JP2769551B2 - パチンコ玉検知装置およびパチンコゲーム機 - Google Patents
パチンコ玉検知装置およびパチンコゲーム機Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ玉検知装置お
よびパチンコゲーム機に関し、特に、パチンコゲーム機
の盤面でのパチンコ玉の位置を検知するものに関する。
よびパチンコゲーム機に関し、特に、パチンコゲーム機
の盤面でのパチンコ玉の位置を検知するものに関する。
【0002】
【従来の技術】遊技者の弾く、パチンコ玉の打玉、アウ
ト孔に入ったアウト玉、セーフ孔に入った玉等を各パチ
ンコゲーム機について正確に把握することは、遊技場の
利益管理や顧客管理の上で非常に重要である。
ト孔に入ったアウト玉、セーフ孔に入った玉等を各パチ
ンコゲーム機について正確に把握することは、遊技場の
利益管理や顧客管理の上で非常に重要である。
【0003】このため、パチンコゲーム機の通過経路で
パチンコ玉の通過を検知する従来技術として、特公昭6
4−3506号公報に開示されたものがある。
パチンコ玉の通過を検知する従来技術として、特公昭6
4−3506号公報に開示されたものがある。
【0004】すなわち、同公報には、接点対を有する上
側シートと下側シートとを設け、上側シートにパチンコ
玉が載ったときパチンコ玉の重量で接点対が導通するこ
とによりパチンコ玉を検知する検知装置が開示されてい
る。
側シートと下側シートとを設け、上側シートにパチンコ
玉が載ったときパチンコ玉の重量で接点対が導通するこ
とによりパチンコ玉を検知する検知装置が開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、パチンコゲーム機の流路でしかパチンコ
玉を検知することができないので、パチンコゲーム機の
盤面でのパチンコ玉の位置を検知することができない。
このため、従来の技術では、ゲームの進行の様子を知る
ことができず、パチンコゲーム機の正確な管理には機能
が不足しているという問題点があった。
来の技術では、パチンコゲーム機の流路でしかパチンコ
玉を検知することができないので、パチンコゲーム機の
盤面でのパチンコ玉の位置を検知することができない。
このため、従来の技術では、ゲームの進行の様子を知る
ことができず、パチンコゲーム機の正確な管理には機能
が不足しているという問題点があった。
【0006】また、従来の技術では、検知装置がパチン
コゲーム機に固定されているため、故障や寿命などの場
合の取替え作業が煩瑣で、時間と経費がかさむという問
題点があった。
コゲーム機に固定されているため、故障や寿命などの場
合の取替え作業が煩瑣で、時間と経費がかさむという問
題点があった。
【0007】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたもので、パチンコ玉の検出をその盤面で行な
うことができ、取替えに時間と経費がかからず取替え作
業が容易なパチンコ玉検知装置およびこのようなパチン
コ玉検知装置を取り付けたパチンコゲーム機を提供する
ことを目的としている。
てなされたもので、パチンコ玉の検出をその盤面で行な
うことができ、取替えに時間と経費がかからず取替え作
業が容易なパチンコ玉検知装置およびこのようなパチン
コ玉検知装置を取り付けたパチンコゲーム機を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、 1 パチンコゲーム機の盤面に沿った内側ガラス体の取
付枠に取付けられるパチンコ玉検知装置であって、複数
の並列した折り返し状の送信線を前記内側ガラス体の片
面に取り付け、パチンコ玉の接近により電磁特性が変化
する複数の並列した折り返し状の受信線を、前記送信線
と交差方向で電磁的に結合させて配置して面状に構成さ
れ、各送信線と各受信線との包囲部に検知単位を有する
マトリクスセンサを有し、前記取付枠は、ほぼ正方形状
の輪郭を有し、前面開口部を覆う表面ガラス体と、盤面
側両側部に設けられた2本の互いに対向する案内レール
とを有し、各案内レールは上端が開放し下端が閉じられ
ており、前記内側ガラス体は、下端に送信・受信ボード
を取付けており、前記2本の案内レールに沿って両側を
案内される横幅を有し、前記下端は、前記取付枠の内側
上面と各案内レールの前記上端との間以上の縦方向長さ
に亘って前記2本の案内レールの間を通り抜けられるよ
う狭くなっており、前記2本の案内レールの間を通り抜
ける横幅と、前記取付枠の内部に収納される厚さを有す
ることを、特徴とするパチンコ玉検知装置。
めの本発明の要旨とするところは、 1 パチンコゲーム機の盤面に沿った内側ガラス体の取
付枠に取付けられるパチンコ玉検知装置であって、複数
の並列した折り返し状の送信線を前記内側ガラス体の片
面に取り付け、パチンコ玉の接近により電磁特性が変化
する複数の並列した折り返し状の受信線を、前記送信線
と交差方向で電磁的に結合させて配置して面状に構成さ
れ、各送信線と各受信線との包囲部に検知単位を有する
マトリクスセンサを有し、前記取付枠は、ほぼ正方形状
の輪郭を有し、前面開口部を覆う表面ガラス体と、盤面
側両側部に設けられた2本の互いに対向する案内レール
とを有し、各案内レールは上端が開放し下端が閉じられ
ており、前記内側ガラス体は、下端に送信・受信ボード
を取付けており、前記2本の案内レールに沿って両側を
案内される横幅を有し、前記下端は、前記取付枠の内側
上面と各案内レールの前記上端との間以上の縦方向長さ
に亘って前記2本の案内レールの間を通り抜けられるよ
う狭くなっており、前記2本の案内レールの間を通り抜
ける横幅と、前記取付枠の内部に収納される厚さを有す
ることを、特徴とするパチンコ玉検知装置。
【0009】2 各案内レールは前記取付枠の縦方向に
延びる溝を有し、前記2本の案内レールの溝は互いに対
向し、前記内側ガラス体の横幅は、前記2本の案内レー
ルの間の間隔より長く、対向する前記溝の間の間隔より
短いことを特徴とする1項記載のパチンコ玉検知装置。
延びる溝を有し、前記2本の案内レールの溝は互いに対
向し、前記内側ガラス体の横幅は、前記2本の案内レー
ルの間の間隔より長く、対向する前記溝の間の間隔より
短いことを特徴とする1項記載のパチンコ玉検知装置。
【0010】3 前記内側ガラス体は、2つの下隅部を
切欠いた形状を有することを特徴とする1または2項記
載のパチンコ玉検知装置。
切欠いた形状を有することを特徴とする1または2項記
載のパチンコ玉検知装置。
【0011】4 1項、2項または3項記載のパチンコ
玉検知装置を盤面に沿って内側ガラス体の取付枠に取付
けたことを特徴とするパチンコゲーム機に存する。
玉検知装置を盤面に沿って内側ガラス体の取付枠に取付
けたことを特徴とするパチンコゲーム機に存する。
【0012】
【作用】マトリクスセンサを、案内レールに沿ってパチ
ンコゲーム機の取付枠に取付けるとき、下端の送信・受
信ボードを両側の案内レールの間に通した状態で、内側
ガラス体の下端は、取付枠の内側上面と各案内レールの
上端との間以上の縦方向長さに亘って2つの案内レール
の間を通り抜ける横幅を有するため、その下端を各案内
レールの間に通して、内側ガラス体を案内レールに沿っ
て下方に滑らせれば、容易にマトリクスセンサを取付枠
に取付けることができる。
ンコゲーム機の取付枠に取付けるとき、下端の送信・受
信ボードを両側の案内レールの間に通した状態で、内側
ガラス体の下端は、取付枠の内側上面と各案内レールの
上端との間以上の縦方向長さに亘って2つの案内レール
の間を通り抜ける横幅を有するため、その下端を各案内
レールの間に通して、内側ガラス体を案内レールに沿っ
て下方に滑らせれば、容易にマトリクスセンサを取付枠
に取付けることができる。
【0013】また、取付けるときと逆の操作をすれば、
マトリクスセンサの取外しも容易に行うことができる。
マトリクスセンサの取外しも容易に行うことができる。
【0014】マトリクスセンサでは、送信回路から複数
の折り返し状の送信線に所定の周波数の信号を順次送信
し磁界を発生させると、その送信線と電磁的に結合した
受信線には相互誘導作用により起電力が発生する。この
とき、パチンコ玉がマトリクスセンサに接近すると、パ
チンコ玉の表面にはマトリクスセンサによる磁束を打ち
消す方向に渦電流が発生する。送信線は、その渦電流の
影響でインピーダンスが変化して電流を変化させ、これ
に応じて、受信線は、起電力の大きさを変化させる。送
信・受信ボードに取付けられた受信回路は、送信回路と
同期し、各受信線から信号を受信する。
の折り返し状の送信線に所定の周波数の信号を順次送信
し磁界を発生させると、その送信線と電磁的に結合した
受信線には相互誘導作用により起電力が発生する。この
とき、パチンコ玉がマトリクスセンサに接近すると、パ
チンコ玉の表面にはマトリクスセンサによる磁束を打ち
消す方向に渦電流が発生する。送信線は、その渦電流の
影響でインピーダンスが変化して電流を変化させ、これ
に応じて、受信線は、起電力の大きさを変化させる。送
信・受信ボードに取付けられた受信回路は、送信回路と
同期し、各受信線から信号を受信する。
【0015】マトリクスセンサは、パチンコゲーム機の
盤面で、パチンコ玉の動きを座標の変化として追うこと
ができ、パチンコゲーム機では、マトリクスセンサによ
りゲームの進行を監視し、打玉、アウト玉、入賞役物装
置のセーフ玉の状況を知り、打ち止め管理や不正による
異常のチェックをしたり、釘調整等のデータとして利用
したりすることができる。
盤面で、パチンコ玉の動きを座標の変化として追うこと
ができ、パチンコゲーム機では、マトリクスセンサによ
りゲームの進行を監視し、打玉、アウト玉、入賞役物装
置のセーフ玉の状況を知り、打ち止め管理や不正による
異常のチェックをしたり、釘調整等のデータとして利用
したりすることができる。
【0016】送信・受信ボードが取付枠の取付側の案内
レールとの間に間隙を有する場合には、信号ケーブル
は、取付側の間隙からパチンコゲーム機本体の内部へと
通され、取付枠の開閉を妨げることなく、信号を送受信
することができる。
レールとの間に間隙を有する場合には、信号ケーブル
は、取付側の間隙からパチンコゲーム機本体の内部へと
通され、取付枠の開閉を妨げることなく、信号を送受信
することができる。
【0017】
【実施例】以下、図面に基づき、本発明の各実施例につ
いて説明する。図1〜図21は本発明の第1実施例を示
している。図3に示すように、パチンコゲーム機10
は、盤面11に案内レール12に沿ってパチンコ玉を打
込むようになっており、その盤面11は案内レール12
の内側がゲーム域をなしている。このゲーム域には、パ
チンコ玉を弾く多数の釘13,13…が打ち込まれ、諸
所にセーフ孔14a,14a…が開設され、上流から下
流の間の盤面中央部に入賞役物装置14bが設けられ、
ゲーム域の下端にアウト孔15が開設されている。入賞
役物装置14bは、入賞により変動して多数のパチンコ
玉をセーフ玉とする装置である。パチンコゲーム機10
の前面にはパチンコ玉の打ち出し操作をする打ち出しハ
ンドル33と、出玉を受け取る玉皿34とが設けられて
いる。
いて説明する。図1〜図21は本発明の第1実施例を示
している。図3に示すように、パチンコゲーム機10
は、盤面11に案内レール12に沿ってパチンコ玉を打
込むようになっており、その盤面11は案内レール12
の内側がゲーム域をなしている。このゲーム域には、パ
チンコ玉を弾く多数の釘13,13…が打ち込まれ、諸
所にセーフ孔14a,14a…が開設され、上流から下
流の間の盤面中央部に入賞役物装置14bが設けられ、
ゲーム域の下端にアウト孔15が開設されている。入賞
役物装置14bは、入賞により変動して多数のパチンコ
玉をセーフ玉とする装置である。パチンコゲーム機10
の前面にはパチンコ玉の打ち出し操作をする打ち出しハ
ンドル33と、出玉を受け取る玉皿34とが設けられて
いる。
【0018】図4に示すように、パチンコゲーム機10
の正面には、取付枠80が開閉自在に設けられている。
取付枠80は、図5および図6に示すように、正方形状
の輪郭を有し、開口部81を覆う表面ガラス体16と、
盤面側両側部82に設けられた2本の互いに対向する案
内レール83とを有している。各案内レール83は、上
端83aは、枠補強ガイド85により下端83bが、支
持枠部材84により閉じられており、取付枠80の縦方
向に延びる溝83cを有している。
の正面には、取付枠80が開閉自在に設けられている。
取付枠80は、図5および図6に示すように、正方形状
の輪郭を有し、開口部81を覆う表面ガラス体16と、
盤面側両側部82に設けられた2本の互いに対向する案
内レール83とを有している。各案内レール83は、上
端83aは、枠補強ガイド85により下端83bが、支
持枠部材84により閉じられており、取付枠80の縦方
向に延びる溝83cを有している。
【0019】取付枠80には、内側ガラス体17が取付
けられるようになっており、盤面11は、外側を覆う表
面ガラス体16と、内側であって盤面側である内側ガラ
ス体17との2枚のガラスにより覆われている。
けられるようになっており、盤面11は、外側を覆う表
面ガラス体16と、内側であって盤面側である内側ガラ
ス体17との2枚のガラスにより覆われている。
【0020】図1に示すように、内側ガラス体17は、
2本の案内レール83に沿って両側を案内される横幅、
すなわち、2本の案内レール83の間の間隔qより長
く、対向する溝83cの間の間隔sより短い横幅jを有
し、下端17pは下隅部に面取りした傾斜端86を有し
ている。
2本の案内レール83に沿って両側を案内される横幅、
すなわち、2本の案内レール83の間の間隔qより長
く、対向する溝83cの間の間隔sより短い横幅jを有
し、下端17pは下隅部に面取りした傾斜端86を有し
ている。
【0021】傾斜端86は、内側ガラス体17を面取り
することにより容易に形成することができ、傾斜端86
のため、内側ガラス体17は、ほぼ正方形の2つの下隅
部を切欠いた形状を有し、これにより、下端17pは、
取付枠80の枠補強ガイド85の長さk以上の縦方向長
さlに亘って2つの案内レール83の間を通り抜け通り
抜けられるような幅q以下になっている。
することにより容易に形成することができ、傾斜端86
のため、内側ガラス体17は、ほぼ正方形の2つの下隅
部を切欠いた形状を有し、これにより、下端17pは、
取付枠80の枠補強ガイド85の長さk以上の縦方向長
さlに亘って2つの案内レール83の間を通り抜け通り
抜けられるような幅q以下になっている。
【0022】マトリクスセンサ20は、図7に示すよう
に、内側ガラス体17をガラス基板として面状に構成さ
れており、従って、表面ガラス体16と盤面11との間
に設けられている。図8に示すように、マトリクスセン
サ20では、1本の送信線22が折返部61でUターン
した平行の折り返し状(またはループ状)となるように
して、複数の送信線22を構成し、これらが一方向に並
列して内側ガラス体17の片面に配置して取付けられて
いる。
に、内側ガラス体17をガラス基板として面状に構成さ
れており、従って、表面ガラス体16と盤面11との間
に設けられている。図8に示すように、マトリクスセン
サ20では、1本の送信線22が折返部61でUターン
した平行の折り返し状(またはループ状)となるように
して、複数の送信線22を構成し、これらが一方向に並
列して内側ガラス体17の片面に配置して取付けられて
いる。
【0023】また、複数の受信線26も、同様に、1本
の受信線26がUターンして平行の折り返し状(または
ループ状)となるようにして、複数の受信線26を構成
し、これらが一方向に並列して内側ガラス体17の反対
面に配置して取付けられている。送信端子23および受
信端子27は、パチンコゲーム機に取り付けたときの内
側ガラス体17の上下関係でその下端に集中して配置さ
れている。
の受信線26がUターンして平行の折り返し状(または
ループ状)となるようにして、複数の受信線26を構成
し、これらが一方向に並列して内側ガラス体17の反対
面に配置して取付けられている。送信端子23および受
信端子27は、パチンコゲーム機に取り付けたときの内
側ガラス体17の上下関係でその下端に集中して配置さ
れている。
【0024】各受信線26は、各送信線22と電磁的に
結合し、パチンコ玉の接近により電磁特性が変化するよ
う各送信線22に対する面平行位置に直角の交差方向で
配置され、内側ガラス体17を基板とする各送信線22
と各受信線26とで面状のマトリクスセンサ20が構成
されている。
結合し、パチンコ玉の接近により電磁特性が変化するよ
う各送信線22に対する面平行位置に直角の交差方向で
配置され、内側ガラス体17を基板とする各送信線22
と各受信線26とで面状のマトリクスセンサ20が構成
されている。
【0025】図8の正面図で、交差する各送信線22と
各受信線26とにより囲まれる正方形状の各包囲部は、
電磁特性値たるインピーダンス変化によりパチンコ玉を
感知する検知単位20a,20a…をなしている。
各受信線26とにより囲まれる正方形状の各包囲部は、
電磁特性値たるインピーダンス変化によりパチンコ玉を
感知する検知単位20a,20a…をなしている。
【0026】図9の(A)に内側ガラス体17の拡大断
面図を、(B)に(A)で破線により丸く囲んだ部分の
拡大図を示す。内側ガラス体17は、受信線26(図8
に示す)のための保護シートである内部保護ガラス板1
7a、受信側ガラスベース基板17b、送信側ガラスベ
ース基板17c、送信線22(図8に示す)のための保
護シートである外側ガラス板17dの4重積層の構成を
有している。内側ガラス体17は、代表的に縦の長さa
が367mm±10mm、横の長さbが405mm±10mmの
大きさの四角形状を有するガラス基板であって、3.0
〜3.5mmの厚さを有している。内部保護ガラス板17
aと外側ガラス板17dとは、受信側ガラスベース基板
17bおよび送信側ガラスベース基板17cより縦の長
さが短く、内側ガラス体17は、下端17pが露出して
いる。
面図を、(B)に(A)で破線により丸く囲んだ部分の
拡大図を示す。内側ガラス体17は、受信線26(図8
に示す)のための保護シートである内部保護ガラス板1
7a、受信側ガラスベース基板17b、送信側ガラスベ
ース基板17c、送信線22(図8に示す)のための保
護シートである外側ガラス板17dの4重積層の構成を
有している。内側ガラス体17は、代表的に縦の長さa
が367mm±10mm、横の長さbが405mm±10mmの
大きさの四角形状を有するガラス基板であって、3.0
〜3.5mmの厚さを有している。内部保護ガラス板17
aと外側ガラス板17dとは、受信側ガラスベース基板
17bおよび送信側ガラスベース基板17cより縦の長
さが短く、内側ガラス体17は、下端17pが露出して
いる。
【0027】内部保護ガラス板17aと受信側ガラスベ
ース基板17bとの間には、複数の並列した折り返し状
の受信線26が挾装され、送信側ガラスベース基板17
cと外側ガラス板17dとの間には、複数の並列した折
り返し状の送信線22が挾装されている。従って、内側
ガラス体17は、送信側ガラスベース基板17cの一方
の面上に送信線22を透明接着剤層18aにより貼り合
わせて配置し、その上を覆うように外側ガラス板17d
を透明接着剤層18bにより貼り合わせ、受信側ガラス
ベース基板17bの他方の面上に受信線26を透明接着
剤層18cにより貼り合わせて配置し、その上を覆うよ
うに内部保護ガラス板17aを透明接着剤層18dによ
り貼り合わせ、送信側ガラスベース基板17cの他方の
面と、受信側ガラスベース基板17bの他方の面とを透
明接着剤層18eにより貼り合わせて構成される。
ース基板17bとの間には、複数の並列した折り返し状
の受信線26が挾装され、送信側ガラスベース基板17
cと外側ガラス板17dとの間には、複数の並列した折
り返し状の送信線22が挾装されている。従って、内側
ガラス体17は、送信側ガラスベース基板17cの一方
の面上に送信線22を透明接着剤層18aにより貼り合
わせて配置し、その上を覆うように外側ガラス板17d
を透明接着剤層18bにより貼り合わせ、受信側ガラス
ベース基板17bの他方の面上に受信線26を透明接着
剤層18cにより貼り合わせて配置し、その上を覆うよ
うに内部保護ガラス板17aを透明接着剤層18dによ
り貼り合わせ、送信側ガラスベース基板17cの他方の
面と、受信側ガラスベース基板17bの他方の面とを透
明接着剤層18eにより貼り合わせて構成される。
【0028】複数の送信線22の表側である外側ガラス
板17dの表面の全面上には、シールド用の透明導電膜
が添設されている。透明導電膜は、酸化インジウム
(I.T.O.)の膜あるいは酸化スズの膜等により形
成される。
板17dの表面の全面上には、シールド用の透明導電膜
が添設されている。透明導電膜は、酸化インジウム
(I.T.O.)の膜あるいは酸化スズの膜等により形
成される。
【0029】図8に示すように、四角形状の送信側ガラ
スベース基板17cは、その縦方向の一辺に沿って細長
いフレキシブルプリント基板(FPC)から成る送信側
折返基板19aを接着し、縦方向の反対側の辺と下端の
辺の一部に沿って同じくフレキシブル基板から成るL字
状の送信側引回基板19bを接着している。送信側折返
基板19aは、図10に示すように、銅箔から成る導電
体パターンにより複数、具体的には32本の弧状の折返
部61を一列に形成し、図11に示すように、各折返部
61の一端61aにワイヤ62の一端62aを半田63
を用いた半田付けまたは溶接により接続している。
スベース基板17cは、その縦方向の一辺に沿って細長
いフレキシブルプリント基板(FPC)から成る送信側
折返基板19aを接着し、縦方向の反対側の辺と下端の
辺の一部に沿って同じくフレキシブル基板から成るL字
状の送信側引回基板19bを接着している。送信側折返
基板19aは、図10に示すように、銅箔から成る導電
体パターンにより複数、具体的には32本の弧状の折返
部61を一列に形成し、図11に示すように、各折返部
61の一端61aにワイヤ62の一端62aを半田63
を用いた半田付けまたは溶接により接続している。
【0030】反対側の送信側引回基板19bは下端の一
部が突出しており、その突出部には、図12に示すよう
に、その縁上に、辺の一部に沿って、銅箔から成る導電
体パターンにより複数、具体的には64本の縦方向にの
びる外部接続用の送信端子23が形成されている。各送
信線22の端子側は、各送信線22の送信端子23と各
送信端子23への引回部64とを有している。各送信端
子23への引回部64は、導電体パターンにより送信側
引回基板19bに形成され、各送信端子23から送信側
引回基板19bに沿ってのびている。
部が突出しており、その突出部には、図12に示すよう
に、その縁上に、辺の一部に沿って、銅箔から成る導電
体パターンにより複数、具体的には64本の縦方向にの
びる外部接続用の送信端子23が形成されている。各送
信線22の端子側は、各送信線22の送信端子23と各
送信端子23への引回部64とを有している。各送信端
子23への引回部64は、導電体パターンにより送信側
引回基板19bに形成され、各送信端子23から送信側
引回基板19bに沿ってのびている。
【0031】各折返部61の一端61aからのびるワイ
ヤ62の他端62bは、ワイヤ62に張りを持たせ、対
応する端子側の引回部64の始点64aに、半田63を
用いた半田付けまたは溶接により接続して、引回部64
を介して送信端子23に接続されている。なお、引回部
64は、高周波障害を除去するため、2本の直線部分を
円弧部64Rで接続している。
ヤ62の他端62bは、ワイヤ62に張りを持たせ、対
応する端子側の引回部64の始点64aに、半田63を
用いた半田付けまたは溶接により接続して、引回部64
を介して送信端子23に接続されている。なお、引回部
64は、高周波障害を除去するため、2本の直線部分を
円弧部64Rで接続している。
【0032】同様に、四角形状の受信側ガラスベース基
板17aは、その横方向の上端の一辺に沿って受信側折
返基板29aを接着し、横方向の下端の辺の一部に沿っ
て細長い受信側引回基板29bを接着している。受信側
折返基板29aは、送信側折返基板19aと同様に、銅
箔から成る導電体パターンにより複数、具体的には32
本の弧状の折返部61を形成し、各折返部の一端61a
にワイヤ62の一端62aを半田63を用いた半田付け
または溶接により接続している。
板17aは、その横方向の上端の一辺に沿って受信側折
返基板29aを接着し、横方向の下端の辺の一部に沿っ
て細長い受信側引回基板29bを接着している。受信側
折返基板29aは、送信側折返基板19aと同様に、銅
箔から成る導電体パターンにより複数、具体的には32
本の弧状の折返部61を形成し、各折返部の一端61a
にワイヤ62の一端62aを半田63を用いた半田付け
または溶接により接続している。
【0033】反対側の受信側引回基板29bは図13に
示すように下端の一部が突出しており、その突出部に
は、その縁上に、辺の一部に沿って、送信側ガラスベー
ス基板17cに受信側ガラスベース基板17bを貼り合
わせたとき、互いに重ならない非対向位置に、銅箔から
成る導電体パターンにより複数、具体的には64本の縦
方向にのびる外部接続用の受信端子27が形成されてい
る。各受信線26の端子側は、各受信線26の受信端子
27と各受信端子27への引回部64とを有している。
各受信端子27への引回部64は、導電体パターンによ
り受信側引回基板29bに形成され、各受信端子27か
ら受信側引回基板29bに沿ってのびている。
示すように下端の一部が突出しており、その突出部に
は、その縁上に、辺の一部に沿って、送信側ガラスベー
ス基板17cに受信側ガラスベース基板17bを貼り合
わせたとき、互いに重ならない非対向位置に、銅箔から
成る導電体パターンにより複数、具体的には64本の縦
方向にのびる外部接続用の受信端子27が形成されてい
る。各受信線26の端子側は、各受信線26の受信端子
27と各受信端子27への引回部64とを有している。
各受信端子27への引回部64は、導電体パターンによ
り受信側引回基板29bに形成され、各受信端子27か
ら受信側引回基板29bに沿ってのびている。
【0034】各折返部61の一端61aからのびるワイ
ヤ62の他端62bは、ワイヤ62に張りを持たせ、対
応する端子側の引回部64の始点64aに、半田63を
用いた半田付けまたは溶接により接続して、引回部64
を介して受信端子27に接続されている。
ヤ62の他端62bは、ワイヤ62に張りを持たせ、対
応する端子側の引回部64の始点64aに、半田63を
用いた半田付けまたは溶接により接続して、引回部64
を介して受信端子27に接続されている。
【0035】送信線22と受信線26とは、このよう
に、各折返基板19a,29aに形成された各折返部6
1と、各引回基板19b,29bに形成された各引回部
64と、各ワイヤ62と、送信線22の端部をなす送信
端子23、受信線26の端部をなす受信端子27とによ
り構成されている。なお、各ワイヤ62は、遊技客に目
立たなくするため、その表面がつや消し処理を施した黒
色であり、光の反射を防ぐようにしてある。
に、各折返基板19a,29aに形成された各折返部6
1と、各引回基板19b,29bに形成された各引回部
64と、各ワイヤ62と、送信線22の端部をなす送信
端子23、受信線26の端部をなす受信端子27とによ
り構成されている。なお、各ワイヤ62は、遊技客に目
立たなくするため、その表面がつや消し処理を施した黒
色であり、光の反射を防ぐようにしてある。
【0036】通常のパチンコゲーム機10に好適なマト
リクスセンサ20のパターンは、送信線22が32行、
受信線26が32列で、検知単位20aの個数が合計1
024個のパターンである。なお、図8では、外側以外
のパターンを省略して図示している。
リクスセンサ20のパターンは、送信線22が32行、
受信線26が32列で、検知単位20aの個数が合計1
024個のパターンである。なお、図8では、外側以外
のパターンを省略して図示している。
【0037】送信線22,受信線26を構成するワイヤ
の太さは、好適に25μm〜30μmの値に設定され
る。本実施例の場合、図8に示すように、送信端子23
および受信端子27の全体の幅c,dは、それぞれ12
6mmであり、また、図10に示すように、送信側折返基
板19aの縦方向に伸びる部分の幅eは、10mm以下、
送信側引回基板19bの縦方向に伸びる部分の幅fは、
22mm以下に形成される。
の太さは、好適に25μm〜30μmの値に設定され
る。本実施例の場合、図8に示すように、送信端子23
および受信端子27の全体の幅c,dは、それぞれ12
6mmであり、また、図10に示すように、送信側折返基
板19aの縦方向に伸びる部分の幅eは、10mm以下、
送信側引回基板19bの縦方向に伸びる部分の幅fは、
22mm以下に形成される。
【0038】また、図12に示すように、送信端子23
および受信端子27のそれぞれ1本の幅gは、1.5mm
である。
および受信端子27のそれぞれ1本の幅gは、1.5mm
である。
【0039】図13に示すように、マトリクスセンサ2
0には、受信側ガラスベース基板17bおよび送信側ガ
ラスベース基板17cの下端部に、コネクタ取付板66
が設けられている。コネクタ取付板66は、押え部66
aにより内側ガラス体17の下端17pを両側から挟ん
で、内側ガラス体17に一体的に固定されている。コネ
クタ取付板66は、プラスチックまたはステンレス製で
あって、内側ガラス体17の幅でそれに沿って下方に延
び、マトリクスセンサ20の内側ガラス体17の延長面
上にある。
0には、受信側ガラスベース基板17bおよび送信側ガ
ラスベース基板17cの下端部に、コネクタ取付板66
が設けられている。コネクタ取付板66は、押え部66
aにより内側ガラス体17の下端17pを両側から挟ん
で、内側ガラス体17に一体的に固定されている。コネ
クタ取付板66は、プラスチックまたはステンレス製で
あって、内側ガラス体17の幅でそれに沿って下方に延
び、マトリクスセンサ20の内側ガラス体17の延長面
上にある。
【0040】コネクタ取付板66には、図8に示すよう
に、送信端子23および受信端子27に対応する位置に
送信コネクタ67aと受信コネクタ67bとが固定され
ている。送信コネクタ67aは各送信線22の送信端子
23に接続され、受信コネクタ67bは各受信線23の
受信端子27に接続されている。コネクタ取付板66
は、送信コネクタ67aと受信コネクタ67bとを備え
た位置で最も厚くなっているが、送信コネクタ67aと
受信コネクタ67bは低背型であり、コネクタ取付板6
6の最も厚い部分の厚さhは、マトリクスセンサ20の
内側ガラス体17、すなわち、内部保護ガラス板17a
および外側ガラス板17dで両面を覆われた受信側ガラ
スベース基板17bおよび送信側ガラスベース基板17
cの厚さiと同じか、ほぼ同じとなっている。
に、送信端子23および受信端子27に対応する位置に
送信コネクタ67aと受信コネクタ67bとが固定され
ている。送信コネクタ67aは各送信線22の送信端子
23に接続され、受信コネクタ67bは各受信線23の
受信端子27に接続されている。コネクタ取付板66
は、送信コネクタ67aと受信コネクタ67bとを備え
た位置で最も厚くなっているが、送信コネクタ67aと
受信コネクタ67bは低背型であり、コネクタ取付板6
6の最も厚い部分の厚さhは、マトリクスセンサ20の
内側ガラス体17、すなわち、内部保護ガラス板17a
および外側ガラス板17dで両面を覆われた受信側ガラ
スベース基板17bおよび送信側ガラスベース基板17
cの厚さiと同じか、ほぼ同じとなっている。
【0041】図1および図2に示すように、マトリクス
センサ20の内側ガラス体17は、下端17pに送信・
受信ボード171を取付けている。送信・受信ボード1
71は、2本の案内レール83の間の間隔qを通り抜け
る横幅nと、取付枠80の内部に収納される厚さoを有
し、表面ガラス体16とマトリクスセンサ20との間に
配置されている。
センサ20の内側ガラス体17は、下端17pに送信・
受信ボード171を取付けている。送信・受信ボード1
71は、2本の案内レール83の間の間隔qを通り抜け
る横幅nと、取付枠80の内部に収納される厚さoを有
し、表面ガラス体16とマトリクスセンサ20との間に
配置されている。
【0042】送信・受信ボード171は、プリント基板
から成る取付基板171aと、取付基板171aを収容
するマトリクスI/O ケース35とを備えている。取付基
板171aには、マトリクスセンサ20の複数の送信線
22へ送信する送信回路40と、複数の受信線26から
受信する受信回路50と、送信コネクタ67aおよび受
信コネクタ67bとそれぞれ接続する接合コネクタ37
とが取り付けられている。
から成る取付基板171aと、取付基板171aを収容
するマトリクスI/O ケース35とを備えている。取付基
板171aには、マトリクスセンサ20の複数の送信線
22へ送信する送信回路40と、複数の受信線26から
受信する受信回路50と、送信コネクタ67aおよび受
信コネクタ67bとそれぞれ接続する接合コネクタ37
とが取り付けられている。
【0043】送信コネクタ67aおよび受信コネクタ6
7bと接合コネクタ37とは、互いに接続することによ
り、内側ガラス体17の下端17pに送信・受信ボード
171を取付け、送信端子23を送信回路40に接続
し、受信端子27を受信回路50に接続するようになっ
ている。
7bと接合コネクタ37とは、互いに接続することによ
り、内側ガラス体17の下端17pに送信・受信ボード
171を取付け、送信端子23を送信回路40に接続
し、受信端子27を受信回路50に接続するようになっ
ている。
【0044】パチンコ玉を検知するためのパチンコ玉検
知装置を構成する信号処理システムは、図15〜図20
に示すとおりである。図15に示すように、マトリクス
センサ20は、マトリクスI/O 送信・受信ボード171
を介してCPUメモリコントロールボード172の統御
下にある。CPUメモリコントロールボード172は、
データ処理装置を構成し、通信回線179で通信可能と
なっている。また、CPUメモリコントロールボード1
72は、CPUユニット30がカード173から監視ポ
イントを読込むためのインターフェース部176を有し
ている。
知装置を構成する信号処理システムは、図15〜図20
に示すとおりである。図15に示すように、マトリクス
センサ20は、マトリクスI/O 送信・受信ボード171
を介してCPUメモリコントロールボード172の統御
下にある。CPUメモリコントロールボード172は、
データ処理装置を構成し、通信回線179で通信可能と
なっている。また、CPUメモリコントロールボード1
72は、CPUユニット30がカード173から監視ポ
イントを読込むためのインターフェース部176を有し
ている。
【0045】カード173は、パチンコ玉の監視ポイン
トを読出し可能に記憶し、インターフェース部176に
着脱可能な監視メモリのメモリカードである。カード1
73は、パチンコゲーム機10の盤面に設けられたセー
フ孔14a,14a…および打玉検出位置やアウト孔1
5の位置のデータや、セーフ孔14a,14a…および
アウト孔15に入るパチンコ玉の検出アルゴリズム等が
監視データとして記録されている。なお、カードとして
は、RAMカード、マスクROM、EPROM、ワンタ
イムROM等を用いることができる。
トを読出し可能に記憶し、インターフェース部176に
着脱可能な監視メモリのメモリカードである。カード1
73は、パチンコゲーム機10の盤面に設けられたセー
フ孔14a,14a…および打玉検出位置やアウト孔1
5の位置のデータや、セーフ孔14a,14a…および
アウト孔15に入るパチンコ玉の検出アルゴリズム等が
監視データとして記録されている。なお、カードとして
は、RAMカード、マスクROM、EPROM、ワンタ
イムROM等を用いることができる。
【0046】CPUメモリコントロールボード172に
接続されているオプション174は、パチンコゲーム機
10の盤面11と内側ガラス体617との間で動き回る
パチンコ玉の軌跡を記録するための装置である。
接続されているオプション174は、パチンコゲーム機
10の盤面11と内側ガラス体617との間で動き回る
パチンコ玉の軌跡を記録するための装置である。
【0047】オプション174は、半導体メモリ等に記
憶する方式のものもあるが、遊技客が増える時間帯に
は、パチンコゲーム機10の稼動率が高くなるため膨大
な記憶容量を必要とし、膨大な記憶容量を必要とする半
導体メモリは一般に高価であったり、より大きなスペー
スを必要としたりすることから、ハードディスクを使っ
て、パチンコ玉の動きを記録するようになっている。な
お、ハードディスクとしては、光ディスク、光・磁気デ
ィスク、アナログ式またはデジタル式テープレコーダ、
ビデオテープ、あるいは、直接パソコンを接続する方式
などのうちのいずれによるものであってもよい。
憶する方式のものもあるが、遊技客が増える時間帯に
は、パチンコゲーム機10の稼動率が高くなるため膨大
な記憶容量を必要とし、膨大な記憶容量を必要とする半
導体メモリは一般に高価であったり、より大きなスペー
スを必要としたりすることから、ハードディスクを使っ
て、パチンコ玉の動きを記録するようになっている。な
お、ハードディスクとしては、光ディスク、光・磁気デ
ィスク、アナログ式またはデジタル式テープレコーダ、
ビデオテープ、あるいは、直接パソコンを接続する方式
などのうちのいずれによるものであってもよい。
【0048】記録されたデータは、パチンコ玉の軌跡を
解析するためのソフトウェアを組み込んだコンピュータ
にかけられて演算処理され、パチンコ遊技場(ホール)
で必要なデータを得ることができる。
解析するためのソフトウェアを組み込んだコンピュータ
にかけられて演算処理され、パチンコ遊技場(ホール)
で必要なデータを得ることができる。
【0049】マトリクスI/O 送信・受信ボード171
は、送信回路40を設けた送信回路基板66aと、受信
回路50を設けた受信回路基板66bとを有している。
送信回路40は各送信線22に所定の周波数の信号を順
次送信する回路であり、受信回路50は送信回路40と
同期して各受信線26から信号を順次受信する回路であ
る。送信回路40による送信線22への電圧波形として
は、周波数1〜1.3MHzの0Vを中心とした連続の
サイン波が好適である。
は、送信回路40を設けた送信回路基板66aと、受信
回路50を設けた受信回路基板66bとを有している。
送信回路40は各送信線22に所定の周波数の信号を順
次送信する回路であり、受信回路50は送信回路40と
同期して各受信線26から信号を順次受信する回路であ
る。送信回路40による送信線22への電圧波形として
は、周波数1〜1.3MHzの0Vを中心とした連続の
サイン波が好適である。
【0050】送信回路40は、図16に示すように、送
信コネクタ41と、送信コネクタ41に接続した増幅器
42およびチャンネル切替ロジック43と、増幅器42
およびチャンネル切替ロジック43に接続したアナログ
マルチプレクサ44と、アナログマルチプレクサ44に
接続するとともに、送信コネクタ67aを介して複数、
具体的には32回路の送信線22側にそれぞれ接続した
32個のPNP+NPNのトーテムポールドライバ45
とにより構成されている。
信コネクタ41と、送信コネクタ41に接続した増幅器
42およびチャンネル切替ロジック43と、増幅器42
およびチャンネル切替ロジック43に接続したアナログ
マルチプレクサ44と、アナログマルチプレクサ44に
接続するとともに、送信コネクタ67aを介して複数、
具体的には32回路の送信線22側にそれぞれ接続した
32個のPNP+NPNのトーテムポールドライバ45
とにより構成されている。
【0051】チャンネル切替ロジック43は、図17に
示すように、カウンタIC43aを有効に利用して、ク
ロック用とリセット用との2本の制御線で動作を行なう
ものである。
示すように、カウンタIC43aを有効に利用して、ク
ロック用とリセット用との2本の制御線で動作を行なう
ものである。
【0052】受信回路50は、図18に示すように、受
信コネクタ67bを介して複数、具体的には32回路の
受信線26側にそれぞれ接続した32個のCTトランス
(変流器)51と、CTトランス51に接続したアナロ
グマルチプレクサ52と、アナログマルチプレクサ52
に接続した増幅器53およびチャンネル切替ロジック5
4と、増幅器53およびチャンネル切替ロジック54に
接続した受信コネクタ55とにより構成されている。従
って、受信回路50は、各CTトランス51を介して各
受信線26から信号を受信するようになっている。
信コネクタ67bを介して複数、具体的には32回路の
受信線26側にそれぞれ接続した32個のCTトランス
(変流器)51と、CTトランス51に接続したアナロ
グマルチプレクサ52と、アナログマルチプレクサ52
に接続した増幅器53およびチャンネル切替ロジック5
4と、増幅器53およびチャンネル切替ロジック54に
接続した受信コネクタ55とにより構成されている。従
って、受信回路50は、各CTトランス51を介して各
受信線26から信号を受信するようになっている。
【0053】CTトランス51は、各受信線26とアナ
ログマルチプレクサ52とを絶縁するとともに、各受信
線26からの信号を10倍に増幅するものである。アナ
ログマルチプレクサ52は各CTトランス51から信号
を順次受信するものであり、増幅器53はアナログマル
チプレクサ52からの信号を増幅するものである。チャ
ンネル切替ロジック54は、送信回路40のチャンネル
切替ロジック43と同様の部材である。
ログマルチプレクサ52とを絶縁するとともに、各受信
線26からの信号を10倍に増幅するものである。アナ
ログマルチプレクサ52は各CTトランス51から信号
を順次受信するものであり、増幅器53はアナログマル
チプレクサ52からの信号を増幅するものである。チャ
ンネル切替ロジック54は、送信回路40のチャンネル
切替ロジック43と同様の部材である。
【0054】図19に示すように、CPUメモリコント
ロールボード172は、送信側では、CPUユニット3
0に接続したCPUコネクタ46と、CPUコネクタ4
6を介してCPUユニット30からのスタート信号に応
じて送信クロックを送るシーケンス制御回路47と、送
信クロックを受けて送信信号を送るバンドパスフィルタ
48と、送信信号を増幅して送信コネクタへ送る増幅器
49とを有している。
ロールボード172は、送信側では、CPUユニット3
0に接続したCPUコネクタ46と、CPUコネクタ4
6を介してCPUユニット30からのスタート信号に応
じて送信クロックを送るシーケンス制御回路47と、送
信クロックを受けて送信信号を送るバンドパスフィルタ
48と、送信信号を増幅して送信コネクタへ送る増幅器
49とを有している。
【0055】また、CPUメモリコントロールボード1
72は、受信側では、受信コネクタ55からの受信信号
を増幅する増幅器71と、増幅信号を受けるバンドパス
フィルタ72と、バンドパスフィルタ72からの受信信
号を受ける全波整流・増幅器73と、全波整流・増幅器
73からの受信信号を受ける2段のローパスフィルタ7
4a,74bと、ローパスフィルタ74bからの受信信
号を受け、シーケンス制御回路47により制御されてデ
ジタルデータを双方向RAM76に送るA/Dコンバー
タ75と、そのデジタルデータを受け、シーケンス制御
回路47により制御されて受信データを書込み、CPU
コネクタ46からの読出信号に応じて受信データをCP
Uコネクタ46を介してCPUユニット30に送る双方
向RAM76とを有している。
72は、受信側では、受信コネクタ55からの受信信号
を増幅する増幅器71と、増幅信号を受けるバンドパス
フィルタ72と、バンドパスフィルタ72からの受信信
号を受ける全波整流・増幅器73と、全波整流・増幅器
73からの受信信号を受ける2段のローパスフィルタ7
4a,74bと、ローパスフィルタ74bからの受信信
号を受け、シーケンス制御回路47により制御されてデ
ジタルデータを双方向RAM76に送るA/Dコンバー
タ75と、そのデジタルデータを受け、シーケンス制御
回路47により制御されて受信データを書込み、CPU
コネクタ46からの読出信号に応じて受信データをCP
Uコネクタ46を介してCPUユニット30に送る双方
向RAM76とを有している。
【0056】双方向RAM76は、受信回路50からの
信号に基づいて、パチンコ玉の位置を各送信線22と各
受信線26とによる検知単位20aの検知データとして
記憶するメモリであって、内部にカウンタを持ってお
り、パチンコ玉のマトリックスデータの処理は、すべて
そのカウンタにより行なっている。さらに、CPUメモ
リコントロールボード172は、電源ユニット77を有
している。
信号に基づいて、パチンコ玉の位置を各送信線22と各
受信線26とによる検知単位20aの検知データとして
記憶するメモリであって、内部にカウンタを持ってお
り、パチンコ玉のマトリックスデータの処理は、すべて
そのカウンタにより行なっている。さらに、CPUメモ
リコントロールボード172は、電源ユニット77を有
している。
【0057】CPUユニット30は、カード173の監
視領域データを読込むとともに、双方向RAM76の検
知データを読込み、検知データをパチンコ玉の監視領域
データと対応させてパチンコ玉を監視するようになって
いる。
視領域データを読込むとともに、双方向RAM76の検
知データを読込み、検知データをパチンコ玉の監視領域
データと対応させてパチンコ玉を監視するようになって
いる。
【0058】次に作用を説明する。まず、マトリクスセ
ンサ20を、案内レール83に沿ってパチンコゲーム機
10の取付枠80に取付ける。このとき、案内レール8
3の上方からマトリクスセンサ20を案内レール83に
沿って真直に降ろして取付けようとすると、送信・受信
ボード171が取付枠80の上部85に当たってしま
い、マトリクスセンサ20の内側ガラス体17を案内レ
ール83に係合させることができない。
ンサ20を、案内レール83に沿ってパチンコゲーム機
10の取付枠80に取付ける。このとき、案内レール8
3の上方からマトリクスセンサ20を案内レール83に
沿って真直に降ろして取付けようとすると、送信・受信
ボード171が取付枠80の上部85に当たってしま
い、マトリクスセンサ20の内側ガラス体17を案内レ
ール83に係合させることができない。
【0059】しかしながら、下端17pの送信・受信ボ
ード171を両側の案内レール83の間に通した状態
で、内側ガラス体17の下端17pは、傾斜端86によ
り取付枠80の内側上面85の長さk以上の縦方向長さ
lに亘って2つの案内レール83の間を通り抜けられる
よう幅q(=m)以下に狭くなっているため、その下端
17pを各案内レール83の間に通して、内側ガラス体
17を案内レール83に沿って下方に滑らせれば、容易
にマトリクスセンサ20を取付枠80に取付けることが
できる。
ード171を両側の案内レール83の間に通した状態
で、内側ガラス体17の下端17pは、傾斜端86によ
り取付枠80の内側上面85の長さk以上の縦方向長さ
lに亘って2つの案内レール83の間を通り抜けられる
よう幅q(=m)以下に狭くなっているため、その下端
17pを各案内レール83の間に通して、内側ガラス体
17を案内レール83に沿って下方に滑らせれば、容易
にマトリクスセンサ20を取付枠80に取付けることが
できる。
【0060】また、取付けるときと逆の操作をすれば、
マトリクスセンサ20の取外しも容易に行うことができ
る。
マトリクスセンサ20の取外しも容易に行うことができ
る。
【0061】次に、マトリクスセンサ20によるパチン
コ玉の検出について説明する。
コ玉の検出について説明する。
【0062】CPUユニット30からのアドレス信号お
よびコントロール信号は、CPUコネクタ46を経て、
マトリクスセンサ20に伝達される。
よびコントロール信号は、CPUコネクタ46を経て、
マトリクスセンサ20に伝達される。
【0063】マトリクスセンサ20では、送信側で、シ
ーケンス制御回路47がスタート信号を受け、16MH
zの原振クロックを必要に応じて分周して送信クロック
を出力する。シーケンス制御回路47からの送信クロッ
クは、バンドパスフィルタ48によりデジタル信号から
アナログ信号へと波形整形された後、増幅器49により
増幅され、送信コネクタ41へと送られる。
ーケンス制御回路47がスタート信号を受け、16MH
zの原振クロックを必要に応じて分周して送信クロック
を出力する。シーケンス制御回路47からの送信クロッ
クは、バンドパスフィルタ48によりデジタル信号から
アナログ信号へと波形整形された後、増幅器49により
増幅され、送信コネクタ41へと送られる。
【0064】さらに、送信信号は、送信回路40で増幅
器42により増幅される。アナログマルチプレクサ44
は、チャンネル切替ロジック43により切替えられたチ
ャンネルで、トーテムポールドライバ45を順次動作
し、それによりトーテムポールドライバ45は、増幅器
42により増幅された信号を所定の周期で送信線22に
順次出力するものである(図20ステップ91参照)。
器42により増幅される。アナログマルチプレクサ44
は、チャンネル切替ロジック43により切替えられたチ
ャンネルで、トーテムポールドライバ45を順次動作
し、それによりトーテムポールドライバ45は、増幅器
42により増幅された信号を所定の周期で送信線22に
順次出力するものである(図20ステップ91参照)。
【0065】マトリクスセンサ20では、送信回路40
から複数の折り返し状の送信線22に所定の周波数の信
号を順次送信し磁界を発生させると、その送信線22と
電磁的に結合した受信線26には、相互誘導作用により
起電力が発生する。このとき、金属であるパチンコ玉が
マトリクスセンサ20の検知単位20aに接近すると、
パチンコ玉の表面にはマトリクスセンサ20による磁束
を打ち消す方向に渦電流が発生する。送信線22は、そ
の渦電流の影響でインピーダンスが変化して電流を変化
させ、これに応じて、受信線26は起電力の大きさを変
化させる。
から複数の折り返し状の送信線22に所定の周波数の信
号を順次送信し磁界を発生させると、その送信線22と
電磁的に結合した受信線26には、相互誘導作用により
起電力が発生する。このとき、金属であるパチンコ玉が
マトリクスセンサ20の検知単位20aに接近すると、
パチンコ玉の表面にはマトリクスセンサ20による磁束
を打ち消す方向に渦電流が発生する。送信線22は、そ
の渦電流の影響でインピーダンスが変化して電流を変化
させ、これに応じて、受信線26は起電力の大きさを変
化させる。
【0066】受信側では、受信回路50は、シーケンス
制御回路47により送信回路40と同期し、各CTトラ
ンス51を介して各受信線26から信号を受信する。図
18に示すように、複数の受信線26にあらわれる電磁
特性値たる電流が、CTトランス51により10倍に増
幅される。CTトランス51により増幅を行なうため、
それだけ受信側の増幅器の増幅度を大きくする必要がな
くなる。CTトランス51は、金属センサを構成するマ
トリクスセンサ20の各受信線26と受信回路50のア
ナログマルチプレクサ52とを絶縁させ、パチンコゲー
ム機10から受信回路50にノイズが入るのを防止する
とともに、受信信号を増幅する。
制御回路47により送信回路40と同期し、各CTトラ
ンス51を介して各受信線26から信号を受信する。図
18に示すように、複数の受信線26にあらわれる電磁
特性値たる電流が、CTトランス51により10倍に増
幅される。CTトランス51により増幅を行なうため、
それだけ受信側の増幅器の増幅度を大きくする必要がな
くなる。CTトランス51は、金属センサを構成するマ
トリクスセンサ20の各受信線26と受信回路50のア
ナログマルチプレクサ52とを絶縁させ、パチンコゲー
ム機10から受信回路50にノイズが入るのを防止する
とともに、受信信号を増幅する。
【0067】アナログマルチプレクサ52は、CTトラ
ンス51を経た各受信線26からの信号を、チャンネル
切替ロジック54により切替え、所定の周期で順次出力
するものである。アナログマルチプレクサ52からの信
号は、増幅器53により100倍に増幅される(図20
ステップ92参照)。
ンス51を経た各受信線26からの信号を、チャンネル
切替ロジック54により切替え、所定の周期で順次出力
するものである。アナログマルチプレクサ52からの信
号は、増幅器53により100倍に増幅される(図20
ステップ92参照)。
【0068】受信信号は、受信コネクタ55、増幅器7
1、バンドパスフィルタ72を経て、増幅および検波が
行なわれる。バンドパスフィルタ72からの受信信号
は、アナログ信号となっており、このアナログ信号は、
全波整流・増幅器73で波形整形が行なわれる。その全
波整流・増幅器73からの信号は、ローパスフィルタ7
4a,74bで積分処理により平均化が行なわれる。
1、バンドパスフィルタ72を経て、増幅および検波が
行なわれる。バンドパスフィルタ72からの受信信号
は、アナログ信号となっており、このアナログ信号は、
全波整流・増幅器73で波形整形が行なわれる。その全
波整流・増幅器73からの信号は、ローパスフィルタ7
4a,74bで積分処理により平均化が行なわれる。
【0069】次に、受信信号は、A/Dコンバータ75
に送られる。A/Dコンバータ75は、例えば12ビッ
ト等所定のビット単位でマトリクスセンサ20からの信
号をデジタル信号に変換し、シーケンス制御回路63に
より制御されて検知データを双方向RAM76に記録さ
せる(図20ステップ93参照)。この処理スピード
は、1秒間に2万5千回の高速である。双方向RAM7
6は、シーケンス制御回路63からの書込信号によりC
PUユニット30の動作とは無関係に検知データを記録
した後、1クロックを入力することによりアドレスを+
1アップする(図20ステップ94参照)。双方向RA
M76の容量は、例えば、2048バイトである。
に送られる。A/Dコンバータ75は、例えば12ビッ
ト等所定のビット単位でマトリクスセンサ20からの信
号をデジタル信号に変換し、シーケンス制御回路63に
より制御されて検知データを双方向RAM76に記録さ
せる(図20ステップ93参照)。この処理スピード
は、1秒間に2万5千回の高速である。双方向RAM7
6は、シーケンス制御回路63からの書込信号によりC
PUユニット30の動作とは無関係に検知データを記録
した後、1クロックを入力することによりアドレスを+
1アップする(図20ステップ94参照)。双方向RA
M76の容量は、例えば、2048バイトである。
【0070】次に、受信回路50のアナログマルチプレ
クサ52が、各受信線26からの信号を切替え(図20
ステップ95参照)、32本の受信線26に応じて32
回、上記ステップを繰返す(図20ステップ96参
照)。32回繰返したならば、送信回路40のアナログ
マルチプレクサ44が送信線22を切替え(図20ステ
ップ97参照)、再び、信号処理を繰返す。
クサ52が、各受信線26からの信号を切替え(図20
ステップ95参照)、32本の受信線26に応じて32
回、上記ステップを繰返す(図20ステップ96参
照)。32回繰返したならば、送信回路40のアナログ
マルチプレクサ44が送信線22を切替え(図20ステ
ップ97参照)、再び、信号処理を繰返す。
【0071】こうして、受信信号が変化した受信線26
と、そのとき送信した送信線22,22…とをスキャン
ニングにより検出し、その交差位置からマトリクスセン
サ20でのパチンコ玉の位置を座標として把握すること
ができる。検知単位20aの個数は送信線22が32
行、受信線26が32列で合計1024個であるため、
パチンコ玉が盤面11のどのセーフ孔14aおよびアウ
ト孔15を通過しても検出することができる。
と、そのとき送信した送信線22,22…とをスキャン
ニングにより検出し、その交差位置からマトリクスセン
サ20でのパチンコ玉の位置を座標として把握すること
ができる。検知単位20aの個数は送信線22が32
行、受信線26が32列で合計1024個であるため、
パチンコ玉が盤面11のどのセーフ孔14aおよびアウ
ト孔15を通過しても検出することができる。
【0072】双方向RAM76は、受信回路50からの
信号に基づいて、受信信号が変化した受信線26と、そ
のとき送信した送信線22との交差位置からマトリクス
センサ20でのパチンコ玉の位置を各送信線22と各受
信線26とによる検知単位20aの検知データとして記
憶する。
信号に基づいて、受信信号が変化した受信線26と、そ
のとき送信した送信線22との交差位置からマトリクス
センサ20でのパチンコ玉の位置を各送信線22と各受
信線26とによる検知単位20aの検知データとして記
憶する。
【0073】CPUユニット30は、必要に応じて読出
スタート信号により双方向RAM76に記録されたパチ
ンコ玉の位置に関する検知データを読込み、演算処理を
行ない、検知データをカード173に記憶されるパチン
コ玉の監視データと対応させてパチンコ玉を監視する。
スタート信号により双方向RAM76に記録されたパチ
ンコ玉の位置に関する検知データを読込み、演算処理を
行ない、検知データをカード173に記憶されるパチン
コ玉の監視データと対応させてパチンコ玉を監視する。
【0074】CPUユニット30は、この処理を繰返
す。マトリクスセンサ20は、パチンコゲーム機10の
盤面11でのパチンコ玉の入玉状況等、その動きを座標
の変化として追うことができる。パチンコゲーム機10
では、マトリクスセンサ20によりゲームの進行を監視
し、打玉、アウト玉、入賞役物装置14bのセーフ玉の
状況を知ることにより、打ち止め管理や不正による異常
のチェックをしたり、釘調整等のデータとして利用した
りすることができる。
す。マトリクスセンサ20は、パチンコゲーム機10の
盤面11でのパチンコ玉の入玉状況等、その動きを座標
の変化として追うことができる。パチンコゲーム機10
では、マトリクスセンサ20によりゲームの進行を監視
し、打玉、アウト玉、入賞役物装置14bのセーフ玉の
状況を知ることにより、打ち止め管理や不正による異常
のチェックをしたり、釘調整等のデータとして利用した
りすることができる。
【0075】マトリクスセンサ20は、送信コネクタ6
7aおよび受信コネクタ67bが接合コネクタ37と着
脱可能であるため、故障した場合にも、内側ガラス体1
7をマトリクスI/O 送信・受信ボード171から取り外
して、容易に交換や取付けをすることができ、また、マ
トリクスセンサ20を搭載していないパチンコゲーム機
にマトリクスセンサ20を取り付けることも容易に行な
うことができる。
7aおよび受信コネクタ67bが接合コネクタ37と着
脱可能であるため、故障した場合にも、内側ガラス体1
7をマトリクスI/O 送信・受信ボード171から取り外
して、容易に交換や取付けをすることができ、また、マ
トリクスセンサ20を搭載していないパチンコゲーム機
にマトリクスセンサ20を取り付けることも容易に行な
うことができる。
【0076】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。なお、第1実施例と同種の部材には、同一の符号を
付し、重複した説明を省略する。図21に示すように、
内側ガラス体17の下端17pは、送信・受信ボード1
71と同じ横幅nを有し、2つの案内レール83の間を
通り抜けることができるようになっている。下端17p
は下隅部を直角に面取りした切欠部87を有している。
他の構成および作用は、第1実施例と同様であり、省略
する。
る。なお、第1実施例と同種の部材には、同一の符号を
付し、重複した説明を省略する。図21に示すように、
内側ガラス体17の下端17pは、送信・受信ボード1
71と同じ横幅nを有し、2つの案内レール83の間を
通り抜けることができるようになっている。下端17p
は下隅部を直角に面取りした切欠部87を有している。
他の構成および作用は、第1実施例と同様であり、省略
する。
【0077】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。なお、第1実施例と同種の部材には、同一の符号を
付し、重複した説明を省略する。取付枠80は、一方の
側部80aがパチンコゲーム機本体10aに蝶番により
回動可能に取付けられている。内側ガラス体17の下端
17pは、下隅部に面取りした傾斜端86を有してい
る。
る。なお、第1実施例と同種の部材には、同一の符号を
付し、重複した説明を省略する。取付枠80は、一方の
側部80aがパチンコゲーム機本体10aに蝶番により
回動可能に取付けられている。内側ガラス体17の下端
17pは、下隅部に面取りした傾斜端86を有してい
る。
【0078】マトリクスI/O 送信・受信ボード171
は、両側に、内側ガラス体17の傾斜端86を延長した
角度で傾斜部88を有している。傾斜部88により、送
信・受信ボード171は、取付枠80の取付側の案内レ
ール83との間に間隙89を有し、間隙89からパチン
コゲーム機本体10aの内部を通して、マトリクスセン
サ20を制御するCPUメモリコントロールボード17
2に信号ケーブル171aを接続されている。
は、両側に、内側ガラス体17の傾斜端86を延長した
角度で傾斜部88を有している。傾斜部88により、送
信・受信ボード171は、取付枠80の取付側の案内レ
ール83との間に間隙89を有し、間隙89からパチン
コゲーム機本体10aの内部を通して、マトリクスセン
サ20を制御するCPUメモリコントロールボード17
2に信号ケーブル171aを接続されている。
【0079】信号ケーブル171aは、取付側の間隙8
9からパチンコゲーム機本体10aの内部へと通される
ので、取付枠80の開閉を妨げることなく、信号を送受
信することができる。
9からパチンコゲーム機本体10aの内部へと通される
ので、取付枠80の開閉を妨げることなく、信号を送受
信することができる。
【0080】なお、各実施例において、案内レールは、
内側ガラス体について、前後方向および左右方向を拘束
して、上下方向に案内するものであれば、他の構成のも
のであってもよい。
内側ガラス体について、前後方向および左右方向を拘束
して、上下方向に案内するものであれば、他の構成のも
のであってもよい。
【0081】また、内側ガラス体17は、内部保護ガラ
ス板17a、受信側ガラスベース基板17b、送信側ガ
ラスベース基板17c、外側ガラス板17dの4重積層
により構成されるほか、受信側ガラスベース基板17b
および送信側ガラスベース基板17cを1枚で構成する
ことにより、3重積層の構成としてもよい。
ス板17a、受信側ガラスベース基板17b、送信側ガ
ラスベース基板17c、外側ガラス板17dの4重積層
により構成されるほか、受信側ガラスベース基板17b
および送信側ガラスベース基板17cを1枚で構成する
ことにより、3重積層の構成としてもよい。
【0082】
【発明の効果】本発明にかかるパチンコ玉検知装置およ
びパチンコゲーム機によれば、盤面に沿ったマトリクス
センサを用いてパチンコ玉を検知するので、パチンコ玉
の検出をその盤面で行うことができるようにしたセンサ
ガラスをパチンコ台に取り付けるに当り、センサ下部に
取り付けられた送信・受信用回路の突出部があっても、
今までのパチンコ機のように、ガラス厚しか用意されて
いないガラス枠にも取付けられるようになった。
びパチンコゲーム機によれば、盤面に沿ったマトリクス
センサを用いてパチンコ玉を検知するので、パチンコ玉
の検出をその盤面で行うことができるようにしたセンサ
ガラスをパチンコ台に取り付けるに当り、センサ下部に
取り付けられた送信・受信用回路の突出部があっても、
今までのパチンコ機のように、ガラス厚しか用意されて
いないガラス枠にも取付けられるようになった。
【0083】送信・受信ボードが取付枠の取付側の案内
レールとの間に間隙を有する場合には、信号ケーブル
は、取付側の間隙からパチンコゲーム機本体の内部へと
通されるので、取付枠の開閉を妨げることなく、信号を
送受信することができる。
レールとの間に間隙を有する場合には、信号ケーブル
は、取付側の間隙からパチンコゲーム機本体の内部へと
通されるので、取付枠の開閉を妨げることなく、信号を
送受信することができる。
【図1】本発明の第1実施例を示すマトリクスセンサの
概略正面図である。
概略正面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すマトリクスセンサの
概略側面図である。
概略側面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示すパチンコゲーム機と
マトリクスセンサとを概念的に分解して示した斜視図で
ある。
マトリクスセンサとを概念的に分解して示した斜視図で
ある。
【図4】本発明の第1実施例を示すパチンコゲーム機の
取付枠を開いた状態を示した正面図である。
取付枠を開いた状態を示した正面図である。
【図5】本発明の第1実施例を示すパチンコゲーム機の
取付枠の斜視図である。
取付枠の斜視図である。
【図6】本発明の第1実施例を示すパチンコゲーム機の
取付枠の、内側ガラス体をずらした状態の斜視図であ
る。
取付枠の、内側ガラス体をずらした状態の斜視図であ
る。
【図7】本発明の第1実施例を示すパチンコゲーム機の
部分縦断面図である。
部分縦断面図である。
【図8】本発明の第1実施例を示すマトリクスセンサの
正面図である。
正面図である。
【図9】本発明の第1実施例を示すマトリクスセンサを
有する内側ガラス体の拡大断面図である。
有する内側ガラス体の拡大断面図である。
【図10】本発明の第1実施例を示す送信線の詳細な正
面図である。
面図である。
【図11】本発明の第1実施例を示すワイヤの接続状態
を示す送信線の拡大断面図である。
を示す送信線の拡大断面図である。
【図12】本発明の第1実施例を示す送信端子の拡大正
面図である。
面図である。
【図13】本発明の第1実施例を示す図8に示すマトリ
クスセンサのXIII−XIII線断面図である。
クスセンサのXIII−XIII線断面図である。
【図14】本発明の第1実施例を示す図8に示すマトリ
クスセンサのXIV−XIV線断面図である。
クスセンサのXIV−XIV線断面図である。
【図15】本発明の第1実施例を示すパチンコ玉検知装
置の概略構成図である。
置の概略構成図である。
【図16】本発明の第1実施例を示すマトリクスI/O 送
信・受信ボードの送信回路のブロック図である。
信・受信ボードの送信回路のブロック図である。
【図17】本発明の第1実施例を示すチャンネル切替ロ
ジックの主要部を示すブロック図である。
ジックの主要部を示すブロック図である。
【図18】本発明の第1実施例を示すマトリクスI/O 送
信・受信ボードの受信回路のブロック図である。
信・受信ボードの受信回路のブロック図である。
【図19】本発明の第1実施例を示すCPUメモリコン
トロールボードの受信および送信回路のブロック図であ
る。
トロールボードの受信および送信回路のブロック図であ
る。
【図20】本発明の第1実施例を示すマトリクスセンサ
のスキャンニングのフローチャートである。
のスキャンニングのフローチャートである。
【図21】本発明の第2実施例を示すマトリクスセンサ
の概略正面図である。
の概略正面図である。
【図22】本発明の第3実施例を示すパチンコゲーム機
の取付枠を開いた状態を示した正面図である。
の取付枠を開いた状態を示した正面図である。
B…パチンコ玉、10…パチンコゲーム機、11…盤
面、13…釘、14a…セーフ孔、15…アウト孔、1
7…内側ガラス体、17a…内部保護ガラス板、17b
…受信側ガラスベース基板、17c…送信側ガラスベー
ス基板、17d…外側ガラス板、19a,29a…折返
基板、19b,29b…引回基板、20…マトリクスセ
ンサ、20a…検知単位、22…送信線、23…送信端
子、26…受信線、27…受信端子、30…CPUユニ
ット、40…送信回路、44,52…アナログマルチプ
レクサ、47…シーケンス制御回路、50…受信回路、
51…CTトランス、53…増幅器、61…折返部、6
2…ワイヤ、64…引回部、66…コネクタ取付板、6
7a…送信コネクタ、67b…受信コネクタ、75…A
/Dコンバータ、76…双方向RAM、80…取付枠、
83…案内レール、86…傾斜端、171…マトリクス
I/O 送信・受信ボード、171a…信号ケーブル、17
2…CPUメモリコントロールボード、173…カー
ド、174…オプション、175…パーソナルコンピュ
ータ、176…インターフェース部、179…通信回
線。
面、13…釘、14a…セーフ孔、15…アウト孔、1
7…内側ガラス体、17a…内部保護ガラス板、17b
…受信側ガラスベース基板、17c…送信側ガラスベー
ス基板、17d…外側ガラス板、19a,29a…折返
基板、19b,29b…引回基板、20…マトリクスセ
ンサ、20a…検知単位、22…送信線、23…送信端
子、26…受信線、27…受信端子、30…CPUユニ
ット、40…送信回路、44,52…アナログマルチプ
レクサ、47…シーケンス制御回路、50…受信回路、
51…CTトランス、53…増幅器、61…折返部、6
2…ワイヤ、64…引回部、66…コネクタ取付板、6
7a…送信コネクタ、67b…受信コネクタ、75…A
/Dコンバータ、76…双方向RAM、80…取付枠、
83…案内レール、86…傾斜端、171…マトリクス
I/O 送信・受信ボード、171a…信号ケーブル、17
2…CPUメモリコントロールボード、173…カー
ド、174…オプション、175…パーソナルコンピュ
ータ、176…インターフェース部、179…通信回
線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−279190(JP,A) 実開 昭55−154075(JP,U) 特公 平1−3506(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A63F 7/02 G01B 7/00
Claims (5)
- 【請求項1】パチンコゲーム機の盤面に沿った内側ガラ
ス体の取付枠に取付けられるパチンコ玉検知装置であっ
て、複数の並列した折り返し状の送信線を前記内側ガラ
ス体の片面に取り付け、パチンコ玉の接近により電磁特
性が変化する複数の並列した折り返し状の受信線を、前
記送信線と交差方向で電磁的に結合させて配置して面状
に構成され、各送信線と各受信線との包囲部に検知単位
を有するマトリクスセンサを有し、前記取付枠は、ほぼ
正方形状の輪郭を有し、前面開口部を覆う表面ガラス体
と、盤面側両側部に設けられた2本の互いに対向する案
内レールとを有し、各案内レールは上端が開放し下端が
閉じられており、前記内側ガラス体は、下端に送信・受
信ボードを取付けており、前記2本の案内レールに沿っ
て両側を案内される横幅を有し、前記下端は、前記取付
枠の内側上面と各案内レールの前記上端との間以上の縦
方向長さに亘って前記2本の案内レールの間を通り抜け
られるよう狭くなっており、前記2本の案内レールの間
を通り抜ける横幅と、前記取付枠の内部に収納される厚
さを有することを、特徴とするパチンコ玉検知装置。 - 【請求項2】各案内レールは前記取付枠の縦方向に延び
る溝を有し、前記2本の案内レールの溝は互いに対向
し、前記内側ガラス体の横幅は、前記2本の案内レール
の間の間隔より長く、対向する前記溝の間の間隔より短
いことを特徴とする請求項1記載のパチンコ玉検知装
置。 - 【請求項3】前記内側ガラス体は、2つの下隅部を切欠
いた形状を有することを特徴とする請求項1または2記
載のパチンコ玉検知装置。 - 【請求項4】請求項1,2または3記載のパチンコ玉検
知装置を盤面に沿って内側ガラス体の取付枠に取付けた
ことを特徴とするパチンコゲーム機。 - 【請求項5】前記取付枠は、一方の側部がパチンコゲー
ム機本体に回動可能に取付けられ、前記送信・受信ボー
ドは、前記取付枠の取付側の前記案内レールとの間に間
隙を有し、該間隙から前記パチンコゲーム機本体の内部
を通して前記マトリクスセンサの制御装置に信号ケーブ
ルを接続されていることを特徴とする請求項4記載のパ
チンコゲーム機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17792991A JP2769551B2 (ja) | 1991-03-07 | 1991-07-18 | パチンコ玉検知装置およびパチンコゲーム機 |
KR1019920012847A KR930001952A (ko) | 1991-07-18 | 1992-07-18 | 빠징꼬 구슬 검지 장치 및 빠징꼬 게임기 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-41995 | 1991-03-07 | ||
JP4199591 | 1991-03-07 | ||
JP17792991A JP2769551B2 (ja) | 1991-03-07 | 1991-07-18 | パチンコ玉検知装置およびパチンコゲーム機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04329986A JPH04329986A (ja) | 1992-11-18 |
JP2769551B2 true JP2769551B2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=26381639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17792991A Expired - Fee Related JP2769551B2 (ja) | 1991-03-07 | 1991-07-18 | パチンコ玉検知装置およびパチンコゲーム機 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2769551B2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-18 JP JP17792991A patent/JP2769551B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH04329986A (ja) | 1992-11-18 |
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