝俊 武本
Kazunari Kawashima
川島 一成
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、金属センサおよびパチンコゲーム機に関し、
特に、金属を感知する構成を有するものに関する。
「従来の技術」 金属センサとして、例えば、パチンコゲーム機において
、その通過経路で金属であるパチンコ玉の通過を検出す
るセンサがある。パチンコゲーム機において、遊技者の
弾く、いわゆる入玉と、セーフ孔に入った玉に対する賞
としての出玉とを各パチンコゲーム機について正確に把
握することは、遊技場の利益管理や顧客管理の上て最重
要な情報である。
そこで、パチンコゲーム機の通過経路でパチンコ玉の通
過を検知する従来技術として、特公昭64−3506号
公報に開示されたものがある。
すなわち、同公報には、接点対を有する上側シートと下
側シートとを設け、上側シートにパチンコ玉が載ったと
きパチンコ玉の重量で接点対が導通することによりパチ
ンコ玉を検知するものが開示されている。
[発明が解決しようとする課題」 しかしながら、上記従来の技術では、パチンコゲーム機
の流路でしかパチンコ玉を検知することができないので
、パチンコゲーム機の盤面でのセーフ孔、アウト孔への
パチンコ玉の入り方を検知することかできず、ゲームの
進行の様子を知ることかてきず、正確なパチンコゲーム
機の管理には機能が不足しているという問題点があった
また、接点対の物理的接触により検知か行われるため、
接点対がむき出しで腐食しやすく耐久性に欠けるととも
に、接触しないものは検知することができないという問
題点があった。
また、検出センサかパチンコゲーム機に固定されている
ため、故障した検出センサの交換か困難てあり、検出セ
ンサを搭載していないパチンコゲーム機に検出センサを
取り付けることも困難であるという問題点があった。
本発明はこのような従来の問題点に着目してなされたも
ので、セーフ玉、アウト玉の検出をパチンコゲーム機の
盤面で行なうことができ、物理的接触がなくとも検出が
可能で、耐久性を有するとともに、取付は容易な金属セ
ンサおよびこのような金属センサ等を取り付けたパチン
コゲーム機を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところ
は。
l 複数の並列した折り返し状の送信線を基板の片面に
取り付け、金属の接近により電磁特性か変化する複数の
並列した折り返し状の受信線を、前記送信線と交差方向
て電磁的に結合させて前記基板の反対面に配置して面状
に検知マトリクスを構成した金属センサてあって、 前記送信線および前記受信線の端部は、前記基板の一端
の非対向位置で送信端子および受信端子を構成し、 前記基板の両面の、前記送信端子を除く前記送信線およ
び前記受信端子を除く前記受信線の上に保護シートを貼
り合わせたことを特徴とする金属センサ。
2 前記基板はガラス基板であって、前記保護シートは
ガラス板であって、前記保護シートは透明接着剤により
貼り合わせられていることを特徴とする1項記載の金属
センサ。
3 前記保護シートの一方の面上に透明導電膜を設けた
ことを特徴とする1項または2項記載の金属センサ。
4 前記送信端子および前記受信端子は、前記基板の前
記一端の少なくとも縁上に配置されていることを特徴と
する1項、2項または3項記載の金属センサ。
5 前記送信端子を送信回路に着脱可能に接続するため
の送信コネクタおよび前記受信端子を受信回路に着脱可
能に接続するための受信コネクタを有し、前記送信コネ
クタは、前記送信端子を配置した前記基板を両面から挟
んだ状態て前記送信線と接続するエツジコネクタにより
構成され、前記受信コネクタは、前記受信端子を配置し
た前記基板を両面から挟んで前記受信線と接続するエツ
ジコネクタにより構成されることを特徴とする1項、2
項、3項または4項記載の金属センサ。
6 前記送信端子を送信回路に着脱可能に接続するため
の送信コネクタおよび前記受信端子を受信回路に着脱可
能に接続するための受信コネクタを有し、前記送信コネ
クタは、前記送信端子を配置した前記基板の前記縁上に
接触し、前記送信端子に対し1対1または1対多の関係
で接続する複数の接続線を有するラバーコネクタにより
構成され、前記受信コネクタは、前記受信端子を配置し
た前記基板の前記縁上に接触し、前記受信端子に対し1
対1または1対多の関係で接続する複数の接続線を有す
るラバーコネクタにより構成されることを特徴とする4
項記載の金属センサ。
7 前記複数の送信線の折返部を導電体パターンにより
形成した送信側折返基板と、前記複数の受信線の折返部
を導電体パターンにより形成した受信側折返基板とを前
記基板に接着し、各折返部の一端にワイヤの一端を接続
し、各ワイヤの他端を前記送@線および前記受信線の対
応する端子側に接続して構成されることを特徴とする1
項。
2項、3項、4項、5項または6項記載の金属センサ。
8 各送信線の端子側は送信端子と各送信端子への引回
部とを有し、各受信線の端子側は各受信端子と各受信端
子への引回部とを有し、 前記複数の送信線の前記引回部を導電体パターンにより
形成した送信側引回基板と、前記複数の受信線の複数の
前記引回部を導電体パターンにより形成した受信側引回
基板とを前記基板に接着し、各ワイヤの前記他端を各送
信線および各受信線の対応する前記引回部の始点に接続
して構成されることを特徴とする7項記載の金属センサ
91項、2項、3項、4項、5項、6項、7項または8
項記載の金属センサを前面ガラスに取り付けたことを特
徴とするパチンコゲーム機に存する。
「作用」 折り返し状の送信線に電流を流し磁界を発生させると、
その送信線と電磁的に結合した受信線には相互誘導作用
により起電力が発生する。このとき、パチンコ玉のよう
な金属が金属センサに接近すると、金属の表面には金属
センサによる磁束を打ち消す方向に渦電流が発生する。
送信線は、その渦電流の影響でインピーダンスか変化し
て電流を変化させる。これに応じて、受信線は、起電力
の大きさを変化させる。このときの送信線と受信線とを
検出して、その交差位置から検知マトリクスての金属の
位置を座標として把握することかてきる。
金属センサは、パチンコゲーム機の盤面で、パチンコ玉
の動きを座標の変化として追うことができ、盤面のセー
フ孔、アウト孔等の要所に金属センサを対応させてゲー
ムの進行を監視し、入玉。
出玉の状況を知り、打ち止め管理、不正による異常のチ
エツクをしたり、釘調整等のデータとして利用する。
保護シートは、送信線および受信線を、衝撃などによる
物理的損傷、ごみやほこり、酸化などによる腐食から保
護し、耐久性をのばす。
着脱可能な送信コネクタおよび着脱可能な受信コネクタ
を有する場合には、金属センサを送信回路および受信回
路か・ら取り外して、金属センサを容易に交換したり取
付けたりすることができる。
「実施例」 以下、図面に基づき、本発明の各種実施例について説明
する。
第1図〜第15図は本発明の第1実施例を示している。
第1実施例ては、金属センサを用いて金属検知装置を構
成し、これをパチンコゲーム機lOに適用した場合を示
している。
第2図および第3図に示すように、パチンコゲーム機l
Oの盤面11に沿って金属センサを構成する検知マトリ
クス620が添設されている。
パチンコゲーム機10の盤面11は案内レール12の内
側がゲーム域をなし、このゲーム域に、パチンコ玉を弾
く多数の釘13.13−・・が打ち込まれ、諸所にセー
フ孔14a、14a=・が開設され、ゲーム域の下端に
アウト孔15か開設されている。
盤面11を覆っている前面ガラス蓋は表面ガラス体16
と内側ガラス体617とによる2重構成となっている。
パチンコゲーム機10の前面にはパチンコ玉の打ち出し
操作をする打ち出しハンドル18と、出玉を受は取る王
国19とか設けられている。
第4図に示すように、複数の送信線622は、1本の送
信線622か折返部61でUターンして平行の折り返し
状(またはループ状)に構成され、これらが一方向に並
列して同一平面上に配置されている。また、複数の受信
線626も、同様に、1本の受信線626かUターンし
て平行の折り返し状(またはループ状)に構成され、こ
れらが一方向に並列して同一平面上に配置されている。
送信端子623および受信端子627は、パチンコゲー
ム機に取り付けたときの内側ガラス体(前面ガラス)6
17の上下関係でその下端に集中して配置されている。
各受信線626は、各送信線622と電磁的に結合し、
パチンコ玉のような金属の接近により電磁特性が変化す
るよう各送信線622に対する面平行位置に(すなわち
、折り返し状の送信線622を含む面と折り返し状の受
信線626を含む面とを平行にして)直角の交差方向で
配置され、各送信線622と各受信線626とで検知マ
トリクス620を構成している。
第4図の正面図で、交差する各送信線622と各受信線
626とにより囲まれる正方形状の各部分は、電磁特性
値たるインピーダンス変化によりパチンコ玉を感知する
検知単位620a。
620 a =−をなしている、検知単位620a。
620 a−−−のいくつかは、第4図に示すように、
セーフ孔14a、14a−に対応している。検知マトリ
クス620は、第3図に示すような盤面11を覆う2枚
のガラス体のうち、内側であって盤面側である内側ガラ
ス体(前面ガラス)617に設けられている。
第1図の(A)に内側ガラス体の拡大断面図を、(B)
に(A)で破線により丸く囲んだ部分の拡大図を示す、
内側ガラス体617は、受信線626(第4図に示す)
のための保護シートである内部保護ガラス板617a、
受信側ガラスベース基板617b、送信側ガラスベース
基板617c、送信線622(第4図に示す)のための
保護シートである外側ガラス板617dの4重積層の構
成を有している。内側ガラス体(前面ガラス)617は
、代表的に縦の長さaか367■■±10■−1横の長
さbか405■■±lO■■の大きさの四角形状を有す
えるガラス基板であって。
3.0〜3.5■■の厚さを有している。内部保護ガラ
ス板617aと外側ガラス板617dとは、受信側ガラ
スベース基板617bおよび送信側ガラスベース基板6
17cより縦の長さが短く、内側ガラス体617は、下
端617Pが露出している。
内部保護ガラス板617aと受信側ガラスベース基板6
17bとの間には、複数の並列した折り返し状の受信線
626(第4図に示す)が挟装され、送信側ガラスベー
ス基板617cと外側ガラス板617dとの間には、複
数の並列した折り返し状の送信線622(第4図に示す
)が挟装されている。従って、内側ガラス体617は、
送信側ガラスベース基板617cの一方の面上に送信線
622を透明接着剤層618aにより貼り合わせて配置
し、その上に外側ガラス板617dを透明接着剤j16
18bにより貼り合わせ、受信側ガラスベース基板61
7bの他方の面上に受信線626を透明接着剤層618
cにより貼り合わせて配置し、その上に内部保護ガラス
板617aを透明接着剤層618dにより貼り合わせ、
送信側ガラスベース基板617cの他方の面と、受信側
ガラスベース基板617bの他方の面とを透明接着剤層
618eにより貼り合わせて構成される。
複数の送信線622の表側である外側ガラス板617d
の表面の全面上には、シールド用の透明導電膜が添設さ
れている。透明導電膜は、酸化インジウム(1,T、0
.)の膜あるいは酸化スズの膜等により形成される。
第4図に示すように、四角形状の送信側ガラスベース基
板617Cは、その縦方向の一辺に沿って細長いフレキ
シブルプリント基板(FPC)から成る送信側折返基板
619aを接着し、縦方向の反対側の辺と下端の辺の一
部に沿って同じくフレキシブル基板から成るL字状の送
信側引回基板619bを接着している。送信側折返基板
619aは、第5図に示すように、銅箔から成る導電体
パターンにより複数、具体的には32木の弧状の折返i
!$61を一列に形成し、第6図に示すように、各折返
部61の一端61aにワイヤ62の一端62aを半田6
3を用いた半田付けまたは溶接により接続している。
第4図および第4図で破線により丸く囲んだ部分の拡大
図を示す第7図に示すように、反対側の送信側引回基板
619bの下端にはその縁上に、辺の一部に沿って、銅
箔から成る導電体パターンにより複数、具体的には64
木の縦方向にのびる外部接続用の送信端子623が形成
されている。
送信端子623は、第1図(A)に示すように、内側ガ
ラス体617の下端617pに配置され、外側ガラス板
617dに被覆されず、露出している。すなわち、外側
ガラス板617dは、送信側ガラスベース基板617c
上で送信端子623を除く送信線622の上に貼り合わ
せられている。各送信線622の端子側は、各送信線6
22の送信端子623と各送信端子623への引回部6
4とを有している。各送信端子623への引回1164
は、導電体パターンにより送信側引回基板619bに形
成され、各送信端子623から送信側引回基板619b
に沿ってのびている。
各折返部61の一端61aからのびるワイヤ62の他端
62bは、ワイヤ62に張りを持たせ、対応する端子側
の引回部64の始点64aに、半田63を用いた半田付
けまたは溶接により接続して、引回部64を介して送信
端子623に接続されている。なお、引回1s64は、
高周波障害を除去するため、2木の直線部分を円弧部6
4Rで接続している。
同様に、四角形状の受信側ガラスベース基板617aは
、その横方向の上端の一辺に沿って受信側折返基板62
9aを接着し、横方向の下端の辺の一部に沿って細長い
受信側引回基板629bを接着している。受信側折返基
板629aは、送信側折返基板619aと同様に、銅箔
から成る導電体パターンにより複数、具体的には32本
の弧状の折返部61を形成し、各折返部の一端61aに
ワイヤ62の一端62aを半田63を用いた半田付けま
たは溶接により接続している。
反対側の受信側引回基板629bの下側一端にはその縁
上に1辺の一部に沿って、送信側ガラスベース基板61
7cに受信側ガラスベース基板617bを貼り合わせた
とき、互いに重ならない非対向位置に、銅箔から成る導
電体パターンにより複数、具体的には64本の縦方向に
のびる外部接続用の受信端子627が形成されている。
受信端子627は、第1図に示すように、内側ガラス体
617の下端617pに配置され、内部保護ガラス板6
17aに被覆されず、露出している。すなわち、内部保
護ガラス板617aは、受信側ガラスベース基板617
b上で受信端子627を除く受信線626の上に貼り合
わせられている。各受信線626の端子側は、各受信線
621の受信端子627と各受信端子627への引回部
64とを有している。各受信端子627への引回部64
は、導電体パターンにより受信側引回基板629bに形
成され、各受信端子627から受信側引回基板629b
に沿ってのびている。
各折返部61の一端61aからのびるワイヤ62の他端
62bは、ワイヤ62に張りを持たせ、対応する端子側
の引回部64の始点64aに、半田63を用いた半田付
けまたは溶接により接続して、引回部64を介して受信
端子627に接続されている。
送信線622と受信線626とは、このように、各折返
基板619a、629aに形成された各折返部61と、
各引回基板619b、629bに形成された各引回部6
4と、各ワイヤ62と、送信線622の端部ななす送信
端子623.受信線626の端部ななす受信端子627
とにより構成されている。なお、各ワイヤ62は、遊技
客に目立たなくするため、その表面がつや消し処理を施
した黒色であり、光の反射を防ぐようにしである。
通常のパチンコゲーム機10に好適な検知マトリクス6
20のパターンは、送信線622が32行、受信線62
6が32列で、検知単位620aの個数か合計1024
個のパターンである。なお、第4図では、外側以外のパ
ターンを省略して図示している。
送信線622.受信線626を構成するワイヤの太さは
、好適に251Lm〜304mの値に設定される0本実
施例の場合、第4図に示すように、送信端子623およ
び受信端子627の全体の輻c、dは、それぞれ126
1■であり、また、第5図に示すように、送信側折返基
板619aおよび送信側引回基板619bの縦方向に伸
びる部分の輻e、fは、それぞれIoms以下に形成さ
れる。
また、第7図に示すように、送信端子623および受信
端子627のそれぞれ1本の輻gは、1.5mmである
。引回部64の幅e、fttlomm以下とすることに
よって、送信側折返基板619aおよび送信側引回基板
619bは、パチンコゲーム機の内側ガラス体(前面ガ
ラス)617のための取付枠に隠れて、遊技客のいる正
面側から見えないようになっている。
取付枠の内側下部には、第8図に示すように、送信回路
基板66aと受信回路基板66bとか設置され、送信回
路基板66aには、検知マトリクス620の複数の送信
線622へ送信する送信回路640が設けられ、受信回
路基板66bには、複数の受信線626から受信する受
信回路650か設けられている。これらの基板66a、
66bの上には、送信端子623および受信端子627
に対応する位置に送信コネクタ67aと受信コネクタ6
7bとが設けられている。
送信コネクタ67aは送信端子623を送信回路基板6
6a上の送信回路640に着脱可能に接続するためのエ
ツジコネクタであって、受信コネクタ67bは受信端子
627を受信回路基板66b上の受信回路650に着脱
可能に接続するだめのエツジコネクタである。すなわち
、送信コネクタ67aおよび受信コネクタ67bは、送
信回路基板66aと受信回路基板66bとに沿った細長
い絶縁体68の上部にその長さ方向に沿って溝68aか
形成され、その溝68aの底部に各回路基板66a、6
6bに接続する多数の導電ゴムか各基板66a、66b
に対し垂直方向に埋まって構成されている。
各絶縁体68の溝68aには、送信端子623および受
信端子627を配置した内側ガラス体(前面ガラス)6
17が挿入可能であり、送信コネクタ67aは、内側ガ
ラス体617を両面から挟んだ状態で送信線622の送
信端子623と接続し、受信コネクタ67bは、その状
態で受信線626の受信端子627と接続する。
送信端子623および受信端子627と送信回路640
および受信回路650との接続は、送信端子623およ
び受信端子627を送信コネクタ67aおよび受信コネ
クタ67bに接続可能に内側ガラス体617の下側に位
置付け、溝68aに挿入して、その約1.2Kgの自重
で送信端子623および受信端子627が送信コネクタ
67aおよび受信コネクタ67bと確実に接続するよう
に内側ガラス体617を取付枠内に取り付けることによ
って行なわれる。
パチンコ玉を検知するための金属検知装置を構成する信
号処理システムは第9図〜第13図に示すとおりである
第9図に示すように、検知マトリクス620は、マトリ
クスI10送信・受信ボード71を介してCPUメモリ
コントロールボート72の統御下にある。CPUメモリ
コントロールボート72は1通信回線79で通信可能と
なっており、また、RAMカード73のデータを読取っ
て利用することが可能となっている。RAMカード73
には、セーフ孔14a、14a−の位置のデータやセー
フ孔14a、14a−に入るパチンコ玉の検出アルゴリ
ズム等が記録されている。CPUメモリコントロールボ
ード72は、オプションカード74にデータを記録する
ことも可能であり、オプションカード74に記録された
データを、外部に用意されたコンピュータ75により演
算し、パチンコ玉の軌跡を表示・印刷することができる
マトリクスI10送信・受信ボード71は、送信回路6
40を設けた送信回路基板66aと、受信回路650を
設けた受信回路基板66bとを有している。
送信回路640は、第1O図に示すように、送信コネク
タ641と、送信コネクタ641に接続した増幅器64
2およびチャンネル切替ロジック643と、増幅器64
2およびチャンネル切替ロジック643に接続したアナ
ログマルチプレクサ644と、アナログマルチプレクサ
644に接続するとともに、送信コネクタ67aを介し
て複数、具体的には32回路の送信線622偏にそれぞ
れ接続した32個のPNP+NPNのトーテムポールド
ライバ645とにより構成されている。
チャンネル切替ロジック643は、第11図に示すよう
に、カウンタI C643aを有効に利用して、クロッ
ク用とリセット用との2本の制御線で動作を行なうもの
である。
受信回路650は、第12図に示すように、受信コネク
タ67bを介して複数、具体的には32回路の受信線6
26側にそれぞれ接続した32個のCTセンサ(変流器
)651と、CTセンサ651に接続したアナログマル
チプレクサ652と、アナログマルチプレクサ652に
接続した増幅器653j15よびチャンネル切替ロジッ
ク654と、増幅器653およびチャンネル切替ロジッ
ク654に接続した受信コネクタ655とにより構成さ
れている。CTセンサ651は、各受信線626とアナ
ログマルチプレクサ652とを絶縁するとともに、各受
信線626からの信号を10倍に増幅するものである。
チャンネル切替ロジック654は、送信回路640のチ
ャンネル切替ロジック643と同様の部材である。
第13図に示すように、CPUメモリコントロールボー
ド72は、送信側では、CPUユニット(図示せず)に
接続したCPUコネクタ662と、CPUコネクタ66
2を介してCPUユニットからのスタート信号に応じて
送信クロックを送るシーケンス制御回路663と、送信
クロックを受けて送信信号を送るバンドパスフィルタ6
64と、送信信号を増幅して送信コネクタへ送る増幅器
665とを有している。
また、CPUメモリコントロールボード72は、受信側
では、受信コネクタ655からの受信信号を増幅する増
幅器671と、増幅信号を受けるバントパスフィルタ6
72と、バンドパスフィルタ672からの受信信号を受
ける全波整流・増幅器673と、余波整流・増幅器67
3からの受@信号を受ける2段のローパスフィルタ67
4a、674bと、ローパスフィルタ674bからの受
信信号を受け、シーケンス制御回路663により制御さ
れてデジタルデータな双方向RAM676に送るA/D
コンバータ675と、そのデジタルデータな受け、シー
ケンス制御回路663により制御されて受信データを書
込み、CPUコネクタ662からの読出信号に応じて受
信データなCPUコネクタ662を介してCPUユニッ
トに送る双方向RAM676とを有している。
双方向RAM676は、内部にカウンタを持っており、
パチンコ玉のマトリックスデータの処理は、すべてその
カウンタにより行なっている。さらに、CPUメモリコ
ントロールボート72は。
電源ユニット677を有している。
送信線622への電圧波形681としては、周波数1〜
1.3MHzのOvを中心とした連続のサイン波が好適
である。パチンコゲーム機10は、その機種によって種
々の周波数のノイズを発生している。このノイズの周波
数と検知マトリクス620への送信周波数とが一致また
は接近していると、パチンコ玉の検出精度が著しく悪化
する。従って、パチンコゲーム機10の機種に応して、
1〜1.3MHzの周波数帯のうちそのノイズの周波数
と一致または接近しない送信周波数の金属検知装置を数
機種子め準備しておき、取り付けるパチンコゲーム機l
Oに応じて、それに適した送信周波数の金属検知装置を
選択し、取り付けるようにする。
次に作用を説明する。
CPUユニットからのアドレス信号およびコントロール
信号は、CPUコネクタ662を経て、パチンコゲーム
機10に伝達される。
パチンコゲーム機lOでは、送信側で、シーケンス制御
回路663がスタート信号を受け、16M Hzの原振
クロックを必要に応じて分周して送信クロックを出力す
る。シーケンス制御回路663からの送信クロックは、
バンドパスフィルタ664によりデジタル信号からアナ
ログ信号へと波形整形された後、増幅器665により増
幅され、送信コネクタ641へと送られる。
さらに、送信信号は、送信回路640で増幅器642に
より増幅される。アナログマルチプレクサ644は、チ
ャンネル切替ロジック643により切替えられたチャン
ネルで、トーテムポールドライバ645を順次動作し、
それによりトーテムポールドライバ645は、増幅器6
42により増幅された信号を所定の周期で送信線622
に順次出力するものである(第14図ステップ691参
照)。
受信側では、第14図に示すように、複数の受信線62
6にあられれる電磁特性値たる電流か、CTセンサ65
1により10倍に増幅される。
CTセンサ651により増幅を行なうため、それだけ受
信側の増幅器の増幅度を大きくする必要かなくなる。C
Tセンサ651による増幅は、各受信線626とアナロ
グマルチプレクサ652とを絶縁して行なわれるため、
ノイズを発生させずに行なうことができる。これにより
、OPアンプを用いた場合に比べて、OPアンプ自体に
よるノイズや直流ドリフトの発生を防止することかでき
、受@信号の検出精度を良くすることができる。CTセ
ンサ651を用いたことにより、CTセンサに比べて一
般に大型であるOPアンプを用いる必要がなくなり、マ
トリクスI10送信・受信ボード71の小型化が可能と
なっている。
アナログマルチプレクサ652は、CTセンサ651を
経た各受信線626からの信号を、チャンネル切替ロジ
ック654により切替え、所定の周期で順次出力するも
のである。アナログマルチプレクサ652からの信号は
、増幅器653により100倍に増幅される(第14図
ステップ692参照)。
受信信号は、受信コネクタ655、増幅器671、バン
トパスフィルタ672を経て、増幅および検波か行なわ
れる。バンドパスフィルタ672からの受信信号は、第
15図の(A)に示すように、数サイクルを1スキヤン
としたアナログ信号となっている。このアナログ信号は
、余波整流・増幅器673で、第15図の(B)に示す
ように、波形整形が行なわれる。
その全波整流・増幅器673からの信号は、ローパスフ
ィルタ674aで、第15図の(C)に示すように、積
分処理により平均化が行なわれ。
さらに、ローパスフィルタ674bで、第15図の(D
)に示すように、平均化が行なわれる。これにより、ノ
イズも受信信号と平均化されるが、ノイズの量は信号に
比べ極〈わずかてあり、ノイズによる誤差は無視するこ
とかてきる。ローパスフィルタ674a、674bによ
り平均化を行なう際には、すてにバンドパスフィルタ6
72を通過した後であるので、誤差を引き起こすほどの
ノイズは存在しないからである。送信周波数は、このた
めに、パチンコゲーム機10のノイズの影響を受けない
周波数に選択されるか、バントパスフィルタ672には
、その送信周波数に適したものか用いられる。
次に、受信信号は、A/Dコンバータ675に送られる
。A/Dコンバータ675は、例えば12ビット等所定
のビット単位で検知マトリクス620からの信号をデジ
タル信号に変換し、シーケンス制御回路676により制
御されて受信データを双方向RAM676に記録させる
(第14図ステップ693参照)、この処理スピードは
、1秒間に2万5千回の高速である。双方向RAM67
6は、シーケンス制御回路676からの書込信号により
CPUユニット30の動作とは無関係に受信データを記
録した後、lクロックを入力することによりアドレスを
+1アツプする(第14図ステップ694参照)、双方
向RAM 676の容量は、例えば、2048バイトで
ある。
こうして、受信回路650のアナログマルチプレクサ6
52か、各受信線626からの信号を切替え(第14図
ステップ695参照)、32木の受信線626に応じて
32回、上記ステップを繰返す(第14図ステップ69
6参照)。32回繰返したならば、送信回路640のア
ナログマルチプレクサ644が送信線622を切替え(
第14図ステップ697参照)、再び、信号処理を繰返
す。
CPUユニットは、必要に応じて続出スタート信号によ
り双方向RAM676に記録されたパチンコ玉の位置に
関するデータを読出し、演算処理を行なう、そして、C
PUユニットは、この処理を繰返す、CPUメモリコン
トロールボード72の各回路とCPUユニットとは、互
いに待ち時間を無視して処理か行なわれるため、CPU
ユニット30の負担か軽減され、cpuユニット30の
処理速度を速くすることかできる。
ナオ、CPUユニット30は、玉検出のアルゴリズムか
簡単なものであるならば、安価な8ビツトのCPUを用
いれば十分であり、複雑なアルゴリズムを必要とする場
合には、高速処理を行なうため、16ビツトCPUを用
いるものを選択するとよい、いずれの場合にも、パチン
コ玉のスキャンニングの速度は、スキャンニングにCP
Uを介していないため、CPUの影響を受けることはな
い。
このように、折り返し状の送信線622に電流を流し磁
界を発生させ、その送信線622と電磁的に結合した受
信線626に相互誘導作用により起電力を発生させたと
き、検知単位620aにパチンコ玉がかかると、金属で
あるパチンコ玉の表面に検知マトリクス620による磁
束を打ち消す方向に渦電流が発生する。これによりその
位置で検知マトリクス620の電磁特性であるインピー
ダンスが変化し、受信線626は起電力の太きさを変化
させる。このときの送信線622゜622−・・とそれ
に対応する受信線626,626・・・とはスキャンニ
ングにより検出することかできる。
従って、パチンコ玉の位置は、インピーダンスか変化し
た受信線626,626−・・とその位置の送信線62
2,622−・・とか交差する位置の座標として把握す
ることがてきる。検知単位620aの個数は送信線62
2が32行、受信線626が32列で合計1024個で
あるため、パチンコ玉が盤面611のどのセーフ孔14
agよびアウト孔15を通過しても検出することができ
る。
なお、送信線622への電圧波形は、0■を中心とした
連続のサイン波であるため、矩形波のようなノイズの発
生がなく、CPUユニットなどの他の機器への影響を防
止することがてきる。
また、電圧波形は、送信周波数帯が1〜1.3M Hz
であるため、パチンコゲーム機lOの周辺機器からのノ
イズを受けに<<シたうえに、反応感度を大きくするこ
とかてきる。なお、l〜1.3MHzの周波数帯の信号
を処理することかできる部品は、それ以上の周波数帯の
信号を処理する部品に比べて安価である。また、パチン
コゲーム機lOの機種に応じて、そのノイズの周波数と
一致または接近しない送信周波数の金属検知装置か選択
されるため、ノイズによる影響を受けずに良好なパチン
コ玉の検出精度を得ることかできる。
また、内部保護ガラス板617aおよび外側ガラス板6
17cは、送信線622および受信線626を、衝撃な
どによる物理的損傷、ごみやほこり、酸化などによる腐
食から保護し、検知マトリクス620の耐久性をのばす
ことかできる。
また、外側ガラス板617cの表面の透明導電膜628
は、外側からの金属や訊導体の電気的影響をシールドす
るとともに、パチンコ玉に対する反応感度を上げる作用
を有する。
CPUユニットは、RAMカード73に記録された、セ
ーフ孔14a、14a−やアウト孔15等の要所に対応
している検知単位620a。
620a・・・の位置のデータを読出し、パチンコゲー
ム機lOの盤面11でのパチンコ玉の入玉状況等、その
動きを座標の変化として追いゲームの進行を監視する。
そして入玉、出玉等の状況を知ることにより、打ち止め
管理、不正による異常のチエツクをしたり、釘調整等の
データとして利用することかできる。RAMカート73
は、新機種のパチンコゲーム機lOでパチンコ玉の入玉
状況を監視する場合には、それに応じてRAMカードを
交換すればよい、RAMカード73は、同一機種のパチ
ンコゲーム機lOに用いるものてあれば。
1つのカートをコピーして製造することかてきる。
なお、送信端子623と受信端子627とを下側にして
取付枠の内側下部の送信コネクタ67aと受信コネクタ
67bとに接続するため、内側ガラス体(前面ガラス)
617の重さを利用して接続を確実に行なうことができ
、また、内側ガラス体6・17を取付枠に取付ける際に
、接続を同時に行なうことができる。
検知マトリクス620を設けた内側ガラス体617の交
換や取付けは、送信コネクタ67aおよび受信コネクタ
67bが着脱可能であり、内側ガラス体617を取付枠
の送信回路640および受信回路650から取り外すこ
とが容易であるため、故障した検知マトリクス620の
交換が容易てあり、検知マトリクス620を搭載してい
ないパチンコゲーム機に検知マトリクス620を取り付
けることも容易に行なうことができる。
また、送信線622および受信線626の折返部61を
導電体パターンにより形成しているため、送信線622
ξよび受信線626の製造が容易であり、送信線622
右よび受信線626の弓回部64を導電体パターンによ
り形成しているため、さらに送信線622右よび受@@
626の製造が容易となっている。
次に、本発明の第2実施例について説明する。
第16図〜第18図は本発明の第2実施例を示している
6本実施例は、送信端子および受信端子と送信回路およ
び受信回路との接続か異なるほかは、第1実施例と同様
であり、第1実施例の部材と同一の部材には同一の符号
を付し、重複した説明を省略する。
第16図に示すように、取付枠の内側下部765に、送
信回路基板766aと受信回路基板766bとが設置さ
れ、それらの上には、送信端子723および受信端子7
27に対応する位置に送信コネクタ67aと受信コネク
タ67bとか設けられている。送信コネクタ67aは送
信端子723を送信回路に着脱可能に接続するためのラ
バーコネクタであって、受信コネクタ67bは受信端子
727を受信回路に着脱可能に接続するためのラバーコ
ネクタである。すなわち、送信コネクタ67a$よび受
信コネクタ67bは、送信回路基板766aと受信回路
基板766bとに沿った細長い絶縁体68の周囲に多数
の接続線69か巻かれて構成されている。接続線69は
、送信端子723.受信端子727、これらと対応する
送信回路端子および受信回路端子に対し、l対lまたは
l対多、すなわち、それらのそれぞれ1本当たり1本ま
たは複数本、好適には5本程度か対応して接続している
各送信端子723および各受信端子727は、内側ガラ
ス対617の下端617pの縁上に配置されているが、
第17図および第18図に示すように、さらに、その上
に、内側ガラス体617の下端617pの縁を両面から
挟んで端子金具720aを有している。
送信端子723および受信端子727と送信回路および
受信回路との接続は、第18図に示すように、送信端子
723および受信端子727を送信コネクタ67aおよ
び受信コネクタ67bに接続可能に内側ガラス体617
の下側に位置付け、その約1.2Kgの自重で内側ガラ
ス体617の縁上にある送信端子7233よび受信端子
727が送信コネクタ67aおよび受信コネクタ67b
の上部と接触して接続するように内側ガラス体617を
取付枠内に取り付けることによって行なわれる。
次に、本発明の$3実施例について説明する。
本実施例は、内側ガラス体か内部保護ガラス板とガラス
ベース基板と外側ガラス板との3重積層構成であるほか
は、第1実施例と同様であり、第1実施例の部材と同一
の部材には同一の符号を付し1重複した説明を省略する
第19図は、第3実施例の検知マトリクスを有する内側
ガラス体の構造を示している。すなわち、内側ガラス体
617は、内部保護ガラス板617a、ガラスベース基
板887.外側ガラス板617cの3重積層構成となっ
ており、複数の並列した折り返し状の受信線626はガ
ラスベース基板88フの片面に形成され、その上に内部
保護ガラス板617aが貼り合わせられ、複数の並列し
た折り返し状の送信線622はガラスベース基板887
の反対面に形成され、その上に外側ガラス板617cか
貼り合わせられている。
なお、送信線622および受信線626のパターン処理
をガラスベース基板887の両面に行なう代りに、内部
保護ガラス板617aと外側ガラス板617cとに形成
してもよい。
また、ガラスベース基板887を、ガラスのほか、プラ
スチックフィルムにより構成してもよい。
次に、本発明の第4実施例について説明する。
本実施例は、引回基板がその両面に引回部を形成してい
るほかは、第1実施例と同様であり、第1実施例の部材
と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明を省
略する。
第20図に示すように、四角形状の送信側ガラスベース
基板617cは、その縦方向の一辺に沿って細長いフレ
キシブルプリント基板(FPC)から成る送信側折返基
板619aを接着し、縦方向の反対側の辺と下端の辺の
一部に沿ってL字状の送信側引回基板719を接着して
いる。送信側引回基板719の下端には、第7図に示す
ように、辺の一部に沿って、同じくフレキシブルプリン
ト基板から成る、複数、具体的には64本の縦方向にの
びる外部接続用の送信端子623か形成されている。
各送信端子623への引回部64は、各送信端子623
から送信側引回基板719の両面に1本ごとに交互にの
びている。各引回部64のうち送信側引回基板719の
裏面側、すなわち送信側ガラスベース基板617cに面
する側にある引回部64の端部の始点64aは、送信側
引回基板719の対応する位置に形成されたスルーホー
ル720により表側に接続される。各引回部64の始点
64aは、対応する各折返部の一端61aからのびるワ
イヤ62の他端62bに、ワイヤ62に張りを持たせて
、半田63を用いた半田付けまたは溶接により接続され
ている。
本実施例では、引回基板719の両面に引回部64を形
成しているため、ガラスベース基板617cの縦方向に
のびる引回部64の幅を、例えば、約lO膿I以下に容
易に短くすることができる。
なお、受信側ガラスベース基板の受信側引回基板も、送
信側引回基板719と同様にスルーホールを形成して、
その両面に1本ごとに交互に引回部を形成することかて
きる。
また、引回部の幅を短くするためには、引回基板の両面
に引回部を設けるほか、引回基板を複数枚積層して構成
してもよい。
なお、各実施例において、折返基板および引回基板は、
その一方または両方がフレキシブルプリント基板(FP
C)の代りに、薄いガラスエポキシ基板から成っていて
もよい。ガラスエポキシ基板は、乳白色のため、使用し
たとき目立たず、また、熱に強いため、送信線や受信線
のワイヤを半田付けする際、熱で破壊されるのが防止さ
れる。
「発明の効果」 本発明にかかる金属センサおよびパチンコゲーム1によ
れば、物理的接触がなくとも金属の検出が可能で、耐久
性を有するとともに検出精度か良好である。
特に、パチンコゲーム機では、盤面上のパチンコ玉の飛
跡や遊技客か打ち込んだパチンコ玉の数、セーフ孔への
入玉率などのデータを容易かつ迅速に得ることか可能と
なり、ゲームの詳細を遠隔で知ることかてきるから、パ
チンコゲーム機の計数管理の水準を上げることかでき、
また、パチンコゲーム機の釘の調整が誰にでも容易に行
なうことができる。
また、保護シートか送信線および受信線を覆って、衝撃
などによる物理的損傷、ごみやほこり、酸化などによる
腐食から送信線および受信線を保護するため、金属セン
サの耐久性をのばすことができる。
着脱可能な送信コネクタおよび着脱可能な受信コネクタ
を有する場合には、金属センサを送信回路および受信回
路から取り外すことが容易なため、故障した金属センサ
の交換か容易であり、検出センサを搭載していないパチ
ンコゲーム機に金属センサを取り付けることも容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第15図は本発明の第1実施例を示しており、
第1図は検知マトリクスを有する内側ガラス体の拡大断
面図、第2図はパチンコゲーム機と検知マトリクスとを
概念的に分解して示した斜視図、第3図はパチンコゲー
ム機の部分縦断面図、第4図は検知マトリクスの正面図
、第5図は送信線の詳細な正面図、第6図はワイヤの接
続状態を示す送信線の拡大断面図、第7図は送信端子の
拡大正面図、第8図は内側ガラス体を送信コネクタおよ
び受信コネクタに接続した状態を示す斜視図、第9図は
金属検知装置の概略構成図、第10図はマトリクスI1
0送信・受信ボートの送信回路のブロック図、第11図
はチャンネル切替ロジックの主要部を示すブロック図、
第12図はマトリクスI10送信・受信ボードの受信回
路のブロック図、第13図はCPUメモリコントロール
ボードの受信および送信回路のブロック図、第14図は
検知マトリクスのスキャンニングのフローチャート、第
15図は受信信号の信号処理を示す波形図、第16図〜
第18実施例は本発明の第2実施例を示してSす、第1
6図は内側ガラス体な送信コネクタおよび受信コネクタ
に接続した状態を示す斜視図、第17図は送信端子また
は受信端子の部分拡大斜視図、第18図は内側ガラス体
を送信コネクタおよび受信コネクタに接続した状態を示
す側面図、第19図は第3実施例の検知マトリクスを有
する内側ガラス体の拡大断面図、第20図は第4実施例
の引回基板の概略正面図である。 B・・・パチンコ玉    10−・・パチンコゲーム
機11−・・盤面      13・・・釘14a・・
・セーフ孔   15・・−アウト孔17.617・・
・内側ガラス体 20−・・検知マトリクス 20 a−検知単位22.
622・・・送信線 26,626−・・受信線28−
−・透明導電膜   30−CP Uユニット61−・
・折返部     62−・・ワイヤ64−・・引回部
     67a・・・送信コネクタ67 b−・・受
信コネクタ 619a、629a−=折返基板 619b、629b−・・引回基板 23・・・送信端子 27・・・受信端子 第 図 第 図 第3図 17内側ガラス体 ン 第 図 2b 第6 図 1a 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 43a 第 図 第 図 第15 図 第76 図 第17 図 第 1つ 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の並列した折り返し状の送信線を基板の片面に
    取り付け、金属の接近により電磁特性が変化する複数の
    並列した折り返し状の受信線を、前記送信線と交差方向
    で電磁的に結合させて前記基板の反対面に配置して面状
    に検知マトリクスを構成した金属センサであって、前記
    送信線および前記受信線の端部は、前記基板の一端の非
    対向位置で送信端子および受信端子を構成し、前記基板
    の両面の、前記送信端子を除く前記送信線および前記受
    信端子を除く前記受信線の上に保護シートを貼り合わせ
    たことを特徴とする金属センサ。 2 前記基板はガラス基板であって、前記保護シートは
    ガラス板であって、前記保護シートは透明接着剤により
    貼り合わせられていることを特徴とする請求項1記載の
    金属センサ。 3 前記保護シートの一方の面上に透明導電膜を設けた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の金属センサ。 4 前記送信端子および前記受信端子は、前記基板の前
    記一端の少なくとも縁上に配置されていることを特徴と
    する請求項1,2または3記載の金属センサ。 5 前記送信端子を送信回路に着脱可能に接続するため
    の送信コネクタおよび前記受信端子を受信回路に着脱可
    能に接続するための受信コネクタを有し、前記送信コネ
    クタは、前記送信端子を配置した前記基板を画面から挟
    んだ状態で前記送信線と接続するエッジコネクタにより
    構成され、前記受信コネクタは、前記受信端子を配置し
    た前記基板を両面から挟んで前記受信線と接続するエッ
    ジコネクタにより構成されることを特徴とする請求項1
    ,2,3または4記載の金属センサ。 6 前記送信端子を送信回路に着脱可能に接続するため
    の送信コネクタおよび前記受信端子を受信回路に着脱可
    能に接続するための受信コネクタを有し、前記送信コネ
    クタは、前記送信端子を配置した前記基板の前記縁上に
    接触し、前記送信端子に対し1対1または1対多の関係
    で接続する複数の接続線を有するラバーコネクタにより
    構成され、前記受信コネクタは、前記受信端子を配置し
    た前記基板の前記縁上に接触し、前記受信端子に対し1
    対1または1対多の関係で接続する複数の接続線を有す
    るラバーコネクタにより構成されることを特徴とする請
    求項4記載の金属センサ。 7 前記複数の送信線の折返部を導電体パターンにより
    形成した送信側折返基板と、前記複数の受信線の折返部
    を導電体パターンにより形成した受信側折返基板とを前
    記基板に接着し、各折返部の一端にワイヤの一端を接続
    し、各ワイヤの他端を前記送信線および前記受信線の対
    応する端子側に接続して構成されることを特徴とする請
    求項1,2,3,4,5または6記載の金属センサ。 8 各送信線の端子側は送信端子と各送信端子への引回
    部とを有し、各受信線の端子側は各受信端子と各受信端
    子への引回部とを有し、 前記複数の送信線の前記引回部を導電体パターンにより
    形成した送信側引回基板と、前記複数の受信線の複数の
    前記引回部を導電体パターンにより形成した受信側引回
    基板とを前記基板に接着し、各ワイヤの前記他端を各送
    信線および各受信線の対応する前記引回部の始点に接続
    して構成されることを特徴とする請求項7記載の金属セ
    ンサ。 9 請求項1,2,3,4,5,6,7または8記載の
    金属センサを前面ガラスに取り付けたことを特徴とする
    パチンコゲーム機。
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